注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
NY為替:米PPI予想上振れもミシガン大消費者信頼感指数は予想下回る
*07:27JST NY為替:米PPI予想上振れもミシガン大消費者信頼感指数は予想下回る
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円65銭へ上昇後、150円09銭まで反落し、150円21銭で引けた。米1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びを示したため利下げ観測の後退で長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁も年2,3回程度の利下げ予想を維持している姿勢を明らかにしたため、年内の利下げ観測が再燃しドル買いも後退。ユーロ・ドルは1.0732ドルへ下落後、1.0787ドルまで上昇し、1.0776ドルで引けた。ユーロ・円は161円65銭へ下落後、161円95銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2551ドルまで下落後、1.2624ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8839フランへ上昇後、0.8798フランまで下落した。
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2024/02/17 07:27
注目トピックス 市況・概況
NY債券:米長期債相場は弱含み、利下げ開始時期は6月以降となる可能性高まる
*07:19JST NY債券:米長期債相場は弱含み、利下げ開始時期は6月以降となる可能性高まる
16日の米国長期債相場は弱含み。報道によると、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、「米国のインフレ率は目覚ましい進展を見せているが、安定した物価を確保するためにはまだやるべきことがある」との見方を示した。この見解を受けて米国債利回りは強含みとなった。全米企業エコノミスト協会(NABE)向けの講演原稿では「忍耐が必要なときに素早く行動する誘惑に負けず、経済が発展するにつれて機敏に対応できるよう準備する必要がある」との見方を伝えている。利下げ開始時期は6月以降となる可能性が高まっている。CMEのFedWatchツールによると、16日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は36%程度。10年債利回りは4.234%近辺で取引を開始し、一時4.326%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.279%近辺で推移した。イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は-35.80bp近辺、2-30年は-20.30bp近辺で引けた。2年債利回りは4.64%(前日比:+6bp)、10年債利回りは4.28%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.44%(前日比:+3bp)で取引を終えた。
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2024/02/17 07:19
注目トピックス 市況・概況
NY株式:NYダウは145ドル安、根強いインフレを警戒
*07:01JST NY株式:NYダウは145ドル安、根強いインフレを警戒
米国株式市場は反落。ダウ平均は145.13ドル安の38,627.99ドル、ナスダックは130.52ポイント安の15,775.66で取引を終了した。1月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き予想を上回ったため、インフレ長期化が警戒され、寄り付き後、下落。その後、2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて次の行動が利下げであることを確認し相場は下げ止まった。ただ、長期金利の上昇が引き続き重しとなり、上値を抑制し、マイナス圏で終了。セクター別では耐久消費財・アパレルの下落が目立った。製薬会社のイーライ・リリー(LLY)は糖尿病薬「マンジャロ」と肥満症薬「ゼップバウンド」の需要拡大に対する期待にアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。広告技術会社のザ・トレードデスク(TTD)は四半期決算において予想を上回る見通しを示したほか、アナリストの投資判断引き上げで、上昇した。ディスカウント小売のウォルマート(WMT)は来週発表される四半期決算の結果を期待した買いに、上昇。一方、動画配信のロク(ROKU)は四半期決算の内容は予想を上回ったが、見通しが市場の期待に満たず、大幅安。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はコスト節減策の一環として全従業員の2%削減計画を発表、さらにアナリストの投資判断引き下げで、下落した。地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)やコメリカ(CMA)などは連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長が「当局は銀行の商業不動産融資に最新の注意を払う」と注意を促したため下落。本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つアトランタ連銀のボスティック総裁はインタビューで、依然年2回の利下げを予想していることを明らかにした。また、データ次第では3回の利下げを支持する可能性もあると答えた。(Horiko Capital Management LLC)
<ST>
2024/02/17 07:01
注目トピックス 市況・概況
2月16日のNY為替概況
*05:10JST 2月16日のNY為替概況
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円65銭へ上昇後、150円09銭まで反落し、引けた。米1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びを示したため利下げ観測の後退で長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁も年2,3回程度の利下げ予想を維持している姿勢を明らかにしたため、年内の利下げ観測が再燃しドル買いも後退。ユーロ・ドルは1.0732ドルへ下落後、1.0787ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は161円64銭へ下落後、161円95銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2551ドルまで下落後、1.2624ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8839フランへ上昇後、0.8798フランまで下落した。【経済指標】・米・1月生産者物価指数:前月比+0.3%(予想:+0.1%、12月:-0.2%)・米・1月生産者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.1%、12月:-0.1%)・米・1月生産者物価指数:前年比+0.9%(予想:+0.6%、12月:+1.0%)・米・1月生産者物価コア指数:前年比+2.0%(予想:+1.6%、12月:+1.7%←+1.8%)・米・2月ニューヨーク連銀サービス業活動:-7.3(1月-9.7)・米・1月住宅着工件数:133.1万戸(予想:146万戸、12月:156.2万戸←146.0万戸)・米・1月住宅建設許可件数:147万戸(予想:151.2万戸、12月:149.3万戸)・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:79.6(予想:80.0、1月:79.0)・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:3.0%(予想:2.9%、1月:2.9%)・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.9%(予想:2.8%、1月:2.9%)
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2024/02/17 05:10
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[通貨オプション]OP売り、米国の連休控えた週末要因
*04:35JST [通貨オプション]OP売り、米国の連休控えた週末要因
ドル・円オプション市場で変動率は連日低下。米国の連休を控えた週末要因でオプション売りが優勢となった。リスクリバーサルでは円コールスプレッドが縮小。ドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いに比べ円先安観に伴う円プット買いが強まった。■変動率・1カ月物7.57%⇒7.19%(08年/24=31.044%)・3カ月物9.09%⇒8.74%(08年10/24=31.044%)・6カ月物9.29%⇒9.07%(08年10/24=25.50%)・1年物9.47%⇒9.36%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.73%⇒+0.60%(08年10/27=+10.90%)・3カ月物+1.08%⇒+1.00%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.86%⇒+0.84%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.53%⇒+0.52%(08年10/27=+10.71%)
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2024/02/17 04:35
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NY外為:ドル下落に転じる、SF連銀総裁、FOMCスタッフ予想の年3回利下げ妥当との見方
*03:27JST NY外為:ドル下落に転じる、SF連銀総裁、FOMCスタッフ予想の年3回利下げ妥当との見方
米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は全米企業エコノミスト協会(NABE)での講演で、「物価安定は視野に入ったがまだやるべきことがある」としたうえで、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の12月の見通しである年3回の利下げ予想は妥当だ、とした。朝方発表された米1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びを示したが、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁に続いて、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も年3回の利下げ予想を維持している姿勢を明らかにしたため、年内の利下げを織り込み金利は伸び悩んだ。10年債利回りは4.29%で推移。ドルも売りに転じドル・円は150円11銭まで反落後も、150円20銭で戻りが鈍い。ユーロ・ドルは1.0732ドルの安値から1.0779ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2551ドルの安値から1.2608ドルまで上昇し、14日来の高値を更新した。
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2024/02/17 03:27
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NY外為:ドル伸び悩む、ボスティック米アトランタ連銀総裁、警戒姿勢の維持必要と慎重
*01:37JST NY外為:ドル伸び悩む、ボスティック米アトランタ連銀総裁、警戒姿勢の維持必要と慎重
アトランタ連銀のボスティック総裁はCNBCとのインタビューで、「1月PPIは若干驚いたが、インフレは改善してきた」と言及した。また、インフレの2%目標が速やかに達成できるとは思わない、我々は辛抱強くなる必要がある、主張した。予想を上回った・米1月生産者物価指数(PPI)後、初めてのFRBの見解となる。同総裁はさらに本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有している。同総裁はまた、インフレがかなり改善したが、様々なリスクが存続しており、引き続き警戒姿勢が必要だと慎重な姿勢を再表明した。また、経済には依然、かなりの勢いがあり、インフレ圧力を緩和させるため、まだやるべきことがあると言及。年2回の利下げ見通しだが、データ次第では3回の利下げや、もし、経済が強ければ、利下げ先送りも支持する姿勢を示した。米国債相場は軟調。10年債利回りは4.30%で推移した。ドルは伸び悩み。ドル・円は150円26銭で底堅く推移。ユーロ・ドルは1.0774ドルで高止まりとなった。
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2024/02/17 01:37
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【市場反応】米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想下回り、ドル買い後退
*00:22JST 【市場反応】米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想下回り、ドル買い後退
米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は79.6と、1月79.0から上昇も予想を下回った。しかし、昨年7月来で最高。また、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目している同指数の1年期待インフレ率速報値は3.0%と、予想外に1月2.9%から上昇した。5-10年期待インフレ率速報値は2.9%と、1月から低下予想に反し、同水準にとどまった。消費者信頼感指数が予想を下回ったため米国債相場は下げ止まった。しかし、期待インフレ率が予想外に高く、下値も限定的。10年債利回りは1月生産者物価指数(PPI)後、4.32%まで上昇後、4.29%で推移した。ドル買いも後退し、ドル・円は150円65銭の高値から150円33銭へ反落。ユーロ・ドルは1.0732ドルの安値から1.0770ドルまで反発した。ポンド・ドルは1.2551ドルの安値から1.2582ドルまで反発した。【経済指標】・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:79.6(予想:80.0、1月:79.0)・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:3.0%(予想:2.9%、1月:2.9%)・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.9%(予想:2.8%、1月:2.9%)
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2024/02/17 00:22
注目トピックス 市況・概況
【市場反応】米1月PPI、コア指数が予想外の加速で利下げ観測後退、ドル上昇
*23:12JST 【市場反応】米1月PPI、コア指数が予想外の加速で利下げ観測後退、ドル上昇
米1月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.3%となった。伸びは12月-0.2%から予想以上に拡大し、昨年8月来で最大。前年比では+0.9%。伸びは12月+1.0%から鈍化も予想を上回った。また、変動の激しい食料や燃料を除いたコア指数は前月比+0.5%と、12月-0.1%から予想以上に伸びが拡大。昨年7月来で最大となった。前年比では+2.0%と、12月+1.7%から伸びが鈍化予想に反し拡大し、昨年10月来で最大となった。米1月住宅着工件数は前月比―14.8%の133.1万戸と、予想146万戸を下回り、昨年8月来で最低となった。1月住宅建設許可件数は前月比―1.5%の147万戸と、やはり予想151.2万戸を下回り、昨年11月来で最低。米2月ニューヨーク連銀サービス業活動は-7.3と、1月-9.7から回復も6カ月連続のマイナス。CPIと同様にPPIもディスインフレ基調の停滞が示されたため、利下げ観測が後退。米株先物は下落し、金利は上昇、ドル買いが強まった。10年債利回りは4.27%から4.32%まで上昇。ドル・円は150円28銭から150円65銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0770ドルから1.0732ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2586ドルから1.2551ドルまで下落した。【経済指標】・米・1月生産者物価指数:前月比+0.3%(予想:+0.1%、12月:-0.2%)・米・1月生産者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.1%、12月:-0.1%)・米・1月生産者物価指数:前年比+0.9%(予想:+0.6%、12月:+1.0%)・米・1月生産者物価コア指数:前年比+2.0%(予想:+1.6%、12月:+1.7%←+1.8%)・米・2月ニューヨーク連銀サービス業活動:-7.3(1月-9.7)・米・1月住宅着工件数:133.1万戸(予想:146万戸、12月:156.2万戸←146.0万戸)・米・1月住宅建設許可件数:147万戸(予想:151.2万戸、12月:149.3万戸)
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2024/02/16 23:12
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は動意薄、米インフレ指標にらみ
*19:58JST 欧州為替:ドル・円は動意薄、米インフレ指標にらみ
欧州市場でドル・円は150円20銭台と、動意の薄い値動き。今晩発表の米経済指標で生産者物価指数(PPI)とミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率をにらむ展開。高止まりなら利下げ観測の後退で、ドル・円は151円を目指す展開が予想される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円20銭から150円30銭、ユーロ・円は161円66銭から161円85銭、ユーロ・ドルは1.0759ドルから1.0771ドル。
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2024/02/16 19:58
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欧州為替:ドル・円は変わらず、ポンドは失速
*19:02JST 欧州為替:ドル・円は変わらず、ポンドは失速
欧州市場でドル・円は150円20銭台と、ほぼ変わらずの値動き。米10年債利回りは底堅く、ドルは売りづらい。一方、本日発表された英国の小売売上高は予想外に堅調となり、ポンドは買戻し優勢に。ただ、ポンド買いは続かず、発表前の水準に失速した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円20銭から150円30銭、ユーロ・円は161円66銭から161円82銭、ユーロ・ドルは1.0759ドルから1.0771ドル。
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2024/02/16 19:02
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欧州為替:ドル・円は伸び悩み、上値の重さを意識
*18:21JST 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、上値の重さを意識
欧州市場でドル・円は伸び悩み、150円30銭を高値にもみ合う展開。米10年債利回りは底堅く推移し、ややドル買いに振れやすい。一方、欧州株はほぼ全面高となり、円売りが主要通貨を押し上げた。ただ、ドル・円は材料難で上値の重さが意識される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円20銭から150円30銭、ユーロ・円は161円66銭から161円82銭、ユーロ・ドルは1.0759ドルから1.0771ドル。
<TY>
2024/02/16 18:21
注目トピックス 市況・概況
日経平均テクニカル:続伸、週足「赤三兵」示現
*18:15JST 日経平均テクニカル:続伸、週足「赤三兵」示現
16日の日経平均は続伸した。ザラ場高値、終値ともに昨日に続いてバブル崩壊後の最高値を更新した。ローソク足はマドを空けて上昇。寄り引けほぼ同値の小陰線から上下にヒゲを出す十字線で上げ一服を示唆した。週足は3本連続陽線で高値、安値、終値がそろって切り上がる赤三兵を示現し、強い上値追い圧力を窺わせた。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は96.80%と中立圏中央の100%を下回っているが、25日移動平均線との上方乖離率は5.67%(昨日5.16%)と2日連続で買われ過ぎの5%台にある。25日線や13週線が上向きを続けて大勢強気の形状となっているが、反動安リスクにも留意が必要となろう。
<CS>
2024/02/16 18:15
注目トピックス 市況・概況
欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ高止まりも過度な円売りは抑制
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ高止まりも過度な円売りは抑制
16日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米生産者物価指数(PPI)やミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率が高止まりなら、ドル買い先行。ただ、日本の為替介入が警戒され、円売りは縮小しそうだ。前日発表された米経済指標は小売売上高が予想外に悪化した一方、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は大幅改善でプラスに転じた。強弱まちまちの経済指標を受け長期金利は方向感を欠いたが、ややドル売りに振れユーロ・ドルは1.0780ドル台に再浮上。ドル・円は149円半ばに下落後、149円後半に持ち直した。本日アジア市場で米10年債利回りの上昇と日経平均株価の大幅高で、ドル・円は150円台に戻した。この後の海外市場は引き続き米経済指標にらみ。今晩の生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)同様に堅調と予想される。また、ミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率も注目され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を後退させる材料になりやすい。その際には金利高・ドル高に振れ、ドル・円は151円を目指す展開に。ただ、日本政府から円安けん制が相次いでおり、ドルの一段の上値は抑制されそうだ。【今日の欧米市場の予定】・22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(インフレ関連)・22:30 米・1月生産者物価指数(前月比予想:+0.1%、12月:-0.2%)・22:30 米・1月住宅着工件数(予想:145.8万戸、12月:146.0万戸)・22:30 米・1月住宅建設許可件数(予想:151.4万戸、12月:149.3万戸)・23:10 バー米FRB副議長(銀行監督担当)講演(銀行監督)・24:00 米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:80.0、1月:79.0)・02:10 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁基調講演(全米企業エコノミスト協会会議)
<CS>
2024/02/16 17:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小じっかり、日本株高で円売りも支援材料
*17:20JST 東京為替:ドル・円は小じっかり、日本株高で円売りも支援材料
16日の東京市場でドル・円は小じっかり。早朝は米10年債利回りの失速でドル売りが先行し、149円82銭まで下落。その後、日銀の緩和政策維持を見込んだ円売りで正午過ぎに150円36銭まで値を上げた。日本株高で円売りもドルの支援要因に。・ユーロ・円は161円44銭から161円79銭まで上昇。・ユーロ・ドルは1.0776ドルから1.0757ドルまで値を下げた。・日経平均株価:始値38,517.37円、高値38,865.06円、安値38,361.55円、終値38,487.24円(前日比329.30円高)・17時時点:ドル・円150円20-30銭、ユーロ・円161円70-80銭【要人発言】・ボスティック米アトランタ連銀総裁「9月と12月の計2回の利下げを見込んでいる」・鈴木財務相「為替の急激な変動は好ましくない」「円安はプラスとマイナスの両面あるが、マイナス方に懸念」「為替の動向、極めて緊張感をもってみている」「デフレ脱却宣言をするか、今のところ確たることは決まっていない」・植田日銀総裁「賃金上昇に伴う物価安定目標の実現を目指している」「マイナス金利を解除したとしても、緩和的な金融環境が当面続く可能性」「財務の健全化を確保することは重要」【経済指標】・日・12月第3次産業活動指数:前月比+0.7%(予想:+0.2%、11月:-1.4%←-0.7%)・英・1月小売売上高(自動車燃料含む):前月比+3.4%(予想:+1.5%、12月:-3.3%←-3.2%)
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2024/02/16 17:20
注目トピックス 市況・概況
日経VI:大幅に上昇、高値警戒感強まる
*16:05JST 日経VI:大幅に上昇、高値警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比+2.02(上昇率10.32%)の21.60と大幅に上昇した。なお、高値は21.98、安値は20.63。昨日の米株式市場で主要3指数が(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では引き続き短期的な過熱感がある中、今日は日経225先物が伸び悩む場面はあったが、概ね底堅く推移したことから、市場では高値警戒感が引き続き意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは昨日の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
<SK>
2024/02/16 16:05
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はこう着、全般的に動意薄
*16:04JST 東京為替:ドル・円はこう着、全般的に動意薄
16日午後の東京市場でドル・円は150円20銭台と、こう着した値動きが続く。全般的に動意が薄く、積極的な売り買いは手控えられているもよう。足元でドル買いは一服しており、ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルで下げ渋り、対円でも小動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円36銭、ユーロ・円は161円44銭から161円79銭、ユーロ・ドルは1.0757ドルから1.0776ドル。
<TY>
2024/02/16 16:04
注目トピックス 市況・概況
リスク選好ムードが高まり、史上最高値に急接近【クロージング】
*15:58JST リスク選好ムードが高まり、史上最高値に急接近【クロージング】
16日の日経平均は大幅続伸。329.30円高の38487.24円(出来高概算22億株)で取引を終えた。前日の米国市場で長期金利が低下したことなどを背景に買われたことなどから、東京市場でも買いが先行。日経平均は前場中盤にかけて上げ幅を広げ、38865.06円まで上伸。1989年12月の史上最高値(38915.87円)にあと50円あまりに迫る場面があった。ただ、急ピッチの上昇による高値警戒感に加え、週末の持ち高調整の動きなどから大引けにかけては上げ幅を縮めた。東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、金属製品とゴム製品を除く31業種が上昇。石油石炭、鉱業、不動産、保険、銀行の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、バンナムHD<7832>、中外薬<4519>が堅調だった半面、トレンド<4704>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が軟調だった。前日の米国市場では、1月の小売売上高が市場予想を下回る弱い結果となり、早期利下げ観測が再燃し、米長期金利は低下した。これを受け、主要株価指数は上昇。東京市場にも好影響を与えた。また、米国市場の取引終了後に決算を発表した米半導体大手アプライド・マテリアルズが時間外取引で12%超急伸したこともあり、東京市場では半導体関連銘柄に引き続き買いが優勢となった。また、日経平均は年初から5000円超上昇するなど、上昇ピッチが速いことで買い遅れている投資家も多く、持たざるリスクが意識されているほか、買いが買いを呼ぶ展開となり、日経平均は史上最高値に肉薄する場面があった。こうしたなか、国内外の証券会社各社は、今年の日経平均の高値予想を相次いで引き上げており、日経平均は45000円に達するとの予想もある。その背景は、デフレからインフレへの転換やコーポレートガバナンスの改善期待、中国株からの資金シフトなど海外投資家の買い意欲の強まりなどを挙げており、先高期待は日増しに高まっている。また、相場の先導役となっている半導体関連株の上昇も、少なくとも来週21日に予定されているエヌビディアの決算までは続く可能性が高いとの見方が多い。目先は持たざるリスクを意識しながら堅調地合いが続くだろうが、調整局面入りを警戒しながらとなりそうだ。
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2024/02/16 15:58
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:石油・石炭製品が上昇率トップ
*15:36JST 東証業種別ランキング:石油・石炭製品が上昇率トップ
石油・石炭製品が上昇率トップ。そのほか鉱業、不動産業、保険業、銀行業、証券業なども上昇。一方、金属製品が下落率トップ。そのほかゴム製品も下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 石油・石炭製品 / 1,610.88 / 3.962. 鉱業 / 594.29 / 3.273. 不動産業 / 1,851.32 / 2.824. 保険業 / 2,085.39 / 2.555. 銀行業 / 284.28 / 2.506. 証券業 / 574.59 / 2.487. 医薬品 / 3,682.92 / 2.268. サービス業 / 2,902.03 / 2.169. 鉄鋼 / 805.8 / 2.0510. 卸売業 / 3,670.45 / 1.8411. 非鉄金属 / 1,236.84 / 1.6712. 精密機器 / 11,677.13 / 1.6613. 繊維業 / 625.04 / 1.6414. ガラス・土石製品 / 1,379.05 / 1.5415. 電力・ガス業 / 490.02 / 1.5216. 化学工業 / 2,545.47 / 1.4517. パルプ・紙 / 513.1 / 1.4218. 陸運業 / 2,153.3 / 1.3419. 建設業 / 1,594.03 / 1.3420. 輸送用機器 / 5,125.85 / 1.2321. その他金融業 / 1,009.66 / 1.1822. 倉庫・運輸関連業 / 2,671.78 / 0.9823. 空運業 / 245.7 / 0.8924. 小売業 / 1,747.96 / 0.8825. 海運業 / 1,833.02 / 0.8526. 機械 / 2,999.18 / 0.5927. 食料品 / 2,219.27 / 0.5028. 情報・通信業 / 5,766.42 / 0.4729. 水産・農林業 / 577.8 / 0.4530. 電気機器 / 4,655.56 / 0.4331. その他製品 / 5,113.33 / 0.2932. ゴム製品 / 4,702.05 / -0.4033. 金属製品 / 1,446.45 / -0.45
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2024/02/16 15:36
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は上げ渋り
*15:15JST 東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は上げ渋り
16日午後の東京市場でドル・円は150円20銭台と、ほぼ変わらずの値動き。日経平均株価は上げ渋り、38400円台で取引終了。大引けにかけて上げ幅を縮小し、一段の円売りは抑制された。一方、米10年債利回りは底堅く推移し、ドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円36銭、ユーロ・円は161円44銭から161円79銭、ユーロ・ドルは1.0757ドルから1.0776ドル。
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2024/02/16 15:15
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前日比329.30円高の38487.24円
*15:02JST 日経平均大引け:前日比329.30円高の38487.24円
日経平均は前日比329.30円高の38487.24円(同+0.86%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比32.88pt高の2624.73pt(同+1.27%)。
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2024/02/16 15:02
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで
*14:49JST 東京為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで
16日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、150円20銭台でのもみ合い。米10年債利回りは底堅く、ドル売りは後退。また、日経平均株価は堅調地合いを維持し、円売り基調に振れやすい。ただ、他に具体的な手がかりは乏しく、動きづらい状況に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円36銭、ユーロ・円は161円44銭から161円79銭、ユーロ・ドルは1.0757ドルから1.0776ドル。
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2024/02/16 14:49
注目トピックス 市況・概況
日経平均は342円高、米PPIなどに関心
*14:41JST 日経平均は342円高、米PPIなどに関心
日経平均は342円高(14時40分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>などがプラス寄与上位となっており、一方、トレンド<4704>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、石油石炭製品、鉱業、不動産業、保険業、銀行業が値上がり率上位、ゴム製品、金属製品が値下がりしている。日経平均は下値が堅い一方、やや上値の重い展開となっている。米国では今晩、1月の米卸売物価指数(PPI)、1月の米住宅着工件数、2月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、速報値)などが発表される。
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2024/02/16 14:41
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは上昇、高値警戒感強まる
*14:26JST 日経平均VIは上昇、高値警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時25分現在、前日比+2.23(上昇率11.39%)の21.81と上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.98、安値は20.63。昨日の米株式市場で主要3指数が(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場には引き続き短期的な過熱感がある中、今日は日経225先物が伸び悩む場面はあるが、概ね底堅く推移していることから、市場では高値警戒感が引き続き意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2024/02/16 14:26
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は伸び悩み、円売り縮小で
*14:06JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、円売り縮小で
16日午後の東京市場でドル・円は伸び悩み、150円36銭まで上昇後はやや失速している。日経平均株価は前日400円超高に上げ幅を縮小し、日本株高を好感した円売りは抑制された。また、日本政府による円安けん制も、円売りを弱める要因となった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円36銭、ユーロ・円は161円44銭から161円79銭、ユーロ・ドルは1.0757ドルから1.0776ドル。
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2024/02/16 14:06
注目トピックス 市況・概況
日経平均は547円高、日銀総裁の発言も安心感に
*13:51JST 日経平均は547円高、日銀総裁の発言も安心感に
日経平均は547円高(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>などがプラス寄与上位となっており、一方、トレンド<4704>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、石油石炭製品、鉱業、不動産業、保険業、サービス業が値上がり率上位、金属製品が値下がりしている。日経平均は高値圏で推移している。植田日銀総裁が衆院財務金融委員会に出席し、「マイナス金利解除等を実施しても、緩和的な金融環境は当面続く可能性が高い」などと発言したことなどが、市場の安心感となっているようだ。
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2024/02/16 13:51
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:伸び悩みか、インフレ高止まりに警戒
*13:46JST 米国株見通し:伸び悩みか、インフレ高止まりに警戒
(13時30分現在)S&P500先物 5,045.25(-1.25)ナスダック100先物 17,943.00(+30.25)米株式先物市場でS&P500先物は軟調、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ15日の主要3指数は続伸。ナスダックは終盤に持ち直し、S&Pは上げ幅拡大で最高値を更新、ダウも348ドル高の38773ドルと上値を伸ばした。この日発表された小売売上高は予想外に悪化した一方、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は大幅改善でプラスに転じた。強弱まちまちの経済指標を受け長期金利の過度な上昇が抑制され、ハイテクが買い戻されたほか、消費や金融など指数への寄与度の高い銘柄が買われた。本日は伸び悩みか。引き続き経済指標にらみ。今晩の生産者物価指数(PPI)は消費者物価指数(CPI)同様に堅調と予想される。ミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率も注目され、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的なスタンスを後押しする材料となりやすい。その際には金利高に振れやすく、ハイテクを中心に売り優勢の展開に。また、週末に向け前日買われた消費や金融などにも売りが強まれば、相場を圧迫するとみる。
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2024/02/16 13:46
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は高値もみ合い、日本株高で
*13:35JST 東京為替:ドル・円は高値もみ合い、日本株高で
16日午後の東京市場でドル・円は150円36銭台と、本日高値圏でのもみ合い。日経平均株価は前日比600円超高で38700円台に浮上し、日本株高を好感した円売りに振れやすい。ただ、日本政府から円安けん制が相次ぎ、円売りは圧力は弱まる可能性も。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円36銭、ユーロ・円は161円44銭から161円79銭、ユーロ・ドルは1.0758ドルから1.0776ドル。
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2024/02/16 13:35
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はじり高、米金利の上昇基調で
*13:21JST 東京為替:ドル・円はじり高、米金利の上昇基調で
16日午後の東京市場でドル・円はじり高となり、150円36銭まで値を上げた。米10年債利回りの上昇基調で、ややドル買いに振れやすい。ユーロやポンドは対ドルで弱含む展開。ただ、対円では日経平均株価の大幅高を受け、円売りに押し上げられた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円36銭、ユーロ・円は161円44銭から161円79銭、ユーロ・ドルは1.0758ドルから1.0776ドル。
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2024/02/16 13:21
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~半導体株失速で上げ幅縮小も一時38865円まで上昇
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株失速で上げ幅縮小も一時38865円まで上昇
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は続伸、半導体株失速で上げ幅縮小も一時38865円まで上昇・ドル・円は底堅い、円の値動きを見極め・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>■日経平均は続伸、半導体株失速で上げ幅縮小も一時38865円まで上昇日経平均は続伸。前日比347.95円高(+0.91%)の38505.89円(出来高概算11億6000万株)で前場の取引を終えている。15日の米国市場は続伸。ダウ平均は348.85ドル高(+0.91%)の38773.12ドル、ナスダックは47.03ポイント高(+0.30%)の15906.18、S&P500は29.11ポイント高(+0.58%)の5029.73で取引を終了した。利下げ期待の再燃で寄り付き後から上昇。1月小売売上高が予想を下回り、利下げ期待がさらに強まると一段と買われた。ハイテクは一部で著名投資会社の売却が当局への届け出で明らかになると、利益確定売りに上値が抑制された。ダウは企業の好決算を好感した買いも見られ、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。米国株高などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズの好決算を受けて、半導体株が上げ幅を拡大したことから、日経平均は一時38865.06円と終値ベースの史上最高値38915.87円(取引時間中は38957.44円)にあと50円ほどに迫る場面が見られた。ただ、買い一巡後の半導体株が総じて前日比マイナス圏に突入したことから日経平均は上げ幅を縮小。38500円台で前場の取引を終えた。日経平均採用銘柄では、前日、急騰した楽天グループ<4755>が引き続き買われたほか、損保会社の政策保有株の売却の話が相次いでいることが影響しT&Dホールディングス<8795>、第一生命HD<8750>も買い優勢となった。このほか、オリンパス<7733>、出光興産<5019>、三井物産<8031>、資生堂<4911>が買われた。一方、今期大幅増益見通しも材料出尽くし感が先行したトレンドマイクロ<4704>が急落したほか、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が安い。また、ソニーグループ<6758>も引き続き軟調。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、保険業、不動産業、サービス業などが上昇した一方、金属製品のみ下落した。アジア株式市場は、香港ハンセン指数が小幅高で推移しているが、上海市場は引き続き春節に伴う休場のためアジア株式市場の参加者は引き続き少ない。一方、為替は1ドル150円10―20銭で推移しており、連日で政府要人による口先介入を観測。円安進行一服を受けて輸出関連銘柄への支援材料とはならないだろう。後場の日経平均は半導体株次第といったところか。史上最高値更新に向けて、前場残したやや長い上影(上ヒゲ)を少しでも吸収したいところだ。■ドル・円は底堅い、円の値動きを見極め16日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、150円付近でもみ合った。鈴木財務相の円安けん制を受け、円売りは縮小。一方、植田日銀総裁はマイナス金利を解除しても緩和的な環境が続くとの見解を示しており、円買い後退で主要通貨は支えられた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円82銭から150円29銭、ユーロ・円は161円44銭から161円71銭、ユーロ・ドルは1.0760ドルから1.0776ドル。■後場のチェック銘柄・ペッパーフードサービス<3053>、ユビキタスAI<3858>など、14銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:21.2万件(予想:22.0万件、前回:22万件)・米・失業保険継続受給者数:189.5万人(予想:188.0万人、前回:186.5万人)・米・1月小売売上高:前月比-0.8%(予想:-0.2%、12月:+0.4%←+0.6%)【要人発言】・ボスティック米アトランタ連銀総裁「9月と12月の計2回の利下げを見込んでいる」・鈴木財務相「為替の急激な変動は好ましくない」「円安はプラスとマイナスの両面あるが、マイナス方に懸念」「為替の動向、極めて緊張感をもってみている」「デフレ脱却宣言をするか、今のところ確たることは決まっていない」・植田日銀総裁「マイナス金利を解除したとしても、緩和的な金融環境が当面続く可能性」「財務の健全化を確保することは重要」<国内>・13:30 12月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.2%、11月:-0.7%)<海外>・16:00 英・1月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:+1.5%、12月:-3.2%)
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2024/02/16 12:27