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南アフリカランド円今週の予想(2月6日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2023/02/10 09:54 配信元:FISCO
*09:54JST 南アフリカランド円今週の予想(2月6日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、保ち合いが続きそうだ』と述べています。

続いて、『1月米雇用統計が予想以上に良好だったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを予想以上に継続させるとの見方からドルは堅調に推移しよう』と述べ、『3日に発表された1月米雇用統計では、非農業部門就業者数が51万7000人増加し、市場予想を大幅に上回る伸びとなった。市場では20万人を下回るとの予想が多かった。失業率は3.4%と53年半超ぶりの低水準。22年12月の就業者数の伸びは修正されて26万人増となった。非農業部門就業者数のサプライズは、ハト派的と受け止められたFOMCを覆すだけのインパクトがあり、過熱している労働市場を背景にFRBの引き締めは予想以上に長引く可能性が出てきた』と伝えています。

次に、『一方、南アフリカ中銀は1月26日に、インフレ抑制に向けて政策金利を0.25%引き上げて7.25%としたが、上げ幅はエコノミスト調査予想の0.50%よりも小幅で、「利上げ打ち止め」を示唆した。そのため、金融政策の違いから南アランドは対ドルで軟調に推移しそうだ』と分析しています。

また、『国営電力会社エスコムによる相次ぐ計画停電により、南アフリカでは慢性的な電力不足に陥っているため、同国の経済の先行きには不透明感が強い。南ア中銀は先月26日に、2023年の経済成長率見通しを+1.1%から+0.3%へ下方修正した』と言及しています。

一方で、『ただ、南ア12月貿易収支や南ア1月製造業PMIがいずれも市場予想を上回ったことはサポート要因となろう』と述べています。

陳さんは、『今週は南ア1月SACCI景況感指数や、南ア12月製造業生産が注目される。市場予想を下回る場合は、南アランド売りが強まろう』と考察しています。

こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.40円~7.80円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月7日付「南アフリカランド円今週の予想(2月6日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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