注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):セルソース、インタートレ、オキサイドなど インタートレ<3747>:544円(+38円)大幅続伸。持分法適用関連会社のデジタルアセットマーケッツが第三者割当増資を行ったことで、持分の変動による持分変動利益が発生することになったと発表。それに伴い、22年9月期の純利益を25百万円から94百万円に上方修正している。また、経常利益などは従来予想を据え置いており、第1四半期は赤字幅が拡大していたこともあり、安心感にはつながっているようだ。レノバ<9519>:1445円(+67円)大幅続伸。欧米諸国などによるロシアへの経済制裁強化を受け、ロシア産エネルギーの供給制限、それに伴う需給ひっ迫が警戒される状況となっている。今回の事態をきっかけに、長期的にもエネルギー安定確保の必要性が意識されることに。地政学リスクに左右されない再生可能エネルギーの需要は今後も高まっていくとの見方につながっているようだ。JT<2914>:2135.5円(-64円)大幅反落。ロシア・ウクライナの軍事衝突を映して、業績への影響が警戒される展開になっている。国内向けの紙巻きたばこや日本向けの葉巻きたばこ「キャメル」をつくっているウクライナ工場の操業を一時停止しているほか、ロシアにも5カ所の工場を保有している。両国を含めた近隣諸国での利益は全体の約2割を占めるとされており、インパクトの大きさが意識される状況のようだ。INPEX<1605>:1179円(+24円)大幅反発。欧米諸国がSWIFTからロシア大手銀を排除する制裁強化を決めるなど、ロシアへの経済制裁強化を受けて原油相場が大幅に上昇。北海ブレント先物は先週末比約7ドル高の1バレル105ドル台にまで上昇している。経済措置強化に伴い、世界有数の産油国であるロシアからの供給不安を意識、需給ひっ迫に伴う市況の先高思惑が再燃する形に。三井物産<8031>:2824円(-170.5円)大幅反落。ウクライナへの軍事侵攻に伴う、欧米によるロシアへの経済制裁強化の影響を警戒する動きが強まっている。サハリンLNGなどロシアで複数の事業展開を行っており、同地域での事業展開の先行きが懸念される形に。世界的にロシア製品の買い控えが長期化する可能性なども警戒視。同社を筆頭に本日は総合商社各社が全面安の展開になっている。CCT<4371>:6840円 カ -ストップ高買い気配。3月31日を基準日として、1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げて株式の流動性を高め、流通株式時価総額と時価総額を引き上げるとともに投資家層の拡大を図ることが目的。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を1400万株から2800万株に増やす。株式分割に加え、気配値が25日移動平均線を上抜けていることも買いを後押ししているようだ。セルソース<4880>:3470円(+300円)大幅に続伸。一部メディアが売上高100億円以下の中堅上場企業を対象に直近1年間の平均PBR(株価純資産倍率)を前年と比較したところ、上昇幅の首位はセルソースだったと報じ、買い材料視されている。報道によると「膝関節の炎症治療向けなどに加工受託が伸びており、提携する医療機関は1000施設を超えた。直近1年の平均PBRは約40倍と前年(約22倍)から大きく上昇した」という。オキサイド<6521>:4665円(+265円)大幅に続伸。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築」の「次世代パワー半導体に用いるウェハ技術開発」テーマにMipox<5381>などと共同で応募し、採択されたと発表している。採択を受け、次世代パワー半導体材料SiC単結晶の溶液法による育成技術開発及び量産化に向けた準備のため、山梨県北杜市に第5工場を建設する。投資額は概算で4億円。 <ST> 2022/02/28 11:46 注目トピックス 市況・概況 東京為替:日経平均は83円安も株安を嫌気した円買いは一部にとどまる 28日午前のアジア市場でドル・円は115円40銭台で推移。日経平均は83円安で午前の取引を終えた。リスク選好的な為替取引は減少しているようだ。ただ、安全逃避的なドル買いも観測されており、株安を警戒した円買いは一部にとどまっているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円22銭から115円78銭、ユーロ・ドルは1.1126ドルから1.1198ドル。ユーロ・円は128円19銭から129円42銭で推移。 <MK> 2022/02/28 11:39 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は115円50銭台で推移、日経平均反落も株安を意識した円買いは一部にとどまる 28日午前のアジア市場でドル・円は引き続き115円50銭台で推移。日経平均は反落しており、リスク選好的な為替取引は減少しているようだ。ただ、一部で安全逃避的なドル買いが観測されており、株安を警戒した円買いは増えていないようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円22銭から115円78銭、ユーロ・ドルは1.1126ドルから1.1193ドル。ユーロ・円は128円19銭から129円42銭で推移。 <MK> 2022/02/28 11:03 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は115円50銭台で推移、原油先物の反発を意識したドル買いも 28日午前のアジア市場でドル・円は115円50銭台で推移。ロシアの一部銀行は国際銀行間の送金・決済システムSWIFT(国際銀行間通信協会)からまもなく排除されることから、リスク選好的な為替取引は縮小するとの見方は残されているようだ。ただし、日経平均は130円高で推移しており、株安を警戒した円買いは増えていないようだ。原油先物の反発を意識したドル買いが観測されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円22銭から115円78銭、ユーロ・ドルは1.1126ドルから1.1193ドル。ユーロ・円は128円19銭から129円42銭で推移。 <MK> 2022/02/28 10:34 注目トピックス 市況・概況 東京為替:日経平均反転でドル・円は下げ渋り 28日午前のアジア市場でドル・円は115円50銭台で推移。ロシアの一部銀行は国際銀行間の送金・決済システムSWIFT(国際銀行間通信協会)からまもなく排除されることから、リスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。ただし、日経平均は反転しており、株安を警戒した円買いはやや縮小しているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円22銭から115円78銭、ユーロ・ドルは1.1126ドルから1.1193ドル。ユーロ・円は128円19銭から129円42銭で推移。 <MK> 2022/02/28 10:22 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ロシアの一部銀行のSWIFT排除で目先的にリスク選好的な為替取引は縮小か 28日午前のアジア市場でドル・円は115円60銭近辺で推移。ロシアの一部銀行は国際銀行間の送金・決済システムSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除されることから、リスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。安全逃避的な取引が再び拡大する可能性は残されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円22銭から115円78銭、ユーロ・ドルは1.1126ドルから1.1193ドル。ユーロ・円は128円19銭から129円42銭で推移。 <MK> 2022/02/28 09:34 注目トピックス 市況・概況 日経平均は181円安、寄り後は軟調 日経平均は181円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。先週末にロシアに厳しい経済制裁を科す方針が示されたことに加え、プーチン露大統領が、核戦力を含む軍の核抑止部隊に任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するよう指示するなど、国際緊張の先行きが読みにくく、買い手控え要因となった。一方、先週末の米株式市場で主要指数が大幅高となり、東京市場の株価を支え、また、ウクライナが、前提条件なしにベラルーシ国境でロシアと交渉することで合意したと伝えられ、地政学リスクへの警戒感がやや緩和し、株価下支え要因となり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。寄り後、日経平均は軟調な動きとなっている。 <FA> 2022/02/28 09:05 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:INPEXや郵船などに注目 先週末25日は米NYダウが834.92ドル高の34058.75、ナスダック総合指数が221.04pt高の13694.62、シカゴ日経225先物が大阪日中比480円高の26980円。ドル・円は1ドル=115.60-70円。株式市場が休場中、西側諸国はロシアの一部の銀行を国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除することを合意。その後、ロシア・ウクライナの交渉報道も伝わっているが、先行き不透明感から主力株全般に売りが広がりそうだ。ロシアへの経済制裁による実体経済への影響懸念から信越化学<4063>、クボタ<6326>、東レ<3402>、安川電機<6506>などの景気敏感株が軟調となろう。そのほか、先週末に大きく買い戻された東エレク<8035>や村田製<6981>などのハイテク株も再び冴えない展開となることが予想される。一方、資源価格の高騰への思惑からINPEX<1605>、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などには買いが入りそうだ。また、供給網混乱の長期化への思惑や配当権利取りを狙った動きから、郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株も相対的に堅調となりそうだ。 <FA> 2022/02/28 09:02 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株などが日経平均を押し上げ27000円を捉えてくる可能性~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:値がさハイテク株などが日経平均を押し上げ27000円を捉えてくる可能性■近鉄GHD、下方修正 営業損益▲50億円←30億円■前場の注目材料:塩野義、コロナ飲み薬申請、国内企業初■値がさハイテク株などが日経平均を押し上げ27000円を捉えてくる可能性28日の日本株市場は、米株高を手掛かりにギャップスタートとなろう。25日の米国市場はNYダウが834ドル高だった。ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、停戦交渉への期待から買い優勢の展開。さらに、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回る経済指標の強い結果だったことも支援材料になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比480円高の26980円。円相場は1ドル115円50銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなり、日経平均は節目の27000円を意識したトレンドが期待されそうだ。ロシアとウクライナ代表団との停戦交渉を行うことで合意したと報じられるなか、これまでウクライナ情勢の緊迫化から弱気に傾いていた需給の修正リバウンドが意識されよう。朝方はインデックス買いが集中しやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均を押し上げてくる可能性が高いため、節目の27000円を一気に捉えてくる可能性はありそうだ。ただし、停戦合意に繋がるかは不透明であることから、合意できなければ再び攻撃が激化する動きとなることから、積極的には上値を買いづらいところ。とはいえ、結果待ちのなか、新たに売り込む流れには向かいづらいと考えられ、全体としては底堅さが意識されやすいだろう。これまで弱い値動きが目立っていたハイテク株などへはリバウンドを狙った動きが向かいやすい一方で、市況上昇などで買われていた銘柄などへは利益確定の動きが意識されやすいところだ。そのほか、ひとまず地政学リスクは和らぐ格好となるため、個人投資家のセンチメントも改善すると見られる。依然として短期的な値幅取り狙いの動きが中心とは見られるものの、下落基調が継続していたマザーズ銘柄などには、自律反発狙いの動きが強まりそうだ。特に、需給調整が一巡していると見られる直近IPO銘柄へは見直しの動きが意識されやすいと考えられる。■近鉄GHD、下方修正 営業損益▲50億円←30億円近鉄GHD<9041>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業損益は30億円から50億円の赤字に下方修正した。オミクロン株による感染症が急拡大しており、運輸業のうち鉄軌道部門で旅客収入が想定を下回っているほか、流通業で来店客数が減少し、ホテル・レジャー業でもホテル部門で稼働率が低下している。一方で、営業外収益で近鉄エクスプレスの業績が堅調に推移しており、経常利益、当期純利益は据え置いている。■前場の注目材料・日経平均は上昇(26476.50、+505.68)・NYダウは上昇(34058.75、+834.92)・ナスダック総合指数は上昇(13694.62、+221.04)・1ドル115.50-60円・シカゴ日経先物は上昇(26980、大阪比+480)・SOX指数は上昇(3452.67、+53.52)・VIX指数は低下(27.59、-2.73)・米長期金利は低下・米国景気の拡大・海外のコロナ感染沈静化・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・塩野義<4507>コロナ飲み薬申請、国内企業初・河西工業<7256>25年3月期めど米1工場閉鎖、車内装品生産見直し・冨士ダイス<6167>離型容易なガラス成形金型、医療用分析デバイス向け・日本精工<6471>ロボ用アクチュエーター開発、高精度に衝突察知・ダイヘン<6622>産ロボ世界シェア10%、24年3月期めど現状比倍増・エプソン<6724>スカラロボ「基盤」開発、コア部品を共通化・三菱電機<6503>米社買収でUPS事業を強化・三菱ガス<4182>新素材探索を効率化、日立と協力、時間半減・浜松ホトニクス<6965>京大と冷却不要の磁気センサー開発、光学的に磁場計測☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 1月鉱工業生産速報値(前月比予想:-0.7%、12月:-1.0%)<海外>・特になし <ST> 2022/02/28 08:37 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ロシアによるウクライナ攻撃を嫌気したユーロ売り・米ドル買いは一巡したが、欧州中央銀行(ECB)は金融緩和策の縮小を急がない方針であることから、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ラガルドECB総裁は早期利上げを否定・ロシアのプーチン大統領はウクライナの親ロシア派2地域の独立を承認・ユーロ圏と米国の金利差拡大観測 <FA> 2022/02/28 07:56 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:リスク選好的な為替取引縮小の可能性も 25日のドル・円は、東京市場では115円62銭から115円15銭まで弱含み。欧米市場では、115円19銭から115円76銭まで反発し、115円54銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に115円台で推移か。ロシアの一部銀行は国際銀行間の送金・決済システムSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除されることから、リスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。報道によると、米国、英国、欧州、カナダは2月26日、ロシアの一部銀行を国際銀行間の送金・決済システムのSWIFTから排除することで合意した。制裁にはロシア中央銀行の外貨準備に関する規制も含まれるようだ。25日の時点では、米国と欧州各国は、自国経済にも悪影響が及ぶことを懸念して、金融システムに深刻な打撃を与えない制裁措置を導入するとみられていた。ロシアの一部銀行が国際銀行間の決済システムから排除されることが世界経済にどのような影響を及ぼすのか、現時点で正確に予測することは難しい。また、ロシアとウクライナの協議の行方も注目されており、リスク選好的な為替取引がただちに拡大する可能性は低いとみられる。 <FA> 2022/02/28 07:52 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:下落か、ウクライナ情勢をにらみながらの展開へ 大阪取引所金標準先物 23年2月限・夜間取引終値:7005円(前日日中取引終値↓84円)・想定レンジ:上限7060円-下限6960円28日の大阪取引所金標準先物(期先:23年2月限)は下落しそうだ。ウクライナが前提条件なしに、ベラルーシ国境でロシアと交渉することで合意したと伝えられ、地政学リスクへの警戒感がやや緩和し、安全資産とされる金は売られやすい地合いとなっている。一方、ロシアのプーチン大統領が、核戦力を含む軍の核抑止部隊に任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するよう指示するなど、国際緊張の先行きが読みにくく、今日の金先物は売りが優勢ながら、ウクライナの情勢をにらみながらの展開となりそうだ。 <FA> 2022/02/28 07:45 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:鉱工業生産指数、小売売上高、住宅着工件数など <国内>08:50 鉱工業生産指数(1月) -0.7% -1.0%08:50 小売売上高(1月) -1.2% -1.2%08:50 百貨店・スーパー売上高(1月) 3.5% 1.4%14:00 住宅着工件数(1月) 3.0% 4.2%<海外>09:30 豪・小売売上高(1月) 0.4% -4.4%16:00 トルコ・GDP(10-12月)  7.4%17:00 スイス・GDP(10-12月) 3.7% 4.1%19:30 印・財政赤字(1月)  6375.2億ルピー21:00 印・GDP(10-12月) 6.0% 8.4%21:00 印・インフラ産業8業種(1月)  3.8%21:00 印・年間GDP予想(2022年) 9.0% -6.6%21:00 南ア・貿易収支(1月) 151億ランド 301億ランド22:30 加・経常収支(10-12月)  13.7億加ドル22:30 米・卸売在庫(1月)  2.2%23:45 米・MNIシカゴ購買部協会景気指数(2月) 62.0 65.2米・アトランタ連銀総裁がオンライン討論会に参加モバイル・ワールド・コングレス(MWC)(3月3日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2022/02/28 06:30 注目トピックス 市況・概況 25日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待 ■NY株式:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待ダウ平均は834.92ドル高の34,058.75ドル、ナスダックは221.05ポイント高の13,694.63で取引を終了した。ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、寄り付き後上昇。停戦交渉への期待に加え、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など予想を上回る経済指標も手伝い、終日堅調に推移。引けにかけて、疾病管理予防センター(CDC)がマスク規制の緩和を発表すると、景気回復期待がさらに強まり、上げ幅を拡大した。セクター別では、家庭・パーソナル用品や素材の上昇が目立った。オンライン決算のブロック(SQ)は第4四半期決算で内容が予想を上回ったほか、消費者向けビジネスやキャッシュアプリの伸びが支援し、楽観的な業績見通しを示し買われた。オンライン小売りのエッツィ(ETSY)は予想を上回った決算が好感され上昇。オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は自動車卸売オークション会社カー・オークション・サービシズ(KAR)の北米車両オークションADESA,Inc.事業買収を発表し、上昇した。カー・オークション・サービシズも上昇。一方、代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は四半期決算で赤字幅が予想をさらに上回ったほか、見通しも予想を下回ったことが嫌気され売られた。靴小売りのフットロッカー(FL)は22年の売上が目標を下振れると悲観的な見通しを示し大幅安となった。投資家の恐怖心理を表すVIX指数は26.93まで低下し、30を割り込んだ。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:ロシアとウクライナの停戦期待でリスクオン25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円47銭まで弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、115円54銭で引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため、ドルの下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード米セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1274ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は129円56銭から130円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3425ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9283フランまで上昇後、0.9254フランまで反落した。■NY原油:反落、利食い売りが増える25日のNY原油先物4月限は、反落(NYMEX原油4月限終値:91.59 ↓1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.22ドルの91.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.64ドル。アジア市場で95.64ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて90.06ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で買い戻しが入り、92ドル台半ば近辺まで戻している。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  45.02ドル   +1.42ドル(+3.26%)モルガン・スタンレー(MS) 94.55ドル   +2.74ドル(+2.98%)ゴールドマン・サックス(GS)350.12ドル  +9.93ドル(+2.92%)インテル(INTC)        47.71ドル   +0.99ドル(+2.12%)アップル(AAPL)        164.85ドル  +2.11ドル(+1.30%)アルファベット(GOOG)    2690.39ドル +36.92ドル(+1.39%)フェイスブック(FB)     210.48ドル  +2.88ドル(+1.39%)キャタピラー(CAT)      187.06ドル  +2.37ドル(+1.28%)アルコア(AA)         77.85ドル   +4.55ドル(+6.21%)ウォルマート(WMT)      136.38ドル  +1.85ドル(+1.38%) <ST> 2022/02/28 06:19 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:決算一巡後に注目した好業績な銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年2月21日14時に執筆決算発表が一通り出揃って好決算を好感した買いが増えたようにも思えます。しかしながらウクライナの地政学リスクや米国の利上げ・インフレの影響が尾を引いているようですねぇ。当面は日米の株式市場で嫌気されるかもしれません。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。好決算で動意したかと思っても、勢いが続かず突き抜けない感じはありますねぇ。ウクライナ情勢でズドンと下落したかと思えば翌日に反発したり、不安定な相場は今後も続くと見ております。好業績であってもリスク回避思考の投資家に短期的な利益確定売りを狙われて、満足にトレンドを形成できない銘柄もあるようです。日経平均を見てみると2月に入ってから27500円付近での推移が続いています。直近で25日移動平均線が上値抵抗線になるか、心理的な節目は28000円と想定しながら、そこを超えられるか監視を継続したいと思います。株式市場の混乱の原因となっている米国経済に関しては、2月10日に発表された1月の消費者物価指数(CPI)を見ると、前年同月比7.5%上昇、エネルギー・食品を除いたコア指数も6.0%上昇という高水準となりました。これは40年ぶりとも言われる水準です。ここまで驚異的な物価上昇となると、FRBも利上げについて前倒しや別の経済政策の議論を始めるかもしれません。高PERのハイテク株の売りが目立つ一方で、米国株は好業績を出す企業はしっかりと底値から回復している印象です。日本株はもう少し伸びが欲しいところですが、1回リバウンドしたからといって油断する事がないように、気を引き締めていきたいところですよ。さて、今回は決算が一巡して好業績で買われた銘柄をチェックして参ります。ケミカルタンカーが業績寄与した飯野海運<9119>は、2月8日の決算発表後に急動意すると昨年来高値を更新しました。上方修正に加えて年間配当を6円増配しており、海運関連の活況はしばらく続くのか注視です。半導体等装置関連と電子デバイスの両事業とも好調で売上を伸長させているフェローテク<6890>は、2月14日の決算が好感された様子ですが、その後チャートはまだ調整が続いておりますな。ただ中国子会社FTSAが深セン証券取引所創業板市場へ上場を予定しており、上場のタイミングや地合い改善などで反発の可能性も見て監視を続けております。半導体製造装置向けが伸長している栄電子<7567>は、2月10日に決算発表と併せて上方修正するとチャート(日足)は動意しました。直近では調整しながらもPER・PBRは割安水準となっており、半導体関連の行く末は引き続き注視ですな。2月14日の好決算で窓を開けて動意した国際紙パルプ商事<9274>は、決算後に75日線を上抜きました。期末配当は2円増配しており、脱プラスチックの潮流は紙需要を拡大させるか。小型の割安株として注目しておきたいですな。ポンプの総合メーカーである荏原製作所<6361>は、2月14日の決算発表で増配に加えて22年12月期も過去最高益となる見通しを明らかにしました。半導体不足や原油価格の高騰によって、精密・電子事業やCT事業、カスタムポンプ事業などが伸長する予想です。3期ぶりに最高益を更新した関東電化工業<4047>は、2月10日の決算発表後に動意しました。同社は使用済みリチウムイオン2次電池のリチウム再資源化に関する技術でEV関連銘柄としての思惑もあり、昨年来高値を更新した後も物色される可能性がありますな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/02/27 10:00 注目トピックス 市況・概況 ウクライナ問題と金融政策【フィスコ・コラム】 ウクライナ情勢の緊迫化を受け、金融市場は動きづらい展開が続いています。外交努力による解決が困難になれば、安全通貨買いはさらに進む見通しです。一方、地域の混迷がより深まれば、金融政策への影響が意識されるかもしれません。ロシアのプーチン大統領は2月21日、ウクライナ東部にある親ロ派2地域を独立国家として承認しました。その後、情報が錯そうするなか、ウクライナはロシアが同地域に派兵したとして非常事態を宣言。予定されていた米ロ外相会談は見送られ、外交努力による解決への期待は後退しました。ロシアが24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始したことを受けて、安全志向的なドル買い、地政学的リスク懸念による欧州通貨売りが観測されました。米バイデン政権もロシアによるウクライナ攻撃を受けて対ロ制裁に踏み切る方針です。今後は欧米とロシアによる制裁の応酬が想定され、世界経済の腰折れ懸念からNY株式市場は下落基調が鮮明です。ダウは年明け直後に最高値の36000ドル台半ばまで水準を切り上げていましたが、足元は下げ足を速め、32000ドル台まで落ち込む場面がありました。外為市場では安全通貨の円やスイスフランが買われたほか、ドルにも「有事の買い」が入り、主要通貨はドルに対し下押し圧力が観測されました。そうしたなか、ドル・円は欧米やアジアの株安を背景とした円買いの半面、日銀による緩和政策継続が円売りを誘発。そして、米連邦準備理事会(FRB)の金融正常化を見込んだドル買いが継続しています。3月15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に当局者から引き締めに前向きな発言が聞かれ、足元では利上げの規模やペースが市場シナリオを上回るとの見方から金利先高観は弱まっていません。もちろん、FRBをはじめ主要中央銀行による今後の金融正常化は、現時点ではほぼ織り込まれています。一方、ウクライナ問題で原油相場は需給ひっ迫の思惑から一時1バレル=100ドルを突破しました。エネルギー価格の急伸が回復を弱める要因と考えれば、正常化シナリオに影響しないとも限りません。ウクライナでの戦闘が長期化すれば、中銀の政策方針と切り離して考えるのは困難です。FRBの3月利上げサイクル入りの可能性は引き続き高いとみられており、3月以降に発表される雇用やインフレに関する統計の内容次第では50bpの引き上げを見込んだドル買いに振れやすい地合いが続くでしょう。日銀はなお緩和継続の方針を堅持しており、ドル・円は115円台を中心に推移するとみられます。ただ、ロシアの軍事侵攻は事態の混迷をより深めており、ドルは引き続き上値の重い動きとみます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2022/02/27 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:パウエルFRB議長議会証言、IPO2社、米雇用統計など ■株式相場見通し予想レンジ:上限27500-下限26000円来週の日経平均は神経質な展開か。対ロ制裁第2弾には、銀行間の国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)からのロシアの排除や、ドイツとロシアを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の承認中止以外の新たなエネルギー関連の制裁は含まれなかった。これにより、世界経済への大きな打撃は避けられるとの安心感が台頭。ウクライナ情勢を巡る不透明感から、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが後退するとの思惑も働き、相場の反発につながった。ロシア・ウクライナの停戦交渉への期待も高まってきており、地政学リスクはひとまず後退しそうだ。日米ともに、主要株価指数を対象とした商品投資顧問(CTA)など短期筋による売り持ち高はかなり積み上がってきているようで、需給的にも今週末の買い戻しが進展する余地はまだ残されている可能性があろう。ただ、ウクライナ情勢の先行きについて油断は禁物だ。首都キエフでの戦闘はまだ続いているようで、停戦交渉が平和的な解決に繋がるかも不透明。事態は依然として混迷を極めており、波乱の余地は残されていよう。また、週半ばの3月2~3日にはパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)前にヒントを得ようと神経質な展開が想定される。内容次第では、金融引き締めペースが後退するとの期待も再考を迫られることになろう。そのほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表する景況指数のほか、週末には米2月雇用統計が発表される。内容を見極めたいとの思惑から積極的な買いは手控えられる可能性があろう。さらに、ウクライナは天然ガスや鉄鋼製品、農産物などのインフラ網として重要な地点だ。発動される可能性は低いものの、ロシアのSWIFT排除や新たなエネルギー関連の制裁が科されるとなれば、世界経済への打撃は大きい。また、既に高止まりしているエネルギー・食料品価格の一段の上昇にも繋がりかねない。その場合、景気後退と同時にFRBの引き締めペース加速も連想され、負の連鎖が警戒される。今週後半は三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの商社関連株に利益確定売りが広がる場面が見られたが、インフレ高進が引き続き警戒されるなか、資源関連株が再び持ち直す可能性は高い。自社株買いや配当など株主還元にも積極的なため、3月期末に向けて物色余地は残されているだろう。同様の観点から、ソフトバンク<9434>などの高配当利回り株にも注目したい。地政学リスクや金融引き締め懸念など外部環境の不透明感による影響が比較的小さいディフェンシブセクターであることも安心感がある。地政学リスクが再び高まる場面では、供給網混乱への思惑から日本郵船<9101>などの大手海運株への物色が再燃する可能性もあろう。■為替市場見通し来週のドル・円は下げ渋りか。ロシアによるウクライナ攻撃がすみやかに終了するとの見方は少ないものの、ロシアのプーチン大統領はウクライナ側とハイレベル協議を開く意向を示した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、交渉の場所と時間について協議していると述べており、停戦に向けた協議が進展する可能性がある。ただ、ウクライナ情勢については予断を許さない状況に変わりないことから、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。米国の金融政策に対する市場の関心も高い。3月2日、3日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が半期に1度の議会証言を行う。ロシアによるウクライナ攻撃が金融市場に与える影響などを考慮しつつ、3月の利上げ開始について言及する可能性がある。なお、経済指標では3月4日発表の2月雇用統計が有力な手掛かり材料になりそうだ。労働市場の活性化が確認された場合、3月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を想定してドル買い・円売りは継続するとみられる。■来週の注目スケジュール2月28日(月):日・鉱工業生産指数(1月)、日・小売売上高(1月)、日・住宅着工件数(1月)、米・MNIシカゴ購買部協会景気指数(2月)、米・アトランタ連銀総裁がオンライン討論会に参加、モバイル・ワールド・コングレス(MWC)(3月3日まで)など3月1日(火):日・中・米・製造業PMI(2月)、日・自動車販売台数(2月)、中・非製造業PMI(2月)、中・財新製造業PMI(2月)、米・ISM製造業景況指数(2月)、米・バイデン大統領の一般教書演説など3月2日(水):日・10-12月期法人企業統計、ビーウィズが東証1部に新規上場、欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(2月)、米・ADP全米雇用報告(2月)、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院金融委員会で半期に1度の議会証言、米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表、米・セントルイス連銀総裁が講演、「OPECプラス」閣僚級会合など3月3日(木):日・欧・米・サービス業PMI(2月)、イメージ・マジックが東証マザーズに新規上場、中・財新サービス業PMI(2月)、米・ISM非製造業景況指数(2月)、米・パウエルFRB議長が上院銀行委員会で半期に1度の議会証言など3月4日(金):日・有効求人倍率/失業率(1月)、米・雇用統計(2月)など3月5日(土):中・全国人民代表大会(全人代)開幕 <YN> 2022/02/26 18:41 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い 【今週の概況】■ロシアによるウクライナ攻撃で安全逃避のドル買い強まる今週のドル・円は強含み。ロシアのプーチン大統領は2月21日、ロシアへの編入を求めるウクライナ東部の分離独立派が実効支配する「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名したことから、ロシアによるウクライナ侵攻の可能性は一段と高まり、週前半はリスク回避の円買いがやや優勢となった。ロシアは24日、ウクライナに対する軍事侵攻に踏み切ったことから、リスク回避の動きが一段と広がり、ドル・円は一時114円41銭まで下落した。ただ、24日のニューヨーク市場で米国株式は急反発したことから、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小し、ドル・円は115円台後半まで戻した。25日のニューヨーク外為市場では、ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いは一段落。欧米株高を意識したリスク選好の円売りも観測され、ドル・円は115円76銭まで上昇し、115円54銭でこの週の取引を終えた。・ドル・円の取引レンジ:114円41銭−115円76銭【来週の見通し】■ドルは下げ渋りか、安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い来週のドル・円は下げ渋りか。ロシアによるウクライナ攻撃がすみやかに終了するとの見方は少ないものの、プーチン大統領はウクライナ側とハイレベル協議を開く意向を示した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、交渉の場所と時間について協議していると述べており、停戦に向けた協議が進展する可能性がある。ただ、ウクライナ情勢については予断を許さない状況に変わりないことから、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。米国の金融政策に対する市場の関心も高い。3月2日、3日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が半期に1度の議会証言を行う。ロシアによるウクライナ攻撃が金融市場に与える影響などを考慮しつつ、3月の利上げ開始について言及する可能性がある。なお、経済指標では3月4日発表の2月雇用統計が有力な手掛かり材料になりそうだ。労働市場の活性化が確認された場合、3月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を想定してドル買い・円売りは継続するとみられる。【米・2月ISM製造業景況指数】(3月1日発表予定)3月1日発表の米2月ISM製造業景況指数は58.0と、前月の57.6を小幅に上回る見通し。節目の50を大きく超えるものの、市場予想を下回った場合、経済成長の鈍化が意識されそうだ。【米・2月雇用統計】(3月4日発表予定)3月4日発表の米2月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+40.0万人、失業率は3.9%の見通し。市場予想とおおむね一致し、米雇用情勢の改善が確認された場合、金融正常化を期待したドル買いが強まる可能性がある。予想レンジ:114円00銭−117円00銭 <FA> 2022/02/26 15:07 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:もみ合いか、地政学的リスク増大の可能性残る ■弱含み、ロシアはウクライへの軍事侵攻開始今週のユーロ・ドルは弱含み。ロシアが、ウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認し、その後、ウクライナに軍事侵攻を開始したことから、地政学的リスクの高まりを懸念したユーロ売り・ドル買いが強まった。オーストリア中央銀行のホルツマン総裁が、「ウクライナ混乱で金融刺激策解除が遅れる可能性もある」と指摘したこともユーロ売りにつながった。取引レンジ:1.1106ドル-1.1390ドル。■弱含みか、ウクライナ攻撃継続の可能性来週のユーロ・ドルは弱含みか。安全逃避のユーロ売り・米ドル買いは一巡しつつあるが、ロシアによるウクライナ攻撃が続いた場合、地政学的リスクの高まりが意識され、ユーロは買いづらい展開となりそうだ。一方、ユーロ圏のインフレ指標は高水準だが、前回を小幅に下回るとみられ、欧州中央銀行(ECB)による引き締め期待は後退する見通し。リスク選好的なユーロ買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.1150ドル−1.1350ドル■下げ渋り、ロシアはウクライナと協議する意向を示す今週のユーロ・円は下げ渋り。ロシアがウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認し、ウクライナへの軍事侵攻を開始したことから、地政学的リスクの高まりを懸念したユーロ売り・円買いが強まった。ただ、欧米などの対ロシア制裁第2弾は想定よりも厳しい内容ではなかったこと、ロシアがウクライナと協議する意向を示したことから、停戦交渉への期待が広がり、ユーロ・円は130円台前半まで戻した。取引レンジ:127円92銭−130円90銭。■もみ合いか、地政学的リスク増大の可能性残る来週のユーロ・円はもみ合いか。ロシアはウクライナと協議する意向を示しているが、ウクライナ攻撃がただちに終了する保証はないため、地政学的リスク増大の可能性があることも意識されやすく、リスク選好的なユーロ買い・円売りは抑制される見込み。ユーロ圏のインフレ率は高い水準にあるが、欧州中央銀行(ECB)による早期利上げ観測はやや後退していることや主要国の株安が警戒されていることも、ユーロの反発を抑える要因となりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・3月2日:2月消費者物価コア指数(1月:前年比+2.3%)・3月3日:1月失業率(12月:7.0%)予想レンジ:129円00銭−131円00銭 <FA> 2022/02/26 15:05 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀理事会やGDPなど主要経済指標に注目 ■強含み、ロシアとウクライナの停戦協議への思惑強まる今週の豪ドル・円は強含み。ワクチン接種者の入国解禁を受けて社会経済活動の正常化期待による豪ドル買いが先行。その後、ロシアがウクライナで軍事作戦を開始したことを受けて、原油価格が急上昇する一方、世界的に株安が広がったことでリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢になった。ただ、ロシアとウクライナは停戦に向けて協議するとの思惑が広がり、週末前にリスク選好的な豪ドル買い・円売りが再び広がった。取引レンジ:82円01銭-83円84銭。■底堅い展開か、中銀理事会やGDPなど主要経済指標に注目来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は3月1日開催の理事会で政策金利の据え置きを決定する見込み。ただ、早期利上げ観測が台頭した場合、ウクライナ情勢は軽視できないものの、リスク回避の豪ドル売りは縮小するとみられる。主要経済指標の発表では、10-12月期国内総生産(GDP)が注目される。市場予想を上回った場合、豪ドル買い・円売りが強まる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・2月28日:1月小売売上高(12月:前月比-4.4%)・3月1日:10-12月期経常収支(7-9月期:+239億豪ドル)・3月1日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)・3月2日:10-12月期GDP(7-9月期:前年比+3.9%)・3日:1月貿易収支(12月:+83.56億豪ドル)予想レンジ:82円00銭-85円00銭 <FA> 2022/02/26 15:04 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:伸び悩みか、3月利上げは想定内 ■弱含み、ウクライナ危機で成長鈍化の懸念強まる今週のポンド・円は弱含み。ロシアによるウクライナ侵攻による原油高を意識したポンド買いは一巡し、利益確定を狙ったポンド売りが増えた。英中央銀行のベイリー総裁は2月23日、ウクライナ危機を巡るロシアへの制裁について、国内銀行の対ロシア投融資は非常に限定的として金融の安定に脅威を与えないとの見解を示したが、英国経済の成長鈍化が懸念されたことでリスク選好的なポンド買い・円売りは縮小した。取引レンジ:153円37銭-156円78銭。■伸び悩みか、3月利上げは想定内来週のポンド・円は伸び悩みか。米金融正常化への思惑、ロシアによるウクライナ攻撃を受けて主要国の株価指数はさえない動きとなった。英中央銀行による3月利上げは織り込み済みとなっており、今後は成長鈍化の懸念もあることから、リスク選好的なポンド買いがただ地に拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:153円00銭-156円00銭 <FA> 2022/02/26 15:04 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:リバウンド余地残るも短命の可能性 ■ウクライナ情勢に翻弄される展開継続今週の日経平均は週間で645.57円安(-2.38%)と大幅続落。週足のローソク足は2週連続で陰線を形成。引き続きウクライナ情勢を巡る地政学リスクに翻弄される展開となった。週末25日の大幅反発までは前の週からの下落が続き、24日まで5日続落となった。週初はくすぶる地政学リスクの高まりを受けて日経平均は27000円割れの急落スタートも、米ロによる首脳会談の可能性が伝わると急速に買い戻され、最大573.07円安だった下げ幅を211.20円安まで縮小。翌22日は、ロシアが、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部の一部地域の独立を承認し、これを受けてバイデン米政権が経済制裁を発動すると発表したことで緊張が一段と高まるなか売りが膨らんだ。祝日前の買い手控えムードのなか日経平均は461.26円安と大幅に下落。日本が祝日だった間の22、23日の米株式市場でNYダウは計900ドル超と大きく下落。米ロ外相会談が中止となり、ロシアによるウクライナへの本格的な侵攻が警戒されるなか、リスク回避の動きが続いた。こうした流れを引き継いで、祝日明けの日経平均も下落して始まると、昼頃には、ロシアがウクライナ東部で特別軍事作戦を行うことを決めたことが伝わり、リスク回避の動きが加速。一気に26000円を割り込み、昨年来安値を更新。安値では25775.64円まで下落した。一方、週末の日経平均は505.68円高と6日ぶりに大幅反発。バイデン米政権が発表した対ロ制裁第2弾が想定以上に厳しいものにはならなかったことで、目先の安心感から買い戻しが加速。ハイテク・グロース(成長)株を中心に大きく買い戻された。■パウエル議長の議会証言など前に神経質な展開来週の日経平均は神経質な展開か。対ロ制裁第2弾には、銀行間の国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)からのロシアの排除や、ドイツとロシアを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の承認中止以外の新たなエネルギー関連の制裁は含まれなかった。これにより、世界経済への大きな打撃は避けられるとの安心感が台頭。ウクライナ情勢を巡る不透明感から、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが後退するとの思惑も働き、相場の反発につながった。ロシア・ウクライナの停戦交渉への期待も高まってきており、地政学リスクは一先ず後退しそうだ。日米ともに、主要株価指数を対象とした商品投資顧問(CTA)など短期筋による売り持ち高はかなり積み上がってきているようで、需給的にも今週末の買い戻しが進展する余地はまだ残されている可能性があろう。ただ、ウクライナ情勢の先行きについて油断は禁物だ。首都キエフでの戦闘はまだ続いているようで、停戦交渉が平和的な解決に繋がるかも不透明。事態は依然として混迷を極めており、波乱の余地は残されていよう。また、週半ばの3月2~3日にはパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)前にヒントを得ようと神経質な展開が想定される。内容次第では、金融引き締めペースが後退するとのにわかな期待も再考を迫られることになろう。そのほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表する景況指数のほか、週末には米2月雇用統計が発表される。内容を見極めたいとの思惑から積極的な買いは手控えられる可能性があろう。さらに、ウクライナは天然ガスや鉄鋼製品、農産物などのインフラ網として重要な地点だ。発動される可能性は低いものの、ロシアのSWIFT排除や新たなエネルギー関連の制裁が科されるとなれば、世界経済への打撃は大きい。また、既に高止まりしているエネルギーや食料品の価格の一段の上昇にも繋がりかねない。その場合、景気後退と同時に、FRBの引き締めペース加速も連想され、負の連鎖が警戒される。■資源関連や高配当利回り株に注目今週後半は三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの商社関連株に利益確定売りが広がる場面が見られたが、インフレ高進が引き続き警戒されるなか、資源関連株が再び持ち直す可能性は高い。自社株買いや配当など株主還元にも積極的なため、3月の期末に向けて物色余地は残されているだろう。同様の観点から、ソフトバンク<9434>などの高配当利回り株にも注目したい。地政学リスクや金融引き締め懸念など外部環境の不透明感からの影響も比較的小さいディフェンシブセクターであることも安心感がある。地政学リスクが再び高まる場面では、供給網混乱への思惑から、日本郵船<9101>などの大手海運株への物色が再燃する可能性もあろう。■中国PMI、米ISM、米雇用統計など来週は28日に1月鉱工業生産指数、1月住宅着工統計、世界最大級の携帯端末見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」(~3月3日)、3月1日に2月新車販売台数、中国2月製造業PMI、中国2月財新製造業PMI、米2月ISM製造業景気指数、バイデン米大統領の一般教書演説、2日に10-12月期法人企業統計、米2月ADP全米雇用リポート、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、3日に米2月ISM非製造業指数、4日に1月失業率・有効求人倍率、米2月雇用統計などが発表予定。 <FA> 2022/02/26 14:55 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:ウクライナ情勢、パウエルFRB議長の議会証言に注目 ウクライナ情勢や連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを警戒し、引き続き神経質で方向感を探る荒い展開になりそうだ。FRBの金融政策決定で鍵を握る雇用統計が発表されるほか、パウエル議長が金融政策に関する半年に一度の議会証言を予定しており、利上げやバランスシート縮小のタイミングやペースを探る上で注目したい。また、地政学リスクの上昇やエネルギー価格の高騰、高インフレが長期化するなか、バイデン大統領は就任後、初めての一般教書演説を3月1日に予定しており、注目だ。ロシアはウクライナ軍事侵攻に踏み切り、全土制圧を目指しているようだ。ソ連崩壊から30年、「大国復活」へのプーチン大統領の野望は大きく、NATO諸国への侵攻の可能性など行方が依然不透明で乱高下が続きそうだ。ロシアへの依存度が低く、国内経済への影響は今のところ限定的だ。しかし、供給不安から石油などの燃料価格の上昇が避けられないほか、様々な容器、自動車部品に使われるアルミニウムなどの貴金属はロシアが主要原産国で、商品価格の上昇に繋がり、さらなる物価上昇要因になりかねないため、警戒だ。サプライチェーン混乱も完全に終息しておらず、加えて、燃料価格の上昇は今後の景気にも影響を与えかねない。ただ、ウォールストリートジャーナル紙によると、市場ではすでに弱気派が増え、オプションなどを利用し、相場下落を準備している投資家・投機家も多いという。ウクライナ状況次第で短期的に売りに拍車がかかったとしても、下値を支える要因になりそうだ。地政学リスクの上昇を認識しながらも、FRBの高官は金融引き締めの軌道を修正する意向は見せておらず、3月中旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げを開始する可能性が高まっている。大幅な利上げ観測も根強く、上値が抑制される要因になるだろう。経済指標では、1月前渡商品貿易収支、1月卸売在庫、2月シカゴPMI、2月ダラス連銀製造業活動指数(28日)、2月マークイット製造業PMI確定、1月建設支出、2月ISM製造業景況指数(3月1日)、2月ADP雇用統計(2日)、10-12月期非農業労働生産性・単位人件費、週次新規失業保険申請件数、2月サービス業PMI、2月ISM非製造業景況指数、1月製造業受注、1月耐久財受注(3日)、2月雇用統計(4日)などが予定されている。さらに、FRBは2日にベージュブック(地区連銀景況報告)を公表する予定。この結果は、3月15-16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を決定する上で材料になる。各地区が物価、特に賃金の上昇や労働市場の逼迫を強調した場合、FRBの利上げをさらに正当化することになるだろう。主要企業決算では著名投資家のバフェット氏が率いる保険会社バークシャー・ハサウェイ(26日)、コンピューターメーカーのHP、高級電気自動車メーカーのルシド、ビデオ会議サービスを提供するズーム・ビデオ(28日)、企業向けソフトウェアの開発に従事するセールスフォース、ディスカウント小売りのターゲット(3月1日)、同業のダラーツリー、ソフトウェア開発会社のオクタ、クラウドソフトウェア会社のスノーフレーク(2日)、会員制卸売小売りのコストコホールセール、スーパーマーケットチェーンのクローガー、医薬品メーカーのメルク(3日)に加え、衣料小売りではアメリカンイーグル(2日)やギャップ(3日)などが予定されている。コストコは1株利益が前年同期を上回る好決算が期待される。ただ、サプライチェーン混乱やオミクロン株流行の影響、人手不足などがどの程度利益を圧迫したかに注目だ。ダラーツリーは値上げ後の収益拡大に期待したい。また、バフェット氏の投資家向け報告の中では、サプライチェーンの混乱、インフレ他のマクロ問題に関する言及に注目だ。さらに、携帯端末アップルは4日に年次株主総会を開催予定。昨年に続きオンライン上での開催となり、クック最高経営責任者(CEO)が示す長期経営方針に関する言及に注目したい。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2022/02/26 14:54 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:高成長銘柄に押し目買い需要も不透明感残る、IPO2社 今週の新興市場では、マザーズ指数が2週連続で下落した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて金融市場が大きく揺れるなか、マザーズ市場でも投資家心理が悪化。マザーズ指数は2月24日の取引時間中に一時650ptを割り込み、終値でも2020年4月8日以来の安値を付けた。ただ、翌25日は「米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを和らげるのでは」といった期待などからグロース(成長)株が買われ、マザーズ指数も急反発して700pt台まで戻し、今週の取引を終えた。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.4%であったのに対して、マザーズ指数は-1.1%、日経ジャスダック平均は-1.5%だった。個別では、マザーズ時価総額上位のフリー<4478>が週間で4.6%安、そーせいグループ<4565>が同2.8%安と軟調。売買代金上位ではFRONTEO<2158>やアスカネット<2438>などがマイナスとなったが、FRONTEOは週末に急反発して下げ幅を大きく縮めた。前の週に上場したエッジテクノロジー<4268>は初値高の反動がきつく、アクセルマーク<3624>も前の週に急伸した反動から週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、メルカリ<4385>は同1.9%高、ビジョナル<4194>は同2.5%高と堅調。サンバイオ<4592>は大きく買われ、サインド<4256>などが上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同1.6%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同0.5%安。売買代金上位ではフェローテックHD<6890>などが軟調で、シンバイオ製薬<4582>の下げが目立った。また、ビーマップ<4316>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、ワークマン<7564>は同8.4%高、アンビスHD<7071>は同10.6%高となり、ジーダット<3841>などが上昇率上位に顔を出した。IPOでは3社がマザーズへ新規上場し、2月24日のBeeX<4270>は公開価格の約2.3倍となる初値を付けた。来週の新興市場では、週初こそロシア・ウクライナの停戦交渉への期待が先行しそうだが、なお不透明感が残ることを念頭に置いて取り組みたい。停戦交渉の行方もさることながら、ウクライナ問題を受けて米金融引き締めを織り込む動きがやや後退したのも気になるところだ。一部のFRB高官はウクライナ問題を注視しつつも、引き続き金融引き締めに前向きな姿勢を示している。1月の米個人消費支出(PCE)物価指数は大幅に伸び、米インフレ・金融引き締め懸念は拭いづらい。新興株も米経済指標やグロース株全般の反応睨みの展開となりそうだ。ただ、今週末のビジョナルやアンビスHDの力強い上昇には、これまで大幅な調整を強いられてきた高成長銘柄の押し目買いニーズも感じられた。ビジョナルは3月に決算発表を予定している。また、新型コロナウイルス感染者数のピークアウト感を意識した物色も見られ、引き続きアドベンチャー<6030>などの動向に注目したい。IPO関連では、3月2日にビーウィズ<9216>が東証1部へ、3日にイメージ・マジック<7793>がマザーズへそれぞれ新規上場する。コンタクトセンター運営のビーウィズは公開価格が仮条件の下限で決定。機関投資家の需要獲得が必要な比較的大型のIPOにはまだ厳しい環境であることが窺える。なお、今週はギックス<9219>(3月30日、マザーズ)など3社の新規上場が発表されている。 <FA> 2022/02/26 14:34 注目トピックス 市況・概況 NY株式:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待 ダウ平均は834.92ドル高の34,058.75ドル、ナスダックは221.05ポイント高の13,694.63で取引を終了した。ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、寄り付き後上昇。停戦交渉への期待に加え、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など予想を上回る経済指標も手伝い、終日堅調に推移。引けにかけて、疾病管理予防センター(CDC)がマスク規制の緩和を発表すると、景気回復期待がさらに強まり、上げ幅を拡大した。セクター別では、家庭・パーソナル用品や素材の上昇が目立った。オンライン決算のブロック(SQ)は第4四半期決算で内容が予想を上回ったほか、消費者向けビジネスやキャッシュアプリの伸びが支援し、楽観的な業績見通しを示し買われた。オンライン小売りのエッツィ(ETSY)は予想を上回った決算が好感され上昇。オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は自動車卸売オークション会社カー・オークション・サービシズ(KAR)の北米車両オークションADESA,Inc.事業買収を発表し、上昇した。カー・オークション・サービシズも上昇。一方、代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は四半期決算で赤字幅が予想をさらに上回ったほか、見通しも予想を下回ったことが嫌気され売られた。靴小売りのフットロッカー(FL)は22年の売上が目標を下振れると悲観的な見通しを示し大幅安となった。投資家の恐怖心理を表すVIX指数は26.93まで低下し、30を割り込んだ。(Horiko Capital Management LLC) <YN> 2022/02/26 10:12 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:割安で業績好調な銘柄が注目される相場継続か【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年2月21日10時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。ウクライナ情勢が緩和したかと思えば再び緊張が走るなど、株式市場が動揺しております。個別の企業業績は予想を立てられても、地政学リスクによる暴落タイミングや下落幅を予想するのは非常に困難です。リスクが過ぎ去ったかと思って油断すると、寝首を掻かれる事もあるかもしれません。いずれにせよ市場全体が大きく売られているのなら、割安の好業績銘柄を安値で仕込む絶好のチャンスでもあります。このような時に成長性が鈍化している値戻りしないババを引く事がないよう、くれぐれもご注意ください。このレベルまで下落幅が大きいイベントというのは、逆に考えればこの懸念が完全に過ぎ去ったと言い切れるタイミングで反発する可能性もあります。個別銘柄では底がどこになるか判断が難しいところですが、業績と成長性を加味して明らかに安値であれば買って黙って保有しておくというのも手かもしれませんな。それにしても日本から遠いウクライナでこれだけ日本株に影響するのなら、チャイナリスクで市場が混乱したら…なんて考えるとゾッとしますねぇ。台湾や北朝鮮、中国不動産のデフォルトなど忘れてはいけません。あたくしは近いうちにまた別のリスクが顕在化しても不思議ではないと考えておりますよ。例えそのXデーが来ても、安値で優良株を狙うという気持ちは変わりません。さて、割安で業績好調な銘柄をチェックして参ります。ホンダ・日産系ディーラーを展開するVTホールディングス<7593>は、2月14日に決算発表すると税引前利益が前年同期の2.6倍拡大する増益着地となりました。直近のチャート(日足)は上昇基調で、3Q時点の進捗率は89%となっています。PERも割安水準ですな。土壌汚染対策工事などを手掛けるエンバイオHD<6092>は2月14日の決算発表と併せて上方修正すると、4期ぶりの過去最高益を更新する見通しです。決算後に窓を開けたチャート(日足)は、75日線を上抜いてトレンド形成できるか注視しております。こちらも決算後に動意した木村化工機<6378>は、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しです。さらに期末一括配当を15円から20円へ増配しました。化学プラントのエンジニアリングなどを主力とする同社はクリーンエネルギー関連の思惑もあります。チャート(日足)は底を打って切り返しており、地合いが改善すれば徐々に物色が入るか。そして自動車部材関連からGMB<7214>は、2月1日の3Q決算が好調で、既に通期計画を超過している模様です。中国・現代自動車向け部品が比重が30%超と大きい同社ですが、韓国での販路拡大も奏功している様子です。PBRでは0.20倍、チャートにもまだ過熱感は出てませんが、チェックしておきたい企業です。自律走行式ロードローラーなどを手掛ける酒井重工業<6358>は、2月10日の決算後に下値を切り上げています。東南アジア向けの売上が伸長すると、年間配当も120円から150円へ増配しました。チャート(日足)はコロナ以前の水準まで回復できるか…。自動運転の先進的な技術にも成長性を感じますな。最後は2月14日の決算発表と同時に1株から3株へ株式分割すると発表したオプティマスG<9268>です。ニュージーランド向け中古車輸出の需要が好調で、営業利益は前年同期の10倍以上に拡大しております。チャートは昨年8月の最高値を超えられるか監視中です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/02/26 10:00 注目トピックス 市況・概況 NY金:反落、欧米株高を意識した売りが増える COMEX金4月限終値:1887.60 ↓38.7025日のNY金先物4月限は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比-38.70ドルの1887.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1884.40ドル-1925.00ドル。アジア市場で1925.00ドルまで買われたが、欧米株式の上昇を意識して上げ渋り、ニューヨーク市場の中盤に1884.40ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に1890ドル台で推移した。 <MK> 2022/02/26 07:27 注目トピックス 市況・概況 NY原油:反落、利食い売りが増える NYMEX原油4月限終値:91.59 ↓1.2225日のNY原油先物4月限は、反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.22ドルの91.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.64ドル。アジア市場で95.64ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて90.06ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で買い戻しが入り、92ドル台半ば近辺まで戻している。 <MK> 2022/02/26 07:25 注目トピックス 市況・概況 NY債券:下げ渋り、株高で安全逃避の債券買いは一巡 25日の米国長期債相場は下げ渋り。ロシアによるウクライナ攻撃は続いているが、欧米株式の上昇を受けて安全逃避の債券買いは一巡した。2022年における米利上げ確率は、やや低下。CMEのFedWatchによると、2022年6月末までに1ポイント以上の利上げが行われる確率は25日時点で41%程度。また、2022年12月末までに1.75ポイント以上の利上げが行われる確率は45%程度。10年債利回りは1.930%近辺まで低下した後、一時2.012%近辺まで上昇したが、取引終了時点にかけて1.963%近辺まで下げた。イールドカーブは、ややスティープニング。2年−10年は+40.30bp近辺、2−30年は+71.60bp近辺で引けた。2年債利回りは1.57%(前日比:-1bp)、10年債利回りは1.97%(同比:0bp)、30年債利回りは、2.28%(同比:0bp)で取引を終えた。 <MK> 2022/02/26 07:23 注目トピックス 市況・概況 NY為替:ロシアとウクライナの停戦期待でリスクオン 25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円47銭まで弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、115円54銭で引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため、ドルの下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード米セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1274ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は129円56銭から130円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3425ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9283フランまで上昇後、0.9254フランまで反落した。 <MK> 2022/02/26 07:22

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