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プラチナ相場は調整局面から値固めへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2023/02/15 09:38 配信元:FISCO
*09:38JST プラチナ相場は調整局面から値固めへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナ相場は調整局面から値固めへ』と述べています。

続いて、『NYプラチナは節目の1000ドルを下回ったことで、中国勢の買いが期待される。プラチナは今年の需給が引き締まるとの観測に加え、将来的には「水素グリーンエネルギー」という大きなテーマがあるため、安値では実需買いが入り、下値をサポートしよう』と伝えています。

次に、『最大の生産国である南アフリカでは、電力不足の影響でプラチナ生産に障害が起きている。南アフリカのプラチナ生産は 1990年代に年平均成長率約4% を記録し、2000年代には初めて124.4トンに達した』と解説、『新型コロナウイルス感染症の影響で減産となるまで、124.4トンを割ったのは大規模なストライキが起こった2014 年のみだった』とし、しかし、『今や過去3年間のうちの2年は124.4トンに達せず、そして 2023年も再び124.4トンを割るとみられている。電力不足が安定供給を脅かす最大の要因となっている。プラチナの供給逼迫は容易に解消しそうにない』と言及しています。

一方で、『世界景気後退懸念が和らぎ、自動車の排ガス浄化触媒向け需要の回復が期待されている。自動車メーカーが触媒として、パラジウムから白金にシフトする動きが強まっているようだ』とし、『ロシア産パラジウムが供給リスクとして敬遠されていることを背景に、プラチナ需要が増加すると見られている。そのため、プラチナのパラジウムに対する割安感が徐々に解消されている』と述べています。

陳さんは、『プラチナとパラジウムの価格差はピーク時には1800ドルを超えていたが、今は630ドル台に縮小している。以前は、プラチナの方がパラジウムよりも高かった事を考えると、価格差はさらに縮小していくだろう』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月8日付「プラチナ相場は調整局面から値固めへ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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