注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は反発、夕方にかけて円売り *17:18JST 東京為替:ドル・円は反発、夕方にかけて円売り 13日の東京市場でドル・円は反発。春闘で賃上げが示されると日銀の緩和修正をにらんだ円買いが先行し、一時147円23銭まで下落。ただ、米インフレ再加速でドルは買戻しが強まった。午後は日銀総裁の慎重姿勢で円売りに振れ、147円79銭まで切り返した。・ユーロ・円は160円90銭から161円48銭まで上昇。・ユーロ・ドルは1.0920ドルから1.0931ドルまで値を上げた。・日経平均株価:始値39,059.95円、高値39,147.80円、安値38,452.57円、終値38,695.97円(前日比101.54円安)・17時時点:ドル円147円70-80銭、ユーロ・円161円40-50銭【経済指標】・英・1月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想:0.0%、12月:+0.6%)・英・1月貿易収支:-145.15億ポンド(予想:-150.00億ポンド、12月:-139.89億ポンド)【要人発言】・岸田首相「デフレ脱却には至っていない」「具体的な政策手法は日銀に委ねられている」「デフレ脱却の判断、金融政策の変更と連動するものではない」「政府が取り組む政策を踏まえたうえで日銀は総合的に判断すると認識」・植田日銀総裁「賃上げ回答や他のデータ、ヒアリングなど総合的に判断したうえで適切に判断」「春闘の内容、大きなポイント」 <TY> 2024/03/13 17:18 注目トピックス 市況・概況 13日の日本国債市場概況:債券先物は145円52銭で終了 *17:13JST 13日の日本国債市場概況:債券先物は145円52銭で終了 <円債市場>長期国債先物2024年6月限寄付145円44銭 高値145円52銭 安値145円34銭 引け145円52銭売買高総計18817枚2年 458回  0.193%5年 166回  0.371%10年 373回  0.757%20年 187回  1.523%債券先物6月限は、145円44銭で取引を開始。米国の2月消費者物価指数の予想上振れを受けた金利上昇にともない売りが先行し、145円34銭まで下げた。その後、前日の5年債入札の無難な結果を受けて、あすの20年債入札への警戒感は後退して買いが優勢になったといわれ、145円52銭まで上げた。現物債の取引では、5年債が売られ、10年債と20年債が買われ、2年債はもみ合った。<米国債概況>2年債は4.58%、10年債は4.13%、30年債は4.29%近辺で推移。債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.30%、英国債は3.93%、オーストラリア10年債は4.01%、NZ10年債は4.59%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]<海外>・19:00 ユーロ圏・1月鉱工業生産(前月比予想:-1.8%、12月:+2.6%)・02:00 米財務省・30年債入札(海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間) <KK> 2024/03/13 17:13 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は高値もみ合い、円売りが押し上げ *16:28JST 東京為替:ドル・円は高値もみ合い、円売りが押し上げ 13日午後の東京市場でドル・円は147円79銭に強含み、その後も高値圏でのもみ合い。植田日銀総裁は来週の政策決定に向け、「総合的に判断する」と発言。また、岸田首相はデフレ脱却に慎重姿勢を示し、日銀の緩和修正をにらんだ円買いは後退した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円79銭、ユーロ・円は160円90銭から161円47銭、ユーロ・ドルは1.0922ドルから1.0930ドル。 <TY> 2024/03/13 16:28 注目トピックス 市況・概況 日経VI:小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず *16:05JST 日経VI:小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比-0.16(低下率0.74%)の21.36と小幅に低下した。なお、高値は21.83、安値は20.81。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後、外為市場で1ドル=147円20銭台と、朝方と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことから、市場では円高・株安が警戒された。ただ、今日は日経225は一時下げに転じたものの売り急ぐ動きはなく、下値の堅い展開となったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <SK> 2024/03/13 16:05 注目トピックス 市況・概況 買い先行で始まるも日銀の金融政策正常化観測から神経質に【クロージング】 *15:57JST 買い先行で始まるも日銀の金融政策正常化観測から神経質に【クロージング】 13日の日経平均は3日続落。101.54円安の38695.97円(出来高概算16億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場がハイテク株主導で上昇した流れを受けて、買い先行で始まり、日経平均は前場序盤に39147.80円まで上げ幅を広げる場面もあった。ただ、日銀の金融政策正常化への思惑が一段と強まり、前場中盤にはマイナスに転じ、後場の取引開始直後には38452.57円まで水準を切り下げた。その後は心理的な節目の38500円を下回る水準では押し目狙いの買いも散見され、下げ渋りをみせた。東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、電気ガス、非鉄金属、保険など9業種が上昇。一方、海運、パルプ紙、鉱業、医薬品など23業種が下落し、化学は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、信越化<4063>、アドバンテス<6857>、日東電工<6988>がしっかりだった。半面、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、KDDI<9433>が軟調だった。前日の米国市場は、2月の消費者物価指数(CPI)の結果は市場予想を上回る伸びとなり、長期金利の上昇が重荷となった。その後、半導体銘柄を中心に持ち直し主要株価指数は上昇。この流れが東京市場にも波及する格好となった。ただ、きょうは春闘の集中回答日で、企業の満額回答が相次ぐなか、日銀の金融政策修正への思惑が強まり、買い見送りムードが広がった。来週の日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除に対する見方が一段と強まったことで、日経平均の下げ幅は300円を超える場面もあった。日経平均は4日に終値で史上初の4万円台を回復した後の調整によって、過熱感は和らいできた。来週には日米の金融政策決定会合が控えており、今後の金融政策の動向を探るうえでも、結果を確認する必要はありそうだ。日米の決定会合を受けた為替相場の動向もボラティリティの高い展開が続きそうなだけに、目先的には様子見ムードが強まる可能性が高そうだ。 <CS> 2024/03/13 15:57 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ *15:37JST 東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ 海運業が下落率トップ。そのほかパルプ・紙、鉱業、医薬品、機械なども下落。一方、電力・ガス業が上昇率トップ。そのほか非鉄金属、保険業、証券業、空運業なども上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 電力・ガス業 / 514.14 / 0.712. 非鉄金属 / 1,264.66 / 0.653. 保険業 / 2,127.97 / 0.604. 証券業 / 597.34 / 0.395. 空運業 / 239.96 / 0.266. 石油・石炭製品 / 1,657.54 / 0.227. 水産・農林業 / 582.74 / 0.208. 電気機器 / 4,652.54 / 0.119. 銀行業 / 306.36 / 0.0410. 化学工業 / 2,590.07 / 0.0011. 食料品 / 2,190.73 / -0.0512. 陸運業 / 2,131.56 / -0.0513. ゴム製品 / 4,536.75 / -0.2014. 精密機器 / 11,912.88 / -0.3415. 繊維業 / 653.29 / -0.3816. 金属製品 / 1,453.66 / -0.3817. 建設業 / 1,667.08 / -0.4018. 不動産業 / 1,882.54 / -0.4319. その他製品 / 4,880.34 / -0.4820. 鉄鋼 / 823.63 / -0.5021. 輸送用機器 / 5,112.44 / -0.5422. 倉庫・運輸関連業 / 2,626.45 / -0.5523. その他金融業 / 1,033.29 / -0.5624. ガラス・土石製品 / 1,422.66 / -0.5825. 小売業 / 1,779.28 / -0.6326. 情報・通信業 / 5,748.25 / -0.6327. サービス業 / 2,901.97 / -0.6328. 卸売業 / 3,658.47 / -0.6729. 機械 / 3,078.17 / -0.9130. 医薬品 / 3,653.12 / -1.0931. 鉱業 / 607.7 / -1.5432. パルプ・紙 / 569.18 / -2.1533. 海運業 / 1,644.73 / -2.58 <CS> 2024/03/13 15:37 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米金利は失速 *15:06JST 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米金利は失速 13日午後の東京市場でドル・円は戻りが鈍く、再び147円50銭付近に下げた。米10年債利回りの失速で、ややドル売りに振れやすい。一方、15時半からの植田日銀総裁の国会答弁が注目され、来週の金融政策決定会合に向け慎重姿勢なら円売り地合いに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0922ドルから1.0930ドル。 <TY> 2024/03/13 15:06 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比101.54円安の38695.97円 *15:01JST 日経平均大引け:前日比101.54円安の38695.97円 日経平均は前日比101.54円安の38695.97円(同-0.26%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比8.73pt安の2648.51pt(同-0.33%)。 <CS> 2024/03/13 15:01 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで *14:50JST 東京為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで 13日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、147円60銭付近でのもみ合いが続く。この後の植田日銀総裁による国会答弁を前に様子見ムードが広がり、積極的な売り買いは手控えられている。一方、日経平均株価の軟調地合いで、円売りは一服。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0930ドル。 <TY> 2024/03/13 14:50 注目トピックス 市況・概況 日経平均は105円安、春闘の回答などに関心 *14:42JST 日経平均は105円安、春闘の回答などに関心 日経平均は105円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>などがマイナス寄与上位となっており、一方、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、パルプ・紙、鉱業、医薬品、機械が値下がり率上位、保険業、非鉄金属、電気・ガス業、石油石炭製品、証券商品先物が値上がり率上位となっている。日経平均は小動きとなっている。今日は、春季労使交渉(春闘)の集中回答日。日本経済の好循環には賃上げが不可欠とされる一方、日銀がマイナス金利解除について春闘の回答を参考にするとの見方があり、市場の関心は高い。 <SK> 2024/03/13 14:42 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、日本株の下げ幅縮小で *14:10JST 東京為替:ドル・円は底堅い、日本株の下げ幅縮小で 13日午後の東京市場でドル・円は底堅く、147円60銭付近と朝方に付けた高値付近に値を戻している。日経平均株価は軟調地合いだが、下げ幅を縮小しており、日本株安を嫌気した円買いは後退。一方、米10年債利回りは底堅く、ドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0930ドル。 <TY> 2024/03/13 14:10 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず *14:09JST 日経平均VIは小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.21(低下率0.98%)の21.31と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は21.83、安値は20.81。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後、外為市場で1ドル=147円20銭台と、朝方と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことから、市場では円高・株安が警戒された。ただ、今日は日経225は一時下げに転じたものの売り急ぐ動きはなく、下値の堅い展開となっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <SK> 2024/03/13 14:09 注目トピックス 市況・概況 東米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は様子見も *13:54JST 東米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は様子見も (13時30分現在)S&P500先物      5,239.50(-1.75)ナスダック100先物  18,462.00(-15.25)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は25ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ11日の主要3指数は堅調。ナスダックとS&Pは反発、失速後に持ち直したダウは235ドル高の39005ドルと続伸で取引を終えた。この日公表された2月消費者物価指数(CPI)は総合が前回と予想を上回り、コア指数は前回を下回ったものの予想より強い内容となった。前月比も含めインフレ再加速が示され、政策金利引き下げへの期待は遠のいた。それを受け長期金利は上昇基調に振れたものの、調整一服により買戻しが相場を支えた。本日は下げ渋りか。インフレ再加速を裏付けた前日のCPIを消化する展開となり、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待後退を背景に売りが出やすい。長期金利の上昇基調が維持されれば、幅広い売りが相場を圧迫。ただ、今晩は材料難で売り一巡後は下げ渋るとみられ指数の下げは限定的。一方、14日発表の小売売上高は大幅改善が予想され、ソフトランディング期待の買いにつながる可能性からも過度な売りは回避されよう。 <TY> 2024/03/13 13:54 注目トピックス 市況・概況 日経平均は53円安、下値では押し目買いも *13:53JST 日経平均は53円安、下値では押し目買いも 日経平均は53円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>などがマイナス寄与上位となっており、一方、東エレク<8035>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、鉱業、パルプ・紙、医薬品、機械が値下がり率上位、非鉄金属、保険業、電気・ガス業、石油石炭製品、証券商品先物が値上がり率上位となっている。日経平均は小幅安水準となっている。日銀の金融緩和修正や円高を警戒し、積極的な買いを見送る向きがある一方、下値では買い遅れた投資家による押し目買いが入っているとの見方もある。 <SK> 2024/03/13 13:53 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下値が堅い、米金利にらみ *13:42JST 東京為替:ドル・円は下値が堅い、米金利にらみ 13日午後の東京市場でドル・円は下値が堅く、147円50銭付近にやや値を戻している。前日発表された米消費者物価指数(CPI)でインフレ再加速が示され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は後退。米10年債利回りは底堅く、ドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0930ドル。 <TY> 2024/03/13 13:42 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、円買い一服で *13:21JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、円買い一服で 13日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、午前に付けた安値147円23銭から小幅に戻した。春闘での賃上げを受け日銀による緩和的な金融政策の修正が見込まれ、円買い圧力が強まりやすい。ただ、足元で円買いは一服し、ドルは下げづらい値動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0930ドル。 <TY> 2024/03/13 13:21 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~日東エレクが上げ幅縮小し日経平均も失速 *12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~日東エレクが上げ幅縮小し日経平均も失速 13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は3日続落、東エレクが上げ幅縮小し日経平均も失速・ドル・円は軟調、春闘の行方を注視・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はダイキン工業<6367>■日経平均は3日続落、東エレクが上げ幅縮小し日経平均も失速日経平均は3日続落。前日比161.39円安(-0.42%)の38636.12円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えている。12日の米国市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高(+0.61%)の39005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高(+1.54%)の16265.64、S&P500は57.33ポイント高(+1.12%)の5175.27で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディアなど半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。ナスダック上昇や為替の円高一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから、日経平均は39000円台を回復したが、買い一巡後、東エレク<8035>が上げ幅をじりじりと縮小したことなどから、日経平均は前日比マイナス圏での推移に。来週18-19日に日本銀行による金融政策決定会合、19-20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を控えていることから、積極的な売買は手控えられた。前場の東証プライム市場の売買代金は2.2兆円と減少。日経平均採用銘柄では、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株は、米中関係の悪化懸念などが意識されて総じて弱くなったほか、第一三共<4568>、バンダイナムコホールディングス<7832>、ダイキン工業<6367>、住友大阪セメント<5232>が下落。日経平均採用以外の銘柄では、今期増収増益見込みも「物足りない」との評価が先行し三井ハイテック<6966>が急落。また、信用取引の委託保証金率を引き上げたことから三井E&S<7003>も売り優勢となった。一方、DXコア人材の育成などが報じられた住友化学<4005>が買われたほか、古河電工<5801>、日産自<7201>、住友鉱<5713>、富士通<6702>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、急落していたさくらインターネット<3778>が急騰したほか、創業者の福島氏が手掛けるLayerXの記事が一部メディアに出たことが刺激材料となりGunosy<6047>も大幅高となった。セクターでは、海運業、パルプ・紙、鉱業、機械、医薬品、情報・通信業などが下落した一方、保険業、非鉄金属、電気・ガス業、石油・石炭製品、ゴム製品、水産・農林業などが上昇した。11時頃から、各社の24年春季労使交渉の結果が伝わっており、三菱重<7011>、トヨタ自<7203>、三菱ケミG<4188>などの企業から満額回答の速報が相次いでいる。とりわけ目立ったのが日本製鉄<5401>。賃上げ率14%と要求を上回る回答を行った。こうした結果を受けて、為替市場では、3月日銀会合での「金融政策の正常化」に踏み出す材料と捉えられ、1ドル147円台前半とやや円高に振れている。後場の東京市場は、銀行株上昇などの「日銀ラリー」が入る可能性もあるが、円高進行には警戒したい。■ドル・円は軟調、春闘の行方を注視13日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、147円66銭から147円23銭まで値を下げた。春闘集中回答日で交渉結果が注視され、目先の日銀の政策をにらみ円買い圧力が強まりやすい。一方、米10年債利回りは底堅く推移し、ドル売りは後退。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0929ドル。■後場のチェック銘柄・地域新聞社<2164>、アウンコンサルティング<2459>など、6銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はダイキン工業<6367>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・2月消費者物価指数(CPI):前年比+3.2%(予想:+3.1%、1月:+3.1%)・米・2月消費者物価コア指数:前年比+3.8%(予想:+3.7%、1月:+3.9%)・米・2月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.4%、1月:+0.3%)・米・2月消費者物価コア指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、1月:+0.4%)・米・2月財政収支:-2963億ドル(予想:-2980億ドル、23年2月:-2624.34億ドル)【要人発言】・関係筋「日銀、YCC終了後の国債買い入れペースについて指針提示へ」<国内>・春闘集中回答予定日<海外>・16:00 英・1月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、12月:+0.6%)・16:00 英・1月貿易収支(予想:-150.00億ポンド、12月:-139.89億ポンド) <CS> 2024/03/13 12:38 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は軟調、春闘の行方を注視 *12:14JST 東京為替:ドル・円は軟調、春闘の行方を注視 13日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、147円66銭から147円23銭まで値を下げた。春闘集中回答日で交渉結果が注視され、目先の日銀の政策をにらみ円買い圧力が強まりやすい。一方、米10年債利回りは底堅く推移し、ドル売りは後退。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円23銭から147円66銭、ユーロ・円は160円90銭から161円34銭、ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0929ドル。 <TY> 2024/03/13 12:14 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):さくら、三井ハイテク、リベロなど *11:40JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):さくら、三井ハイテク、リベロなど さくら<3778>:6300円(+680円)大幅反発。前日まで連日のストップ安となり、ここ3営業日での下落率が45%にまで達していたことから、短期リバウンド狙いの動きが優勢になっているようだ。足元での急落のきっかけとなったのは米エヌビディアの株価下落だが、前日の米国市場では押し目買いによってエヌビディアは7%超の上昇となっており、関連銘柄と位置付けられる同社株のリバウンド材料とされている。川田TECH<3443>:9600円(+580円)大幅反発。前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。24年3月期営業利益は従来予想の74億円から78億円、前期比55.2%増に引き上げ。鉄構セグメント及び土木セグメントにおいて設計変更交渉が想定以上に順調に進んだもよう。第3四半期決算発表時に続く上方修正となる形に。年間配当金も第3四半期決算時に240円から300円に引き上げていたが、今回はさらに330円にまで引き上げ。くら寿司<2695>:4545円(+140円)切り返して続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は17億円で前年同期7億円の赤字から黒字転換、通期計画24億円に対する進捗率も72%に達している。市場コンセンサスも上振れとみられる。既存店売上の改善や粗利率の上昇などで日本セグメントが大きく回復している。直近で好決算期待が先行していたことから出尽くし感も先行したが、売り一巡後は好実態をストレートに評価する動きが強まっているようだ。ザッパラス<3770>:534円 カ -ストップ高買い気配。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は2億円となり、前年同期比5.3億円の損益改善。通期予想は従来の2.5億円から2.9億円に上方修正している。自社占いプラットフォーム「cocoloni 占い館」や、メディア露出で注目度が高まった占い師監修のコンテンツが堅調に推移のもよう。また、発行済み株式数の2.48%に当たる30万株、1.5億円を上限とする自社株買いも発表、取得期間は3月15日から7月31日まで。三井ハイテク<6966>:8794円(-1136円)大幅反落。前日に24年1月期の決算を発表、営業利益は181億円で前期比19.8%減となったが、3月5日に上方修正を発表済み。一方、25年1月期は210億円で同15.9%増の見通しとしているが、中計での目標値は330億円であったため、失望売りが先行しているようだ。中計目標値との比較では、需要減少に伴って電子部品事業が大幅な下振れとなっている。なお、25年1月期配当金は前期比12円増の84円を計画。リベロ<9245>:1313円(+134円)大幅に続伸。2月の売上高が前年同月比37.0%増の2.48億円だったと発表している。前月(32.7%増)から伸びが拡大した。転貸戸数は481.5%増の1355戸、法人企業等は6.0%増の53社。24年12月期累計の売上高は前年同期比35.7%増の3.99億円となった。売上高の順調な伸びが投資家から好感されていることに加え、リベロ株は2月8日に昨年来高値を付けた後は大幅に値を下げていたため、自律反発期待の買いも入っているようだ。ACSL<6232>:857円 カ -ストップ高買い気配。防衛省外局の防衛装備庁が実施した入札で、自社の小型空撮機体「SOTEN(蒼天)」を納入する大型案件を受注したと発表している。受注金額は3.70億円で、納期は12月の予定。経済安全保障やセキュリティへの関心が高まる中、ACSLでは国内の空撮分野で自社の小型空撮機体の強みを活かせる経済安全保障や脱中国製品が明確な日本の政府調達に注力しているという。アールプランナー<2983>:770円 カ -ストップ高買い気配。24年1月期の営業利益予想を従来の4.00億円から5.32億円(前期実績6.92億円)に上方修正している。土地情報力を強みに土地販売区画数が伸びたほか、分譲住宅の販売が当初計画よりも好調に推移したため。また、広告宣伝費の削減による販管費の減少に加え、土地の取得費用の抑制や注文住宅での販売価格改定、一部建築資材の値下がりなどによる売上総利益率の改善も利益を押し上げる見通し。 <ST> 2024/03/13 11:40 注目トピックス 市況・概況 東京為替:新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は147円台を維持するとの見方も *10:32JST 東京為替:新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は147円台を維持するとの見方も 13日午前の東京市場でドル・円は147円30銭台で推移。147円69銭まで買われた後、147円24銭まで反落。米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡したとみられる。ただ、新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は147円台を維持するとの見方が多い。ここまでの取引レンジは147円24銭-147円69銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0925ドル-1.0930ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。160円90銭-161円47銭。 <MK> 2024/03/13 10:32 注目トピックス 市況・概況 東京為替:米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡か *09:18JST 東京為替:米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡か 13日午前の東京市場でドル・円は147円50銭台で推移。147円69銭まで買われた後、一時147円54銭まで反落。米長期金利の上昇を受けたドル買いは一巡しつつあるようだ。ここまでの取引レンジは147円54銭-147円69銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0926ドル-1.0929ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。161円21銭-161円47銭。 <MK> 2024/03/13 09:18 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:荏原製やポールHDなどに注目 *09:11JST 個別銘柄戦略:荏原製やポールHDなどに注目 昨日12日の米株式市場でNYダウは235.83ドル高の39005.49、ナスダック総合指数は246.36pt高の16265.64、シカゴ日経225先物は大阪日中比390円高の38880円。為替は1ドル=147.50-60円。今日の東京市場では、24年1月期営業利益は81.2%減となったが25年1月期は4.3倍予想と発表したポールHD<3657>、通期予想の営業利益に対する第1四半期の進捗率が72.8%となったくら寿司<2695>、1株を5株に分割すると発表した荏原製<6361>、大手医薬品開発会社からITアウトソーシングを受注したと発表したニーズウェル<3992>、東証スタンダードでは、第1四半期営業利益が前年同期比2.1倍となったのむら産業<7131>、通期予想の営業利益に対する第1四半期の進捗率が49.2%となったギグワークス<2375>、24年3月期利益と配当予想を上方修正した川田TECH<3443>、24年4月期業績予想を上方修正し発行済株式数の2.48%上限の自社株買いを発表したザッパラス<3770>、24年3月期増配を発表したトレイダーズ<8704>、24年6月期増配と発行済株式数の7.1%上限の自社株買い・買付け委託を発表したナガオカ<6239>などが物色されそうだ。一方、25年1月期営業利益は15.9%増予想だが純利益が9.9%減予想と発表した三井ハイテク<6966>、東証スタンダードでは、第1四半期営業損益が0.46億円の赤字となったウイルコHD<7831>、25年1月期営業利益が45.4%減予想と発表した不二電機<6654>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2024/03/13 09:11 注目トピックス 市況・概況 日経平均は285円高、寄り後はもみ合い *09:11JST 日経平均は285円高、寄り後はもみ合い 日経平均は285円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.54%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.09%上昇と、ダウ平均(0.61%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。また、外為市場で1ドル=147円50銭台と、円相場が落ち着いた動きとなっていることも、株式市場で安心感となった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが、東京市場でグロース(成長)株などの重しとなった。また、来週に日銀金融政策決定会合を控え、日銀の金融緩和修正を警戒し、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。 <SK> 2024/03/13 09:11 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株や輸出関連の買い戻し~ *08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株や輸出関連の買い戻し~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■ハイテク株や輸出関連の買い戻し■くら寿司、1Q営業利益 黒字転換 17.48億円■前場の注目材料:住友化学、DXコア人材育成、全従業員の2割に、新ビジネス創出■ハイテク株や輸出関連の買い戻し13日の日本株市場は、買い一巡後は膠着感が強まりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。12日の米国市場は、NYダウが235ドル高、ナスダックは246ポイント高だった。2月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方から買い優勢の展開だった。また、エヌビディアなど半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比390円高の38880円、円相場は1ドル147円50銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まりそうだ。米CPIは予想を上回り、米長期金利の上昇が重荷となったものの、FRBによる年内利下げ観測は後退しなかったことで、買い戻しの流れが強まった。また、足もとで調整が強まっていたエヌビディアなど半導体株が買い戻されており、東京市場においてもセンチメントを明るくさせそうだ。東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型をけん引する格好となろう。日経225先物はナイトセッションで25日線が支持線として意識される中で反発を見せており、一時38900円まで買われた。来週の日銀の金融政策決定会合を控え、積極的な上値追いの流れが期待しづらいものの、足もとでの大幅な調整に対する売り方の買い戻しは入りやすいほか、39000円を下回る水準での押し目待ち狙いの買いも入りそうだ。昨日の日経平均株価も25日線を下回って始まった後は下落幅を縮めており、同線が支持線として意識されている。ハイテク主導の上昇が見込まれるなか、まずは11日の下落局面で空けたマド(39241円-39551円)下限レベルまでのリバウンドを試す展開が期待されてきそうだ。マド下限をクリアしてくると、マド上限が意識されるほか、同水準に位置するボリンジャーバンドの+1σに向けたリバウンド機運が高まろう。物色の流れとしてはハイテク株のほか、円相場が1ドル=147円台半ばで落ち着いた動きをみせていることもあり、輸出関連などへの買い戻しを誘う可能性がありそうだ。■くら寿司、1Q営業利益 黒字転換 17.48億円くら寿司<2695>が発表した2024年10月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.4%増の561.10億円、営業損益は17.48億円の黒字(前年同期は6.71億円の赤字)だった。日本国内においては、人流が回復してきたことに加え、インバウンド需要が活況となった。「かに」「まぐろ」など人気の高い商品を中心にフェアを行い、人気アニメ「ブルーロック」とのコラボ企画により、グッズが当たるキャンペーンの実施等を行った結果、前年同期を上回る売上高となった。■前場の注目材料・NYダウは上昇(39005.49、+235.83)・ナスダック総合指数は上昇(16265.64、+246.36)・1ドル=147.60-70円・シカゴ日経先物は上昇(38880、大阪比+390)・SOX指数は上昇(4992.51、+102.31)・VIX指数は低下(13.84、-1.38)・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気・米国のインフレ沈静化観測・住友化学<4005>DXコア人材育成、全従業員の2割に、新ビジネス創出・三菱電機<6503>ジョブ型雇用を来月導入、6000人対象、人事制度刷新・SUBARU<7270>アイシンと、「イーアクスル」開発・生産で協業・TOPPANHD<7911>英イベント会社買収、日本文化の発信強化・トヨタ自<7203>運転支援システムの安全性で「レクサス」に高評価・ミスミグループ本社<9962>納期順守率99.96%達成、無人・デジタル駆使し生産現場変革・日立造船<7004>オマーン社とメタネーション・アンリツ<6754>韓国と6G協業、政府系団体に測定器納入・日機装<6376>研究開発を集約、部門横断で新規事業創出・日立<6501>AWSと3年間の戦略的協業契約、基幹システム最新化・NTT<9432>NTTコミュ、工事現場を3D再現、韓製基盤の提供開始・清水建設<1803>トンネル切羽ひび検知システム、AIで即時に警報・豊田通商<8015>グループのユーラス、北見・網走に風力発電所、道東初の営業運転・大阪ソーダ<4046>研究棟新設、全固体電池の材料開発急ぐ・カーリットHD<4275>超高平坦ウエハー増産、0.1マイクロメートル技術を確立☆前場のイベントスケジュール<国内>・春闘集中回答予定日<海外>・特になし <ST> 2024/03/13 08:36 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し *08:29JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に164円30銭(2023/11/16)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は今年6月に利下げを開始する可能性が高い。一方、日本銀行は3月中にマイナス金利を解除する可能性があるため、日本とユーロ圏の金利差縮小観測は消えていない。そのため、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日本銀行は3月にマイナス金利解除の可能性【ユーロ買い要因】・2024年に複数回の米利下げ予想・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する計画・米欧金利差縮小の可能性 <CS> 2024/03/13 08:29 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米国の早期利下げ観測後退でドルは下げ渋る可能性 *08:26JST 今日の為替市場ポイント:米国の早期利下げ観測後退でドルは下げ渋る可能性 12日のドル・円は、東京市場では146円62銭から147円60銭まで反発。欧米市場では148円12銭まで買われた後、147円07銭まで反落し、147円65銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に147円台で推移か。米国の早期利下げ観測は後退し、ドルは下げ渋る可能性がある。米労働省が3月12日発表した2月消費者物価指数(CPI)は、前年同月比+3.2%、同コアCPIは+3.8%と市場予想を上回った。コアCPIの上昇率は1月実績を下回ったが、市場参加者の間からは「米国のインフレ率がすみやかに下落することは期待できない」との声が聞かれている。2月CPIの結果を受けて金融市場では6月の米利下げ確率が低下。利下げは年内2回にとどまるとの見方が増えているようだ。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で発表される金融・経済の予測で2024年の政策金利見通しは変更される可能性がありそうだ。 <CS> 2024/03/13 08:26 注目トピックス 市況・概況 12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは235ドル高、CPI予想上振れも根強い利下げ期待が後押し *08:02JST 12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは235ドル高、CPI予想上振れも根強い利下げ期待が後押し ■NY株式:NYダウは235ドル高、CPI予想上振れも根強い利下げ期待が後押し米国株式市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高の39,005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高の16,265.64で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったものの連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディア(NVDA)など半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。セクター別では半導体・同製造装置、ソフトウエア・サービスが上昇した一方、公益事業が下落。半導体のエヌビディア(NVDA)は値ごろ感からの買いに上昇。ディスカウント小売のダラー・ゼネラル(DG)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。ITサービスのIBM(IBM)は配当金や同社の人工知能(AI)能力が過小評価されていると指摘し、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。ソフトウエアメーカーのオラクル(ORCL)は昨日引け後に発表された四半期決算でクラウドコンピューティングの需要急増が好感され、上昇。百貨店のコールズ(KSS)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったが、既存店売上が予想を下回り、売られた。格安航空会社のサウスウエスト(LUV)は航空機メーカーのボーイング(BA)による航空機生産が滞っているため運航計画が実行できず、今年の運航能力の削減や人員採用を凍結する計画を明らかにしたため、業績低迷が警戒され、売られた。ボーイング(BA)もアナリストの目標株価引き下げで、続落。投資家の恐怖心理をあらわすVIX指数は13.84と昨日の引け15.22から低下した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米2月CPI予想上ぶれで米利下げ先送りの思惑も12日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円12銭へ上昇後、147円07銭まで反落したが、再び147円68銭まで反発し、147円65銭で引けた。2月消費者物価指数(CPI)が1月に続き予想を上回る伸びとなったため連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ開始が遅れるとの見方にドル買いが優勢となった。同時に、利下げ軌道を大幅に変える内容ではないとの見方に一時金利低下に連れドル買いが後退。その後、10年債入札が低調で金利が一段と上昇するとドル買いが再開した。ユーロ・ドルは1.0944ドルまで上昇後、1.0902ドルまで反落し、1.0926ドルで引けた。ドイツの2月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化で、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測に伴うユーロ売りが優勢となった。ホルツマン・オーストリア中銀総裁のタカ派発言で下げ止まった。ユーロ・円は、161円57銭へ強含んだのち後、160円91銭へ反落。根強い日欧金利差縮小観測が上値を抑制した。ポンド・ドルは1.2808ドルへ強含んだのち1.2746ドルまで下落。ドル・スイスは0.8748フランまで下落後、0.8795フランまで上昇した。■NY原油:伸び悩みで77.56ドル、株高を意識した買いは一巡NY原油先物4月限は下げ渋り(NYMEX原油4月限終値:77.56 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.37ドルの77.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.34ドル-78.73ドル。米国市場の前半にかけて77.34ドルまで売られたが、株高を受けて一時78.73ドルまで反発。ただ、買い一巡後に77.41ドルまで下げており、通常取引終了後の時間外取引では主に77ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  35.96ドル   +0.07ドル(+0.19%)モルガン・スタンレー(MS) 87.05ドル   +0.11ドル(+0.12%)ゴールドマン・サックス(GS)388.18ドル  +2.02ドル(+0.52%)インテル(INTC)        45.24ドル   +0.38ドル(+0.84%)アップル(AAPL)        173.23ドル  +0.48ドル(+0.27%)アルファベット(GOOG)    139.62ドル  +0.68ドル(+0.48%)メタ(META)           499.75ドル  +16.16ドル(+3.34%)キャタピラー(CAT)      337.24ドル  +2.27ドル(+0.67%)アルコア(AA)         29.79ドル   -0.70ドル(-2.29%)ウォルマート(WMT)      61.41ドル   +0.75ドル(+1.23%) <ST> 2024/03/13 08:02 注目トピックス 市況・概況 NY原油:伸び悩みで77.56ドル、株高を意識した買いは一巡 *07:37JST NY原油:伸び悩みで77.56ドル、株高を意識した買いは一巡 NY原油先物4月限は下げ渋り(NYMEX原油4月限終値:77.56 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.37ドルの77.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.34ドル-78.73ドル。米国市場の前半にかけて77.34ドルまで売られたが、株高を受けて一時78.73ドルまで反発。ただ、買い一巡後に77.41ドルまで下げており、通常取引終了後の時間外取引では主に77ドル台で推移。 <CS> 2024/03/13 07:37 注目トピックス 市況・概況 NY金:反落で2166.10ドル、株高を意識した売りが入る *07:35JST NY金:反落で2166.10ドル、株高を意識した売りが入る NY金先物4月限は反落(COMEX金4月限終値:2166.10 ↓22.10)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比-22.10ドルの2166.10ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2156.20-2190.80ドル。アジア市場の序盤に2190.80ドルまで買われたが、米国市場では株高を受けた売りが強まり、一時2156.20ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に2160ドルを挟んだ水準で推移。 <CS> 2024/03/13 07:35 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米2月CPI予想上ぶれで米利下げ先送りの思惑も *06:50JST NY為替:米2月CPI予想上ぶれで米利下げ先送りの思惑も 12日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円12銭へ上昇後、147円07銭まで反落したが、再び147円68銭まで反発し、147円65銭で引けた。2月消費者物価指数(CPI)が1月に続き予想を上回る伸びとなったため連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ開始が遅れるとの見方にドル買いが優勢となった。同時に、利下げ軌道を大幅に変える内容ではないとの見方に一時金利低下に連れドル買いが後退。その後、10年債入札が低調で金利が一段と上昇するとドル買いが再開した。ユーロ・ドルは1.0944ドルまで上昇後、1.0902ドルまで反落し、1.0926ドルで引けた。ドイツの2月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化で、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測に伴うユーロ売りが優勢となった。ホルツマン・オーストリア中銀総裁のタカ派発言で下げ止まった。ユーロ・円は、161円57銭へ強含んだのち後、160円91銭へ反落。根強い日欧金利差縮小観測が上値を抑制した。ポンド・ドルは1.2808ドルへ強含んだのち1.2746ドルまで下落。ドル・スイスは0.8748フランまで下落後、0.8795フランまで上昇した。 <MK> 2024/03/13 06:50

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