注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 日経VI:上昇、株価大幅下落で警戒感広がる *16:05JST 日経VI:上昇、株価大幅下落で警戒感広がる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比+1.29(上昇率6.20%)の22.09と上昇した。なお、高値は22.18、安値は21.18。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後も日経225先物が軟調な展開となったことから、市場心理が悪化。加えて、中東の地政学リスクの高まりに対する警戒感も払しょくできず、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <SK> 2024/04/16 16:05 注目トピックス 市況・概況 米金利上昇や中東情勢の緊迫化を映しリスク回避の動き【クロージング】 *15:52JST 米金利上昇や中東情勢の緊迫化を映しリスク回避の動き【クロージング】 16日の日経平均は大幅続落。761.60円安の38471.20円(出来高概算19億7000万株)と2月21日以来、約2カ月ぶりに38500円を割り込んで取引を終えた。米長期金利の上昇が嫌気され、ハイテク株を中心に売られた前日の米国市場の流れを引き継いで、東京市場でも半導体関連など値がさ株を中心に幅広く売りが先行した。また、イランとイスラエルの関係悪化に伴う地政学リスクも相場の重荷となり、日経平均は39000円台を割り込んでスタート。その後も継続的に売りが続き、後場中盤にかけて38322.32円まで下押しした。東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1400を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、精密機器、医薬品を除く31業種が下落し、海運、石油石炭、保険、非鉄金属の下げが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、テルモ<4543>、ニデック<6594>、HOYA<7741>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。週明けの米国市場は、3月の小売売上高が市場予想を上回る結果となり、米消費の底堅さから利下げ期待が後退し、米長期金利が上昇するなか、主要株価指数は下落した。これが東京市場にも悪影響を及ぼし、ほぼ全面安となった。また、1ドル=154円台へと進んだ円安や中東情勢の緊迫化を背景に原油市況も高値圏で推移しており、輸入物価上昇による国内インフレ圧力の高まりから日銀が利上げを迫られるのではないかとの思惑も拭えず、ヘッジファンドなど海外勢による「債券先物買い・株式先物売り」が活発化したことも株式相場を押し下げる要因となり、日経平均の下げ幅は一時900円を超えた。中東情勢の緊迫化が下落の要因の一つになっているが、イスラエルとイランの事情を踏まえると、イスラエルがイランに対し報復攻撃に踏み切る可能性は低いとの見方が大勢だ。イスラエルはイスラム組織ハマスとの戦闘が継続中で、イランと報復の応酬に発展すれば大きな負担となる。また、イランは米国の経済制裁などで国内経済が悪化しており、イスラエルとの本格的な交戦は避けたいという意向がある。目先的には中東情勢の報道に一喜一憂するだろうが、徐々に落ち着きを取り戻すとの見方が多い。 <CS> 2024/04/16 15:52 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ *15:39JST 東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ 海運業が下落率トップ。そのほか石油・石炭製品、保険業、非鉄金属、証券業、鉱業なども下落。一方、精密機器が上昇率トップ。そのほか医薬品も上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 精密機器 / 11,380.91 / 1.642. 医薬品 / 3,479.81 / 0.113. ゴム製品 / 4,974.25 / -0.204. 情報・通信業 / 5,494.18 / -0.855. 陸運業 / 2,102.24 / -1.386. 電気機器 / 4,741.49 / -1.457. 食料品 / 2,234.95 / -1.568. 空運業 / 238. / -1.579. 倉庫・運輸関連業 / 2,743.85 / -1.5710. その他製品 / 4,710.71 / -1.5911. 水産・農林業 / 585.9 / -1.8412. 化学工業 / 2,606.21 / -1.8513. ガラス・土石製品 / 1,507.89 / -2.0014. 建設業 / 1,695.92 / -2.1615. 金属製品 / 1,476.09 / -2.3116. サービス業 / 2,870.6 / -2.3317. 繊維業 / 657.22 / -2.3818. 小売業 / 1,745.6 / -2.3819. パルプ・紙 / 569.44 / -2.5820. 銀行業 / 306.42 / -2.5921. 輸送用機器 / 5,438.31 / -2.5922. 電力・ガス業 / 600.16 / -2.7023. 機械 / 3,205.77 / -2.8324. 卸売業 / 3,965.99 / -2.9525. 不動産業 / 2,145.85 / -3.0426. 鉄鋼 / 809.68 / -3.0727. その他金融業 / 1,041.28 / -3.1528. 鉱業 / 721.52 / -3.2329. 証券業 / 604.15 / -3.5230. 非鉄金属 / 1,453.75 / -3.9131. 保険業 / 2,182.51 / -4.1132. 石油・石炭製品 / 1,832.12 / -4.2033. 海運業 / 1,542.8 / -4.59 <CS> 2024/04/16 15:39 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、午後は狭い値動きに *15:20JST 東京為替:ドル・円は動意薄、午後は狭い値動きに 16日午後の東京市場でドル・円は動意が薄く、154円30銭付近でのもみ合い。具体的な手がかりが乏しく、狭いレンジ内で推移している。米10年債利回りは底堅い半面、上昇は抑制され、ドル買いは限定的。一方、株売り地合いで円買いに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。 <TY> 2024/04/16 15:20 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比761.60円安の38471.20円 *15:01JST 日経平均大引け:前日比761.60円安の38471.20円 日経平均は前日比761.60円安の38471.20円(同-1.94%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比56.09pt安の2697.11pt(同-2.04%)。 <CS> 2024/04/16 15:01 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は下げ一服 *14:49JST 東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は下げ一服 16日午後の東京市場でドル・円は154円30銭台と、ほぼ変わらず。日経平均株価は前日比700円超安も下げは一服。また、中東情勢を見極める展開で、過度な円買いは抑制されている。一方、米10年債利回りは横ばいとなり、ドル買いは入りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。 <TY> 2024/04/16 14:49 注目トピックス 市況・概況 日経平均は719安、米経済指標や企業決算に関心 *14:41JST 日経平均は719安、米経済指標や企業決算に関心 日経平均は719円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファナック<6954>、テルモ<4543>、ニデック<6594>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、石油石炭製品、保険業、非鉄金属、証券商品先物が値下がり率上位、精密機器が値上がりしている。日経平均はやや下げ渋っている。米国では今晩、3月の米住宅着工件数、3月の米鉱工業生産・設備稼働率が発表される。企業決算では、バンク・オブ・アメリカ、ユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、モルガン・スタンレーなどが1-3月期決算を発表する。 <SK> 2024/04/16 14:41 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは上昇、株価大幅安で警戒感広がる *14:10JST 日経平均VIは上昇、株価大幅安で警戒感広がる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+1.21(上昇率5.82%)の22.01と上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.18、安値は21.18。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後も日経225先物が軟調な展開となっていることから、市場心理が悪化。加えて、中東の地政学リスクの高まりに対する警戒感も払しょくできず、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <SK> 2024/04/16 14:10 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意が薄い、中東情勢を見極め *14:05JST 東京為替:ドル・円は動意が薄い、中東情勢を見極め 16日午後の東京市場でドル・円は動意が薄く、154円20銭台でのもみ合いとなった。イランとイスラエルの緊張で中東に不透明感が広がるものの、状況を見極めようと売り買いは手控えられている。米金利はほぼ横ばいで推移し、ドル買いは入りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。 <TY> 2024/04/16 14:05 注目トピックス 市況・概況 日経平均は877円安、海外株軟調で東京市場の重しに *13:52JST 日経平均は877円安、海外株軟調で東京市場の重しに 日経平均は877円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、テルモ<4543>、ファナック<6954>、ニデック<6594>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、保険業、石油石炭製品、海運業、非鉄金属、証券商品先物が値下がり率上位、精密機器が値上がりしている。日経平均は安値圏で推移している。ダウ平均先物や香港ハンセン指数、上海総合指数などが軟調なことなどが、東京市場の株価の重しとなっているようだ。 <SK> 2024/04/16 13:52 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:下げ渋りか、主力企業の業績回復に期待 *13:50JST 米国株見通し:下げ渋りか、主力企業の業績回復に期待 (13時30分現在)S&P500先物      5,092.75(-11.25)ナスダック100先物  17,839.25(-37.00)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ15日の主要3指数は続落。序盤のプラスを維持できず、ダウは248ドル安の37735ドルと6日連続の下落を記録した。ゴールドマン・サックスの好業績が金融の一部の買戻しを誘発し、堅調スタート。ただ、この日発表された強い小売売上高は引き締め的な金融政策を後押しする材料に。それを受けた金利高で主力ハイテクへ株への幅広い売りが相場を圧迫した。また、中東情勢の混迷による警戒感は根強く、買いは抑制された。本日は下げ渋りか。引き続き経済指標が材料視され、鉱工業生産が予想通り改善すれば利下げ時期の後ずれを見込んだ売りが先行。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長ほか当局者のタカ派的な見解で金利高に振れ、軟調地合いが続く可能性も。半面、国内経済の回復は鮮明で、消費などへの買いが期待される。一方、モルガン・スタンレーやジョンソン・エンド・ジョンソンなど主力企業が好業績なら買戻しが指数を支えるだろう。 <TY> 2024/04/16 13:50 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、節目155円を意識 *13:39JST 東京為替:ドル・円は小動き、節目155円を意識 16日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、154円30銭台でのもみ合いが続く。想定レンジ上限の155円が次の節目とみられ、154円台は売りが出やすい。足元は株安を受けやや円買いに振れやすいが、米10年債利回りは底堅くドル買いは継続。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。 <TY> 2024/04/16 13:39 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上値が重い、アジア株は大幅安 *13:18JST 東京為替:ドル・円は上値が重い、アジア株は大幅安 16日午後の東京市場でドル・円は上値が重く、午前中に154円40銭台に浮上後は値を下げた。日経平均株価は前日比800円超安と後場下げ幅をやや拡大。また、上海総合指数と香港ハンセン指数は大きく下げ、アジア株安を嫌気した円買いも観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。 <TY> 2024/04/16 13:18 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境悪化を受けて前場安値引けに *12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境悪化を受けて前場安値引けに 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅続落、外部環境悪化を受けて前場安値引けに・ドル・円は小じっかり、上昇基調を維持・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>■日経平均は大幅続落、外部環境悪化を受けて前場安値引けに日経平均は大幅続落。前日比827.22円安(-2.11%)の38405.58円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。米国株式市場は続落。ダウ平均は248.13ドル安(-0.65%)の37735.11ドル、ナスダックは290.07ポイント安(-1.79%)の15885.02、S&P500は61.59ポイント安(-1.20%)の5061.82で取引を終了した。イランによる対イスラエル攻撃の影響が最小限に抑制されたほか、一旦終了が示唆されたため寄り付き後、上昇。その後、小売売上高が予想を上回り、利下げ期待の後退で売りに転じた。長期金利上昇でハイテクも下落。その後、イスラエルがイラン反撃の意向を示唆したため中東情勢の一段の緊迫化を警戒しさらなる売り圧力となり、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。ナスダック大幅下落を受けて、東京市場はハイテクを中心に売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円を割り込んでスタートした後は、値がさ半導体株の下げなどが影響してじりじりと下げ幅を拡大。プライム市場の9割近くが下落する全面安の地合いとなり、日経平均は前場安値引けとなった。大陰線を残しており、見切り売りも入っているとの観測。日経平均採用銘柄では、三越伊勢丹<3099>、J.フロント リテイリング<3086>と百貨店が弱かったほか、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>と半導体関連も売り優勢。このほか、フジクラ<5803>、レゾナック<4004>、三菱重<7011>、ディスコ<6146>も下落した。一方、前期業績の大幅な上振れ着地を受けて、東宝<9602>が急騰し年初来高値を更新した。また、水冷モジュールの生産能力拡大を発表したことでニデック<6594>も上昇、年初来高値を更新した。このほか、オリンパス<7733>、HOYA<7741>、資生堂<4911>が買われた。セクター別では、石油・石炭製品、保険業、海運業、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器だけ上昇した。日経平均を筆頭に大型株は、前引けにかけて下げ幅を広げる地合いとなっており、昨日とは異なる相場付きとなっている。TOPIXも陰線を残し25日移動平均線を下回っていることから、投資家のモメンタムは悪化傾向にある。昨日のような大引けにかけての下げ幅縮小を期待したいところだが、見切り売りのような動きも観測されていることから、後場の日経平均は一段安の展開に警戒しておきたい。■ドル・円は小じっかり、上昇基調を維持16日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、154円18銭から154円42銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策方針が見込まれ、上昇基調を維持。日本の円安けん制も反応は薄く155円を目指す展開となった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。■後場のチェック銘柄・麻生フオームクリート<1730>、エヌアイデイ<2349>など、7銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>■経済指標・要人発言【経済指標】・中・3月鉱工業生産:前年比+4.5%(予想:+6.0%)・中・3月小売売上高:前年比+3.1%(予想:+4.8%)・中・1-3月期GDP:前年比+5.3%(予想:+4.8%、10-12月期:+5.2%)【要人発言】・林官房長官「為替市場の動向を注視しつつ、万全の対応を行いたい」「為替介入について具体的見解を言うことは差し控える」<国内>特になし<海外>・15:00 英・12-2月ILO失業率(予想:4.0%、11-1月:3.9%) <CS> 2024/04/16 12:30 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小じっかり、上昇基調を維持 *12:15JST 東京為替:ドル・円は小じっかり、上昇基調を維持 16日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、154円18銭から154円42銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策方針が見込まれ、上昇基調を維持。日本の円安けん制も反応は薄く155円を目指す展開となった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円18銭から154円42銭、ユーロ・円は163円68銭から163円93銭、ユーロ・ドルは1.0606ドルから1.0628ドル。【経済指標】・中・3月鉱工業生産:前年比+4.5%(予想:+6.0%)・中・3月小売売上高:前年比+3.1%(予想:+4.8%)・中・1-3月期GDP:前年比+5.3%(予想:+4.8%、10-12月期:+5.2%)【要人発言】・林官房長官「為替市場の動向を注視しつつ、万全の対応を行いたい」「為替介入について具体的見解を言うことは差し控える」 <TY> 2024/04/16 12:15 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は154円30銭台、中国の主要経済指標に対する目立った市場反応は確認されず *11:43JST 東京為替:ドル・円は154円30銭台、中国の主要経済指標に対する目立った市場反応は確認されず 16日午前の東京市場でドル・円は154円30銭台で推移。中国の主要経済指標に対する目立った市場反応は確認されなかったが、154円以下には国内勢のドル買い注文が残されており、アジア市場では154円近辺で下げ止まる可能性が高まっている。中東情勢のすみやかな改善は期待できないため、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性も低いとみられる。ここまでの取引レンジは154円14銭-154円42銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0615ドルから1.0628で推移。ユーロ・円は弱含み。164円01銭から163円73銭まで下落。 <MK> 2024/04/16 11:43 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):ヨシムラフード、東宝、ニデックなど *11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ヨシムラフード、東宝、ニデックなど ヨシムラフード<2884>:1341円(+109円)大幅反発。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は24.3億円で前期比3.6倍となり、従来予想の15.7億円を大幅に上回る着地となっている。ワイエスフーズのグループ化に加え、国内企業の価格改定や継続的な生産効率化の効果などが顕在化のもよう。25年2月期も27.4億円で同12.9%増と2ケタ成長を想定、ワイエスフーズの連結化効果フル寄与などを見込んでいる。なお、中国の禁輸に係る賠償金などは純利益の上振れ要因となる公算も。東宝<9602>:5315円(+344円)大幅続伸。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は593億円で前期比32.0%増となり、従来予想の500億円を大幅に上回る着地となっている。期末配当金も40円計画から65円に引き上げ。25年2月期営業利益は550億円で同7.2%減と減益ガイダンスであるが、保守的な傾向が強く、ネガティブに捉える動きは限定的。また、発行済み株式数の2.29%に当たる400万株、240億円を上限とする自社株買い実施も発表している。オリンパス<7733>:2243円(+54.5円)大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も2300円から2850円に引き上げている。ここまで相対的な株価の低パフォーマンスが続いたことで、割安感が拡大したと考えているもよう。また、今後は事業基盤強化に向けた取り組みが一巡する中、内視鏡新製品が米国や中国での市場拡大の過程で、高い利益成長を見込めるとしている。ニデック<6594>:6743円(+392円)大幅反発。サーバー用の水冷モジュールを生産中のタイにおいて、CDUの生産ラインを増強し、キャパシティを現在の月産200台から6月までに月産2000台に拡大すると発表している。今回の能力増強は米AIサーバーメーカーのSupermicro社への採用を受けてのもの、共同開発製品を生産予定としている。今後も演算サーバーは、空冷式に対し格段に高い冷却能力を持つ水冷式の冷却システムが必須になるとみられ、同製品の成長期待高まる展開に。住石HD<1514>:1412円 カ -ストップ高買い気配。前日に24年3月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の58億円から80億円、前期比2.1倍にまで引き上げ。石炭販売量が堅調に推移したほか、豪州ワンボ炭鉱からの配当金が想定を上回ったことが上振れ要因に。また、配当方針の変更を発表し、配当性向40%を目安にするとしている。これに伴い、24年3月期年間配当金は従来計画の20円から60円にまで引き上げている。ギックス<9219>:1071円 カ -ストップ高買い気配。24年6月期の期末配当予想を従来の無配から27.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。配当方針の変更によるもので、初配となる。来期以降についても「1株当たり中間26.5円、期末27.0円の年間53.5円の普通配当を毎年継続的に実施する方針」という。また、投資費用が当初の予想を超えることから、24年6月期の営業利益予想を従来の3.75億円から1.48億円に下方修正している。マーキュリーRI<5025>:555円(+25円)大幅に続伸。8万株(0.56億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.02%。取得期間は16日から9月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と役職員のインセンティブ等に備えた措置。また、25年2月期の営業利益予想は、開発活動の効率化と外注費の削減で前期比23.2%増の0.70億円と見込む。24年2月期は59.1%減の0.56億円で着地した。247<7074>:344円(+5円)反発。いなよしキャピタルパートナーズ(東京都品川区)が株式公開買付け(TOB)を実施すると発表している。TOB価格は1株につき350円で、TOB期間は16日から5月16日までの予定。TOB成立後も上場は維持する方針。トゥエンティーフォーセブンは賛同の意見を表明している。また、いなよしキャピタルパートナーズ、同社子会社で教育産業のNOVAホールディングス(東京都品川区)などと資本業務提携契約を締結する。 <ST> 2024/04/16 11:36 注目トピックス 市況・概況 東京為替:安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性低い *09:53JST 東京為替:安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性低い 16日午前の東京市場でドル・円は154円30銭台で推移。154円以下には顧客筋などからのドル買い注文が入っており、アジア市場では154円近辺で下げ止まる可能性が高いと見られている。中東情勢のすみやかな改善は期待できないため、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性も低いとみられる。ここまでの取引レンジは154円18銭-154円28銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0620ドルから1.0628で推移。ユーロ・円は弱含み。164円01銭から163円73銭まで下落。 <MK> 2024/04/16 09:53 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:ヨシムラフードやいちごなどに注目 *09:16JST 個別銘柄戦略:ヨシムラフードやいちごなどに注目 昨日15日の米株式市場でNYダウは248.13ドル安の37735.11、ナスダック総合指数は290.07pt安の15885.02、シカゴ日経225先物は大阪日中比525円安の38705円。為替は1ドル=154.10-20円。今日の東京市場では、24年2月期営業利益が従来予想を54%上回り25年2月期営業利益が12.9%増予想と発表したヨシムラフード<2884>、25年2月期営業利益が23.5%増予想と発表したいちご<2337>、発行済株式数の2.29%上限の自社株買いを発表した東宝<9602>、東証スタンダードでは、通期予想の営業利益に対する第1四半期の進捗率が45.8%となったアスマーク<4197>、上期営業利益が前年同期比2.4倍となった日創プ<3440>、第3四半期累計の営業利益が前年同期比3.1倍となったタケダ機械<6150>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が5.9%減となったFPパートナー<7388>、第3四半期累計の営業損益が105億円の赤字となった日本国土開発<1887>、25年2月期営業利益が15.6%減予想と発表した古野電気<6814>、25年2月期営業利益が12.9%減予想と発表したJフロント<3086>、東証スタンダードでは、第1四半期営業損益が0.44億円の赤字となったファンドクリG<3266>、上期営業損益が43.94億円の赤字となった出前館<2484>、上期営業利益が14.3%減となったテイツー<7610>、第3四半期累計の営業利益が26.3%増と上期の57.5%増から増益率が縮小したPCNET<3021>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2024/04/16 09:16 注目トピックス 市況・概況 日経平均は651円安、寄り後は下げ幅拡大 *09:11JST 日経平均は651円安、寄り後は下げ幅拡大 日経平均は651円安(9時10分現在)。今日の東京市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.79%下落と、ダウ平均(0.65%下落)に比べて下落率が大きく、東京市場でハイテク株などの株価の逆風となった。また、海外市場で米長期金利が上昇していることも株価を抑える要因となった。一方、為替介入への警戒感が強まっているが、外為市場で1ドル=154円10銭台と、昨日15時頃と比べ30銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、国内2月決算企業の決算発表は昨日までで一巡したが、海外企業の1-3月期決算発表が増えており、また、来週からは国内3月決算企業の決算発表が本格化することから、引き続き好業績への期待感が株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。 <SK> 2024/04/16 09:11 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~39000円割れでは押し目狙いのスタンス~ *08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~39000円割れでは押し目狙いのスタンス~ 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■39000円割れでは押し目狙いのスタンス■Jフロント、24/2営業利益 125.9%増 430億円、25/2予想 12.9%減 375億円■前場の注目材料:ヤマトHD、ヤマト運輸、物流網変革、幹線輸送の経路3分の1に■39000円割れでは押し目狙いのスタンス16日の日本株市場は、売り優勢ながら押し目狙いの買いが意識されそうだ。15日の米国市場は、NYダウが248ドル安、ナスダックは290ポイント安だった。イランによる対イスラエル攻撃の影響が最小限に抑制されたほか、いったん終了が示唆されたため、自律反発狙いの買いが先行した。しかし、米小売売上高が予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が後退するなか、売りに転じた。米長期金利上昇でハイテクも軟調。シカゴ日経225先物は大阪比525円安の38705円。円相場は1ドル154円10銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。米国市場では決算を発表したゴールドマン・サックスが買われたことは安心感につながるだろう。米小売売上高の結果を受け、FRBによる利下げ開始時期の後ずれするとの見方から米長期金利が上昇したことが売りにつながった。ただし、足もとでは予想を上回る経済指標の発表が相次ぐなか、ある程度は想定されていただろう。経済指標や金利動向に敏感に反応しやすい需給状況であるが、米国の流れを受けて売りが先行するものの、売り一巡後は自律反発狙いの動きもありそうだ。昨日の日経平均株価は、ギャップダウンから始まったものの、その後は下落幅を縮めており、日中の高値で終えていた。節目の39000円を割り込んだとしても、前日の安値水準で下げ渋る動きとなれば、自律反発狙いの動きが意識されやすい。米国では利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まり、米長期金利が上昇、為替市場では1ドル=154円台の円安に振れるなか、日米金利差を狙った資金流入への思惑から底堅さが意識されやすいだろう。地政学リスクへの警戒から内需系にシフトしやすいほか、円安の流れから輸出関連には資金が向かいやすく、全体としてはバリュー株にシフトしやすいと考えられ、相対的にTOPIX型優位の展開が見込まれよう。その他は、決算を手掛かりとした個別対応の流れに向かいやすく、昨夕に発表したところでは、Y’s<2798>、TKP<3479>、東京産<8070>、スマートドライブ<5137>、串カツ田中<3547>、エーアイ<4388>、カナデン<8081>、いちご<2337>、住石HD<1514>、リテールP<8167>辺りが注目される。■Jフロント、24/2営業利益 125.9%増 430億円、25/2予想 12.9%減 375億円Jフロント<3086>が発表した2024年2月期業績は、売上収益が前期比13.2%増の4070.06億円、営業利益は同125.9%増の430.48億円だった。コロナ感染症の影響が長期化したものの、中計で掲げた連結営業利益目標をはじめ主要な経営数値目標を概ね達成し、財務体質は有利子負債の削減などにより改善した。2025年2月期業績は、売上収益が前期比3.6%増の4215億円、営業利益は同12.9%減の375億円を計画。コンセンサス(444億円程度)を下回る。■前場の注目材料・1ドル=154.20-30円・米国のインフレ沈静化期待・東証による企業価値向上の要請・ヤマトHD<9064>ヤマト運輸、物流網変革、幹線輸送の経路3分の1に・ダイヤHD<6699>出力4倍超の点火コイル、アンモニア燃焼車に道・SMC<6273>低温暖化係数の半導体向けチラー、新冷媒機を月内投入・東京電力HD<9501>柏崎刈羽原発7号機に燃料装荷、再稼働時期は未定・コニカミノルタ<4902>富士フイルムBIと、業務提携の協議開始・カネカ<4118>大成建設と、外装発電で販社設立、システム設計・提案・豊田自動織機<6201>電池事業着々と、HV需要ふまえ量産・ホンダ<7267>軽商用EV発売延期、部品遅れ今秋に・トヨタ自<7203>グループのダイハツ、国内全工場再稼働・酉島製作所<6363>液化水素ポンプ開発、大流量で効率運搬・川崎重工業<7012>制御盤付き舵取機を発売、造船所・船主の負荷低減・三井E&S<7003>内海造船にLNG燃料エンジン出荷・島津製作所<7701>米で医用機器の直販強化、現地代理店を買収・村田製作所<6981>100%再生銅箔採用、スマホなど向け樹脂多層基板に・NECネッツエスアイ<1973>どこでも「ローカル5G」、環境構築システム、全機能一体型で可搬・TKC<9746>マイナカード交付・管理システム刷新・JVCケンウッド<6632>山形で自動化ライン拡充、米向け無線機増産・東洋紡<3101>メディカル加速、大津に研究所新設・三菱ガス化学<4182>半導体洗浄剤を増産、米2工場増強・日本製紙<3863>社長・野沢徹氏、豪州事業の黒字化急ぐ☆前場のイベントスケジュール<国内>・特になし<海外>・11:00 中・3月鉱工業生産(前年比予想:+6.0%)・11:00 中・3月小売売上高(前年比予想:+4.8%)・11:00 中・1-3月期GDP(前年比予想:+4.8%、10-12月期:+5.2%) <ST> 2024/04/16 08:54 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し *08:28JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に165円35銭(2024/3/20)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は6月に利下げを開始する可能性はあること、中東情勢の悪化が引き続き懸念されていることから、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日本銀行は政策金利を0.00-0.10%に引き上げ【ユーロ買い要因】・欧州の景気回復期待・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する計画・米欧金利差縮小の可能性 <CS> 2024/04/16 08:28 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:地政学的リスク増大と米金利上昇でドルは底堅い動きを保つ可能性 *08:26JST 今日の為替市場ポイント:地政学的リスク増大と米金利上昇でドルは底堅い動きを保つ可能性 15日のドル・円は、東京市場では152円98銭から153円97銭まで上昇。欧米市場では153円70銭から154円45銭まで上昇し、154円25銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に154円台で推移か。中東地域における地政学的リスクの増大や米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。イランによるイスラエル領への直接的な攻撃を受けてイスラエルは反撃の用意があると伝えられており、二国間の戦闘行動が制御不能の状態に陥る可能性は消えていない。報道によるとイラクのスダニ首相はバイデン米大統領と会談を行い、「紛争の拡大を阻止するためのあらゆる取り組みを奨励する」と述べた。なお、バイデン米大統領は4月14日、イランに対するイスラエルの対抗措置に米国は参加しないと伝えている。米国の姿勢はイスラエルの反撃的な行動を抑制する可能性はあるものの、イランとイスラエルの行動については予断を許さない状態が続くとみられており、金融市場ではリスク回避的な取引が増えると予想される。 <CS> 2024/04/16 08:26 注目トピックス 市況・概況 15日の米国市場ダイジェスト:NYダウは248ドル安、利下げ期待後退や中東情勢の一段の悪化警戒 *08:23JST 15日の米国市場ダイジェスト:NYダウは248ドル安、利下げ期待後退や中東情勢の一段の悪化警戒 ■NY株式:NYダウは248ドル安、利下げ期待後退や中東情勢の一段の悪化警戒米国株式市場は続落。ダウ平均は248.13ドル安の37,735.11ドル、ナスダックは290.07ポイント安の15,885.02で取引を終了した。イランによる対イスラエル攻撃の影響が最小限に抑制されたほか、一旦終了が示唆されたため寄り付き後、上昇。その後、小売売上高が予想を上回り、利下げ期待の後退で売りに転じた。長期金利上昇でハイテクも下落。その後、イスラエルがイラン反撃の意向を示唆したため中東情勢の一段の緊迫化を警戒しさらなる売り圧力となり、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。セクター別では、自動車・自動車部品の下げが目立った。金融のゴールドマン・サックス(GS)は第1四半期決算で、債券、通貨セールス・トレーディングが好調だったほか、企業のM&A助言手数料収入の伸び拡大を背景とした増収増益が好感され、上昇。地銀のM&T銀(MTB)は見通しが好感され、上昇した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)やRTX(RTX)は、中東情勢悪化懸念にともなう需要増加の思惑に、上昇。金属製品メーカーのアルコア(AA)は米英政府によるロシア製の銅、ニッケル、アルミに対する新たな制裁発表による売り上げ増期待に、買われた。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はEV需要の鈍化で、世界で全従業員の10%を削減する計画を発表したほか2人の上級幹部の退社が嫌気され、売られた。携帯端末のアップル(AAPL)は中国の弱い売り上げが響き、1-3月期のアイフォーン出荷台数が前年同期比で約10%減少したことが報じられ、下落。クラウド型ソフトウエア会社のセールスフォース(CRM)はソフトウエア会社のインフォマティカ(INFA)と買収交渉中との報道が警戒され、下落した。NY連銀のウィリアムズ総裁は依然年内の利下げ開始を予想していることを明らかにした。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米3月小売売上高は市場予想を上回る、利下げ先送り観測でドル・円は154円台15日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円88銭から154円45銭まで上昇し、154円25銭で引けた。米3月小売売上高が予想を上回る伸びとなり消費の底堅さが再表明されたほか、米4月NAHB住宅市場指数も堅調な住宅市場の証拠となったため利下げ先送り観測にともない長期金利が一段と上昇。ドル買いに拍車がかかった。その後、日本当局による円安是正介入への警戒感やイスラエルがイランへの反撃も選択肢としていることが報じられると、中東情勢の一段の緊迫化を警戒しリスク回避の円買いも強まり、伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.0661ドルへ上昇後、1.0620ドルまで下落し、1.0622ドルで引けた。ユーロ・円は、164円44銭へ上昇後、163円66銭まで反落。ポンド・ドルは1.2499ドルへ上昇後、1.2438ドルまで下落。ドル・スイスは0.9152フランへ上昇後、0.9113フランまで下落した。■NY原油:弱含みで85.41ドル、一時84.05ドルまで値下がりNY原油先物5月限は弱含み(NYMEX原油5月限終値:85.41 ↓0.25)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.25ドルの85.41ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.05ドル-86.11ドル。アジア市場の序盤で86.11ドルまで買われたが、中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡し、次第に上値が重くなった。米小売売上高の発表後に米長期金利は上昇したことから、84.05ドルまで一段安となった。しかしながら、中東情勢の悪化を警戒した買いが再び強まり、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  35.95ドル   +0.16ドル(+0.44%)モルガン・スタンレー(MS) 86.99ドル   +0.80ドル(+0.92%)ゴールドマン・サックス(GS)400.88ドル  +11.39ドル(+2.92%)インテル(INTC)        36.31ドル   +0.62ドル(+1.73%)アップル(AAPL)        172.69ドル  -3.86ドル(-2.18%)アルファベット(GOOG)    156.33ドル  -2.86ドル(-1.79%)メタ(META)           500.23ドル  -11.67ドル(-2.27%)キャタピラー(CAT)      363.91ドル  -1.72ドル(-0.47%)アルコア(AA)         36.57ドル   +1.37ドル(+3.89%)ウォルマート(WMT)      59.93ドル   -0.21ドル(-0.34%) <ST> 2024/04/16 08:23 注目トピックス 市況・概況 NY原油:弱含みで85.66ドル、一時84.05ドルまで値下がり *07:35JST NY原油:弱含みで85.66ドル、一時84.05ドルまで値下がり NY原油先物5月限は弱含み(NYMEX原油5月限終値:85.66 ↑0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.25ドルの85.41ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.05ドル-86.11ドル。アジア市場の序盤で86.11ドルまで買われたが、中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡し、次第に上値が重くなった。米小売売上高の発表後に米長期金利は上昇したことから、84.05ドルまで一段安となった。しかしながら、中東情勢の悪化を警戒した買いが再び強まり、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台で推移。 <CS> 2024/04/16 07:35 注目トピックス 市況・概況 NY金:強含みで2383.00ドル、時間外取引で値を上げる *07:32JST NY金:強含みで2383.00ドル、時間外取引で値を上げる NY金先物6月限は強含み(COMEX金6月限終値:2383.00 ↑8.90)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比+8.90ドルの2383.00ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2340.20-2404.30ドル。米小売売上高の発表後に2340.20ドルまで下落したが、売り一巡後は安全逃避的な買いが活発となり、通常取引終了後の時間外取引で一時2404.30ドルまで値を上げた。株安も意識されたようだ。 <CS> 2024/04/16 07:32 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米3月小売売上高は市場予想を上回る、利下げ先送り観測でドル・円は154円台 *06:32JST NY為替:米3月小売売上高は市場予想を上回る、利下げ先送り観測でドル・円は154円台 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円88銭から154円45銭まで上昇し、154円25銭で引けた。米3月小売売上高が予想を上回る伸びとなり消費の底堅さが再表明されたほか、米4月NAHB住宅市場指数も堅調な住宅市場の証拠となったため利下げ先送り観測にともない長期金利が一段と上昇。ドル買いに拍車がかかった。その後、日本当局による円安是正介入への警戒感やイスラエルがイランへの反撃も選択肢としていることが報じられると、中東情勢の一段の緊迫化を警戒しリスク回避の円買いも強まり、伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.0661ドルへ上昇後、1.0620ドルまで下落し、1.0622ドルで引けた。ユーロ・円は、164円44銭へ上昇後、163円66銭まで反落。ポンド・ドルは1.2499ドルへ上昇後、1.2438ドルまで下落。ドル・スイスは0.9152フランへ上昇後、0.9113フランまで下落した。 <MK> 2024/04/16 06:32 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:中GDP、米住宅着工件数、米鉱工業生産指数など *06:30JST 今日の注目スケジュール:中GDP、米住宅着工件数、米鉱工業生産指数など <国内>ISDA(国際スワップ・デリバティブ協会)年次総会(18日まで)衆議院議員補欠選挙(衆院補選)東京都第15区、島根県第1区、長崎県第3区の告示Will Smartが東証グロースに新規上場(公開価格:1656円)<海外>10:30 中・新築住宅価格(3月)  -0.36%10:30 中・中古住宅価格(3月)  -0.62%11:00 中・鉱工業生産指数(3月) 6.0% 7.0%11:00 中・小売売上高(3月) 5.0% 5.5%11:00 中・調査失業率(3月) 5.2% 5.3%11:00 中・固定資産投資(都市部)(3月) 4.0% 4.2%11:00 中・不動産投資(3月) -9.2% -9.0%11:00 中・住宅販売(3月)  -32.7%11:00 中・GDP(1-3月) 5.0% 5.2%15:00 英・失業率(3月)  4.0%15:00 英・ILO失業率(2023年12月-24年2月)  3.9%18:00 欧・ユーロ圏貿易収支(2月)  114億ユーロ18:00 独・ZEW期待指数(4月) 33.0 31.720:00 ブ・FGV消費者物価指数(IGP-10)(4月)  -0.17%20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)  0.18%21:30 米・住宅着工件数(3月) 148.0万戸 152.1万戸21:30 米・住宅建設許可件数(3月) 151.0万戸 152.4万戸21:30 加・消費者物価指数(3月) 3.0% 2.8%22:15 米・鉱工業生産指数(3月) 0.4% 0.1%22:15 米・設備稼働率(3月) 78.5% 78.3%米・ジェファーソン連邦準備制度理事会(FRB)副議長が基調演説英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演中・ショルツ独首相が習近平国家主席と会談アラブ首長国連邦・ワールド・フューチャー・エナジー・サミット(WFES)2024(18日まで)国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し(WEO)公表注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2024/04/16 06:30 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウは248ドル安、利下げ期待後退や中東情勢の一段の悪化警戒 *05:49JST NY株式:NYダウは248ドル安、利下げ期待後退や中東情勢の一段の悪化警戒 米国株式市場は続落。ダウ平均は248.13ドル安の37,735.11ドル、ナスダックは290.07ポイント安の15,885.02で取引を終了した。イランによる対イスラエル攻撃の影響が最小限に抑制されたほか、一旦終了が示唆されたため寄り付き後、上昇。その後、小売売上高が予想を上回り、利下げ期待の後退で売りに転じた。長期金利上昇でハイテクも下落。その後、イスラエルがイラン反撃の意向を示唆したため中東情勢の一段の緊迫化を警戒しさらなる売り圧力となり、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。セクター別では、自動車・自動車部品の下げが目立った。金融のゴールドマン・サックス(GS)は第1四半期決算で、債券、通貨セールス・トレーディングが好調だったほか、企業のM&A助言手数料収入の伸び拡大を背景とした増収増益が好感され、上昇。地銀のM&T銀(MTB)は見通しが好感され、上昇した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)やRTX(RTX)は、中東情勢悪化懸念にともなう需要増加の思惑に、上昇。金属製品メーカーのアルコア(AA)は米英政府によるロシア製の銅、ニッケル、アルミに対する新たな制裁発表による売り上げ増期待に、買われた。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はEV需要の鈍化で、世界で全従業員の10%を削減する計画を発表したほか2人の上級幹部の退社が嫌気され、売られた。携帯端末のアップル(AAPL)は中国の弱い売り上げが響き、1-3月期のアイフォーン出荷台数が前年同期比で約10%減少したことが報じられ、下落。クラウド型ソフトウエア会社のセールスフォース(CRM)はソフトウエア会社のインフォマティカ(INFA)と買収交渉中との報道が警戒され、下落した。NY連銀のウィリアムズ総裁は依然年内の利下げ開始を予想していることを明らかにした。(Horiko Capital Management LLC) <ST> 2024/04/16 05:49 注目トピックス 市況・概況 4月15日のNY為替概況 *04:10JST 4月15日のNY為替概況 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円88銭から154円45銭まで上昇し、引けた。米3月小売売上高が予想を上回る伸びとなり消費の底堅さが再表明されたほか、米4月NAHB住宅市場指数も堅調な住宅市場の証拠となったため利下げ先送り観測にともない長期金利が一段と上昇。ドル買いに拍車がかかった。その後、日本当局による円安是正介入への警戒感やイスラエルがイランへの反撃も選択肢としていることが報じられると、中東情勢の一段の緊迫化を警戒しリスク回避の円買いも強まり、伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.0661ドルへ上昇後、1.0622ドルまで下落し、引けた。ユーロ・円は、164円44銭へ上昇後、163円66銭まで反落。ポンド・ドルは1.2496ドルへ上昇後、1.2438ドルまで下落。ドル・スイスは0.9013フランへ下落後、0.9041フランまで上昇した。[経済指標]・米・3月小売売上高:前月比+0.7%(予想:+0.4%、2月:+0.9%←+0.6%)・米・3月小売売上高(自動車除く):前月比+1.1%(予想:+0.5%、2月:+0.6%←+0.3%)・米・4月NY連銀製造業景気指数:―14.3(予想:-5.0、3月:-20.9)・米・2月企業在庫:前月比+0.4%(予想:+0.4%、1月:0.0%)・米・4月NAHB住宅市場指数:51(予想:51、3月:51) <KY> 2024/04/16 04:10

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