注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
日経平均は59円安、引き続き主要企業の決算に関心
*14:42JST 日経平均は59円安、引き続き主要企業の決算に関心
日経平均は59円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、セコム<9735>、トヨタ<7203>などがマイナス寄与上位となっており、一方、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、オリンパス<7733>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、不動産業、建設業、金属製品、電気・ガス業、水産・農林業が値下がり率上位、繊維製品、その他製品、精密機器、ゴム製品、空運業が値上がり率上位となっている。日経平均は下値の堅い展開となっている。主要企業の決算発表は15日まで続く。今日はこの後、スズキ<7269>、ソフトバンクG<9984>、ヤマハ発<7272>、あおぞら<8304>などが決算発表を予定している。
<SK>
2024/05/13 14:42
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは上昇、株価の下値堅く警戒感の広がりは限定的
*14:16JST 日経平均VIは上昇、株価の下値堅く警戒感の広がりは限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時15分現在、前日比+0.21(上昇率1.13%)の18.74と上昇している。なお、今日ここまでの高値は19.02、安値は18.49。今日の東京市場は取引開始時点では売り買いが交錯し、日経225先物は先週末と同水準で始まった。その後、午前の時間帯にやや売りに押され、日経225先物は下落、日経VIは上昇幅を広げる場面があった。ただ、株価の下値を売り急ぐ動きはなく、日経225先物は概ねマイナス圏だが下値の堅い展開となっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードの広がりは限定的で、日経VIは概ね先週末の水準を小幅に上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
<SK>
2024/05/13 14:16
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見
*14:02JST 東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見
13日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、155円70銭台でのもみ合い。具体的な手がかりが乏しく、様子見ムードが広がりやすい。今週発表される米国の生産者物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)を見極めようと、積極的に動きづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円51銭から155円95銭、ユーロ・円は167円51銭から167円95銭、ユーロ・ドルは1.0766ドルから1.0775ドル。
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2024/05/13 14:02
注目トピックス 市況・概況
日経平均は130円安、積極的な買いは見送りムード
*13:52JST 日経平均は130円安、積極的な買いは見送りムード
日経平均は130円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、セコム<9735>、ファーストリテ<9983>などがマイナス寄与上位となっており、一方、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、オリンパス<7733>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、不動産業、建設業、電気・ガス業、輸送用機器、金属製品が値下がり率上位、繊維製品、その他製品、精密機器、空運業、ガラス土石製品が値上がり率上位となっている。日経平均はマイナス圏での推移となっている。新たな手掛かり材料に乏しく、積極的な買いは見送られているようだ。
<SK>
2024/05/13 13:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、クロス円も失速
*13:37JST 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、クロス円も失速
13日午後の東京市場でドル・円は戻りが鈍く、155円70銭台でのもみ合いが続く。日経平均株価は後場下げ幅をやや拡大し、日本株安を嫌気した円買いに振れやすい。ユーロ・円や豪ドル・円などクロス円は円買いに押され、午後は失速している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円51銭から155円95銭、ユーロ・円は167円51銭から167円95銭、ユーロ・ドルは1.0766ドルから1.0775ドル。
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2024/05/13 13:37
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:下げ渋りか、今週の重要経済指標を見極め
*13:32JST 米国株見通し:下げ渋りか、今週の重要経済指標を見極め
(13時30分現在)S&P500先物 5,248.75(+2.50)ナスダック100先物 18,277.25(+22.25)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ10日の主要3指数はまちまち。序盤のプラスを圧縮しナスダックは小反落、S&Pは小幅続伸、ダウは125ドル高の39512ドルと8日連続で上値を伸ばした。この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回る鈍化を示し、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策を弱めるとの期待が再燃。当局者からも「最終的な利下げ」に言及し、買いを集めた。ただ、長期金利の上昇でハイテクは売られ、指数を下押しした。本日は下げ渋りか。前週末のミシガン大学消費者信頼感指数は低調だったが、期待インフレ率は堅調で長期金利を押し上げた。週明けも金利高が続けば、ハイテクをはじめ買いは入りづらい。今晩はFRB当局者からタカ派寄り見解が予想され、売り要因になる可能性があろう。ただ、今週は消費者物価指数(CPI)や小売売上高の重要指標が予定され、内容を見極める展開に。ホームデポやウォルマートなどの業績も注目材料となりそうだ。
<TY>
2024/05/13 13:32
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ
*13:05JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ
13日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、155円70銭台を維持する。日銀の国債買入れオペ減額を受け、午前中に155円51銭まで値を下げる場面もあった。ただ、米10年債利回りは底堅く推移し、ドルはその買戻しで再び上昇基調に振れている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円51銭から155円95銭、ユーロ・円は167円51銭から167円95銭、ユーロ・ドルは1.0766ドルから1.0775ドル。
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2024/05/13 13:05
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~押し目買いも入り雲下限の38200円水準でのもみ合い
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~押し目買いも入り雲下限の38200円水準でのもみ合い
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は小幅続伸、押し目買いも入り雲下限の38200円水準でのもみ合い・ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り・値上り寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はKDDI<9433>■日経平均は小幅続伸、押し目買いも入り雲下限の38200円水準でのもみ合い日経平均は小幅続伸。前営業日比14.48円高(+0.04%)の38243.59円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は125.08ドル高(+0.32%)の39512.84ドル、ナスダックは5.39ポイント安(-0.03%)の16340.87、S&P500は8.60ポイント高(+0.16%)の5222.68で取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。その後発表された5月ミシガン大消費者信頼感指数が大幅悪化し昨年11月来の低水準となったため景気減速懸念に相場は失速。同指数の期待インフレ率が予想外に上昇したほか米連邦準備制度理事会(FRB)高官の年内の利下げを否定するタカ派発言を受け、長期金利の上昇が重しとなりハイテクは下落に転じた。終盤にかけダウは再び上げ幅を拡大したが、ナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことから、週明けの東京市場も小動きで取引を開始。やや売りに押された日経平均は一時38000円を割り込む場面も見られたが、押し目を狙う買いが入ったことで切り返す展開となった。決算発表銘柄を中心とした売買が続いており、日経平均は日足の一目均衡表の雲下限が位置する38200円水準でのもみ合いとなっている。日経平均採用銘柄では、ミネベアミツミ<6479>は今期業績予想の好調が伝わったことで買い優勢となった。しずおかフィナンシャルグループ<5831>は、自社株消却などが材料視されて買われたほか、オリンパス<7733>も今期大幅増益見通しがポジティブ視されて上昇し年初来高値を更新。このほか、日本ハム<2282>、デンカ<4061>、村田製作所<6981>、ソフトバンクグループ<9984>、AGC<5201>が買われた。一方、先週末に決算を発表した東エレク<8035>は、今期増益見通しも、市場の期待値には届かないとの見方が強かったことから売り買いが交錯し、前引けは小幅マイナスで終えた。このほか、コムシスHD<1721>、三井不<8801>、クボタ<6326>、オークマ<6103>、セコム<9735>も決算内容が嫌気されて売られた。業種別では、その他製品、精密機器、銀行業、空運業、情報・通信業などが上昇した一方、不動産業、建設業、電気・ガス業、鉱業、食料品などが下落した。後場も引き続き取引時間中に発表される決算に注目が集まる。12時台には、東レ<3402>、13時台には、日鉄鉱<1515>、清水建<1803>、日道路<1884>、日清食HD<2897>、東洋紡<3101>、クラボウ<3106>、塩野義<4507>、九州FG<7180>、SUBARU<7270>、14時台には、大成建設<1801>、西松建<1820>、ブリヂストン<5108>、古河池<6937>、岩谷産<8088>などが予定されている。■ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り13日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、156円に接近しながら失速した。米10年債利回りの底堅い推移でドル買いが先行し、一時155円95銭まで値を切り上げた。ただ、節目付近に強い売りが観測され、155円50銭付近に軟化する場面もあった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円51銭から155円95銭、ユーロ・円は167円51銭から167円95銭、ユーロ・ドルは1.0766ドルから1.0775ドル。■後場のチェック銘柄・アップルインターナショナル<2788>、セントラル硝子<4044>など、14銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上り寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はKDDI<9433>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・4月マネーストックM3:前年比+1.6%(3月: +1.8%)【要人発言】・ローガン米ダラス連銀総裁「利下げを検討するのは時期尚早」「現在、どの程度金利が引き締まっているかが不透明」「強い経済は高い中立金利を意味する可能性」<国内>特になし<海外>特になし
<CS>
2024/05/13 12:27
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):東エレク、資生堂、rakumoなど
*12:06JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東エレク、資生堂、rakumoなど
東エレク<8035>:34920円(-80円)もみ合い。先週末に24年3月期の決算を発表、1-3月期営業利益は1452億円で前年同期比4.9%減となり、市場予想を70億円程度上振れる着地に。一方、25年3月期は5820億円で前期比27.6%増の見通し、コンセンサスを100億円強下振れている。減価償却費や研究開発費などの固定費負担が市場想定以上とみられる。ただ、発行済み株式数の0.8%に当たる350万株、800億円を上限とする自社株買い実施発表には意外感もあるもよう。資生堂<4911>:4595円(+85円)大幅続伸。先週末に第1四半期の決算を発表、早期退職支援プランに係る構造改革費用を計上したことで営業損益は87億円の赤字となっているが、コア営業利益は113億円で前年同期比9.6%減となり、計画比を数十億円程度上振れているもよう。日本や中国において、売上や利益が上振れているもよう。構造改革によるコスト削減額も約30億円となって、通期計画150億円超に対し順調な進捗。決算評価の動きが優勢となっているようだ。アシックス<7936>:8750円 カ -ストップ高買い気配。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は338億円で前年同期比52.9%増となり、250億円程度の市場コンセンサスを大幅に上回っている。各カテゴリーで売上が好調、高価格帯商品の販売好調もあって粗利益率も改善している。4月の売上高に関しても第1四半期以上に高い伸びとなっているようだ。通期計画の580億円、前期比7.0%増は据え置いているが、大幅な上振れが意識される形のようだ。メック<4971>:4550円 カ -ストップ高買い気配。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業利益は10.5億円で前年同期比6.2倍と大幅増益になり、上半期予想は従来の13億円から18億円、同2.1倍に、通期では30億円から36.5億円、前期比46.4%増にそれぞれ上方修正している。為替相場の円安効果、グローバル生産戦略への取り組みにおける生産効率改善の進展などが背景となっているもよう。進捗率からはさらなる上振れも意識される形に。ノーリツ鋼機<7744>:3860円 カ -ストップ高買い気配。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は76.4億円で前年同期比3.8倍となり、上半期予想は従来の57億円から91億円、同23.6%増に、通期では134億円から160億円、前期比10.6%増に、それぞれ一転増益予想へと上方修正している。第1四半期の事業進捗や想定為替レートの見直しなどが上方修正の背景。高い進捗率からは一段の上振れ期待も残り、収益上振れに伴う増配余地の広がりも意識される。プレイド<4165>:742円 カ -ストップ高買い気配。24年9月期の調整後営業損益予想を従来の0.14億円の黒字から2.75億円の黒字(前期実績4.90億円の赤字)に上方修正している。売上高が期初計画を上回って推移していることに加え、生産性向上に向けた取り組みで販管費率が低下し、収益力が向上する見込み。第2四半期累計(23年10月-24年3月)の調整後営業利益は2.18億円の黒字(前年同期実績0.43億円の赤字)、営業利益は0.90億円の黒字(同2.09億円の赤字)だった。タメニー<6181>:113円(+11円)年初来高値。25年3月期の営業損益予想を前期比158.7%増の2.00億円の黒字と発表している。婚活事業及びカジュアルウェディング事業で、認知拡大に向けた広告強化、新規出店等によるエリア拡大などに尽力する。また、27年3月期の営業損益目標を9.00億円の黒字とする中期経営計画を明らかにしている。24年3月期の営業損益は0.77億円の黒字(前期実績0.39億円の赤字)で着地。販管費が想定より減少し、会社計画(0.50億円の黒字)を上回った。rakumo<4060>:1231円(+172円)大幅に4日ぶり反発。24年12月期第1四半期(24年1-3月)の営業利益を前年同期比26.1%増の0.89億円と発表している。SaaSサービスでセミナー開催や業界を絞った各種営業・マーケティング施策を実施したことなどが奏功し、クライアント数やユニークユーザー数が伸びた。通期予想は非開示。なお、4月から企業向けグループウェアのrakumo製品の価格改定を開始しているが、現時点では多くのクライアントから理解を得られているという。
<ST>
2024/05/13 12:06
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り
*12:05JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り
13日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、156円に接近しながら失速した。米10年債利回りの底堅い推移でドル買いが先行し、一時155円95銭まで値を切り上げた。ただ、節目付近に強い売りが観測され、155円50銭付近に軟化する場面もあった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円51銭から155円95銭、ユーロ・円は167円51銭から167円95銭、ユーロ・ドルは1.0766ドルから1.0775ドル。【経済指標】・日・4月マネーストックM3:前年比+1.6%(3月: +1.8%)
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2024/05/13 12:05
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル上昇は一服も155円台半ば近辺で下げ止まる状況は変わらず
*10:24JST 東京為替:ドル上昇は一服も155円台半ば近辺で下げ止まる状況は変わらず
13日午前の東京市場でドル・円は155円70銭台で推移。155円96銭まで買われた後、一時155円52銭まで反落。ただ、155円台前半にはドル買い注文が残されており、ドルは底堅い動きを保っている。ここまでの取引レンジは155円52銭-155円94銭、ユーロ・ドルは伸び悩み。1.0768ドルから1.0775ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み。167円96銭から167円54銭まで値下がり。
<MK>
2024/05/13 10:24
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は156円に接近
*09:49JST 東京為替:ドル・円は156円に接近
13日午前の東京市場でドル・円は155円90銭台で推移。155円68銭から155円94銭まで上昇。155円台前半にはドル買い注文が残されており、ドルは底堅い動きを保っている。ここまでの取引レンジは155円68銭-155円94銭、ユーロ・ドルは伸び悩み。1.0768ドルから1.0775ドルで推移。ユーロ・円は強含み。167円65銭から167円96銭まで値上がり。
<MK>
2024/05/13 09:49
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:東京計器やアシックスなどに注目
*09:07JST 個別銘柄戦略:東京計器やアシックスなどに注目
先週末10日の米株式市場でNYダウは125.08ドル高の39,512.84、ナスダック総合指数は5.39pt安の16,340.87、シカゴ日経225先物は大阪日中比45円安の38195円。為替は1ドル=155.70-80円。今日の東京市場では、24年3月期営業利益が13.3%減だが従来予想の34.4%減を上回ったセ硝子<4044>、営業利益が前期21.8%増・今期37.2%増予想と発表したメイコー<6787>、営業利益が前期2.1倍・今期28.6%増予想で中期経営計画も発表した東京計器<7721>、営業利益が前期13.7%減だが今期45.5%増予想と発表したTOWA<6315>、第1四半期営業利益が前年同期比3.7倍となったノーリツ鋼機<7744>、第1四半期営業利益が52.9%増で株式分割と株主優待制度の変更も発表したアシックス<7936>、24年12月期業績予想を上方修正したメック<4971>、発行済株式数の0.79%上限の自社株買いを発表したブレインパッド<3655>などが物色されそうだ。一方、営業利益が前期58.3%増だが今期28.6%減予想と発表したゲオHD<2681>、営業利益が前期51.4%増だが今期28.3%減予想と発表したJCRファーマ<4552>、第1四半期営業損益が87.45億円の赤字となった資生堂<4911>、発行済株式数の2.53%上限の自社株買いを発表したが第1四半期営業利益が39.1%減予想と発表したパイロット<7846>、25年3月期営業利益が57.1%減予想と発表したグローリー<6457>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2024/05/13 09:07
注目トピックス 市況・概況
日経平均は76円安、寄り後は下げ幅拡大
*09:06JST 日経平均は76円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は76円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。今週は主要企業の3月期決算発表がピークとなるが、ここまでの決算発表銘柄に対する市場の反応はややネガティブとの見方が多く、投資家心理を委縮させている。また、先週の日経平均は25日移動平均線を上回る場面が幾度かあったものの、すぐに跳ね返される展開となったことから、先週末現在で38500円台に位置する25日線が上値抵抗線となっているとの見方もあった。一方、先週末の米株式市場でダウ平均が8日続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=155円80銭台と、円相場が引き続き円安・ドル高水準で安定して推移していることが東京市場で安心感となり、寄付き段階では売り買いが拮抗し、日経平均は小幅安水準で始まった。寄り後、日経平均は下げ幅を広げている。
<SK>
2024/05/13 09:06
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への見直しの動きが意識されてきやすい~
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への見直しの動きが意識されてきやすい~
13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■ハイテク株への見直しの動きが意識されてきやすい■ホンダ、24/3営業利益 77.0%増 1兆3819億円、25/3予想 2.8%増 1兆4200億円■前場の注目材料:カスタマーハラスメント、従業員保護義務化へ■ハイテク株への見直しの動きが意識されてきやすい13日の日本株市場は、膠着感の強い相場展開になりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが125ドル高、ナスダックは5ポイント安だった。ソフトランディング期待から買い先行で始まった。ただし、5月のミシガン大消費者信頼感指数が大幅悪化し、昨年11月来の低水準となったため景気減速懸念に相場は失速。期待インフレ率が予想外に上昇したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の年内の利下げを否定するタカ派発言を受け、長期金利の上昇が重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比45円安の38195円。円相場は1ドル155円70銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38440円まで買われた後は、75日線が位置する38340円辺りを下回っての推移となった。同線が心理的な抵抗線として意識されやすいだろう。先週末の日経平均株価は75日線、25日線を上回る場面も見られたが、買い一巡後は軟化し、両線を下回って終えていた。75日線の38453円、25日線の38558円接近では強弱感が対立しやすいだろう。一方で、38000円では下値の堅さが意識されやすく、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。米国市場ではTSMCが4月の売上高が好感されて4%を超える上昇となり、エヌビディアなど半導体株の一角が買われていた。国内では週末に決算を発表した東エレク<8035>は予想を下回ったものの、悪材料出尽くしといった値動きをみせてくるようだと、ハイテク株への見直しの動きが意識されてきやすいと考えられる。今週は米国で消費者物価指数(CPI)の発表を控え、結果待ちの状況になるだろう。ただし、決算発表は週前半でピークを通過することから、機関投資家は動きやすくなると考えられ、業績面を見直す動きなどもみられそうである。なお、前週末に決算を発表したところでは、KDDI<9433>、三菱地所<8802>、KOKUSAI<6525>、住友電工<5802>、東急不HD<3289>、ミネベア<6479>、関ペイント<4613>、アシックス<7936>、PHCHD<6523>、コムシスHD<1721>、鴻池運輸<9025>などの動向が注目される。■ホンダ、24/3営業利益 77.0%増 1兆3819億円、25/3予想 2.8%増 1兆4200億円ホンダ<7267>が発表した2024年3月期業績は、売上収益が前期比20.8%増の20兆4288億200万円、営業利益は同77%増の1兆3819億7700万円だった。主力市場の北米や強みのハイブリッド車で販売が伸びたほか、円安も貢献した。あわせて上限を3000億円とする自社株買いも公表した。なお、2025年3月期業績は、売上収益が前期比0.6%減の20兆3000億円、営業利益は同2.8%増の1兆4200億円を計画。■前場の注目材料・日経平均は上昇(38229.11、+155.13)・NYダウは上昇(39512.84、+125.08)・1ドル=155.70-80円・SOX指数は上昇(4808.03、+48.26)・VIX指数は低下(12.55、-0.14)・米国のインフレ沈静化期待・東証による企業価値向上の要請・カスタマーハラスメント、従業員保護義務化へ・露軍、ハリコフ州侵入、5集落を制圧・「太陽フレア」で磁気嵐観測、北海道、輪島などでオーロラ・イスラエル、国際法違反か、米報告書、供与武器、ガザ使用で・脱炭素「2040ビジョン」政府策定へ、産業競争力強化☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 4月マネーストックM3(3月:前年比+1.8%)<海外>・特になし
<ST>
2024/05/13 08:41
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが一段と拡大する可能性は低い見通し
*08:32JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが一段と拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて171円56銭(2024/4/29)まで上昇。日本の円買い介入に対する警戒感はやや低下したが、欧州中央銀行(ECB)による6月利下げ観測は後退していないため、リスク選好的なユーロ買い・円売りが一段と拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の進展は予測困難、ユーロ圏経済の減速懸念・日本の為替介入に対する警戒感【ユーロ買い要因】・欧州の景気回復期待・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する計画・米欧金利差縮小の可能性
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2024/05/13 08:32
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米国のインフレ持続を警戒してドルは下げ渋る可能性
*08:28JST 今日の為替市場ポイント:米国のインフレ持続を警戒してドルは下げ渋る可能性
10日のドル・円は、東京市場では155円27銭まで下げた後、155円78銭まで反発。欧米市場では155円60銭まで下げた後、一時155円90銭まで反発し、155円78銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に155円台で推移か。米国のインフレ持続を警戒して、ドルは下げ渋る可能性がある。日米金利差を意識してドルは下げづらい状態が続くとみられているが、日本銀行は次回会合より、金融正常化に向けた議論を開始するとの見方が浮上し、リスク選好的なドル買い・円売りが一段と拡大する可能性は低いとみられる。1ドル=156円を超えて円安ドル高が進行した場合、日本政府と日本銀行による市場介入が行われる可能性があることもドル上昇を抑制する一因となりそうだ。今週発表予定の米経済指標で4月消費者物価指数や4月小売売上高が市場予想を下回った場合、年内利下げ観測が強まり、ドルの上値はやや重くなるとの声も聞かれている。なお、5月16日に発表される日本の1-3月期国内総生産(GDP)はマイナス成長が予想されており、市場予想を下回った場合、日米金利差の維持が改めて意識され、ドル・円は底堅い動きを見せる可能性は残されている。
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2024/05/13 08:28
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:マネーストック、中マネーサプライ、欧ユーロ圏財務相会合など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:マネーストック、中マネーサプライ、欧ユーロ圏財務相会合など
<国内>08:50 マネーストック(4月)10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存5-10年、残存10-25年)(日本銀行)<海外>20:25 ブ・週次景気動向調査21:00 印・消費者物価指数(4月) 4.80% 4.85%27:00 ブ・貿易収支(先週) 10.78億ドル中・資金調達総額(4月、15日までに) 13兆8700億元 12兆9300億元中・マネーサプライ(4月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(4月、15日までに) 10兆3744億元 9兆4600億元印・輸出(4月、15日までに) -0.7%印・輸入(4月、15日までに) -6.0%印・貿易収支(4月、15日までに) -172.00億ドル -155.98億ドル米・ジェファーソン連邦準備制度理事会(FRB)副議長とクリーブランド連銀総裁が対談欧・ユーロ圏財務相会合注:数値は市場コンセンサス、前回数値
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2024/05/13 06:30
注目トピックス 市況・概況
10日の米国市場ダイジェスト:NYダウは125ドル高、ソフトランディング期待が下支え
*06:04JST 10日の米国市場ダイジェスト:NYダウは125ドル高、ソフトランディング期待が下支え
■NY株式:NYダウは125ドル高、ソフトランディング期待が下支え米国株式市場はまちまち。ダウ平均は125.08ドル高の39,512.84ドル、ナスダックは5.39ポイント安の16,340.87で取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。その後発表された5月ミシガン大消費者信頼感指数が大幅悪化し昨年11月来の低水準となったため景気減速懸念に相場は失速。同指数の期待インフレ率が予想外に上昇したほか連邦準備制度理事会(FRB)高官の年内の利下げを否定するタカ派発言を受け長期金利の上昇が重しとなりハイテクは下落に転じた。終盤にかけダウは再び上げ幅を拡大したがナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。セクター別では、半導体・同製造装置が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。製薬会社のノババックス(NVAX)はフランスの同業サノフィと、新型コロナウィルス感染症とインフルエンザ両方に効果がある混合ワクチンの商業化などを含むライセンス契約で合意したと報じられ、大幅高。ファーストフード・チェーン運営のマクドナルド(MCD)は顧客を取り戻すため5ドルメニューを復活販売する計画を発表し、売り上げ回復期待に上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)は好決算への期待に買われた。サラダのレストランチェーン、スウィートグリーン(SG)は第1四半期決算で売上高が予想を上回つたほか、通期の既存店売上見通しを引き上げ、上昇。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は人工知能(AI)開発会社のオープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)がのちに否定したが、13日に予定している新製品発表で同社に対抗するため検索機能を発表するとの思惑で競争激化を警戒し、売られた。携帯端末のアップル(AAPL)は新型アイパッドプロのTV広告が不評で取りやめを発表したほか、小売店従業員の組合発足を巡る投票計画が嫌気され、下落。航空機メーカーのボーイング(BA)はパネル吹き飛び事故を巡る同社の声明が投資家に誤解を招いた疑惑を証券取引委員会(SEC)が調査する可能性が報じられ下落した。中国の電気自動車メーカー、ジーカー(ZK)は10日に取引を開始し、上場価格を上回る水準で取引を終えた。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米期待インフレ率の上昇やFRB高官のタカ派発言でドル反発10日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円40銭へ弱含んだのち155円90銭まで上昇し、155円78銭で引けた。5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下したため一時ドル売りに転じたが、同指数の期待インフレ率が予想外に上昇、さらに、米ダラス連銀のローガン総裁やボウマンFRB理事が年内の利下げに消極的な見解を示したため長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.0790ドルまで上昇後、1.0760ドルまで下落し、1.0770ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が公表した4月定例理事会要旨の中で、数人のメンバーがすでに利下げ適切と判断したことが明らかになり、早期利下げを織り込むユーロ売りに押された。ユーロ・円は、167円97銭へ上昇後、167円70銭まで弱含んだ。ポンド・ドルは1.2537ドルへ上昇後、1.2503ドルへ反落。英国中銀の6月の利下げを織り込むポンド売りが上値を抑制した。ドル・スイスは0.9085フランへ上昇後、0.9056フランまで下落した。■NY原油:反落、利食い売りが強まるNYMEX原油6月限終値:78.26 ↓1.0010日のNY原油先物6月限は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.00ドル(-1.26%)の78.26ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.20ドル-79.96ドル。ロンドン市場の序盤で79.96ドルまで買われたが、80ドル手前で利食い売りが強まり、米国市場の後半にかけて78.20ドルまで売られた。需給ひっ迫の思惑は消えていないが、週末前のポジション調整に絡んだ売りも観測されており、上値は重くなった。通常取引終了後の時間外取引では主に78ドル台前半で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 38.45ドル +0.17ドル(+0.44%)モルガン・スタンレー(MS) 98.28ドル +0.17ドル(+0.17%)ゴールドマン・サックス(GS)454.73ドル -0.83ドル(-0.18%)インテル(INTC) 29.85ドル -0.24ドル(-0.79%)アップル(AAPL) 183.05ドル -1.52ドル(-0.82%)アルファベット(GOOG) 170.29ドル -1.29ドル(-0.75%)メタ(META) 476.20ドル +0.78ドル(+0.16%)キャタピラー(CAT) 354.79ドル +3.01ドル(+0.85%)アルコア(AA) 37.12ドル -0.24ドル(-0.64%)ウォルマート(WMT) 60.48ドル +0.04ドル(+0.06%)
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2024/05/13 06:04
注目トピックス 市況・概況
個人投資家・有限亭玉介:データセンター関連株の人気は継続見通し!イマ注目する株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:データセンター関連株の人気は継続見通し!イマ注目する株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年5月6日14時に執筆円安も相まって、外資IT企業が続々と日本のデータセンターへ巨額投資を発表しております。米国金利などを発端に地合いが悪化している株式市場で、この好材料がどのタイミングで株価に織り込まれるのか、あるいは既に織り込み済みなのか…注視したいところですねぇ。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。これだけ外資が日本にデータセンター関連の設備投資を行っている背景には、ガバメントクラウド(政府クラウド)の存在があるようです。全国の自治体でコスト削減やサービスを標準化できるよう、デジタル庁がITインフラの構築に邁進中というわけですな。マイクロソフト、アマゾン、オラクル、グーグルなど名だたる有名企業が日本への投資を発表しております。専門家の意見では、外資系企業のクラウドを活用する事で全国自治体のコスト削減に繋がるのかは懐疑的なようですが、デジタル庁をはじめ日本政府が投資を呼び込むという意味では投資家として歓迎すべき事でしょう。それに加えて、以前から言われているようにAIの需要拡大によるデータセンターへの投資も活発化しております。これから多くのデータセンターが建設されるのであれば、データセンターを構成する部品や保守・管理まであらゆる企業に思惑がありそうですねぇ。ガバメントクラウドに関連するニュースも引き続き追っていきたいところです。直近の相場はまだ安心はできないものの、ボラティリティの高さに慣れてきた印象もあります。それでも、◯◯ショックと名前が付くほどの暴落ではありませんでした。日経平均が25日線・75日線を上抜けば強気ムードに転換するか…。さて今回は、テーマ性にもさらなる熱を帯びてきているデータセンター関連をチェックして参りますよ。まず外せないのが、昨年「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に認定された折にもご紹介したさくらインターネット<3778>ですねぇ。政府クラウドに関連した政府からの補助金の思惑もあり、25年3月期は過去最高益を更新する見通しです。同じくデータセンター運営のブロードバンドタワー<3776>も、直近の決算で業績改善しておりますし、出遅れとしても人気化なるかと注視中です。データセンターでのネットワーク・クラウドサービスを手掛ける東計電算<4746>も、底堅いチャートで5月7日の決算発表後も注視ですな。独立系データセンター大手のアイネット<9600>も業績好調。直近のチャート(日足)は軟調ながら、底を打って切り返すか。新たなデータセンター建設の報道で、短期資金が流入する可能性もありそうです。4月23日の上方修正が好感されたフリービット<3843>は、5Gも含めたIoTインフラ網構築において思惑があり、業績も過去最高益の水準です。チャート(日足)は落ち着いており、PERも割安で監視中。昨年8月にもご紹介しておりますねぇ。フリービットと同様に、受変電設備・開閉装置などの電設・インフラ網を手掛ける正興電機製作所<6653>は好調な業績を背景にチャートも右肩上がりです。株価にもまだ過熱感が出てきていないところを見るとまだ上値を追う事になるでしょうか。直近IPOからは、製造業向けにAIを用いたシステムやDXコンサルティングを提供するVRAIN Solution<135A >です。AI関連として物色されている同社は、4月15日の決算は好調ながら売りを浴びて底値圏での推移となっています。同社に限らずハイテク・グロース株への売り圧力は異常な気もしますので、バーゲン価格で拾える可能性もありそうです。最後はMVNOやGPS管理のほかAI、ドローン、半導体製造装置関連としても注目されるFIG<4392>です。昨年11月の高値372円を上回って、上昇トレンドに乗っておりますな。テーマ性も豊富で業績好調ですので、どこまで下値を切り上げるか監視です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2024/05/12 10:00
注目トピックス 市況・概況
モディ再選と対中関係【フィスコ・コラム】
*09:00JST モディ再選と対中関係【フィスコ・コラム】
有権者数9億7000万人という世界最大の国政選挙、インド総選挙は与党が優勢と伝えられています。モディ政権が「3期目」に突入した場合、領土問題やアジア地域での影響力をめぐり中国に対し強硬姿勢に傾き、両国の対立が激化する可能性が指摘されています。インドで5年に1度の総選挙が4月から始まり、現時点では与党インド人民党(BJP)の勝利が織り込まれつつあります。結果が判明するのは6月4日。経済成長の加速で、モディ首相の支持基盤はさらに強固になる見通しです。国際通貨基金(IMF)は同国の2024年の経済成長率を+6.5%から+6.8%に上方修正。過去最高値圏で推移する株価指数SENSEXは当面、上昇基調を維持しそうです。インド市場は外交に左右されやすく、再選を狙うモディ政権にとっての重要課題の1つ。特に、対中政策が注目されています。領土問題やアジア地域での影響力拡大をめぐり、両国は国境紛争を通じ緊張を高めてきた経緯があります。再選後のモディ氏は国内のタカ派勢力にアピールしようと、中国に対し強硬姿勢を取る可能性が高く、地域の安定や安全保障に打撃を与える可能性があります。両国は未解決の領土問題を抱えており、国境付近に配備した兵士による紛争が度々起きています。2017年と2020年には、実際に武力衝突が発生し死傷者が出るなど深刻な事態となりました。国境問題については、なお警戒は和らいでいません。また、インドは中国の海洋進出にも神経をとがらせています。インドは日米豪印4カ国で構成する日米豪印戦略対話(QUAD)を通じ、中国の海洋進出を抑止したい意向です。昨年10月にはインドとつながりが強いモルディブで、野党連合の統一候補ムイズ氏がインドとの関係を重視してきた現職大統領のソリ氏を破りました。ムイズ氏は中国との関係強化を訴えて当選。その背景には、中国からの投資や支援が生活改善につながるとの期待感があります。親中路線の政権が発足したことはモディ政権にとっては痛手で、逆に中国にとっては影響力拡大の好機になります。もっとも、実際にインドが中国との間で紛争にとどまらず大規模な軍事衝突に発展すれば、好調な生産や貿易を混乱させるほか、海外からの直接投資や外国企業の進出を減少させることになります。国内経済は一気に転落し、株価は低迷、通貨ルピーの大幅安も避けられないでしょう。中国に対して強硬姿勢を取りつつ、地域の安定にも寄与しなければならない点に、モディ「3期目」の難しさがあります。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。
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2024/05/12 09:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:米CPI、米小売売上高、国内決算ピーク
*17:13JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米CPI、米小売売上高、国内決算ピーク
■株式相場見通し予想レンジ:上限38800円-下限37800円今週末10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比125.08ドル高(+0.32%)の39512.84ドル、ナスダックは5.39ポイント安(-0.03%)の16340.87、S&P500は8.60ポイント高(+0.16%)の5222.68で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値30円安の38210円で取引を終えた。日経平均の日足チャートでは、25日移動平均線が75日移動平均線を下回る可能性が高まっており、短期トレンドは徐々に悪化している。今週の日経平均は、25日移動平均線を上回る場面が数回見られたものの、すぐに跳ね返される展開が目立った。一目均衡表では、雲下限に沿ったきれいな動きが見られる。下向きの基準線が上値を抑えていることから、38229円水準に位置する雲下限を一時的に下放れる展開もありそうだが、指数を積極的に売買するような雰囲気は感じられないことから雲下限水準が一定の下値支持として機能しそうだ。日経平均だけではなくTOPIXも方向感に乏しい。5月8日の取引時間中にトヨタ自動車<7203>の決算が発表された後、TOPIXが相対的に強含む場面も見られたが、9日以降はトヨタ自が下落推移となったことから、NT倍率は14.0倍水準と目立った動きは観測されなかった。4月下旬~5月上旬における為替の乱高下は、いずれも東京市場が休場、もしくは場が開く前の早朝に発生したことで、日本株はダイレクトな影響を受けなかったが、為替の乱高下は積極的な売買を手控えさせる要因として市場では意識されている。こうした要因に加え、来週は3月期企業の決算発表がピークを迎えることから、日経平均やTOPIXは引き続き方向感に乏しい地合いが続くだろう。週末プライム市場の売買代金は、決算発表銘柄を中心とした売買が膨らんでいることでコンスタントに4-5兆円台をこなしており、グロース市場のように目に見えて売買代金が減少しているわけではない。ただ、日経平均が25日移動平均線や75日移動平均線を上回り、39000円台、40000円台を目指すために必要不可欠な東京エレクトロン<8035>など半導体株の動きがさえない。こうした半導体株は、5月下旬とみられる米半導体大手エヌビディアの決算発表までは動きにくい。2月のエヌビディア決算発表後に、日経平均がバブル期の1989年12月29日高値を上回ったことを記憶している市場関係者は多いはずだ。3カ月前のような起爆剤的なイメージをエヌビディア決算に期待していることから、来週の東京市場も目立った方向性は出ないと考える。なお、10日の引け後に発表された東京エレクトロンの決算は、今期業績見通しがほぼ市場コンセンサス通りだったことで今週のSCREENHD<7735>のような急落などは回避されよう。■為替市場見通し来週のドル・円は伸び悩みか。日米金利差を意識してドルは下げづらい状態が続く可能性がある。ただ、日本銀行は金融正常化に向けた議論を開始するとの見方が浮上し、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。1ドル=156円を超えて円安ドル高が進行した場合、日本政府と日本銀行による市場介入が行われる可能性があることもドル上昇を抑制する一因となりそうだ。来週発表予定の米経済指標で4月消費者物価指数や4月小売売上高が市場予想を下回った場合、年内利下げ観測が強まり、ドルの上値はやや重くなりそうだ。なお、5月16日に発表される日本の1-3月期国内総生産(GDP)はマイナス成長が予想されており、市場予想を下回った場合、日本銀行は緩和的な金融環境を当面維持するとの思惑が広がり、ドル・円は底堅い動きを見せる可能性は残されている。■来週の注目スケジュール5月13日(月):ソフトバンクG決算、印・消費者物価指数(4月)、米・ジェファーソン連邦準備制度理事会(FRB)副議長とクリーブランド連銀総裁が対談、欧・ユーロ圏財務相会合など5月14日(火):国内企業物価指数(4月)、「インパクトフォーラム」開催(金融庁)、楽天G/ニトリHD/電通G/SMCなど決算、独・CPI(4月)、英・失業率(4月)、独・ZEW期待指数(5月)、米・生産者物価コア指数(4月)、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長とクノットオランダ銀行(中央銀行)総裁が講演、アリババ決算など5月15日(水):訪日外客数(4月)、リクルトH決算、欧・ユーロ圏GDP改定値(1-3月)、米・消費者物価コア指数(4月)、米・小売売上高(4月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(5月)、米・ミネアポリス連銀総裁が座談会に参加など5月16日(木):GDP速報値(1-3月)、豪・失業率(4月)、米・住宅着工件数(4月)、米・住宅建設許可件数(4月)、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月)、米・フィラデルフィア連銀総裁が講演、米・クリーブランド連銀総裁が講演、米・アトランタ連銀総裁が討論会に参加など5月17日(金):中・鉱工業生産指数(4月)、中・小売売上高(4月)、欧・ユーロ圏CPI(4月)、ペルー・アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合(18日まで)など
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2024/05/11 17:13
注目トピックス 市況・概況
株ブロガー・さなさえ:もしもわたしが人気のテーマ株&話題株でポートフォリオを組んだなら【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:もしもわたしが人気のテーマ株&話題株でポートフォリオを組んだなら【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年5月8日19時に執筆皆様、おはこんばんちは。先日、かつての日本ボクシング界の至宝であった山中慎介選手に煮え湯を飲ませた因縁のお相手をその名の通り、ひ『ネリ』つぶした、「THE MONSTER」井上尚弥選手の姿には、本当に胸を熱くさせられましたね。相棒・水原一平氏のギャンブル使い込み事件発覚というトラブルに対しても、明鏡止水のメンタルでHRを量産し続けるドジャースの大谷翔平選手共々、「世の中が驚嘆するほど冷静沈着な令和のスター達に魅せられながら、わたし達はこのまま斜陽の日々を送っていくのかしら…」と呆けながらも「否、それでも我らにはまだ具志堅やイチロー、野茂がいる!」と何とか若者と時代に抗わんとする、老害・さなさえです。夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目へ…はや69回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<相場は強気になったのかしら…>振り返ってみれば4月の相場はボラティリティの激しい動きになりましたね。その要因はロシアVSウクライナや中東情勢の地政学リスクの高まりなどもあるでしょうが、やはりその焦点は米国の長期金利の行方でした。今年、新NISAからの市場参加をされた方にとっては戦々恐々とする時期だったのではないでしょうか。そして5月に入って米株式市場は、2日にパウエルFRB議長が「ペース遅いけれど物価圧力は鈍化傾向にある」との発言から、利下げ期待が高まった事による買いが入ったようですが…今週に入った7日にはミネアポリス連銀・カシュカリ総裁が「政策金利が十分に景気抑制的でない可能性あり」と述べ、利上げも除外しない姿勢を示した為に再び利上げへの懸念で売られると…引き続き何とも落ち着きのない相場となっています。それでも米マイクロソフトやアルファベットの好決算を受けて、半導体やデータセンター、そしてAI関連への買いが復調してきているように見えます。さらに言えば、決算シーズンを直前にした期待買いも入ってきているようですね。今回は直近で動いてきていたそんな株を軸に「今月わたしがポートフォリオを組んだなら…」という名目で、選んでみました。(※もちろん、以前ここでご紹介している株も継続的に注目してます。)<わたしがチェックするならばこの株!>まずは黒字転換の決算を機に、データセンター関連の出遅れ株として人気化してきたブロードバンドタワー<3776>ですね。月足の一目均衡表で見ると雲にタッチしてから売りが出ている事がわかりますが、さらに強含む事ができるか注目中です。また、AI関連としての思惑もある今年のIPOであるSOLIZE<5871>と、昨年のIPOのRidge-i<5572>、そしておととしに上場のELEMENTS <5246>が再び食指が伸びているので見ています。企業のAI需要の中で、それらを取り扱うIT人材関連株への買いもありました。例えば決算通過で見直し買いが入って急騰したインソース<6200>は、このまま買いが続けばチャートも面白くなりそうです。そしてギークス<7060>、AVILEN<5591>はまだまだ底値圏ではありますが、それぞれの決算を通過した後にどのように動くかもチェックです。あとは決算を通過した個別株から、女性の強い味方『ルナルナ』シリーズなどで知られたエムティーアイ<9438>、EV電池関連のニッチ企業としても知られたニッポン高度紙工業<3891>、介護事業が好調なチャームケアコーポレーション<6062>は、地味かもしれませんが、やはり業績への期待が上昇トレンドを支えていきそうですね。また5月7日の上方修正が好感された沖電気工業<6703>、同じく決算が好感された共和電業<6853>、4月30日発表の決算が減益でも、今期配当を40円継続とした遠藤照明< 6932>は、いずれも株価の割安さからも、「売られても買われる」展開に期待したいところです。最後に、5月8日付の日本経済新聞で「日産自動車<7201>が経営難の河西工業<7256>を資金支援する」と報じられた事で、すぐに同社をポートフォリオに追加しました。そもそもその苦境は日産自動車の生産の落ち込みが要因でもありますので、「15日の決算の前から、様々な思惑・期待が交錯しちゃうのでは…」と妄想を巡らせてしまっています(笑)。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2024/05/11 17:00
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ドイツ経済減速も日欧金利差を意識
*13:55JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ドイツ経済減速も日欧金利差を意識
■強含み、ユーロ圏経済の緩やかな回復が期待される先週・今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)による6月利下げを想定したユーロ売りが一時優勢となったが、ユーロ圏経済の緩やかな回復が期待されたことで、リスク回避的なユーロ売りは縮小。5月3日に1.08ドル台前半までユーロは反発した。ただ、米国の早期利下げ期待は低下しており、ユーロは1.08ドル近辺で上昇一服となった。取引レンジ:1.0650ドル-1.0811ドル。「伸び悩みか、ドイツ経済の減速と米引き締め姿勢の継続で来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。ドイツの低調な経済指標を受け、欧州中央銀行(ECB)の6月利下げ観測が広がっている。一方、5月15日発表の米消費者物価指数(CPI)は伸びの鈍化が予想される。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は引き締め的な現行政策を維持する方針のため、ユーロ買い・米ドル売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.0650ドル-1.0850■反落、日本の為替介入に対する警戒高まる先週・今週のユーロ・円は反落。4月29日に171円台半ばまでユーロ高・円安が進行したが、日本政府・日本銀行は5月初旬にかけて複数回の米ドル売り・円買いの為替介入を行ったとの見方が強まった。この影響でユーロ・円は一時164円近辺まで反落したが、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は持続しており、5月10日までに167円台後半まで値を戻す展開となった。取引レンジ:164円02銭-171円56銭。■下げ渋りか、ドイツ経済減速も日欧金利差を意識来週のユーロ・円は下げ渋りか。ドイツ経済の減速が鮮明になり、欧州中央銀行(ECB)による6月利下げの可能性が高まっている。一方、日本銀行は今後、金融正常化を議論する可能性があり、投機的な円売りは抑制される見通し。とはいえ、当面は日欧金利差を意識した取引が続き、ユーロは対円で下げづらい状況となりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・15日:1-3月期域内総生産改定値(速報値:前年比+0.4%)予想レンジ:165円50銭-169円50銭
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2024/05/11 13:55
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:もみ合いか、4月雇用統計が手掛かり材料に
*13:54JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、4月雇用統計が手掛かり材料に
■弱含み、豪準備銀行のインフレ警戒姿勢受けて下げ渋る先週・今週の豪ドル・円は弱含み。日本銀行の政策現状維持を受けた円売りが先行し、105円に接近する場面があった。日本政府・日銀による円買い介入実施の観測を受けて一時100円を下回ったが、豪準備銀行(中央銀行)のインフレ警戒姿勢を受けた豪ドル買い・円売りが再び強まり、対円レートの下げ幅は縮小した。取引レンジ:99円94銭-104円94銭。■もみ合いか、4月雇用統計が手掛かり材料に来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は、政策金利の据え置きを決めたが、インフレ率が目標レンジに戻るまでしばらく時間かかる可能性を指摘。また、四半期金融政策報告で、今年の消費者物価指数を上方修正しており、年内利下げ観測は後退した。4月雇用統計が注目され、3月実績を上回った場合、豪ドル買いが強まる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・16日:4月雇用統計(3月:失業率3.8%、雇用者数増減-0.66万人)予想レンジ:102円00銭-104円00銭
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2024/05/11 13:54
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、早期利下げ観測一服で底堅い値動きか
*13:53JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、早期利下げ観測一服で底堅い値動きか
■反落、日本の為替介入観測の影響受ける先週・今週のポンド・円は反落。日本銀行による早期利上げの可能性は低下したが、日本政府・日本銀行による円買い介入実施の観測を受けて200円台半ばまで上昇した後、一時191円台前半まで反落。ただ、英中央銀行は政策金利の据え置きを決定し、国内経済の過度な悪化に対する警戒感は低下したことから、対円レートは195円台まで戻す展開となった。取引レンジ:191円37銭-200円55銭。■底堅い値動きか、早期利下げ観測一服で底堅い値動きか来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行は金融政策委員会(MPC)で政策金利を維持したが、利下げ開始の時期は不透明でポンドは売りづらい。また、国内の経済指標で減速懸念は和らぎ、日英金利差が意識されることから、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・14日:4月失業率(3月:4.0%)予想レンジ:193円50銭-197円00銭
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2024/05/11 13:53
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:伸び悩みか、年内米利下げ観測も日銀金融正常化を見極め
*13:49JST 為替週間見通し:伸び悩みか、年内米利下げ観測も日銀金融正常化を見極め
【先週・今週の概況】■一時160円突破も為替介入を警戒してドル買い縮小先週・今週のドル・円は反落。4月29日のアジア市場でドル高円安がさらに加速し、日本時間の午前中に34年ぶりとなる1ドル=160円台をつける場面があった。ただ、午後になって日本政府と日本銀行による市場介入が行われたとの思惑が広がり、一時154円台半ばまで円高ドル安に振れた。しかしながら、米国の利下げ開始は9月以降になるとの見方は多いことから、ドル買い・円売りが再び強まり、5月1日にかけて158円手前までドルは反発した。3日に発表された4月米雇用統計は市場予想を下回ったことから、ドル・円は一時152円を下回ったが、日本の連休明け後にリスク選好的なドル買い・円売りが再び強まり、ドル・円は155円台後半まで戻す展開となった。10日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円40銭まで売られた後、一時155円90銭まで反発した。この日発表された5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は市場予想を下回ったが、1年先と5年先の期待インフレ率は4月実績を上回っており、長期金利の上昇に伴うドル買いが観測された。米ダラス連銀のローガン総裁は年内の利下げに消極的な見解を示したこともドル買い材料となった。ドル・円は155円78銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:151円86銭-160円17銭。【来週の見通し】■伸び悩みか、年内米利下げ観測も日銀金融正常化を見極め来週のドル・円は伸び悩みか。日米金利差を意識してドルは下げづらい状態が続く可能性がある。ただ、日本銀行は金融正常化に向けた議論を開始するとの見方が浮上し、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。1ドル=156円を超えて円安ドル高が進行した場合、日本政府と日本銀行による市場介入が行われる可能性があることもドル上昇を抑制する一因となりそうだ。来週発表予定の米経済指標で4月消費者物価指数や4月小売売上高が市場予想を下回った場合、年内利下げ観測が強まり、ドルの上値はやや重くなりそうだ。なお、5月16日に発表される日本の1-3月期国内総生産(GDP)はマイナス成長が予想されており、市場予想を下回った場合、日本銀行は緩和的な金融環境を当面維持するとの思惑が広がり、ドル・円は底堅い動きを見せる可能性は残されている。【米・4月消費者物価指数(CPI)】(15日発表予定)5月15日発表の米4月消費者物指数(CPI)は前年比+3.4%、同コア指数は+3.6%と鈍化が予想される。市場予想を下回った場合、ドル売り要因になりやすい。【米・4月小売売上高】(15日発表予定)15日発表の米4月小売売上高は前月比+0.4%と、3月実績を下回る見込み。個人消費の伸びが鈍化した場合、引き締め政策を弱める要因となりドル売り要因に。ドル・円の予想レンジ:153.50円-157.50円
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2024/05/11 13:49
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:決算発表中心で日経平均は雲下限水準でのもみ合い継続か
*13:44JST 国内株式市場見通し:決算発表中心で日経平均は雲下限水準でのもみ合い継続か
■方向感に乏しい日経平均先週から今週(4月30日~5月10日)にかけての日経平均は4/26終値比294.35円高(+0.78%)の38229.11円と上昇。4月29日と5月2日の2回、日本政府による円買いドル売り介入が実施されたとみられ、為替は4月29日に1ドル=160円台をつけてから5月3日には151円台まで円高ドル安が進行。その後は今週末時点で155円台まで戻すなど為替は乱高下した。為替の荒い値動きが嫌気されたことから日経平均の方向感は乏しくなった。また、3月期決算企業の発表が本格化を迎えたなか、円安推移や脱デフレ機運等で市場の期待感が高まっていたこともあり、今期業績見通しが市場コンセンサスに届かなかったSCREENHD<7735>、パナソニックHD<6752>、日本製鉄<5401>、トヨタ自動車<7203>、三菱重工業<7011>などが売り優勢に。川崎重工業<7012>やダイキン工業<6367>など好業績を発表し買われた銘柄もあったが、ここまでの決算発表はネガティブな反応がやや目立ったことから、投資家心理の悪化にもつながった。一方、米国市場ではNYダウが10日まで7営業日連続で上昇したほか、ナスダックが史上最高値に迫るなど米国株は上昇。米国株のしっかりとした動きは日本株の下支えとなった。なお、10日に発表された5月第1週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を1909億円買い越したほか、TOPIX先物を73億円買い越し、225先物は105億円売り越したことから、合計1731億円の買い越しとなった。一方、個人投資家は現物を2913億円売り越すなど合計で1624億円売り越し。なお、信託は現物を257億円と買い越した。■下向きの25日線に頭を抑えられた格好に今週末10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比125.08ドル高(+0.32%)の39512.84ドル、ナスダックは5.39ポイント安(-0.03%)の16340.87、S&P500は8.60ポイント高(+0.16%)の5222.68で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値30円安の38210円で取引を終えた。日経平均の日足チャートでは、25日移動平均線が75日移動平均線を下回る可能性が高まっており、短期トレンドは徐々に悪化している。今週の日経平均は、25日移動平均線を上回る場面が数回見られたものの、すぐに跳ね返される展開が目立った。一目均衡表では、雲下限に沿ったきれいな動きが見られる。下向きの基準線が上値を抑えていることから、38229円水準で位置する雲下限を一時的に下放れる展開もありそうだが、指数を積極的に売買するような雰囲気は感じられないことから雲下限水準が一定の下値支持として機能しそうだ。日経平均だけではなくTOPIXも方向感に乏しい。8日の取引時間中にトヨタ自の決算が発表された後、TOPIXが相対的に強含む場面も見られたが、9日以降のトヨタ自が下落推移となったことからNT倍率は14.0倍水準と目立った動きは観測されなかった。4月下旬~5月上旬における為替の乱高下は、いずれも東京市場が休場、もしくは場が開く前の早朝に発生したことで、日本株はダイレクトな影響を受けなかったが、為替の乱高下は積極的な売買を手控えさせる要因として市場では意識されている。こうした要因に加え、来週は3月期企業の決算発表がピークを迎えることから、日経平均やTOPIXは引き続き方向感に乏しい地合いが続くだろう。■日経平均上昇はエヌビディア次第か週末プライム市場の売買代金は、決算発表銘柄を中心とした売買が入っていることでコンスタントに4-5兆円台をこなしており、グロース市場のように目に見えて売買代金が減少しているわけではない。ただ、日経平均が25日移動平均線や75日移動平均線を上回り、39000円台、40000円台を目指すために必要不可欠な東京エレクトロン<8035>など半導体株の動きがさえない。こうした半導体株は、5月下旬とみられる米半導体大手エヌビディアの決算発表までは動きにくい。2月のエヌビディア決算発表後に、日経平均がバブル期の1989年12月29日高値を上回ったことを記憶している市場関係者は多いはずだ。3カ月前のような起爆剤的なイメージをエヌビディア決算に期待していることから、来週の東京市場も目立った方向性は出ないと考える。なお、10日の引け後に発表された東京エレクトロンの決算は、今期業績見通しはほぼ市場コンセンサス通りだったことでスクリーンHDのような急落などは回避されよう。■15日に米CPI発表来週は、国内では、14日に4月国内企業物価指数、16日に1-3月国内総生産(GDP)速報値、3月設備稼働率などが予定されている。海外では、14日に独・4月消費者物価指数(CPI)、5月ZEW期待指数、英・1-3月ILO失業率、4月雇用統計、欧・5月ユーロ圏ZEW景況感指数、米・4月生産者物価コア指数、15日に豪・1-3月期賃金指数、欧・ユーロ圏1-3月期GDP改定値、米・4月消費者物価コア指数、5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、4月小売売上高、週次原油在庫、16日に豪・4月雇用統計、米・前週分新規失業保険申請件数、4月住宅着工件数、5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月鉱工業生産指数、17日に中・4月新築住宅価格、鉱工業生産指数、小売売上高などが予定されている。
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2024/05/11 13:44
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:主力処の決算発表に注目、そろそろグロース市場見直しの機運が強まるか
*13:43JST 新興市場見通し:主力処の決算発表に注目、そろそろグロース市場見直しの機運が強まるか
■12営業日連続で1000億円を割り込む先週から今週にかけて(4月30日~5月10日)の新興市場は反発。4月26日終値に対する騰落率は、日経平均が+0.78%だったのに対して、グロース市場指数は+0.80%、グロース市場250指数は+0.87%とほぼ同じような反発となった。日本政府の円買い・ドル売り介入とみられる動きによる為替乱高下のほか、プライム銘柄の決算発表が先行したことなどから、グロース市場の関心はより低下し積極的な売買は手控えられた。売買代金はグロース市場が誕生した2022年4月以降、最長となる12営業日連続で1000億円を割り込むなど商いは閑散。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに、朝方上昇しても、買い一巡後は上げ幅縮小もしくはマイナス圏に突入するなど弱い地合いが続いた。週末にかけては、決算を発表したサンウェルズ<9229>やBASE<4477>が大幅高となったが、JTOWER<4485>は急落するなど時価総額が大きい主力株は引き続きまちまち。個別銘柄では、GreenEnergy & Company<1436>は株主優待拡充が材料視されて買い優勢となった。GMO TECH<6026>、Arent<5254>は決算が材料視されて買われたほか、売れるネット広告社<9235>は短期資金が流入し急騰。トラース・オン・プロダクト<6696>はAI電力削減ソリューションの技術が日本で特許登録されたことで上昇した。一方、決算が嫌気されてサイバー・バズ<7069>、データホライゾン<3628>、デコルテHD<7372>が売られた。また、直近IPO銘柄のカウリス<153A>、コージンバイオ<177A>、Will Smart<175A>、ダイブ<151A>、レジル<176A>も売り優勢となった。■主力処の決算がピークを迎える来週の新興市場は、時価総額が大きい主力処の決算がピークを迎えることから、売買代金は1000億円台を回復しそうだ。10日の引け後に決算を発表した弁護士ドットコム<6027>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、ispace<9348>の動向に注目が集まろう。好決算だった弁護士ドットコム、GMOフィナンシャルゲートは素直に買われる展開となりそうだ。一方、ispaceは前期が営業損失55.0億円と前年比で赤字幅縮小となったのに対し、今期営業損失は131.1億円と赤字幅が大幅拡大の見通しとなっており、市場がどう捉えるか注目したい。来週は13日に、カバー<5253>、アドベンチャー<6030>、14日にトライト<9164>、ライフネット生命保険<7157>、15日にウェルスナビ<7342>、フリー<4478>、スカイマーク<9204>、セーフィー<4375>、ジーエヌアイグループ<2160>の決算発表が予定されている。グロース市場が盛り上がるような核となる銘柄が出てくるか期待したいところだ。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに4月に年初来安値をつけた後は下げ渋っている。「閑散に売り無し」といった地合いではあるが、接近している25日移動平均線上回ってくると反発基調は強まると考える。主力処の決算発表後に核となる銘柄が出て売買代金が1000億円をコンスタントにクリアしてくれば、グロース市場見直しの機運も強まろう。
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2024/05/11 13:43
注目トピックス 市況・概況
米国株式市場見通し:主要三指数は史上最高値更新を試す展開、注目は4月CPI
*13:42JST 米国株式市場見通し:主要三指数は史上最高値更新を試す展開、注目は4月CPI
来週の米国株は、引き続き年内の利下げ期待を材料に強い展開が期待できよう。主要3指数は3月もしくは4月につけた史上最高値に迫っていることから、高値更新となれば需給面も好材料となる。高値更新のポイントになるのは、5月15日の4月消費者物価指数(CPI)と考える。足元のCPIは、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアの前月比の伸びが3ヵ月連続で+0.3%台後半、年率に換算すると+4%台と、FRBの物価目標である前年比+2%を大きく上回って推移している。仮に市場予想(前月比+0.3%)を上振れた際には、4.5%前後で落ち着いている米10年債利回りは再度上昇基調を強めるだろう。一方、市場予想通り伸びが鈍化した場合、米4月雇用統計の結果と合わせて、利下げ開始の後ずれ観測や年内ゼロ利下げ観測はより後退し、落ち着いていた米10年債利回りは下落傾向を強める可能性もある。米10年債利回りの低下傾向が強まれば、グロース企業が多いナスダックを中心に米国株は強い動きを見せるだろう。その場合、決算への期待感から反発基調を強めているエヌビディアや、史上最高値更新が目前のアルファベットなどハイテク株が相場の核になると考える。経済指標では、14日に4月生産者物価指数(PPI)、15日に4月CPI、5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、4月小売売上高、週次原油在庫、16日に前週分新規失業保険申請件数、4月住宅着工件数、5月フィラデルフィア連銀景況指数、4月鉱工業生産指数などが予定されている。市場では4月CPIに対する関心が非常に高まっているが、14日に発表されるPPIも先々のインフレ加速の可能性を予見する重要な経済指標であることから注目しておきたい。主要企業決算は、14日にホームデポ、ボーダフォングループ、15日にシスコシステムズ、16日にウォルマート、アリババ・グループ、バイドゥ、アプライド・マテリアルズなどが発表を予定している。今週で主力処の決算発表が一巡したことから、来週辺りから決算内容を受けた各証券会社のアナリストレポートが出始めるだろう。個別株の売買材料となりそうだ。
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2024/05/11 13:42