本日の注目個別銘柄

ミクニ、アバール、DNA研など

配信日時:2022/11/18 15:37 配信元:FISCO
<8473> SBI 2575 -44急反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から
「ニュートラル」に格下げ、目標株価も3400円から3100円に引き下げている。調達コスト上昇の影響が第3四半期以降想定されるなど、韓国貯蓄銀行の利益悪化が懸念材料としている。また、来年度以降に配当方針が変更される可能性、新生銀行の再編の行方なども不透明要因と指摘しているようだ。

<6923> スタンレー電 2892 +176大幅続伸。前日に決算説明会が開催されてたようで、一段の評価の高まりへとつながっている。深紫外LEDや高出力赤外VCSELなどの開発進捗が確認されているほか、北米市場向けADBを23年度に量産する方針なども明らかになっている。直近では業績上方修正に評価が高まる形となっていたが、先行き期待などは一段と高まる方向へ。

<9715> トラコス 3315 +75大幅続伸。SBI証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を4470円としている。BPO市場の拡大を追い風にワンストップサービスを提供する唯一無二の企業と評価している。スポット案件の反動減で収益は一時的に鈍化傾向に向かうとみているものの、アウトソーシング市場の拡大、ワンストップサービスやDXサービス本格化などにより、中期的には再度、成長路線へ回帰すると予想しているもよう。

<2170> LINK&M 744 +40大幅続伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に引き上げ、フェアバリューは1000円を据え置いてた。株価調整を評価引き上げの背景としているもようだが、「モチベーションクラウド」、「ストレッチクラウド」のサービス拡大、キャリアスクール事業での構造改革効果などにより、当面の利益成長は続くと期待している。今期の営業益倍増に続き、23年12月期は31%増、24年12月期は25%増を予想。

<6779> 日電波 1624 +84大幅続伸。前日に決算説明会が開催されたようで、買い材料につながっているとみられる。車載や移動体などにおける良好な事業環境が示されているようだ。また、車載は1台当たりの員数増加、スマホは5G比率の上昇、産機は小型OCXO投入効果などが見込まれ、24年3月期の順調な売上拡大見通しが示されたことなどもポジティブ視のもよう。

<6918> アバール 3330 +349急伸。前日に投資有価証券売却益の計上を発表している。保有する上場有価証券1銘柄を売却、売却益3494百万円を第3四半期において特別利益として計上するとしている。
それに伴い、23年3月期純利益は従来予想の16.4億円から40.9億円にまで上方修正。また、年間配当金も従来計画の94円から234円にまで引き上げている。前日終値ベースでの配当利回りは7.8%にまで高まる形に。

<7247> ミクニ 381 +80ストップ高。インドの現地法人MIDでは、新たにインドの主要二輪車メーカーであるBajaj Auto Limitedより燃料噴射システムを受注し、10月より生産を開始したと発表した。受注先企業はインド二輪市場で第4位のメーカーで、年間約200万台を生産しているもよう。計6モデルに順次搭載される見通しとしている。インド市場における燃料噴射システムの拡大期待があらためて高まる形になっているもよう。

<3446> ジェイテックコーポレ 1685 +50大幅続伸。同社製品「CellPet 3D-iPS」を使用した研究成果が、東京医科歯科大学消化器病態学より発表されたと伝わっている。今回研究グループでは、iPS細胞由来のヒト腸オルガノイドを完全浮遊状態で誘導、成熟させる技術の開発に世界で初めて成功したもよう。高い技術力などを評価する動きが強まっている。

<7927> ムトー精工 670 +35大幅反発。前日に発表した自己株式の取得実施が好感材料視されている。発行済み株式数の1.4%に当たる10万株、8000万円を取得上限としており、取得期間は11月18日から23年3月31日まで。株主還元の充実および資本効率の向上を取得目的としている。同社の自社株買い実施は2013年以来とみられる。当面の需給面での下支え材料につながるとしてポジティブな反応が優勢。

<2397> DNA研 559 -44大幅反落。「肺がんコンパクトパネル Dx マルチコンパニオン診断システム」の高度管理医療機器製造販売承認を取得したと前日に発表。昨年10月に開示した製造販売承認申請が今回承認された形に。これにより、肺がん、特に非小細胞肺癌患者のコンパニオン診断として、代表的ドライバー遺伝子である4遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定を行うことが可能という。ただ、連騰警戒感から次第に利食い売りが優勢に。 <ST>

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