注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はこう着、カナダドルに底堅さ *15:18JST 東京為替:ドル・円はこう着、カナダドルに底堅さ 12日午後の東京市場でドル・円は149円20銭付近と、こう着した値動きが続く。一方、カナダドルはドルや円に対して底堅い。前週末に発表された失業率は低下し、新規雇用者数は増加。想定外に強い雇用統計は利下げを見込んだカナダドル売りを弱めた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円08銭から149円30銭、ユーロ・円は160円84銭から161円10銭、ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0799ドル。 <TY> 2024/02/12 15:18 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、クロス円も追随 *14:43JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、クロス円も追随 12日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、午前中に付けた安値の149円08銭から値を戻した。米10年債利回りは小幅に上昇し、ドル買いに振れやすい。ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルでやや下押しされたが、対円ではドル・円に支えられた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円08銭から149円30銭、ユーロ・円は160円84銭から161円10銭、ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0799ドル。 <TY> 2024/02/12 14:43 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、米株式先物はマイナス *14:07JST 東京為替:ドル・円は小動き、米株式先物はマイナス 12日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、149円20銭付近でのもみ合いが続く。日本や中国の休場で手がかりが乏しく、積極的な売り買いは手控えられているもよう。一方、時間外取引の米株式先物は軟調地合いとなり、先行き動向が注目される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円08銭から149円30銭、ユーロ・円は160円84銭から161円10銭、ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0799ドル。 <TY> 2024/02/12 14:07 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:底堅い値動きか、根強い早期利下げ期待で *13:56JST 米国株見通し:底堅い値動きか、根強い早期利下げ期待で (13時40分現在)S&P500先物      5,043.25(-0.75)ナスダック100先物  18,026.75(-12.50)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は変わらず。長期金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ9日の主要3指数は高安まちまち。ナスダックとS&Pは上げ幅拡大で4日続伸、4日ぶり反落のダウは下げ幅縮小も54ドル安の38671ドルで引けた。連邦準備制度理事会(FRB)当局者の利下げ時期に関する見解は分かれ、過度な金利高は抑制された。それを受けエヌビディアやアマゾンなど主力ハイテクが買われ相場をけん引。半面、好業績のウォルト・ディズニーやキャタピラーは買いが一巡し、調整の売りが指数を下押しした。本日は底堅い値動きか。FRB当局者は早期利下げに慎重な姿勢を維持する公算で、長期金利が低下しなければ買いは入りづらいだろう。ただ、明日の1月消費者物指数(CPI)は前年比+2.9、コア指数は同+3.7%と前回を下回る見通し。インフレ率低下の予想を背景に、利下げ期待の買いは入りやすい。特に、金利安に振れればハイテク買いは継続しよう。もっとも、今週の小売売上高は前回を下回るとみられ内容を見極める展開となりそうだ。 <TY> 2024/02/12 13:56 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、材料難で様子見 *13:44JST 東京為替:ドル・円は変わらず、材料難で様子見 12日午後の東京市場でドル・円は149円20銭台と、ほぼ変わらずの値動き。日本や中国の休場で具体的な手がかりが乏しく、様子見ムードが広がる。米10年債利回りは底堅く、ドル売りは後退。一方、米株式先物はまちまちで、円売りは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円08銭から149円30銭、ユーロ・円は160円84銭から161円10銭、ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0799ドル。 <TY> 2024/02/12 13:44 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、ドル買い基調継続 *13:26JST 東京為替:ドル・円は底堅い、ドル買い基調継続 12日午後の東京市場でドル・円は149円20銭台と、底堅い値動き。日本や中国の休場で薄商いのなか米10年債利回りはほぼ横ばいとなり、全般的に動意は薄い。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測は後退し、ややドル買いに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円08銭から149円30銭、ユーロ・円は160円84銭から161円10銭、ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0799ドル。 <TY> 2024/02/12 13:26 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、高値圏で売り圧力も *12:19JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、高値圏で売り圧力も 日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本や中国の休場で薄商いのなか、早朝に米10年債利回りの低下によるドル売りが先行。前週末海外市場で昨年11月以来の高値圏に浮上したことから売り圧力が強まったが、下げは一服し149円台を維持している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円08銭から149円30銭、ユーロ・円は160円84銭から161円10銭、ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0799ドル。 <TY> 2024/02/12 12:19 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は149円20銭近辺で推移 *11:36JST 東京為替:ドル・円は149円20銭近辺で推移 12日午前の東京市場でドル・円は149円20銭近辺で推移。149円32銭から149円08銭まで下落。米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡したが、149円以下には顧客筋などのドル買い興味が残されている。中国本土市場は休場のため、ドルは主に149円台前半でもみ合う状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは149円08銭-149円32銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0781ドル-1.0799ドル、ユーロ・円は強含み。160円84銭から161円10銭まで戻している。 <MK> 2024/02/12 11:36 注目トピックス 市況・概況 東京為替:149円以下にドル買い興味残る *10:05JST 東京為替:149円以下にドル買い興味残る 12日午前の東京市場でドル・円は149円10銭近辺で推移。149円32銭から149円08銭まで下落。米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡したが、149円以下には顧客筋などのドル買い興味が残されており、ドルは主に149円台前半でもみ合う状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは149円08銭-149円32銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0781ドル-1.0799ドル、ユーロ・円は強含み。160円84銭から161円10銭まで戻している。 <MK> 2024/02/12 10:05 注目トピックス 市況・概況 東京為替:米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡 *09:19JST 東京為替:米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡 12日午前の東京市場でドル・円は149円20銭近辺で推移。149円32銭から149円08銭まで下落。米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡したが、149円以下には顧客筋などのドル買い興味が残されており、ドルは主に149円台前半でもみ合う状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは149円08銭-149円32銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0781ドル-1.0798ドル、ユーロ・円は強含み。160円84銭から161円10銭まで戻している。 <MK> 2024/02/12 09:19 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを維持する可能性 *08:12JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを維持する可能性 9日のドル・円は、東京市場では149円49銭から149円22銭まで弱含み。欧米市場では149円58銭から149円02銭まで下落し、149円28銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に149円台で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識してドルは底堅い動きを維持する可能性がある。米連邦準備制度理事会(FRB)は今後の金融政策について大筋で見解は一致しているものの、一部のメンバーは早急な利下げについて否定的な見方を伝えている。パウエルFRB議長は3月の利下げ開始には否定的であるため、市場参加者の大半は利下げ開始が5月以降になると予想している。2月13日発表の1月米消費者物価コア指数は前年比+3.7%程度と予想されており、インフレ率は前回実績を下回る見通し。ただ、市場予想を一致しても2%の物価目標を大幅に上回る状態が続くとみられ、利下げ開始時期は5月以降になるとの思惑が強まりそうだ。 <MK> 2024/02/12 08:12 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:印消費者物価指数、米財政収支、中マネーサプライなど *06:30JST 今日の注目スケジュール:印消費者物価指数、米財政収支、中マネーサプライなど <国内>株式市場は祝日のため休場(建国記念の日の振替休日)<海外>21:00 印・鉱工業生産(12月) 2.4% 2.4%21:00 印・消費者物価指数(1月) 4.98% 5.69%28:00 米・財政収支(1月)  -1294億ドル中・資金調達総額(1月、15日までに) 5兆6000億元 1兆9401億元中・マネーサプライ(1月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(1月、15日までに) 4兆5000億元 1兆1709億元米・リッチモンド連銀総裁が講演米・ミネアポリス連銀総裁が討論会で司会英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演中・株式市場は祝日のため休場(春節、2月19日から取引再開)香港・休場(13日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2024/02/12 06:30 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:割安&業績期待に資金の波続く!今注目される銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:割安&業績期待に資金の波続く!今注目される銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年2月5日14時に執筆ここ最近は決算シーズンを経て、日本株はどうなるのかに注視しております。好決算でも決算を節目に売り抜けようとする投資家もおりますので、短期的に見れば決算期は要注意です。ただ、それでも、割安で放置されている銘柄が動いてくる事もあるので目を光らせていきたいもんですな。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。米国のインフレが鈍化へ向かい、為替も円安を維持しております。米FRBに対する利下げ期待も相まって、日本株の上昇へ向けて外部環境は整理されてきたと言えますな。米大統領選挙のニュースもチラホラと報道され始め、候補者が絞られていくと政策関連の思惑買いも流入するのではないでしょうか。ところで、日本株の一部は長らく割安のまま放置されて来ました。今となっても、まだまだ特定のテーマ株や大型株への買いだけが強い印象を受けます。日経平均が今後史上最高値を更新していくとしたら、特定のテーマだけではなく、中小型の割安株まで幅広く買われるムードが必要でしょうねぇ。あたくしのブログでは、2月度の決算シーズンを経て、好業績&割安で放置されている銘柄は積極的に監視入り&配信していく予定ですので、是非ご期待下さい。振り返れば2023年3月に始まった東証によるPBR1倍割れ企業に対する事実上の是正勧告から、もう一年が経とうとしております。「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を公開する企業が増え始めて、その数は2023年12月末まででプライム市場では660社(全1656社中)、スタンダード市場では191社(全1619社中)にのぼるようですが、その数字だけ見ていると、まだまだ増える余地がありそうですねぇ。今後の日本株の物色動向の行方を占う意味でもそういうポイントには目を光らせていきたいところです。さて、当記事ではそんな決算期を睨み、株価に割安感があるものを中心にピックアップさせて頂きました。1月15日の決算後に動意したシステムインテグレータ<3826>は、増配も併せて発表しましたな。週足では長期の下落基調から、この決算を機に一目均衡表(週足)の雲を上抜く可能性があるか。ERP事業が堅調で、AI事業が今後伸びるか注視ですねぇ。こちらも時価総額100億以下の小型株から東洋シヤッター<5936>です。1月30日の決算は上方修正と増配を発表し好感されましたな。直近で年初来高値を更新後もPER・PBRは割安ですので、どこまで下値を切り上げるか監視を強めております。じわじわと上昇トレンドを形成し始めている日本コークス工業<3315>は、2月9日の決算発表後のチャートが気になりますねぇ。PBRは1倍割れで、22年3月に付けた高値(197円)を目指すか監視中。液晶・半導体製造装置メーカーの芝浦メカトロニクス<6590>は、半導体製造の前工程装置が堅調な模様。コロナ後に半導体ブームが落ち着いて同社の株価も一旦落ち着いたように見えますが、2月8日の決算発表後のチャートを注視したいです。25日線・75日線を上抜いて、再び上昇トレンドに乗るか…。直近で年初来高値を更新したロンシール工業<4224>は、床材や防水シートなどを手掛ける企業ですな。2月6日の決算発表を通過して、チャートは2000円の大台を目指すか監視を強めております。最後は2月2日の決算(3Q)にて、業績急拡大&通期計画超過&自社株買いというサプライズで市場を湧かした東京エネシス<1945>には目を光らせております。その割安さという点だけでなく、政府が推進する原発及び電力設備投資関連であるという点も覚えておきたいところです。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を中心にご紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/02/11 10:00 注目トピックス 市況・概況 年度末のドル円は?【フィスコ・コラム】 *09:00JST 年度末のドル円は?【フィスコ・コラム】 2024年がスタートして1カ月あまり。現時点で円安修正シナリオとは逆方向に進み、節目の150円に接近しています。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始と日銀の金融正常化を見極めにくいのが背景です。ドル・円は年度末に向け、どう動くでしょうか。ドル・円相場は年明けに140円79銭で寄り付き、しっかりの値動きで1月19日には一時148円80銭まで値を切り上げました。同22-23日の日銀金融政策決定会合で市場の期待に反し大規模緩和が堅持され、円買いは後退。ただ、同30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にパウエルFRB議長がインフレ率について目標を上回っているとして早期利下げに慎重だったものの、ドル・円はいったん失速しました。日銀会合については、2月1日に公表された「主な意見」で出口政策に前向きな意見が目立ちました。能登半島地震の影響を考えると、「1-2カ月の間はフォローが必要」としており、春先のマイナス金利解除に現実味が増したようです。緩和政策の修正を年後半とみていた短期筋は「想定よりも早い」と期待。3月中旬の春闘の集中回答日を経て、マイナス金利解除の見方から円買いが入りやすい地合いでした。ただ、植田日銀総裁は1月の会合後の記者会見で、「マイナス金利を解除しても緩和的な環境が続く」と述べています。内田副総裁も同様の見解を示しており、政策金利をゼロに戻すものの、当面はほぼそのままの状態が続くとの認識です。やはり現在の手堅い政策運営から、市場の前のめりの利上げ期待を消化していくとは想定できません。それが足元の円安につながり、ドル・円は1月高値を上抜けました。FRBは利下げ開始が遅れつつあります。ゴールドマン・サックス証券はその時期を3月から5月に後退させ、9月まで4会合連続で25ベーシスポイント(bp)ずつ下げていくとの見立て。2月13日発表の1月消費者物価指数(CPI)が顕著に低下するとみられるものの、欧州中銀(ECB)や豪準備銀行、カナダ銀行など他の主要中銀が利下げ向かうなか、ドル選好地合いは変わらないかもしれません。目先のドル・円は、日米金融政策を手がかりに150円を上抜けても不自然ではありません。ただ、米国債発行が縮小する見通しとなり、需給の引き締まりで米長期金利は先安観から下押しされる場面もあります。一方、株高が抑えられれば円買いを弱める半面、日本政府の円安けん制ゾーンに入り円買いも想定されます。様々な思惑が交錯する年度末に向け、140円台で底堅くも上値の重い値動きが見込まれます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <TY> 2024/02/11 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米消費者物価指数や生産者物価指数、小売売上高に注目 *18:14JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米消費者物価指数や生産者物価指数、小売売上高に注目 ■株式相場見通し予想レンジ:上限37500円-下限36800円来週14日を過ぎると企業の決算発表は一巡を迎えるが、決算発表を受けて、国内外の証券会社による投資評価及び目標株価変更レポートが相次いでリリースされることから、レポートを材料とした売買が中心となり、プライム市場の売買代金はそこまで大きく減少しないと考える。1月SQ値は36025.97円、2月SQ値は37018.07円と2カ月連続でSQ値が約1000円ずつ切り上がっている。これだけで先高観を推し量ることはできないが、過熱感が意識されるなか堅調な上昇は安心材料と言えよう。一方、英アームの株価上昇や決算などを材料に急騰したソフトバンクGが日経平均に与えた影響は大きく、NT倍率は昨年7月以来の14.42倍まで急拡大している。内田日銀副総裁の発言を受けて、銀行株がさえなかったこともNT倍率拡大の背景にはあるが、ソフトバンクGなど偏った銘柄の急騰や先物主導などによる日経平均の上昇は「途転」の可能性もあることから注意したい。為替の円安推移も注意したいところだ。昨年11月27日以来となる1ドル149円台に乗せたことから、政府・日銀による円安けん制発言が増加しそうだ。既に9日朝方には、鈴木財務相が「株価と為替の動向を注視、金融政策運営に政府はコメントしない」と発言したほか、林官房長官も「昨日(8日)の内田日銀副総裁の発言は、1月の植田総裁発言と同じ内容である」とコメント。目立った円安けん制発言と市場は捉えていないが、今後、鈴木財務相や、為替介入の陣頭指揮を執る神田財務官の発言がたびたび市場に伝わるだろう。円安推移は輸出関連銘柄には追い風となるが、小売など輸入企業は向かい風だ。円安進行でインフレ加速となれば、日銀による「金融政策の正常化」に舵を切るタイミングが早まる可能性はある。8日の内田日銀副総裁の発言など日銀が念入りに「地ならし」を行っている状況下、想定外の円安推移に対して早めの措置を講じるとの見方もある。最後の円買い・ドル売りの為替介入は2022年に151円90銭台水準で行われたが、「金融政策の正常化」という大きなテーマを考慮すると過去に行った水準より手前で為替介入を実施する可能性もあるだろう。■為替市場見通し来週のドル・円は下げ渋りか。米連邦準備制度理事会(FRB)は今後の利下げについて大筋で見解は一致するものの、一部のメンバーは早急な利下げについて否定的な見方を伝えている。パウエルFRB議長は3月の利下げ開始には否定的であるため、市場参加者の大半は利下げ開始が5月以降になると考えている。2月13日に発表される1月米消費者物価コア指数は前年比+3.7%と前回を下回る見通し。また、15日発表の1月米小売売上高は前月比+0.1%と、前回の+0.6%を下回る見通し。これらの経済指標が市場予想と一致した場合、5月利下げの思惑が強まりそうだ。一方、日本銀行は3月以降にマイナス金利を解除する公算も、その後の政策方針が注目される。日銀植田総裁と内田副総裁は政策金利の引き上げに慎重で、緩和的な政策運営が長期間続く可能性があるため、日米金利差の早期縮小観測は後退しており、目先的にドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。■来週の注目スケジュール2月12日(月):米・財政収支(1月)、印・鉱工業生産(12月)、中・株式市場は祝日のため休場(春節、2月19日から取引再開)、など2月13日(火):国内企業物価指数(1月)、工作機械受注(1月)、英・失業率(1月)、米・消費者物価指数(1月)、など2月14日(水):英・消費者物価指数(1月)、英・生産者物価産出指数(1月)、欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(12月)、欧・ユーロ圏GDP改定値(10-12月)、など2月15日(木):GDP速報値(10-12月)、鉱工業生産(12月)、豪・失業率(1月)、英・鉱工業生産指数(12月)、英・GDP速報値(10-12月)、英・商品貿易収支(12月)、英・商品貿易収支(12月)、米・NY連銀製造業景気指数(2月)、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(2月)、米・小売売上高(1月)、米・鉱工業生産指数(1月)、など2月16日(金):英・小売売上高指数(1月)、米・生産者物価指数(1月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)、など <NH> 2024/02/10 18:14 注目トピックス 市況・概況 株ブロガー・さなさえ:決算シーズン本格化でも話題株に目移りする女性投資家の心理とは【FISCOソーシャルレポーター】 *17:00JST 株ブロガー・さなさえ:決算シーズン本格化でも話題株に目移りする女性投資家の心理とは【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年2月6日10時に執筆皆様、おはこんばんちは。決算シーズンも本格化し、それらを見定めたいと目を見張ってはいるものの、市場の話題株についつい目をとられてしまう今日この頃。既に浮世の辛酸を舐めつくし、物事の『本質』を知る中年女子ではありますが、ある域を過ぎれば韓流スターを追いかける世の奥様方然り、ルッキズムに回帰するのはやはり投資家としての性分(サガ)なのかもしれません…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目突入…はや56回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<市場の話題株に目移り…ただ、ご注意下さい>2月相場、決算シーズンも本格化してきていますね。近い未来のトレンドが見極める為、この時期のわたしは心落ち着かせながら、日々の物色動向をチェックしながら過ごすのがルーティンです。しかし、市場の話題株というものは「きゃあ、素敵~!」とばかりに、ついつい食指が伸びそうになるものです。だってそれを見過ごしたら二度と同じ株価で買えなくなってしまう…そんな気もするのですから仕方がありません。心が乱されちゃいますね。ここ最近自らのブログで『今月の注目株』を紹介しているわたしが、ついつい目移りしそうになった株をザックリご紹介すると…一部メディアで「政府による国産生成AIの開発力強化の為に国内7者を採択し支援する方針」と報じられて、急連騰していたABEJA<5574>、同じくAI関連から、デジタル庁が三菱総合研究所<3636>に委託しているテクノロジーマップの整備に向けた調査研究の技術実証事業者として採択された事が報じられ、株価が復調してきたRidge-i<5572>、そして「Amazonコンサルティング事業およびAmazon広告運用事業」を開始する事を発表してから強含んだ売れるネット広告社<9235>、そしてJR西日本<9021>と業務提携を締結したと発表してストップ高になっていたアイリッジ<3917>、池田泉州HD<9714>のデジタルバンク事業に参画をするとしたマクアケ<4479>などなど。ただ、それらの中には急騰しても、業績がいい訳でも、チャートが好転している訳でもないものもありますし、まして前回の記事でお話した「わたしの2月の戦略」としてそぐわないものも多かった為(※グロース株、IPOなどは要注意)、そこはグッと我慢して過ごしてきました。投資家として悶々とはしますが、コレと決めた自らのポートフォリオを保つ自制心は重要です。というわけで、今回は株の「本質」でもある決算を通過したものの中から、わたしが「あら、いい男」と思った銘柄をいくつかご紹介していきます。<決算通過で強含む株に注目中>まずは上方修正の決算を発表し、中国での太陽電池関連部品の受注がここ最近拡大し続けている事を示して買われていたアルメディオ<7859>は、PERでもまだ割安感もありますし、昨年11月の高値1060円も意識されるのではと見ています。同じく割安であり、PBR1倍割れの銘柄として、ホンダ系部品メーカーのエフ・シー・シー<7296>、同じく自動車向け鋳型やマンホールを手掛ける虹技<5603>、エンジンバルブ製造のNITTAN<6493>はまだ業績面でも期待したいと見ています。半導体株からは上方修正を発表した直後にGS証券が目標株価を引き上げたオルガノ<6368>、かつて著名投資家である井村俊哉さんが保有していた事でも知られた富山第一銀行<7184>、そして想定以上の上方修正と「来期に自信ありか」と思わせる復配を発表した田中化学研究所<4080>、決算は下方修正となってしまいましたが、市場コンセンサスを上回ってきたセイコーエプソン<6724>も注目中です。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 <TY> 2024/02/10 17:00 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で *14:37JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で ■強含み、日英金利差縮小観測後退でポンド買い強まる今週のポンド・円は強含み。日本銀行内田副総裁はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持するとの見方を伝えており、日英金利差縮小観測は後退した。一方、英国のインフレ高止まりの可能性は残されており、英中央銀行による早期利下げ観測は後退していることから、一部でリスク選好的なポンド買い・円売りが観測された。取引レンジ:186円18銭-188円87銭。■底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で来週のポンド・円は底堅い値動きか。2月14日発表の英消費者物価コア指数(CPI)などインフレ指標が注目され、市場予想を上回った場合、英中央銀行による早期利下げ観測は後退し、ポンド買いが強まりそうだ。一方、日本銀行はマイナス金利解除の利上げに消極的であるため、円売り地合いが見込まれる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・14日:1月消費者物価コア指数(12月:前年比+5.1%)・15日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比+0.6%)予想レンジ:186円00銭-191円00銭 <FA> 2024/02/10 14:37 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利下げ後ずれ観測で売りづらい *14:37JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利下げ後ずれ観測で売りづらい ■強含み、豪準備銀行のタカ派姿勢で豪ドル買い強まる今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)が政策金利据え置き決定も、インフレ警戒姿勢を維持したことで、タカ派的との見方から豪ドル買いになった。また、日本銀行内田副総裁のマイナス金利解除後の利上げに慎重な発言を受けて円売りも広がった。取引レンジ:96円21銭-97円46銭。■底堅い展開か、利下げ後ずれ観測で売りづらい来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利の据え置きを決定したが、追加利上げの可能性を否定できないとしたことから、豪ドルは売りづらくなった。四半期金融政策報告では、経済見通しの前提となる政策金利水準を今年末で3.9%と想定しており、豪ドル・円は底堅い動きを維持するとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・15日:1月雇用統計(12月:失業率3.9%、雇用者数増減-6.51万人)予想レンジ:96円00銭-98円00銭 <FA> 2024/02/10 14:37 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:上げ渋りか、強弱材料混在で方向感は乏しい *14:36JST ユーロ週間見通し:上げ渋りか、強弱材料混在で方向感は乏しい ■弱含み、米雇用統計改善でユーロ売り強まる今週のユーロ・ドルはもみ合い。米長期金利の反発や欧州中央銀行(ECB)による年内利下げ観測を受けてリスク選好的なユーロ買い・米ドル買いは縮小した。ただ、ユーロ圏経済の景気後退入りは回避されるとの見方が強まり、リスク回避のユーロ売りは拡大せず、ユーロ・ドルは下げ渋った。取引レンジ:1.0723ドル-1.0795ドル。「もみ合いか、インフレ高止まりも米金融政策にらみ来週のユーロ・ドルはもみ合いか。ユーロ圏の低調な経済指標が続くなか、欧州中央銀行(ECB)の政策金利引き下げに関する見解はまちまち。ユーロは売買交錯で、方向感を欠く展開となりそうだ。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期に関する見解も分かれ、米長期金利次第の展開となりそうだ。予想レンジ:1.0650ドル-1.0900■下げ渋り、米長期金利上昇で円買い弱まる今週のユーロ・円は強含み。米長期金利の反発を意識してユーロ買い・米ドル売りは一服した。一方、日本銀行はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持する可能性が高いとの見方が強まり、リスク回避の円買いは縮小。週末前はリスク選好的なユーロ買い・円売りが優勢となり、161円台前半まで買われた。取引レンジ:158円92銭-161円26銭。■上げ渋りか、強弱材料混在で方向感は乏しい来週のユーロ・円は上げ渋りか。日本銀行はマイナス金利解除の利上げに慎重で、リスク選好的な円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。ただ、ユーロ域内の経済指標は改善されていないこと、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの金利引き下げに関する見解はまちまちであり、経済指標は強弱が混在していることから、ユーロ・円相場は方向感の乏しい値動きとなりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・14日:10-12月期域内総生産改定値(速報値:前年比+0.1%)予想レンジ:158円50銭-162円50銭 <FA> 2024/02/10 14:36 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、日銀緩和継続の思惑残る *14:35JST 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、日銀緩和継続の思惑残る 【今週の概況】■日銀緩和継続で円売り強まる今週のドル・円は強含み。複数の地区連銀総裁が年内数回の利下げが行われる可能性があると指摘したこと、米商業用不動産市場の低迷によって、一部金融機関が一段のストレスにさらされるとの懸念が高まり、リスク選好的なドル買い・円売りは一時縮小した。しかしながら、日本銀行の内田副総裁は講演で「2%の物価目標が実現する確度は少しずつ高まっているが、マイナス金利政策を解除しても緩和的な金融環境は維持していく」との考えを示したことを受けてリスク選好的な米ドル買い・円売りが再び活発となった。イエレン米財務長官は銀行システムへのシステミックリスクにはならないとの考えを示しており、米長期金利は反転したこともドル買い材料となり、ドル・円は149円台半ばまで買われた。9日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円53銭まで買われた後、149円02銭まで下落した。この日発表された米消費者物価指数(CPI)の年次改定値で12月分が下方修正されたため、インフレ鈍化によって年内の利下げは正当化されるとの見方が強まり、リスク回避のドル売りが一時優勢となった。その後、米長期金利が反転したことを受けてドル売りは縮小。149円28銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:147円63銭-149円58銭。【来週の見通し】■ドルは下げ渋りか、日銀緩和継続の思惑残る来週のドル・円は下げ渋りか。米連邦準備制度理事会(FRB)は今後の利下げについて大筋で見解は一致するものの、一部のメンバーは早急な利下げについて否定的な見方を伝えている。パウエルFRB議長は3月の利下げ開始には否定的であるため、市場参加者の大半は利下げ開始が5月以降になると考えている。2月13日に発表される1月米消費者物価コア指数は前年比+3.7%と前回を下回る見通し。また、15日発表の1月米小売売上高は前月比+0.1%と、前回の+0.6%を下回る見通し。これらの経済指標が市場予想と一致した場合、5月利下げの思惑が強まりそうだ。一方、日本銀行は3月以降にマイナス金利を解除する公算も、その後の政策方針が注目される。日銀植田総裁と内田副総裁は政策金利の引き上げに慎重で、緩和的な政策運営が長期間続く可能性があるため、日米金利差の早期縮小観測は後退しており、目先的にドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。【米・1月消費者物価コア指数】(13日発表予定)13日発表の1月消費者物価コア指数(コアCPI)は前年比+3.7%と鈍化が見込まれており、市場予想と一致した場合、インフレ緩和を意識したドル売りが強まる可能性がある。【米・1月小売売上高】(15日発表予定)15日発表の1月小売売上高は前月比+0.1%と、伸び率は12月実績の+0.6%を下回ることが予想されている。市場予想を下回った場合、個人消費の弱さが意識され、金融緩和を正当化しよう。予想レンジ:147円50銭-151円50銭 <FA> 2024/02/10 14:35 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:34年ぶりの37000円台回復だが、NT倍率急拡大で上値重いか *13:56JST 国内株式市場見通し:34年ぶりの37000円台回復だが、NT倍率急拡大で上値重いか ■ソフトバンクGが日経平均をけん引今週の日経平均は週間で739.40円高(+2.04%)の36897.42円と上昇した。決算発表銘柄への物色が継続したことから、プライム市場の売買代金は連日で4兆円を超える大商いとなった。米国株はしっかりも迫力に欠ける展開となったこともあり、週初から日経平均は36000円を挟んでのもみ合いとなったが、6日の取引時間中に決算を発表したトヨタ自<7203>が上場来高値を更新。日本の企業で初めて時価総額50兆円台を達成したこともあり、投資家のモメンタムを刺激し、トヨタ自は上場来高値を連日で更新する強い動きを見せた。週末に2月限オプション特別清算指数(SQ値)算出を控えていたことも影響し、日経平均は36000円水準での小動きが続いたが、8日11時過ぎに日本銀行の内田副総裁が「マイナス金利解除でも緩和維持」と発言したことから225先物にまとまった買いが入り、日経平均は一気に上げ幅を拡大。プライム市場の銘柄の6割近くが下落した一方、ソフトバンクG<9984>など日経平均寄与度の高い銘柄が急騰したことから、日経平均は1月22日につけた終値ベースでの高値36546.95円を更新。週末は、ソフトバンクGの大幅続伸や為替が1ドル149円台と円安が進んだこともあり、日経平均は34年ぶりに37000円台を回復する場面も見られた。なお、1月第5週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を1775億円買い越しており、1月累計では、23年5月の約2兆3000億円以来の約2兆円の買い越しとなった。一方、225先物は2700億円、TOPIX先物は2400億円それぞれ売り越したことから、1月第5週総合では3325億円の売り越しとなった。一方、個人投資家は総合で334億円の買い越しと買い継続となった。■NT倍率は昨年7月以来の14.42倍に急拡大9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は54.64ドル安(-0.14%)の38671.69ドル、ナスダックは196.95ポイント高(+1.25%)の15990.66、S&P500は28.70ポイント高(+0.57%)の5026.61で取引を終了した。大証ナイト終値は通常取引終値比260円高の37150円で終了した。東京市場は3連休のため、12日の米国市場の動向を見極める必要はあるが、日経平均は37000円台での値固めを試したいところだ。来週14日を過ぎると企業の決算発表は一巡を迎えるが、決算発表を受けて、国内外の証券会社による投資評価及び目標株価変更レポートが相次いでリリースされることから、レポートを材料とした売買が中心となり、プライム市場の売買代金はそこまで大きく減少しないと考える。1月SQ値は36025.97円、2月SQ値は37018.07円と2カ月連続でSQ値が約1000円ずつ切り上がっている。これだけで先高観を推し量ることはできないが、過熱感が意識されるなか堅調な上昇は安心材料と言えよう。一方、英アームの株価上昇や決算などを材料に急騰したソフトバンクGが日経平均に与えた影響は大きく、NT倍率は昨年7月以来の14.42倍まで急拡大している。内田日銀副総裁の発言を受けて、銀行株がさえなかったこともNT倍率拡大の背景にはあるが、ソフトバンクGなど偏った銘柄の急騰や先物主導などによる日経平均の上昇は「途転」の可能性もあることから注意したい。■政府・日銀による円安けん制発言増加か為替の円安推移も注意したいところだ。昨年11月27日以来となる1ドル149円台に乗せたことから、政府・日銀による円安けん制発言が増加しそうだ。既に9日朝方には、鈴木財務相が「株価と為替の動向を注視、金融政策運営に政府はコメントしない」と発言したほか、林官房長官も「昨日(8日)の内田日銀副総裁の発言は、1月の植田総裁発言と同じ内容である」とコメント。目立った円安けん制発言と市場は捉えていないが、今後、鈴木財務相や、為替介入の陣頭指揮を執る神田財務官の発言がたびたび市場に伝わるだろう。円安推移は輸出関連銘柄には追い風となるが、小売など輸入企業は向かい風だ。円安進行でインフレ加速となれば、日銀による「金融政策の正常化」に舵を切るタイミングが早まる可能性はある。8日の内田日銀副総裁の発言など日銀が念入りに「地ならし」を行っている状況下、想定外の円安推移に対して早めの措置を講じるとの見方もある。最後の円買い・ドル売りの為替介入は2022年に151円90銭台水準で行われたが、「金融政策の正常化」という大きなテーマを考慮すると過去に行った水準より手前で為替介入を実施する可能性もあるだろう。■13日に米CPI発表来週にかけて、国内は、15日に第4四半期GDP速報値、12月鉱工業生産(確報値)などが予定されている。海外では、13日に英・1月雇用統計、独・2月ZEW景況感指数、ユーロ圏・2月ZEW景況感指数、米・1月消費者物価指数、14日に英・1月消費者物価指数、1月小売物価指数、1月生産者物価指数、ユーロ圏・第4四半期実質GDP(改定値)、12月鉱工業生産指数、15日に豪・1月雇用統計、英・12月鉱工業生産指数、12月製造業生産高、12月貿易収支、第4四半期実質GDP(速報値)、米・週次新規失業保険申請件数、2月NY連銀製造業景気指数、1月小売売上高、2月フィラデルフィア連銀景況指数、1月鉱工業生産指数、16日に英・1月小売売上高、米・1月生産者物価指数、2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)などが予定されている。 <FA> 2024/02/10 13:56 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:QPS研究所や売れるネット広告社に関心が集中 *13:55JST 新興市場見通し:QPS研究所や売れるネット広告社に関心が集中 ■個別銘柄への物色は活発今週の新興市場は小幅上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+2.04%だったのに対し、東証グロース市場指数は+0.16%、東証グロース市場250指数も+0.37%に留まった。東証プライム市場の決算発表銘柄中心の相場展開が続いたなか、東証グロース市場コア20など主力が買われる地合いではなく、宇宙関連ビジネスを手掛けるQPS研究所<5595>に引き続き投資資金が集中。東証全市場の売買代金ランキングでもトップ5位(ETF(上場投資信託)除く)に入るなど大商いとなった。週末にかけては、内田日本銀行副総裁が「マイナス金利解除でも緩和維持」と発言したことから225先物にまとまった買いが入り、日経平均は上げ幅を拡大。ソフトバンクグループ<9984>など日経平均寄与度の高い銘柄が急騰する歪な地合いとなったこともあり、東証グロース市場の主力銘柄は物色の対象外となった。とはいえ、個別銘柄への物色は活発で、売れるネット広告社<9235>が4日連続ストップ高となり前週比148%の急騰を見せたほか、QPS研究所も商い活況で買い優勢となった。また、好業績を材料にフレクト<4414>が買われたほか、ディズニーによる人気ゲーム「フォートナイト」配信企業の株式取得で関連銘柄として人気化したmonoAI<5240>も大幅高。一方、ABEJA<5574>、アルー<7043>など直近かわれていた銘柄に利益確定売りが強まった。なお、7日にSOLIZE<5871>が2024年最初の新規公開(IPO)として東証スタンダード市場に上場した。公開価格1470円に対して初値は2020円と好調な出だしとなった。また、8日に東証グロース市場に上場したVeritas In Silico<130A>は公開価格1000円に対して、初値は2001円。その後、2営業日連続でストップ高と非常に強い動きをみせた。■決算発表が増加することから個別物色の色合いが強まると想定来週の新興市場は、決算発表が増加することから個別物色の色合いが強まると想定する。主な決算銘柄のスケジュールは、13日にインテグラル<5842>、ピアズ<7066>、海帆<3133>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、アドベンチャー<6030>、ライフネット<7157>、ispace<9348>、14日にデータセクション<3905>、sMedio<3913>、サスメド<4263>、フリー<4478>、monoAI<5240>、雨風太陽<5616>、ウェルスナビ<7342>、ジーエヌアイグループ<2160>、弁護士ドットコム<6027>と主力処が勢ぞろいである。 <FA> 2024/02/10 13:55 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:CPIや小売売上高に注目 *13:54JST 米国株式市場見通し:CPIや小売売上高に注目 来週は1月のCPIや生産者物価指数(PPI)、小売売上高に注目だ。利下げの時期やペースを見極める上で、インフレ動向が鍵を握る。上方修正が警戒されていた23年CPI年次改定で10-12月ほぼ変わりなく年内の利下げ観測を後押しする結果となったが、来週は、PPI年次改定が発表されるため注目だ。さらに、インフレ改善が確認できれば、買い材料になるだろう。FRBは1月連邦公開市場委員会(FOMC)でインフレの改善を歓迎も、利下げにはさらなるデータでディスインフレ基調を確信する必要があると、慎重な方針を表明した。FRBが特にインフレ指標として注視している変動の激しい食品やエネルギーを除いたコアのCPIは前年比で+3.7%と、改善が継続し21年4月来の低い伸びとなる見込み。PPIのコア指数はすでに2%を割り込んだ。また、1月小売売上高も10月来のマイナスに落ち込む見込みで、消費の減速もディスインフレ基調を助けると見られる。CPIや小売が予想通りの結果となった場合、年内の利下げ期待を強め相場支援材料になるだろう。唯一のリスクは、地政学的リスク、商業用不動産リスクの上昇だが、FRB高官やイエレン財務長官は商業用不動産が銀行システムリスクにつながるとは思わないと言及、国内の金融システムには十分な資本があると自信を示したことは投資家の安心感に繋がった。しかし、同時に、動向を監視していくとしており、行方には引き続き注視が必要だろう。経済指標では、1月消費者物価指数(CPI)(13日)、PPI年次改定(14日)、2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、1月小売売上高、2月フィラデルフィア連銀景況指数、1月輸入物価指数、週次失業保険申請件数、1月鉱工業生産・設備稼働率、12月企業在庫、2月NAHB住宅市場指数、12月対米証券投資(15日)、1月住宅着工件数・建設許可件数、1月生産者物価指数(PPI)、2月ミシガン大消費者信頼感指数速報(16日)、などが予定されている。主要企業決算では、飲料メーカーのコカ・コーラ、ファストフードレストラン運営会社のレストラン・ブランズ・インターナショナル、旅行情報・予約サイト運営のエアビーアンドビー、医薬品メーカーのバイオジェン、不動産ウェブサイト運営するジロー・グループ、玩具メーカーのハズブロ、配車サービスのリフト(13日)、ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ、食品加工会社のクラフト・ハインツ、エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム、アプリケーションソフトウエア会社のトゥイリオ(14日)、農機具メーカーのディア、半導体のアプライド・マテリアルズ、レストラン食品配達サービス会社のドアダッシュ、電気自動車メーカーのステランティス、靴メーカーのクロックス、動画配信のロク、ハンバーガーショップ・チェーンのシェイクシャック、オンラインスポーツカジノ運営のドラフトキングス(15日)、などが予定されている。半導体関連の決算には期待したい。また、農機具メーカー、ディアの決算で、マクロ経済の底堅さが証明できるかどうかに注目だ。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2024/02/10 13:54 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:円安&インバウンドでの思惑株と中国・春節マネーの行先【【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:円安&インバウンドでの思惑株と中国・春節マネーの行先【【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年2月5日10時に執筆2023年は訪日外国人旅行者数が2500万人を超えて、2019年のコロナ前に迫る勢いでした。インバウンドという言葉も一般的になり、2024年は円安基調を背景にさらに来訪客が増えそうですねぇ。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。日本ではインフレが酷いと報道されていますが、海外諸国と比較すれば全然大したインフレ率ではないという事は理解できます。日本を旅行する外国人にとっては、円安も相まって天国のように感じるでしょう。ついこの前までは、海外の人にとって日本はアニメやゲームの国だったかもしれません。最近では、本物の安くて美味しい日本食を求めて日本を訪れる旅行者が増えているようです。本場のラーメンを楽しみたい旅行者の為に、有名ラーメン店を巡るツアーもあるとの事。これほど安全に旅行が出来て、一人でも食事をしやすい飲食店が数多存在するのは、日本が持つ独特の文化と言えるでしょう。気になる訪日の中国人観光客は、不動産不況の影響もあり春節で急増する可能性は低いと見る有識者もいるようです。現状のインバウンドに加えて中国人観光客が大挙して来ると、オーバーツーリズムでトラブルも増えそうですねぇ。株式市場を見ると、中国市場から逃げ出したマネーが日本株を刺激しているとの報道もあります。確かに最近の中国は、政治も経済も大人しいですな。日本が30年以上かけてバブルの栄光を取り戻し始めたタイミングで、中国の不動産バブルが崩壊するというのも何かの因果かと感じてしまう今日この頃です。さて、前述した通りラーメンへの人気が爆発しているようですので豚骨ラーメンチェーンの丸千代山岡家<3399>をチェックです。12月11日の決算も好調で、チャートも今年に入り昨年来高値を更新しました。「横浜家系」などのラーメン店を運営するギフトHD<9279>も24年10月期は過去最高益を更新する予想です。海外勢は特に日本の豚骨ラーメンがお好きですからねぇ。「焼肉きんぐ」が人気の物語コーポレーション<3097>は、昨年12月までの既存店売上が25ヶ月連続で前年実績を上回っているとの事。2月9日の決算発表を経過して中長期で上昇トレンドを形成するか注視です。「丸亀製麺」でお馴染みのトリドール<3397>は、海外展開もしているグローバル企業ですな。知名度の高さもあり、チャート(日足)も底堅く推移しております。ラーメンブームの次は、うどんブームか…2月14日の決算発表もチェックです。カレー専門店「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋<7630>は、2月29日を基準日として1株を5株へ株式分割をすると発表しました。チャートはこの発表があった1月9日から急動意して下値を切り上げております。24年2月期は売上高が過去最高を更新する見通しですので、来期の業績がどうなるのか楽しみですな。中国の不動産不況を受けて中国からの逃避マネーが日本市場を刺激すると見て不動産投資関連もチェックして参ります。1月30日の決算が好調なヒューリック<3003>は、大型株らしく75日線を下値に安定した上昇トレンドですねぇ。インテリックス<8940>は小型株ながらも、好決算と自社株買いを実施投資妙味があると見て注視しております。最後はITテクノロジーとAI技術を基盤とした不動産事業を手掛けるSREホールディングス<2980>です。1月12日の決算後は窓を開けて動意しており、その後も堅調に推移しているので注目してみました。さらに他にもあるのですが…中国の不動産不況が今後どうなるのかも含め、日本の不動産関連と併せてまたブログなどでもレポートしていこうかと検討中です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/02/10 10:00 注目トピックス 市況・概況 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは54ドル安、ハイテクが支援 *08:11JST 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは54ドル安、ハイテクが支援 ■NY株式:NYダウは54ドル安、ハイテクが支援米国株式市場はまちまち。ダウ平均は54.64ドル安の38,671.69ドル、ナスダックは196.95ポイント高の15,990.66で取引を終了した。23年の10-12月期消費者物価指数(CPI)の年次改定でほぼ修正なく、安心感から買われ、寄り付き後、上昇。上方修正が警戒されていたが、インフレ改善を確認、金利先安感に特にハイテクが買われ、相場を支援した。ダウは過去最高値付近からの利食いに押され、伸び悩んだ一方、ナスダックは終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。セクター別では半導体・同製造装置や小売りが上昇した一方、エネルギーが下落した。ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)は効率化を目指し、雇用削減など事業改革を計画しているとの報道を好感し、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はクラウドコンピューティング、自動車、ビデオゲームなどに特化したカスタムチップデザイン部門を新設するとの報道が好感され、上昇した。地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)は最高経営責任者(CEO)など、経営陣が自社株を購入したことが明らかになり、上昇。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は四半期決算で4年間で初めて売上高が減少、さらに、今年の増収率見通しもアナリスト予想を下回り、売られた。後払いサービスを供給するアファーム(AFRM)は24年の通期見通しが予想を下回り、大幅安。デジタル画像検索収集サイトを運営するピンタリスト(PINS)はホリデーシーズンの売り上げが弱く、第4四半期の売上高が予想を下回り、大きく売られた。オンライン旅行サービス会社のエクスぺディア(EXPE)は想定外に最高経営責任者(CEO)交代を発表したほか、第1四半期の見通しが予想を下回り、大幅安。S&P500種指数は初の5000台で終了した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:ドル弱含み、米インフレ鈍化に伴う利下げ期待強まる9日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円53銭から149円02銭まで下落し、149円28銭で引けた。米消費者物価指数(CPI)の年次改定値がほぼ修正なく、12月分は下方修正されたため、インフレの鈍化に伴う年内の利下げを正当化するとの見方に金利低下に連れドル売りが一時強まった。その後、金利が再び上昇するとドルも下げ止まった。ユーロ・ドルは1.0765ドルから1.0795ドルまで上昇し、1.0785ドルで引けた。ユーロ・円は160円84銭へ下落後、161円19銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2601ドルから1.2643ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8761フランから0.8732フランまで下落した。■NY原油:強含み、一時77.29ドルまで値上りNYMEX原油3月限終値:76.84 ↑0.629日のNY原油先物3月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.62ドル(+0.81%)の76.84ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.93ドル-77.29ドル。米国市場の序盤にかけて75.93ドルまで下落した後、一時77.29ドルまで反発した。中東情勢の緊張状態が続いていることや製品価格の高止まりを受けた買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では76ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  33.07ドル   -0.05ドル(-0.15%)モルガン・スタンレー(MS) 85.89ドル   +0.24ドル(+0.28%)ゴールドマン・サックス(GS)384.26ドル  -0.78ドル(-0.20%)インテル(INTC)        43.31ドル   +0.81ドル(+1.90%)アップル(AAPL)        188.85ドル  +0.53ドル(+0.28%)アルファベット(GOOG)    150.22ドル  +3.00ドル(+2.03%)メタ(META)           468.11ドル  -1.89ドル(-0.40%)キャタピラー(CAT)      317.16ドル  -4.84ドル(-1.50%)アルコア(AA)         26.89ドル   -0.82ドル(-2.95%)ウォルマート(WMT)      169.28ドル  -0.09ドル(-0.05%) <ST> 2024/02/10 08:11 注目トピックス 市況・概況 NY原油:強含み、一時77.29ドルまで値上り *07:24JST NY原油:強含み、一時77.29ドルまで値上り NYMEX原油3月限終値:76.84 ↑0.629日のNY原油先物3月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.62ドル(+0.81%)の76.84ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.93ドル-77.29ドル。米国市場の序盤にかけて75.93ドルまで下落した後、一時77.29ドルまで反発した。中東情勢の緊張状態が続いていることや製品価格の高止まりを受けた買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では76ドル台で推移。 <MK> 2024/02/10 07:24 注目トピックス 市況・概況 NY金:弱含み、米長期金利の下げ渋りを嫌気 *07:23JST NY金:弱含み、米長期金利の下げ渋りを嫌気 COMEX金4月限終値:2038.70 ↓9.209日のNY金先物4月限は弱含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比-9.20ドル(-0.45%)の2038.70ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2034.30-2051.90ドル。米国市場の序盤にかけて2051.90ドルまで買われたが、米長期金利の下げ渋りを受けて2034.30ドルまで下落。ただ、売り一巡後は2040.70ドルまで戻しており、通常取引終了後の時間外取引では主に2039ドルを挟んだ水準で推移した。 <MK> 2024/02/10 07:23 注目トピックス 市況・概況 NY為替:ドル弱含み、米インフレ鈍化に伴う利下げ期待強まる *07:16JST NY為替:ドル弱含み、米インフレ鈍化に伴う利下げ期待強まる 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円53銭から149円02銭まで下落し、149円28銭で引けた。米消費者物価指数(CPI)の年次改定値がほぼ修正なく、12月分は下方修正されたため、インフレの鈍化に伴う年内の利下げを正当化するとの見方に金利低下に連れドル売りが一時強まった。その後、金利が再び上昇するとドルも下げ止まった。ユーロ・ドルは1.0765ドルから1.0795ドルまで上昇し、1.0785ドルで引けた。ユーロ・円は160円84銭へ下落後、161円19銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2601ドルから1.2643ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8761フランから0.8732フランまで下落した。 <MK> 2024/02/10 07:16 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウは54ドル安、ハイテクが支援 *07:03JST NY株式:NYダウは54ドル安、ハイテクが支援 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は54.64ドル安の38,671.69ドル、ナスダックは196.95ポイント高の15,990.66で取引を終了した。23年の10-12月期消費者物価指数(CPI)の年次改定でほぼ修正なく、安心感から買われ、寄り付き後、上昇。上方修正が警戒されていたが、インフレ改善を確認、金利先安感に特にハイテクが買われ、相場を支援した。ダウは過去最高値付近からの利食いに押され、伸び悩んだ一方、ナスダックは終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。セクター別では半導体・同製造装置や小売りが上昇した一方、エネルギーが下落した。ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)は効率化を目指し、雇用削減など事業改革を計画しているとの報道を好感し、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はクラウドコンピューティング、自動車、ビデオゲームなどに特化したカスタムチップデザイン部門を新設するとの報道が好感され、上昇した。地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)は最高経営責任者(CEO)など、経営陣が自社株を購入したことが明らかになり、上昇。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は四半期決算で4年間で初めて売上高が減少、さらに、今年の増収率見通しもアナリスト予想を下回り、売られた。後払いサービスを供給するアファーム(AFRM)は24年の通期見通しが予想を下回り、大幅安。デジタル画像検索収集サイトを運営するピンタリスト(PINS)はホリデーシーズンの売り上げが弱く、第4四半期の売上高が予想を下回り、大きく売られた。オンライン旅行サービス会社のエクスぺディア(EXPE)は想定外に最高経営責任者(CEO)交代を発表したほか、第1四半期の見通しが予想を下回り、大幅安。S&P500種指数は初の5000台で終了した。(Horiko Capital Management LLC) <ST> 2024/02/10 07:03 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は弱含み、5月利下げの確率はやや低下 *06:57JST NY債券:米長期債相場は弱含み、5月利下げの確率はやや低下 9日の米国長期債相場は弱含み。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁はラジオ番組で、「インフレ率が目標の2%近くにまで低下し、順調な進展があったことを非常にありがたく感じているが、まだ道のりはある」との見方を伝えたことや原油先物の値上りが意識されたようだ。米国市場の後半にかけて長期債相場は弱含みとなった。CMEのFedWatchツールによると、9日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は61%程度。10年債利回りは4.150%近辺で取引を開始し、米国市場の前半に4.123%近辺まで低下した後、4.193%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.172%近辺で推移した。イールドカーブは若干のフラットニング気配。2年-10年は-30.40bp近辺、2-30年は-10.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.48%(前日比:+3bp)、10年債利回りは4.17%(前日比+2bp)、30年債利回りは、4.37%(前日比:+2bp)で取引を終えた。 <MK> 2024/02/10 06:57

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