注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前週末比868.45円安の38820.49円 *15:01JST 日経平均大引け:前週末比868.45円安の38820.49円 日経平均は前週末比868.45円安の38820.49円(同-2.19%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前週末比59.97pt安の2666.83pt(同-2.20%)。 <CS> 2024/03/11 15:01 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、147円挟みもみ合い *14:48JST 東京為替:ドル・円は動意薄、147円挟みもみ合い 11日午後の東京市場でドル・円は動意が薄く、147円を挟んでもみ合う展開が続く。日経平均株価は前週末比1000円超安と大幅に下げたが、上海総合指数と香港ハンセン指数は堅調を維持し円買いを抑制。また、米金利は下げ渋り、ドル売りは後退した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円53銭から147円13銭、ユーロ・円は160円38銭から160円92銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0946ドル。 <TY> 2024/03/11 14:48 注目トピックス 市況・概況 日経平均は1064円安、今週は米物価統計などに関心 *14:42JST 日経平均は1064円安、今週は米物価統計などに関心 日経平均は1064円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、オリンパス<7733>、大日印<7912>、アステラス薬<4503>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、鉱業、銀行業、証券商品先物、輸送用機器、石油石炭製品が値下がり率上位、パルプ・紙、その他製品、繊維製品、医薬品、空運業が値上がり率上位となっている。日経平均は安値圏で推移している。今週は、12日に2月の米消費者物価指数(CPI)、14日に2月の米卸売物価指数(PPI)、2月の米小売売上高などが発表され、市場の関心が高い。 <SK> 2024/03/11 14:42 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは上昇、株価下げ幅拡大し警戒感強まる *14:12JST 日経平均VIは上昇、株価下げ幅拡大し警戒感強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.22(上昇率1.00%)の22.17と上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.41、安値は21.37。先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。外為市場で一時1ドル=146円50銭台と先週末8日15時頃に比べ1円40銭ほど円高・ドル安に振れたことから、市場では円高・株安が警戒されている。一方、市場では引き続き短期的な過熱感が意識されたが、今日の株価下落で高値警戒感は緩和し、日経VIは先週末の水準を下回って推移する時間も長くなっている。ただ、株価が下げ幅を広げると次第に円高・株安への警戒感が強まり、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <SK> 2024/03/11 14:12 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:底堅い値動きか、CPIにらみ動きづらい *14:07JST 米国株見通し:底堅い値動きか、CPIにらみ動きづらい (13時30分現在)S&P500先物      5,182.00(-10.50)ナスダック100先物  18,236.25(-61.00)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ8日の主要3指数は3日ぶり反落。序盤のプラスを維持できずに弱含み、ダウは68ドル安の38722ドルで取引を終えた。この日注目された雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を大幅に上回ったが、失業率は昨年10月以来の3.9%に悪化し、平均時給は低下の市場観測を下回った。それを受け長期金利は失速し、買いが強まる場面もあった。ただ、エヌビディアに強まった調整売りが他のセクターに波及し、相場は圧迫された。本日は底堅い値動きか。前週のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長によるややハト派的な議会証言や強弱まちまちの雇用統計を消化し、材料難のなか方向感を欠く展開となりそうだ。次の注目材料となる2月消費者物価指数(CPI)は総合が前回から横ばい、コア指数は伸びの鈍化が予想され、様子見ムードが広がりやすい。金利高を抑えられればハイテク関連への買いが相場を支えるとみられるが、CPIをにらみ動きづらいだろう。 <TY> 2024/03/11 14:07 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、ユーロ・ドルは底堅い *14:05JST 東京為替:ドル・円は小動き、ユーロ・ドルは底堅い 11日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、146円90銭付近でのもみ合いに。一方、ユーロ・ドルは前週末に軟調地合いとなったが、週明けアジア市場では底堅く推移する。欧州中銀(ECB)の利下げ時期は不透明だが、ユーロは売りづらいようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円53銭から147円13銭、ユーロ・円は160円38銭から160円92銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0946ドル。 <TY> 2024/03/11 14:05 注目トピックス 市況・概況 日経平均は1176円安、ダウ平均先物軟調で東京市場の株価の重しに *13:52JST 日経平均は1176円安、ダウ平均先物軟調で東京市場の株価の重しに 日経平均は1176円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、オリンパス<7733>、大日印<7912>、エーザイ<4523>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、鉱業、銀行業、証券商品先物、輸送用機器、機械が値下がり率上位、パルプ・紙、その他製品、繊維製品、空運業、陸運業が値上がり率上位となっている。日経平均は下げ幅を広げている。半導体関連株が売られているほか、来週に日銀の金融政策決定会合を控え、円高・ドル安も警戒されている。また、ダウ平均先物が時間外取引でやや軟調なことも東京市場で投資家心理を委縮させているようだ。 <SK> 2024/03/11 13:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は一段安 *13:40JST 東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は一段安 11日午後の東京市場でドル・円は147円を挟み、ほぼ変わらずの値動き。日経平均株価は前週末比1100円超安と大幅に下げ、日本株安を嫌気した円買いに振れやすい。ただ、米10年債利回りは午前中から底堅く推移し、ドルの売りづらい地合いが続く。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円53銭から147円13銭、ユーロ・円は160円38銭から160円92銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0946ドル。 <TY> 2024/03/11 13:40 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は戻り一服、日本株は下げ幅拡大 *13:17JST 東京為替:ドル・円は戻り一服、日本株は下げ幅拡大 11日午後の東京市場でドル・円は戻りが一服し、147円を下回る水準でのもみ合い。146円半ばからの買戻しで147円付近に持ち直していたが、日経平均株価は前週末比1000円超安と下げ幅を拡大しており、日本株安を嫌気した円買いが主要通貨を下押し。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円53銭から147円13銭、ユーロ・円は160円38銭から160円92銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0946ドル。 <TY> 2024/03/11 13:17 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~幅広い銘柄が売られ1000円近い急落に *12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~幅広い銘柄が売られ1000円近い急落に 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅反落、幅広い銘柄が売られ1000円近い急落に・ドル・円は下げ渋り、米金利に追随・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は大幅反落、幅広い銘柄が売られ1000円近い急落に日経平均は大幅反落。前営業日比984.84円安(-2.48%)の38704.10円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えている。8日の米国市場は反落。ダウ平均は68.66ドル安(-0.18%)の38722.69ドル、ナスダックは188.26ポイント安(-1.16%)の16085.11、S&P500は33.67ポイント安(-0.65%)の5123.69で取引を終了した。2月雇用統計が労働市場の減速を証明したため利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。その後、半導体のエヌビディア株が過去最高値を更新後、下落に転じ同セクターでの利益確定売りに拍車をかけ、相場全体を押し下げた。ダウは根強いソフトランディング期待に支えられ底堅く推移も終盤にかけてプラス圏を維持できず相場は反落し終了。米国株の下落や為替の円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39232.14円で寄り付いた後は、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など値がさ半導体株の大幅安が影響して、38698.22円まで下げ幅を拡大。年初からの急ピッチな日経平均の上昇に対する反動も意識されている様子。一部では、期末に絡んだ年金のリバランスが入っているとの声も聞かれるなか、東証プライム市場の8割超が下落する全面安の展開となった。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、東エレクのほか、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株がきつい下げとなったほか、コンコルディア<7186>、みずほ<8411>など銀行株も下落した。このほか、川崎重<7012>、大平洋金属<5541>、三菱重<7011>の下げが目立った。一方、大規模な自己株式の取得実施を発表した大日本印刷<7912>が大幅高となったほか、国内証券会社のレポートがポジティブ視されて住友大阪セメント<5232>が買われた。このほか、帝人<3401>、エーザイ<4523>、ニトリホールディングス<9843>、資生堂<4911>がしっかり。セクターでは、鉱業、銀行業、輸送用機器、機械、証券・商品先物取引業の下落が目立った一方、パルプ・紙、その他製品の2セクターのみ上昇した。本日は売り一巡後、押し目を狙う買いが入って、プライム市場の主力銘柄は下げ渋るかと思いきや、日経平均、TOPIXともにほぼ前場安値引けとなった。18-19日に開催される日本銀行の金融政策決定会合での「マイナス金利の解除」に対する警戒感が高まっており、13日の春闘集中回答の結果までは神経質な地合いが続く可能性はある。後場、日経平均が少しでも下げ幅を縮小し39000円台を回復するような展開を期待したいところだが、様子見姿勢が強まっていることから後場一段安も頭に入れておきたい。■ドル・円は下げ渋り、米金利に追随11日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日銀による緩和的な金融政策の修正を見込んだ円買いが先行し、147円13線から一時146円53銭まで値を下げた。ただ、前週末海外市場で低下した米10年債利回りは小幅に上昇し、ドルは下げづらい展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円53銭から147円13銭、ユーロ・円は160円38銭から160円92銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0946ドル。■後場のチェック銘柄・地域新聞社<2164>、エスポア<3260>など、8銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・10-12月期GDP2次速報:前期比年率+0.4%(予想:+1.1%、1次速報:-0.4%)・日・2月マネーストックM3:+1.8%(1月:前年比:+1.8%)【要人発言】・駐豪中国大使「オーストラリア産ワインに対する関税の再検討が順調に進んでいる」<国内>特になし<海外>・米財務省・3年債入札 <CS> 2024/03/11 12:16 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、米金利に追随 *12:11JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、米金利に追随 11日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日銀による緩和的な金融政策の修正を見込んだ円買いが先行し、147円13線から一時146円53銭まで値を下げた。ただ、前週末海外市場で低下した米10年債利回りは小幅に上昇し、ドルは下げづらい展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円53銭から147円13銭、ユーロ・円は160円38銭から160円92銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0946ドル。【経済指標】・日・10-12月期GDP2次速報:前期比年率+0.4%(予想:+1.1%、1次速報:-0.4%)・日・2月マネーストックM3:+1.8%(1月:前年比:+1.8%)【要人発言】・駐豪中国大使「オーストラリア産ワインに対する関税の再検討が順調に進んでいる」 <TY> 2024/03/11 12:11 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):丹青社、エイチーム、エッジテクノロジなど *11:47JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):丹青社、エイチーム、エッジテクノロジなど ホクト<1379>:1925円(+117円)大幅続伸。先週末に24年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来予想の19.2億円から27億円に上方修正、前期は29.5億円の赤字であった。売上高は下振れるものの、きのこ単価の堅調推移、原材料費・燃料費などの想定比下振れなどが収益上方修正の背景に。第3四半期までの実績から見ても、上振れ幅は想定以上と捉えられる。また、未定としていた期末配当金は40円にするとし、年間配当金は前期比10円増の50円配当となる。エイチーム<3662>:620円(+43円)大幅続伸。先週末に上半期の決算を発表、営業損益は1.9億円の赤字となり、第1四半期1.7億円の赤字から赤字幅は縮小する形に。会社側業績予想に対しては概ね予想通りの進捗となっているもよう。EC事業の損失などが大幅に縮小のもよう。また、事業譲渡益の一部を原資とする特別配当円の実施に伴って、24年7月期年間配当金は、従来計画の16円から20円に引き上げている。丹青社<9743>:916円(+107円)大幅続伸。先週末に24年1月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の30億円から38億円、前期比6.2倍にまで引き上げ。需要回復に伴って売上高が堅調に推移しているほか、主に商業その他施設事業において利益率の高い案件を計上したことなども収益の押し上げ要因になっているようだ。第3四半期実績は累計で19.5億円だったため、想定以上の上方修正と評価される形に。大日印<7912>:4523円(+222円)大幅続伸。発行済み株式数の8.31%に当たる2000万株、500億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は3月11日から9月30日まで。1500万株の自己株消却も発表。同社は中計において、24年3月期から28年3月期までの5年間で3000億円の自社株買いを実施するとしており、現在までで1000億円を実施済み。目標に沿った水準ではあるものの、短期的な需給インパクトを期待する動きが優勢に。さくら<3778>:6620円 ウ -ストップ安売り気配。先週末は後場半ばから急落、上値到達感が広がり、本日も地合い悪の中で売りが殺到する形に。株価の過熱感が強まる中で1万円大台乗せも果たし、先週末には達成感からの利食い売り圧力が強まっている。さらに本日は日経平均が急落となり、同社のように、これまで株価上昇を主導してきた銘柄の下げがきつい。とりわけ、米エヌビディアが先週末に5.6%安と急落し、関連銘柄として、より売り圧力が強まっているようだ。エッジテクノロジ<4268>:627円(-135円)一時ストップ安。24年4月期の営業利益予想を従来の2.00億円から0.88億円(前期実績2.44億円)に下方修正している。営業活動を行うリーダー・教育担当層の受注獲得活動が停滞しているため。また、若手メンバーの営業活動が多くなったことで販売価格交渉力が弱まったほか、一部利益率の高いプロジェクトの縮小等を要因に売上総利益率が低下したことも利益を圧迫する見通し。日本電解<5759>:1518円(+1円)反発。銅箔製造設備の販売輸出入等を手掛けるテックス・テクノロジー(東京都千代田区)による日本電解株の大量買い付けを受け、会社支配に関する基本方針などを定め、買収防衛策として新株予約権の無償割り当てを導入すると発表している。テックス・テクノロジーは6日に変更報告書を提出し、同日時点で日本電解株を178万3100株(議決権保有割合約19.70%)保有していることが判明している。保有目的は純投資。yutori<5892>:6650円(-510円)朝高後、伸びきれず続落。31日(実質的には29日)を基準日として1株につき3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げて自社株式の流動性を向上させ、投資家層の拡大を図ることが目的。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を592万2800株から、1776万8400株に拡大する。yutori株は6日に上場来高値を記録した後は軟調に推移している。 <ST> 2024/03/11 11:47 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は147円近辺で上げ渋る状態が続く *10:34JST 東京為替:ドル・円は147円近辺で上げ渋る状態が続く 11日午前の東京市場でドル・円は146円60銭台で推移。147円16銭から146円54銭まで下落。株安を意識したドル売りが観測されており、146円54銭まで下落。ここまでの取引レンジは146円54銭-147円16銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0934ドル-1.0934ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。160円38銭-160円99銭。 <MK> 2024/03/11 10:34 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は146円67銭まで弱含み *10:04JST 東京為替:ドル・円は146円67銭まで弱含み 11日午前の東京市場でドル・円は146円70銭台で推移。147円16銭から146円67銭まで下落。米長期金利の低下や株安を意識したドル売りが観測されており、146円67銭まで下落。ここまでの取引レンジは147円67銭-148円12銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0946ドル-1.0934ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。160円99銭から160円54銭まで値下がり。 <MK> 2024/03/11 10:04 注目トピックス 市況・概況 日経平均は768円安、寄り後は下げ幅拡大 *09:06JST 日経平均は768円安、寄り後は下げ幅拡大 日経平均は768円安(9時5分現在)。今日の東京市場は売りが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超す大幅安となったことが、東京市場で半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、外為市場で1ドル=146円80銭台と、先週末8日15時頃と比べ1円10銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。一方、相場の先高観は依然強く、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。 <SK> 2024/03/11 09:06 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:大日印や鳥貴族HDなどに注目 *09:00JST 個別銘柄戦略:大日印や鳥貴族HDなどに注目 先週末8日の米株式市場でNYダウは68.66ドル安の38722.69、ナスダック総合指数は188.26pt安の16085.11、シカゴ日経225先物は大阪日中比725円安の38785円。為替は1ドル=147.00-10円。今日の東京市場では、24年1月期業績見込みを上方修正した丹青社<9743>、24年3月期利益予想の上方修正と増配を発表したホクト<1379>、24年7月期業績予想を上方修正した鳥貴族HD<3193>、発行済株式数の8.31%上限の自社株買いと5.13%の自社株消却を発表した大日印<7912>、発行済株式数の2.26%上限の自社株買いを発表したアース製薬<4985>、1株を2株に分割すると発表したTDCソフト<4687>、東証スタンダードでは、 第1四半期営業利益が93.1%増となったソフトウェアS<3733>、24年3月期純損益予想を0.20億円の赤字から1.40億円の黒字に上方修正したわかもと<4512>、24年3月期業績予想の上方修正と特別配当実施を発表した木村工機<6231>、24年3月期増配を発表したオートウェーブ<2666>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が49.3%減となったクミアイ化<4996>、同じく3.6%減となったカナモト<9678>、第3四半期累計の営業損益が30.29億円の赤字と上期の19.71億円の赤字から赤字幅が拡大したgumi<3903>、株主優待制度の変更を発表した武蔵精密<7220>、東証スタンダードでは、24年3月期営業損益を0.66億円の黒字から1.96億円の赤字に下方修正した多摩川HD<6838>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2024/03/11 09:00 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価の39000円辺りでの底堅さを見極め~ *08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価の39000円辺りでの底堅さを見極め~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■日経平均株価の39000円辺りでの底堅さを見極め■ホクト、24/3上方修正 営業利益 27.0億円←19.2億円■前場の注目材料:シャープ、グループのダイナブック、AIサーバーに参入、台湾製販売■日経平均株価の39000円辺りでの底堅さを見極め11日の日本株市場は、売り優勢のなかで下値の堅さを見極める相場展開になりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが68ドル安、ナスダックは188ポイント安だった。2月の米雇用統計が労働市場の減速を証明したため、利下げ期待を受けた買いが先行した。その後、エヌビディアが過去最高値を更新後、下落に転じたことで同セクターへの利益確定売りに拍車をかけ、相場全体を押し下げる格好となった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比725円安の38785円、円相場は1ドル147円00銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップダウンから始まることになろう。日経225先物(6月限)はナイトセッションで一時38740円まで売られ、38790円で取引を終えた。配当分を考慮すると、日経平均株価は節目の39000円辺りでの攻防になりそうだ。ボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジ推移が継続するなか、先週の週後半は+1σ水準での底堅さが見られていたが、これを明確に下放れてくることから、利益確定の売りが強まりそうだ。また、米国ではエヌビディアが高値更新後に5%超の下落となった。ブロードコムやマーベル・テクノロジーの予想を下回る決算の影響もあったと考えられるが、米ハイテク株の下落の影響から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を押し下げる格好になりそうだ。また、米雇用統計の結果を受けて利下げ観測が高まる一方で、国内では日銀による金融政策の正常化に向けた動きにより、日米金利差の縮小が意識されてきている。そのため、金利差を狙ったポジションを巻き戻す流れが警戒されやすく、これまで相場をけん引してきたハイテク株などへの利益確定も強まる可能性がありそうだ。BofA証券は、2024年末の日経平均株価の予想値を、従来の41000円から43500円に引き上げたようであり、海外投資家による買い意欲は強いと考えられるものの、目先的には利益確定売りが入りやすいだろう。まずは日経平均株価の39000円辺りでの底堅さを見極め、押し目狙いのスタンスとなろう。物色の流れとしてはハイテク株が売られやすい反面、3月の配当志向の動きにより、バリュー株への資金流入が意識されそうだ。そのほか、インデックスに絡んだ商いの影響を避ける狙いから、低位材料株などへは個人主体の短期的な値幅取り狙いの資金が向かいそうだ。■ホクト、24/3上方修正 営業利益 27.0億円←19.2億円ホクト<1379>は2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は802億円から788億円と減収を見込むが、営業利益を19.2億円から27.0億円に上方修正した。原材料費、電力費、燃料費等の製造原価が計画を下回る状況にあるため、営業利益は計画を上回る見込みとなった。■前場の注目材料・日経平均は上昇(39688.94、+90.23)・米長期金利は低下・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気・米国のインフレ沈静化観測・シャープ<6753>グループのダイナブック、AIサーバーに参入、台湾製販売・NEC<6701>超電導型量子計算機の試験環境構築、国産技術を検証・NTT<9432>情報漏えい防止に300億円、個別システム一元化・パナソニックHD<6752>パナコネクト、ラピュタロボティクスと提携、物流倉庫内を効率化・丸紅<8002>米VCと連携、シリコンバレーで新興発掘・トピー工業<7231>生産工程DXにAI活用、ホイール塗装膜の条件最適化・日本エアーテック<6291>生産再編、群馬・桐生にクリーンエアシステム新棟・三菱重<7011>タイ石油公社と、アンモニア専焼タービン発電実用化・ヤマシナ<5955>eVTOL軽量化支援、開発メーカーと提携・神戸鋼<5406>グループのコベルコ建機、メンテ・修理新本部、ストックビジネス強化・NTTデータG<9613>情報サービス、コンサルに商機、“デザイン”手法磨く・KDDI<9433>基地局に「曲がる太陽電池」、群馬で実証・西松建設<1820>アサヒ飲料と、カーボンネガティブコンクリート開発・藤倉コンポジット<5121>スマホ充電、水さえあればOK、非常用マグネ空気電池☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 10-12月期GDP2次速報(前期比年率予想:+1.1%、1次速報:-0.4%)・08:50 2月マネーストックM3(1月:前年比:+1.8%)<海外>・特になし <ST> 2024/03/11 08:48 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米失業率の上昇を受けてドルは上げ渋る可能性 *07:57JST 今日の為替市場ポイント:米失業率の上昇を受けてドルは上げ渋る可能性 8日のドル・円は、東京市場では147円53銭から148円12銭まで反発。欧米市場では147円97銭から146円49銭まで下落し、147円05銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米失業率の上昇を受けてドルは上げ渋る可能性がある。連合が3月7日に公表した2024年春闘の要求集計(3月4日時点)によると、平均賃金方式で賃金引き上げを要求した傘下の3102組合の賃上げ率は加重平均で5.85%と、前年集計の4.49%を上回ったもよう。この結果を受けて日本銀行は賃金上昇を伴う2%の物価目標の実現に自信を深めることになりそうだ。今月開催の金融政策決定会合でマイナス金利の解除など大規模緩和策の修正について議論されることになりそうだ。日銀政策修正観測が台頭したことによって足元の為替相場は円高に振れているが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは市場の想定より緩慢との見方が出ている。そのため、一部の市場参加者は「新たなドル売り材料が提供されない場合、リスク回避的なドル売り・円買いがさらに強まる可能性は低い」と指摘している。 <CS> 2024/03/11 07:57 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し *07:48JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に164円30銭(2023/11/16)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は今年6月に利下げを開始する可能性が高まっている。日本とユーロ圏の金利差縮小の思惑が再浮上しており、ユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日欧金利差の縮小観測【ユーロ買い要因】・2024年に複数回の米利下げ予想・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する方針・米欧金利差縮小の可能性 <CS> 2024/03/11 07:48 注目トピックス 市況・概況 NYの視点:米失業率の上昇を受けてドルは上げ渋る可能性 *07:44JST NYの視点:米失業率の上昇を受けてドルは上げ渋る可能性 8日のドル・円は、東京市場では147円53銭から148円12銭まで反発。欧米市場では147円97銭から146円49銭まで下落し、147円05銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米失業率の上昇を受けてドルは上げ渋る可能性がある。連合が3月7日に公表した2024年春闘の要求集計(3月4日時点)によると、平均賃金方式で賃金引き上げを要求した傘下の3102組合の賃上げ率は加重平均で5.85%と、前年集計の4.49%を上回ったもよう。この結果を受けて日本銀行は賃金上昇を伴う2%の物価目標の実現に自信を深めることになりそうだ。今月開催の金融政策決定会合でマイナス金利の解除など大規模緩和策の修正について議論されることになりそうだ。日銀政策修正観測が台頭したことによって足元の為替相場は円高に振れているが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは市場の想定より緩慢との見方が出ている。そのため、一部の市場参加者は「新たなドル売り材料が提供されない場合、リスク回避的なドル売り・円買いがさらに強まる可能性は低い」と指摘している。 <CS> 2024/03/11 07:44 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:GDP改定値、工作機械受注、中マネーサプライなど *06:30JST 今日の注目スケジュール:GDP改定値、工作機械受注、中マネーサプライなど <国内>08:50 GDP改定値(10-12月) 1.0% -0.4%08:50 マネーストック(2月)15:00 工作機械受注(2月)  -14.0%15:00 環境省などによる「ESG金融ハイレベル・パネル」<海外>17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(先週)  0.46%20:25 ブ・週次景気動向調査27:00 ブ・貿易収支(先週)  14.84億ドル中・資金調達総額(2月、15日までに) 2兆2750億元 6兆5017億元中・マネーサプライ(2月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(2月、15日までに) 1兆5000億元 4兆9200億元米・2025会計年度(24年10月-25年9月)予算教書公表米・緊急貸出制度「バンク・ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)」終了欧・ユーロ圏財務相会合中・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕米・3年債入札注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2024/03/11 06:30 注目トピックス 市況・概況 8日の米国市場ダイジェスト:NYダウは68ドル高安、ハイテクで利益確定売り *06:05JST 8日の米国市場ダイジェスト:NYダウは68ドル高安、ハイテクで利益確定売り ■NY株式:NYダウは68ドル高安、ハイテクで利益確定売り米国株式市場は反落。ダウ平均は68.66ドル安の38,722.69ドル、ナスダックは188.26ポイント安の16,085.11で取引を終了した。2月雇用統計が労働市場の減速を証明したため利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。その後、半導体のエヌビディア株が過去最高値を更新後、下落に転じ同セクターでの利益確定売りに拍車をかけ、相場全体を押し下げた。ダウは根強いソフトランディング期待に支えられ底堅く推移も終盤にかけてプラス圏を維持できず相場は反落し終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。百貨店のメーシーズ(M)は不動産投資会社アークハウス・マネジメントが必要に応じ同社買収価格を引き上げる意向を示したとの報道で、上昇。クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)は予約状況が堅調と、アナリストが同社の投資判断を引き上げ、上昇。また、暗号資産取引所を運営するコインベース(COIN)はビットコイン価格が過去最高値を更新していることや、アナリストによる投資判断引き上げが好感され、上昇した。会員制倉庫型卸売り・小売り会社のコストコホールセール(COST)は会員料金を据え置いたことが嫌気され、下落。製薬会社のイーライリリー(LLY)は食品医薬品局(FDA)が同社のアルツハイマー型認知症治療薬の承認を巡る判断を先送りしたことが嫌気され売られた。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)はロシアが関与したハッカー集団が不正アクセスを図っていることが明らかになり、警戒感に下落。航空機メーカーのボーイング(BA)はメンフィス発のユナイテッド便、737マックス8がヒューストン着陸の際、誘導路を離れ草地にはいった事故が報じられ、今週に入り、3度目の事象を警戒し、売られた。航空会社のユナイテッド(UAL)は軟調。シカゴ連銀総のグールズビー総裁はTVインタビューで、インフレがさらに鈍化することに伴い連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げすると見ていることを明らかにした。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米2月雇用統計受け日米金利差縮小観測強まる8日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円45銭へ上昇後、146円49銭まで下落し、147円05銭で引けた。米2月雇用統計が労働市場のひっ迫緩和を示しFRBの利下げ観測が一段と強まった。また、日銀の3月マイナス金利解除観測も強まり、日米金利差縮小観測に、円買い、ドル売りに拍車がかかった。ユーロ・ドルは1.0921ドルまで下落後、1.0981ドルまで上昇し、1.0938ドルで引けた。ビルロワドガロー仏中銀総裁が4月の利下げの可能性にも言及するなど、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測にユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、161円23銭へ強含んだのち後、160円73銭へ反落。日欧金利差縮小観測にユーロの上値が限定的となった。ポンド・ドルは1.2829ドルから1.2894ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8864フランへ上昇後、から0.8839フランまで下落した。■NY原油:下落、一時77.56ドルまで値下がりNYMEX原油4月限終値:78.01 ↓0.928日のNY原油先物4月限は下落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.92ドル(-1.17%)の78.01ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.56ドル-79.99ドル。ロンドン市場で79.99ドルまで買われたが、米雇用統計発表前に利食い売りが強まり、78ドル台前半まで反落。米雇用統計発表後に78ドル台後半まで戻したが、原油需要増大の思惑は後退し、77.56ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に78ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  35.60ドル   -0.03ドル(-0.08%)モルガン・スタンレー(MS) 87.04ドル   +0.90ドル(+1.04%)ゴールドマン・サックス(GS)386.99ドル  -1.44ドル(-0.37%)インテル(INTC)        44.00ドル   -2.15ドル(-4.65%)アップル(AAPL)        170.73ドル  +1.73ドル(+1.02%)アルファベット(GOOG)    136.29ドル  +1.05ドル(+0.77%)メタ(META)           505.95ドル  -6.24ドル(-1.21%)キャタピラー(CAT)      339.19ドル  -1.03ドル(-0.30%)アルコア(AA)         29.85ドル   -0.02ドル(-0.06%)ウォルマート(WMT)      60.12ドル   -0.24ドル(-0.39%) <ST> 2024/03/11 06:05 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:AIからDXやセキュリティ関連へと物色波及!気になる関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:AIからDXやセキュリティ関連へと物色波及!気になる関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年3月4日14時に執筆日本株の強気相場はいつまで続くのか…米国株も好調な様子を見ると、不安要素は無いようにも思えます。グロース株のパフォーマンスはまだまだ微妙ではありますが、以前と比べれば物色される銘柄も目立ってきましたな。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。日経平均が史上最高値を更新する中で、グロース株も底を打ってじわじわと切り返してきました。AI(人工知能)や半導体、宇宙関連などのホットなテーマがグロース株を引き上げているような印象を受けます。コロナ禍でDX(デジタルトランスフォーメーション)の話題が増えた日本は、業務効率化の視点から単純作業をAIに任せるようなサービスが注目されました。その後はChatGPTの出現により、人間が担う創造的な作業もAIに置き換わりつつあります。AIに人間の仕事が奪われると言っても労働力人口が減少する日本においては、AIが救世主となる分野も数多くあるでしょう。ただ、日本においてはマイナンバーカードの件でもあったように、ITシステムやセキュリティに関して懸念があります。どこまでAIの導入が進むかは、セキュリティなどの安全性や国民感情によるかもしれません。2月には日本の外務省が中国からサイバー攻撃を受けても、日本は被害すら確認できず米国から警告を受けたなんて報道もありました。地政学リスクの先行き不透明な現代では、政府だけでなく経済安全保障に関係する大企業まで、サイバー攻撃等のあらゆる脅威へのセキュリティを高めるべきです。日本にもセキュリティ分野等で優秀な企業はたくさんありますので、是非とも技術が認められる企業には政府からの手厚い支援をお願いしたいもんですな。さて、今回はAIおよびセキュリティ関連をチェックして参ります。まずは2月22日に上場したVRAIN Solution<135A>です。同社は「AI外観検査システム」を主力としており、DXコンサルティングなども展開しております。業績はしっかり黒字予想で、今後の決算発表でチャートがどのように変化するのか監視中です。2月13日の決算後に急動意したFFRIセキュリティ<3692>は、下値を切り上げると昨年来高値を更新しました。政府は2月27日、経済安全保障上の秘密情報を扱う為の「セキュリティ・クリアランス(適格性評価)」を創設する法案を閣議決定すると、同社にも思惑買いが流入した模様。昨年12月に上場したサイバーセキュリティ等のコンサルを手掛けるS&J<5599>も、セキュリティ・クリアランス関連として物色されたようです。業績も堅調で、時価総額100億以下の小型株でもセキュリティ関連で需要拡大するか注視しております。ネット決済代行サービスなどを手掛けるロボペイ<4374>は、昨年11月にAI活用を目的としたかっこ<4166>との業務提携を発表しました。ネット決済分野はAIやDX関連との親和性も高いでしょうな。週足チャートでも26週線を下値サポートにじわじわと上昇トレンドを形成しており、好調な業績も相まって、中長期で監視したい銘柄です。24年6月期が過去最高益となる見通しのArent<5254>は、直近の決算でもしっかり動意しました。建設業界を中心にDXコンサルからシステムの開発・販売まで手掛ける同社は、今後も人手不足の業界で需要拡大が見込めそうですねぇ。最後はAI物色の流れから青天井相場に突入しているAVILEN<5591>です。AI人材育成とAIソフトウェア開発というトレンド通りの業種に加え、好調な業績も相まって人気化しています。今後さらに市場と共に拡大するAI需要を受けるのではとの見方から、まだ人気も続くのではと監視中です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/03/10 10:00 注目トピックス 市況・概況 メキシコペソに売り圧力【フィスコ・コラム】 *09:00JST メキシコペソに売り圧力【フィスコ・コラム】 メキシコの引き締め的な金融政策で、ペソの底堅さが顕著になっています。ただ、3カ月後に同国大統領選・議会選を控え、今後の売り圧力として警戒感が浮上。一方、隣国アメリカの大統領選もリラ売り要因として意識せざるを得ず、国内外の政治情勢が注目されます。ドル・メキシコペソは今年に入り17ペソを挟んでもみ合いが続き、同じ新興国の南アランドや中国人民元と比べても安定的な値動きが目を引きます。昨年10月に18.30リラ台まで下落後、年末にかけて持ち直しました。メキシコ中銀は引き締め的な政策姿勢を堅持しており、政策金利からインフレ率を差し引いた実質金利のプラス幅が拡大。投資妙味が増していることがペソを支える要因とみられます。メキシコ中銀による2021年6月の4.00%から4.25%への利上げを皮切りに、15会合にわたる歴史的な引き締めサイクルで政策金利は23年3月には11.25%に。消費者物価指数(CPI)は2022年の秋口に8.7%まで上昇しましたが、それをピークにインフレは沈静化に向かいます。同中銀は23年5月から今年2月まで政策を維持していますが、CPIは小幅ながら再上昇し、手綱を緩めることはできません。主要国は利下げに慎重ですが、メキシコも同様です。ロドリゲス総裁は最近公表した四半期報告書に関連し、目先の調整の可能性に言及したものの、その余地は緩やかとの見方を示しています。特にサービス部門のインフレが最も懸念されており、時期尚早の利下げは大きな過ちになると指摘。中銀内でのインフレに関する見方は一致しているもようで、中銀の政策がペソの底堅さを支える公算です。ただ、同国の政治情勢はペソ売りの材料になりかねません。6月の大統領選・議会選に向け、今月から選挙戦に突入。女性候補どうしの一騎打ちが大きくクローズアップされる大統領選は、ロペスオブラドール大統領の腹心のシェインバウム前メキシコ市長が支持率でリードしています。このままいけば、与党の国家再生運動(MORENA)は左派寄りの政策を踏襲する方針で、ペソは積極的に買いづらいでしょう。米大統領選も気がかりです。バイデン政権発足後にメキシコからアメリカへの不法越境者が急増しており、移民政策は大きな争点の1つ。実際、バイデン氏と共和党の有力候補、トランプ前大統領は先月末、南部テキサス州の国境沿いを視察しています。トランプ氏は2016年の大統領選からテキサス州の「国境の壁」建設を看板政策としており、メキシコへの厳しい対応は8年前のペソ急落を想起させます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <TY> 2024/03/10 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:春闘集中回答日、米CPI、米PPI *18:17JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:春闘集中回答日、米CPI、米PPI ■株式相場見通し予想レンジ:上限39500円-下限38500円今週末8日の米国市場は反落。ダウ平均は前日比68.66ドル安(-0.18%)の38722.69ドル、ナスダックは188.26ポイント安(-1.16%)の16085.11、S&P500は33.67ポイント安(-0.65%)の5123.69で取引を終了した。そして、大証ナイト終値は通常取引終値比720円安の38790円と急落した。米2月雇用統計が労働市場のひっ迫緩和を示し米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が一段と強まったことで、ドル・円は一時146円49銭まで円高ドル安が加速した。週明け東京市場は売り優勢の展開でスタートする公算が大きい。調整局面は出遅れていた投資家の買い場となりそうだが、為替の円高推移は懸念材料である。2月13日以降、ドルは150円前後で上下2円弱の狭いレンジでのこう着相場が続いていたが、3月の日銀金融政策決定会合にて金融政策の正常化に踏み出すのではないか、との思惑が高まったことや、パウエルFRB議長が議会証言にてややハト派的な発言を行ったこと、スーパーチューズデーの結果を受けて、トランプ前大統領が米大統領に返り咲く可能性が高まっていることなどが円買いドル売り材料となっている。米商品先物取引委員会(CFTC)が8日に発表した建玉明細報告では、5日時点のシカゴ・円における大口投資家(投機筋)のポジションは11万8843枚の売り越しと前回の13万2705枚の売り越しから大幅に減少。投機筋の売り越しポジションは3週ぶりに12万枚以下となった。6日以降、円高ドル安が進んだことから、投機筋の円売りポジションはより減少したと推測。投機筋の円売りポジション解消がいったん止まれば、足元の円高ドル安加速は一巡しそうだが、自動車株など輸出関連銘柄は神経質な展開を迎えそうだ。■為替市場見通し来週のドル・円は伸び悩みか。3月13日に自動車・電機大手の賃上げ集中回答が予定されており、賃上げが市場予想を上回る水準だった場合、日本銀行は賃金上昇を伴う2%の物価目標の実現に自信を深めて大規模緩和の修正に乗り出す可能性がある。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは市場の想定より緩慢とみられ、リスク選好的なドル買い要因となり得る。先月発表された1月米コアPCE価格指数は前年比+2.8%と市場予想と一致し、3月12日に発表される2月米消費者物価コア指数(CPI)は前年比+3.7%と予想されており、3%を上回る高インフレの状態はしばらく続く見込み。パウエルFRB議長は3月6-7日の議会証言で、金融政策について中立的な見解を示したため、主要通貨に対するドル売りが観測されたが、市場参加者の間では年内数回の利下げが以前から想定されており、米国経済の軟着陸への期待は持続していることから、リスク回避的なドル売り・円買いはやや縮小する可能性は残されている。■来週の注目スケジュール3月11日(月):GDP改定値(10-12月)、米・2025会計年度(24年10月-25年9月)予算教書公表、中・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕、など3月12日(火):景況判断BSI(1-3月)、国内企業物価指数(2月)、独・CPI(2月)、米・消費者物価指数(CPI)(2月)、米・大統領選の民主・共和両党予備選(ジョージア州、ミシシッピ州、ワシントン州など)、共和党ハワイ州党員集会、米・10年債入札、など3月13日(水):春闘集中回答日、英・商品貿易収支(1月)、欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(1月)、米・30年債入札、など3月14日(木):米・小売売上高(2月)、米・生産者物価指数(PPI)(2月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、など3月15日(金):春闘第1回回答集計結果公表、中・新築住宅価格(2月)、中・中古住宅価格(2月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(3月)、米・設備稼働率(2月)、米・鉱工業生産指数(2月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、露・大統領選挙(17日まで)、など <CN> 2024/03/09 18:17 注目トピックス 市況・概況 株ブロガー・さなさえ:咲き乱れるAI関連とそれに追随するテーマ株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 *17:00JST 株ブロガー・さなさえ:咲き乱れるAI関連とそれに追随するテーマ株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年3月5日19時に執筆皆様、おはこんばんちは。昨年末から当記事でご紹介してきたAI(人工知能)関連株が百花繚乱に咲き乱れてきましたね。今回はこれまでご紹介しきれていなかったAI関連株や、その人気に伴って買われてきている株も合わせて見ていきたいと思います。ブログでもそんな注目株を特集中のさなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目突入…はや60回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<AI関連の中小型株に物色の矛先>米エヌビディアの決算が示した世界的なAI&半導体需要の拡大は、日本国内の決算シーズンを経てそうした中小型株へと波及してきています。これまで当コラムでご紹介してきたAI関連株も次々とストップ高をつけ、チャートも好転してきています。(ほんと、昨年10、11月頃まで徹底して売られ、長らく放置されていたのは何だったのでしょう…涙)そんなわたしも「人工知能かー、いよいよ、手塚治虫先生の描いた世界になったなー、わたしのロビタやチヒロ(※漫画 火の鳥「復活編」等参照)は今いずこ。」などとのんきに呟いて、はたと気づきました。「いる…AI、もう身近にたくさん居る。」…と。例えばスマホでも使われる音声アシスタント機能やアプリケーション、企業の電話応答システムやチャットボット、お掃除ロボットに自動車のアシスタント機能、そして殿方・奥方にも親しまれるアダルトコンテンツにも、AIが作成した画像や映像がふんだんに盛り込まれる時代が来ています。(そういえば『はま寿司』で頑張っていたAIロボのペッパー君の姿が見えませんが、もう解雇されてしまったのでしょうか…)これからますます世界で開発競争が激化するAIとその市場拡大…数年後のわたしたちの生きる世界はさらにAIに依存する世の中になっている事は必然です。それを想像すると先の手塚漫画のオチのように、やや怖さもあるものの、無限に可能性が広がっていくという意味では楽しみでもあります。株式市場では今まさにそんな世界に期待する資金がAIやそれに追随する株に資金が回ってきていますので、投資家としてしっかりチェックしていきたいと思います。<出遅れAI株や思惑で動くテーマ株>まずはわたしのブログで今月チェックしているプライム・ストラテジー<5250>です。完全ローカル環境でのLLM実行環境導入・保守サービス「Magatama.AI」を発表して急騰してきましたね。200日移動平均線に近づいてから調整していますが、業績期待もありそうなので、戻り売りをこなしながらチャート好転を目指してもらいたいところです。また、人事AI解析などで定評のあるAI CROSS<4476>は、AI関連の出遅れとして買いが入り、日足の一目均衡表の雲を抜けてきています。同様に昨年12月にエッジAI関連としてご紹介した日本ラッド<4736>は3月4日の上方修正の発表を機に急連騰、さらにAIマーケティングで知られたシルバーエッグ<3961>も、業績が伴った出遅れ株として注目されて急連騰…いずれも月足の一目均衡表の雲を抜けて推移できるかと注目中です。もう既に高いですが、官公庁や金融機関へのAI音声コンテンツ生成システム等を開発中のクロスキャット<2307>はAI物色を受けて青天井相場へ再突入…ビックデータ処理・分析に定評のあるデータセクション<3905>も高いですが、価格帯別出来高で見てみると1300円付近を超えてきたら面白そうだと監視中です。カジノ関連のシンボルストックでもあるテックファーム<3625>は、システム汎用基盤「AI Frame」への思惑で買いが入っているようですが、業績の復調もあればさらに面白そうです。また、AI市場の拡大に伴い、サイバーセキュリティー関連への物色も増えているようで、小型株でもあるアズジェント<4288>が底値圏から急浮上中、さらにラック<3857>も浮上中なので、いずれも業績と共に「好材料もあれば…」なんて見方をしています。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 <FA> 2024/03/09 17:00 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:調整局面は出遅れ投資家の買い場となりそうだが、円高進行が懸念材料 *14:28JST 国内株式市場見通し:調整局面は出遅れ投資家の買い場となりそうだが、円高進行が懸念材料 ■4万円到達後は上値重く今週の日経平均は週間で221.88円安(-0.56%)の39688.94円と下落した。半導体株を中心とした米国株の上昇を受けて、週初の寄付きから日経平均は史上初となる40000円台に乗せて取引を開始。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が上場来高値を更新するなど、値がさ半導体株の上昇が引き続き日経平均のけん引役となった。買い一巡後は、200日移動平均線の上方乖離率が20%を超えるなど短期的な過熱感も意識されて、日経平均の上げは一服したが、建設株や銀行株、鉄鋼など大型バリュー銘柄が買われたことからTOPIXがしっかり。NT倍率は14.5倍台まで縮小した。ただ、5日に行われたスーパーチューズデー(11月の米大統領選挙に向けて、共和党、民主党の候補者選挙が集中する日)にて、共和党大統領候補者にトランプ前大統領が指名されることがほぼ確実となったことや、3月18-19日に開催される日本銀行の金融政策決定会合にて、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通しと報じられたことなどから、為替が1ドル=147円台まで円高方向へ推移。円高進行が嫌気されてトヨタ自動車<7203>など自動車株は上値が重くなった。週末に3月限先物・オプション取引の特別清算指数(SQ)の算出を控えていたことも影響し、先物中心に売りがやや膨らむ展開となった。なお、2月第4週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を3889億円買い越した一方、TOPIX先物を343億円売り越し、225先物は2186億円売り越したことから、合計1360億円の買い越しとなった。個人投資家は現物を1020億円売り越し、自己は現物を2715億円買い越した。2月第1週から第4週合計では、海外投資家が現物を9670億円買い越した。■日柄調整によって日経平均の短期的な過熱感は和らぐ日経平均の上値が重くなり日柄調整が入ったことから、8日終値時点の日経平均の25日移動平均線の上方乖離率は3.6%、200日移動平均線の上方乖離率は18.6%とそれぞれ過熱感を示す水準(25日は7%、200日は20%)を下回っており、足元の急ピッチな上昇に対する日経平均の短期的な過熱感はだいぶ和らいでいる。値がさ半導体株や指数寄与度が最も高いファーストリテイリング<9983>の値動きに日経平均が振らされる展開は変わらないが、銀行株や証券株、損保株など金融セクターや、建設、鉄鋼セクターなど幅広い銘柄が物色されており、東証プライム市場の売買代金は2月29日以降、5兆円超の日が続いている。MSCIリバランスやSQ算出など需給イベントがあった日は6兆円を超えるなど商いは活況だ。三井E&S<7003>、野村マイクロ・サイエンス<6254>など東証プライム市場の中小型株も連日大商いとなっており、投資家のマインドは良好といえそうだ。■円高加速で輸出関連銘柄は神経質な展開を迎えるか一方、今週末8日の米国市場は反落。ダウ平均は前日比68.66ドル安(-0.18%)の38722.69ドル、ナスダックは188.26ポイント安(-1.16%)の16085.11、S&P500は33.67ポイント安(-0.65%)の5123.69で取引を終了した。そして、大証ナイト終値は通常取引終値比720円安の38790円と急落した。米2月雇用統計が労働市場のひっ迫緩和を示し米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が一段と強まったことで、ドル・円は一時146円49銭まで円高ドル安が加速した。週明け東京市場は売り優勢の展開でスタートする公算が大きい。調整局面は出遅れていた投資家の買い場となりそうだが、為替の円高推移は懸念材料である。2月13日以降、ドル・円は1ドル=150円前後で上下2円弱の狭いレンジでのこう着相場が続いていたが、3月の日銀金融政策決定会合にて金融政策の正常化に踏み出すのではないか、との思惑が高まったことや、パウエルFRB議長が議会証言にてややハト派的な発言を行ったこと、スーパーチューズデーの結果を受けて、トランプ前大統領が米大統領に返り咲く可能性が高まっていることなどが円買いドル売り材料となっている。米商品先物取引委員会(CFTC)が8日に発表した建玉明細報告では、5日時点のシカゴ・円における大口投資家(投機筋)のポジションは11万8843枚の売り越しと前回の13万2705枚の売り越しから大幅に減少。投機筋の売り越しポジションは3週ぶりに12万枚以下となった。6日以降、円高ドル安が進んだことから、投機筋の円売りポジションはより減少したと推測。投機筋の円売りポジション解消がいったん止まれば、足元の円高ドル安加速は一巡しそうだが、自動車株など輸出関連銘柄は神経質な展開を迎えそうだ。■国内GDP改定値、米消費者物価指数など来週にかけて、国内は、11日に10-12月期国内総生産(GDP)改定値、12日に2月国内企業物価指数、1-3月期景況判断BSIなどが予定されている。海外では、12日に英・2月雇用統計、1月ILO失業率、独・2月消費者物価指数改定値、米・2月消費者物価指数、13日に英・1月鉱工業生産指数、1月製造業生産指数、1月貿易収支、1月月次GDP、欧・1月ユーロ圏鉱工業生産指数、米・週次石油在庫統計、14日に米・週次新規失業保険申請件数、2月生産者物価指数、2月小売売上高、15日に米・3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、2月鉱工業生産指数などが予定されている。 <FA> 2024/03/09 14:28 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:週明けの相場下落局面でタイミング待ちの投資家が動くか *14:27JST 新興市場見通し:週明けの相場下落局面でタイミング待ちの投資家が動くか 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-0.56%だったのに対して、東証グロース市場指数は-0.88%、東証グロース市場250指数は-1.13%と新興市場の下落率はやや大きかった。日経平均が史上初の40000円台に乗せた後は上値の重い展開となったことで、プライム市場や新興市場の出遅れ銘柄や材料銘柄への物色が活発化。6日と7日のグロース市場の売買代金は2000億円を超え、東証グロース市場指数は昨年9月水準、東証グロース250指数は昨年7月水準まで上昇する場面が見られた。週末にかけては、日経平均の乱高下に巻き込まれ、主力処である東証グロース市場Core指数構成銘柄や、直近上昇していた銘柄が売られたが、東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに25日移動平均線より上の水準は維持している。個別銘柄は、米半導体大手エヌビディアの協力の下、自社のエッジAIプラットフォーム「Jetson」向けの製品発売を決定したと発表したKudan<4425>が急騰。花粉症を対象疾患として開発中のアレルギーワクチン(抗体誘導ペプチド)「FPP004X」に関し、塩野義製薬<4507>と資本業務提携すると発表したファンペップ<4881>も大幅高となった。このほか、今後保有する点眼薬に関する知的財産権及び研究開発成果に関し、ロート製薬<4527>と知的財産権実施許諾契約を締結すると発表し坪田ラボ<4890>が買われた。一方、ファーストアカウンティング<5588>やAppBank<6177>など直近上昇銘柄が売られたほか、弁護士ドットコム<6027>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、JTOWER<4485>など時価総額が大きい銘柄もさえなかった。■売り一巡後は出遅れた銘柄への個人投資家の物色が強まるか来週の新興市場は反発を想定する。週初の東京市場は、為替の急激な円高進行などを受けて、プライム市場の輸出関連銘柄の一角が下落し、日経平均も大幅安となろう。グロース市場もいったんは今週末見られたような直近急騰していた銘柄などへの売りが入りそうだが、売り一巡後は出遅れた銘柄への個人投資家の物色が強まると考える。プライム市場を中心とした上場来高値更新銘柄の信用買いポジションが多い点は気になるところだが、この上昇相場で出遅れた投資家の待機資金が底堅い地合いを作ると想定。週明け以降の下落局面では、タイミングを待っていた投資家の物色が入り、グロース市場の売買代金は増加すると考える。プライム市場のさくらインターネット<3778>が8日後場急落した局面で、Laboro.AI<5586>、Ridge-i<5572>などAI関連銘柄が同時に急落した点は気がかりだが、急落した銘柄に短期的な値幅取りの資金が入る可能性は高いことから、来週もAI関連銘柄が物色の中心となりそうだ。また、QPS研究所<5595>も売買代金は減少しているが、今週、上場来高値を取るなどトレンドは強く、引き続き関心を集めよう。なお、新規株式公開(IPO)について、3月21日にグロース上場のトライアルホールディングス<141A>(日程変更可能性あり)、STG<5858>を皮切りに3月は15社のIPOが予定されている。来週末辺りから換金売りなどが入る可能性はあるので需給面は要注意となる。 <FA> 2024/03/09 14:27 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:CPIや小売売上高に注目 *14:27JST 米国株式市場見通し:CPIや小売売上高に注目 来週は2月消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)、小売売上高に注目だ。また、主要小売企業決算で消費動向を判断したい。特にCPIでは、1月の結果が一時的であることが証明されるかどうかに焦点を当てたい。データでインフレの鈍化基調が再確認されれば、年内の利下げ期待が強まり、相場上昇要因になるだろう。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は今週の議会証言において、インフレ鈍化を確信しているものの、さらなるインフレ改善のデータが必要と利下げに慎重な姿勢を再表明した。同時に、利下げ開始する時期を過剰に遅らせることのリスクを認識しているとし、もし、経済が想定通りに展開した場合、年内に利下げを開始することが可能になると言及。利下げを開始するのは「そう遠くはない」と年内の利下げの可能性にもさらに明確に言及し、今までで一番ハト派色を強めた。利下げの可能性をさらに確かにするため、1月のインフレ改善が停滞した基調の大幅転換に期待が集まっている。もし、CPIやPPIの結果で、インフレ鈍化の基調がさらに確認できれば、相場の上昇を後押しするだろう。FRBがインフレ指標として注目している食品やエネルギーを除いたCPIのコア指数は前年比で1月の+3.9%から+3.7%と、21年5月来の低い伸びに鈍化しインフレ鈍化基調の継続を証明する見込み。1月分は予想程伸びが鈍化せず、市場での早期利下げ観測が後退し、相場の重しとなった。PPIはすでに2%を割り込んでいる。2月小売売上高は1月のマイナスからプラスに改善が予想されている。今年に入り、ホリデーシーズンも終わり、さらに、悪天候に加え労働市場への懸念も浮上し消費に鈍化傾向も見られる。消費の過熱感が緩和すれば、FRBが特に注目しているサービスインフレ鈍化にもつながり、利下げの可能性もさらに強まるだろう。経済指標では、2月消費者物価指数(CPI)(12日)、2月小売売上高、2月生産者物価指数(PPI)、週次新規失業保険申請件数、1月企業在庫(14日)、2月輸入・輸出物価指数、2月鉱工業生産、2月設備稼働率、3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値(15日)、などが予定されている。主要企業決算では、小売では百貨店のコールズ(12日)、住宅建設会社のレナー、ディスカウント小売のダラー・ツリー、家具販売のウィリアムズ・ソノマ(13日)、ディスカウント小売のダラー・ゼネラル、化粧品小売のアルタ・ビューティ、スポーツ用品小売会社のディックス・スポーティング・グッズ(14日)、そのほか、ソフトウエア・メーカーのオラクル(11日)、アドビ(14日)、などが予定されている。特にレナーの決算では、住宅ローン金利の低下が支援し、需要回復や様々なプロモーションなどが奏功した強い結果に期待したい。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2024/03/09 14:27 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:もみ合いか、英インフレ圧力も日本の賃上げで円買いも *14:13JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、英インフレ圧力も日本の賃上げで円買いも ■弱含み、日銀政策を巡る思惑でポンド売り強まる今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行による早期利下げの可能性は高まっていないものの、日本銀行は3月開催の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するとの見方が強まった。将来的に利上げを検討する可能性もあることから、リスク回避的なポンド売り・円買いが観測された。取引レンジ:188円24銭-191円19銭。■もみ合いか、英インフレ圧力も日本の賃上げで円買いも来週のポンド・円はもみ合いか。英スナク政権は総選挙に向け国民保険料を引き下げ、インフレ圧力によりポンドは売りづらい展開となりそうだ。英中央銀行もタカ派姿勢を維持し、ポンドを支援しよう。ただ、日本銀行金融政策決定会合を翌週に控え、日本の賃金上昇により緩和政策修正を見込んだ円買いがポンドを下押しする可能性がある。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・13日:1月鉱工業生産(12月:前月比+0.6%)予想レンジ:187円00銭-191円00銭 <FA> 2024/03/09 14:13

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