注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:下落か、ウクライナ情勢をにらみながらの展開へ 大阪取引所金標準先物 23年2月限・夜間取引終値:7005円(前日日中取引終値↓84円)・想定レンジ:上限7060円-下限6960円28日の大阪取引所金標準先物(期先:23年2月限)は下落しそうだ。ウクライナが前提条件なしに、ベラルーシ国境でロシアと交渉することで合意したと伝えられ、地政学リスクへの警戒感がやや緩和し、安全資産とされる金は売られやすい地合いとなっている。一方、ロシアのプーチン大統領が、核戦力を含む軍の核抑止部隊に任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するよう指示するなど、国際緊張の先行きが読みにくく、今日の金先物は売りが優勢ながら、ウクライナの情勢をにらみながらの展開となりそうだ。 <FA> 2022/02/28 07:45 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:鉱工業生産指数、小売売上高、住宅着工件数など <国内>08:50 鉱工業生産指数(1月) -0.7% -1.0%08:50 小売売上高(1月) -1.2% -1.2%08:50 百貨店・スーパー売上高(1月) 3.5% 1.4%14:00 住宅着工件数(1月) 3.0% 4.2%<海外>09:30 豪・小売売上高(1月) 0.4% -4.4%16:00 トルコ・GDP(10-12月)  7.4%17:00 スイス・GDP(10-12月) 3.7% 4.1%19:30 印・財政赤字(1月)  6375.2億ルピー21:00 印・GDP(10-12月) 6.0% 8.4%21:00 印・インフラ産業8業種(1月)  3.8%21:00 印・年間GDP予想(2022年) 9.0% -6.6%21:00 南ア・貿易収支(1月) 151億ランド 301億ランド22:30 加・経常収支(10-12月)  13.7億加ドル22:30 米・卸売在庫(1月)  2.2%23:45 米・MNIシカゴ購買部協会景気指数(2月) 62.0 65.2米・アトランタ連銀総裁がオンライン討論会に参加モバイル・ワールド・コングレス(MWC)(3月3日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2022/02/28 06:30 注目トピックス 市況・概況 25日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待 ■NY株式:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待ダウ平均は834.92ドル高の34,058.75ドル、ナスダックは221.05ポイント高の13,694.63で取引を終了した。ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、寄り付き後上昇。停戦交渉への期待に加え、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など予想を上回る経済指標も手伝い、終日堅調に推移。引けにかけて、疾病管理予防センター(CDC)がマスク規制の緩和を発表すると、景気回復期待がさらに強まり、上げ幅を拡大した。セクター別では、家庭・パーソナル用品や素材の上昇が目立った。オンライン決算のブロック(SQ)は第4四半期決算で内容が予想を上回ったほか、消費者向けビジネスやキャッシュアプリの伸びが支援し、楽観的な業績見通しを示し買われた。オンライン小売りのエッツィ(ETSY)は予想を上回った決算が好感され上昇。オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は自動車卸売オークション会社カー・オークション・サービシズ(KAR)の北米車両オークションADESA,Inc.事業買収を発表し、上昇した。カー・オークション・サービシズも上昇。一方、代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は四半期決算で赤字幅が予想をさらに上回ったほか、見通しも予想を下回ったことが嫌気され売られた。靴小売りのフットロッカー(FL)は22年の売上が目標を下振れると悲観的な見通しを示し大幅安となった。投資家の恐怖心理を表すVIX指数は26.93まで低下し、30を割り込んだ。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:ロシアとウクライナの停戦期待でリスクオン25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円47銭まで弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、115円54銭で引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため、ドルの下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード米セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1274ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は129円56銭から130円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3425ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9283フランまで上昇後、0.9254フランまで反落した。■NY原油:反落、利食い売りが増える25日のNY原油先物4月限は、反落(NYMEX原油4月限終値:91.59 ↓1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.22ドルの91.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.64ドル。アジア市場で95.64ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて90.06ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で買い戻しが入り、92ドル台半ば近辺まで戻している。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  45.02ドル   +1.42ドル(+3.26%)モルガン・スタンレー(MS) 94.55ドル   +2.74ドル(+2.98%)ゴールドマン・サックス(GS)350.12ドル  +9.93ドル(+2.92%)インテル(INTC)        47.71ドル   +0.99ドル(+2.12%)アップル(AAPL)        164.85ドル  +2.11ドル(+1.30%)アルファベット(GOOG)    2690.39ドル +36.92ドル(+1.39%)フェイスブック(FB)     210.48ドル  +2.88ドル(+1.39%)キャタピラー(CAT)      187.06ドル  +2.37ドル(+1.28%)アルコア(AA)         77.85ドル   +4.55ドル(+6.21%)ウォルマート(WMT)      136.38ドル  +1.85ドル(+1.38%) <ST> 2022/02/28 06:19 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:決算一巡後に注目した好業績な銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年2月21日14時に執筆決算発表が一通り出揃って好決算を好感した買いが増えたようにも思えます。しかしながらウクライナの地政学リスクや米国の利上げ・インフレの影響が尾を引いているようですねぇ。当面は日米の株式市場で嫌気されるかもしれません。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。好決算で動意したかと思っても、勢いが続かず突き抜けない感じはありますねぇ。ウクライナ情勢でズドンと下落したかと思えば翌日に反発したり、不安定な相場は今後も続くと見ております。好業績であってもリスク回避思考の投資家に短期的な利益確定売りを狙われて、満足にトレンドを形成できない銘柄もあるようです。日経平均を見てみると2月に入ってから27500円付近での推移が続いています。直近で25日移動平均線が上値抵抗線になるか、心理的な節目は28000円と想定しながら、そこを超えられるか監視を継続したいと思います。株式市場の混乱の原因となっている米国経済に関しては、2月10日に発表された1月の消費者物価指数(CPI)を見ると、前年同月比7.5%上昇、エネルギー・食品を除いたコア指数も6.0%上昇という高水準となりました。これは40年ぶりとも言われる水準です。ここまで驚異的な物価上昇となると、FRBも利上げについて前倒しや別の経済政策の議論を始めるかもしれません。高PERのハイテク株の売りが目立つ一方で、米国株は好業績を出す企業はしっかりと底値から回復している印象です。日本株はもう少し伸びが欲しいところですが、1回リバウンドしたからといって油断する事がないように、気を引き締めていきたいところですよ。さて、今回は決算が一巡して好業績で買われた銘柄をチェックして参ります。ケミカルタンカーが業績寄与した飯野海運<9119>は、2月8日の決算発表後に急動意すると昨年来高値を更新しました。上方修正に加えて年間配当を6円増配しており、海運関連の活況はしばらく続くのか注視です。半導体等装置関連と電子デバイスの両事業とも好調で売上を伸長させているフェローテク<6890>は、2月14日の決算が好感された様子ですが、その後チャートはまだ調整が続いておりますな。ただ中国子会社FTSAが深セン証券取引所創業板市場へ上場を予定しており、上場のタイミングや地合い改善などで反発の可能性も見て監視を続けております。半導体製造装置向けが伸長している栄電子<7567>は、2月10日に決算発表と併せて上方修正するとチャート(日足)は動意しました。直近では調整しながらもPER・PBRは割安水準となっており、半導体関連の行く末は引き続き注視ですな。2月14日の好決算で窓を開けて動意した国際紙パルプ商事<9274>は、決算後に75日線を上抜きました。期末配当は2円増配しており、脱プラスチックの潮流は紙需要を拡大させるか。小型の割安株として注目しておきたいですな。ポンプの総合メーカーである荏原製作所<6361>は、2月14日の決算発表で増配に加えて22年12月期も過去最高益となる見通しを明らかにしました。半導体不足や原油価格の高騰によって、精密・電子事業やCT事業、カスタムポンプ事業などが伸長する予想です。3期ぶりに最高益を更新した関東電化工業<4047>は、2月10日の決算発表後に動意しました。同社は使用済みリチウムイオン2次電池のリチウム再資源化に関する技術でEV関連銘柄としての思惑もあり、昨年来高値を更新した後も物色される可能性がありますな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/02/27 10:00 注目トピックス 市況・概況 ウクライナ問題と金融政策【フィスコ・コラム】 ウクライナ情勢の緊迫化を受け、金融市場は動きづらい展開が続いています。外交努力による解決が困難になれば、安全通貨買いはさらに進む見通しです。一方、地域の混迷がより深まれば、金融政策への影響が意識されるかもしれません。ロシアのプーチン大統領は2月21日、ウクライナ東部にある親ロ派2地域を独立国家として承認しました。その後、情報が錯そうするなか、ウクライナはロシアが同地域に派兵したとして非常事態を宣言。予定されていた米ロ外相会談は見送られ、外交努力による解決への期待は後退しました。ロシアが24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始したことを受けて、安全志向的なドル買い、地政学的リスク懸念による欧州通貨売りが観測されました。米バイデン政権もロシアによるウクライナ攻撃を受けて対ロ制裁に踏み切る方針です。今後は欧米とロシアによる制裁の応酬が想定され、世界経済の腰折れ懸念からNY株式市場は下落基調が鮮明です。ダウは年明け直後に最高値の36000ドル台半ばまで水準を切り上げていましたが、足元は下げ足を速め、32000ドル台まで落ち込む場面がありました。外為市場では安全通貨の円やスイスフランが買われたほか、ドルにも「有事の買い」が入り、主要通貨はドルに対し下押し圧力が観測されました。そうしたなか、ドル・円は欧米やアジアの株安を背景とした円買いの半面、日銀による緩和政策継続が円売りを誘発。そして、米連邦準備理事会(FRB)の金融正常化を見込んだドル買いが継続しています。3月15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に当局者から引き締めに前向きな発言が聞かれ、足元では利上げの規模やペースが市場シナリオを上回るとの見方から金利先高観は弱まっていません。もちろん、FRBをはじめ主要中央銀行による今後の金融正常化は、現時点ではほぼ織り込まれています。一方、ウクライナ問題で原油相場は需給ひっ迫の思惑から一時1バレル=100ドルを突破しました。エネルギー価格の急伸が回復を弱める要因と考えれば、正常化シナリオに影響しないとも限りません。ウクライナでの戦闘が長期化すれば、中銀の政策方針と切り離して考えるのは困難です。FRBの3月利上げサイクル入りの可能性は引き続き高いとみられており、3月以降に発表される雇用やインフレに関する統計の内容次第では50bpの引き上げを見込んだドル買いに振れやすい地合いが続くでしょう。日銀はなお緩和継続の方針を堅持しており、ドル・円は115円台を中心に推移するとみられます。ただ、ロシアの軍事侵攻は事態の混迷をより深めており、ドルは引き続き上値の重い動きとみます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2022/02/27 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:パウエルFRB議長議会証言、IPO2社、米雇用統計など ■株式相場見通し予想レンジ:上限27500-下限26000円来週の日経平均は神経質な展開か。対ロ制裁第2弾には、銀行間の国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)からのロシアの排除や、ドイツとロシアを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の承認中止以外の新たなエネルギー関連の制裁は含まれなかった。これにより、世界経済への大きな打撃は避けられるとの安心感が台頭。ウクライナ情勢を巡る不透明感から、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが後退するとの思惑も働き、相場の反発につながった。ロシア・ウクライナの停戦交渉への期待も高まってきており、地政学リスクはひとまず後退しそうだ。日米ともに、主要株価指数を対象とした商品投資顧問(CTA)など短期筋による売り持ち高はかなり積み上がってきているようで、需給的にも今週末の買い戻しが進展する余地はまだ残されている可能性があろう。ただ、ウクライナ情勢の先行きについて油断は禁物だ。首都キエフでの戦闘はまだ続いているようで、停戦交渉が平和的な解決に繋がるかも不透明。事態は依然として混迷を極めており、波乱の余地は残されていよう。また、週半ばの3月2~3日にはパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)前にヒントを得ようと神経質な展開が想定される。内容次第では、金融引き締めペースが後退するとの期待も再考を迫られることになろう。そのほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表する景況指数のほか、週末には米2月雇用統計が発表される。内容を見極めたいとの思惑から積極的な買いは手控えられる可能性があろう。さらに、ウクライナは天然ガスや鉄鋼製品、農産物などのインフラ網として重要な地点だ。発動される可能性は低いものの、ロシアのSWIFT排除や新たなエネルギー関連の制裁が科されるとなれば、世界経済への打撃は大きい。また、既に高止まりしているエネルギー・食料品価格の一段の上昇にも繋がりかねない。その場合、景気後退と同時にFRBの引き締めペース加速も連想され、負の連鎖が警戒される。今週後半は三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの商社関連株に利益確定売りが広がる場面が見られたが、インフレ高進が引き続き警戒されるなか、資源関連株が再び持ち直す可能性は高い。自社株買いや配当など株主還元にも積極的なため、3月期末に向けて物色余地は残されているだろう。同様の観点から、ソフトバンク<9434>などの高配当利回り株にも注目したい。地政学リスクや金融引き締め懸念など外部環境の不透明感による影響が比較的小さいディフェンシブセクターであることも安心感がある。地政学リスクが再び高まる場面では、供給網混乱への思惑から日本郵船<9101>などの大手海運株への物色が再燃する可能性もあろう。■為替市場見通し来週のドル・円は下げ渋りか。ロシアによるウクライナ攻撃がすみやかに終了するとの見方は少ないものの、ロシアのプーチン大統領はウクライナ側とハイレベル協議を開く意向を示した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、交渉の場所と時間について協議していると述べており、停戦に向けた協議が進展する可能性がある。ただ、ウクライナ情勢については予断を許さない状況に変わりないことから、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。米国の金融政策に対する市場の関心も高い。3月2日、3日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が半期に1度の議会証言を行う。ロシアによるウクライナ攻撃が金融市場に与える影響などを考慮しつつ、3月の利上げ開始について言及する可能性がある。なお、経済指標では3月4日発表の2月雇用統計が有力な手掛かり材料になりそうだ。労働市場の活性化が確認された場合、3月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を想定してドル買い・円売りは継続するとみられる。■来週の注目スケジュール2月28日(月):日・鉱工業生産指数(1月)、日・小売売上高(1月)、日・住宅着工件数(1月)、米・MNIシカゴ購買部協会景気指数(2月)、米・アトランタ連銀総裁がオンライン討論会に参加、モバイル・ワールド・コングレス(MWC)(3月3日まで)など3月1日(火):日・中・米・製造業PMI(2月)、日・自動車販売台数(2月)、中・非製造業PMI(2月)、中・財新製造業PMI(2月)、米・ISM製造業景況指数(2月)、米・バイデン大統領の一般教書演説など3月2日(水):日・10-12月期法人企業統計、ビーウィズが東証1部に新規上場、欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(2月)、米・ADP全米雇用報告(2月)、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院金融委員会で半期に1度の議会証言、米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表、米・セントルイス連銀総裁が講演、「OPECプラス」閣僚級会合など3月3日(木):日・欧・米・サービス業PMI(2月)、イメージ・マジックが東証マザーズに新規上場、中・財新サービス業PMI(2月)、米・ISM非製造業景況指数(2月)、米・パウエルFRB議長が上院銀行委員会で半期に1度の議会証言など3月4日(金):日・有効求人倍率/失業率(1月)、米・雇用統計(2月)など3月5日(土):中・全国人民代表大会(全人代)開幕 <YN> 2022/02/26 18:41 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い 【今週の概況】■ロシアによるウクライナ攻撃で安全逃避のドル買い強まる今週のドル・円は強含み。ロシアのプーチン大統領は2月21日、ロシアへの編入を求めるウクライナ東部の分離独立派が実効支配する「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名したことから、ロシアによるウクライナ侵攻の可能性は一段と高まり、週前半はリスク回避の円買いがやや優勢となった。ロシアは24日、ウクライナに対する軍事侵攻に踏み切ったことから、リスク回避の動きが一段と広がり、ドル・円は一時114円41銭まで下落した。ただ、24日のニューヨーク市場で米国株式は急反発したことから、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小し、ドル・円は115円台後半まで戻した。25日のニューヨーク外為市場では、ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いは一段落。欧米株高を意識したリスク選好の円売りも観測され、ドル・円は115円76銭まで上昇し、115円54銭でこの週の取引を終えた。・ドル・円の取引レンジ:114円41銭−115円76銭【来週の見通し】■ドルは下げ渋りか、安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い来週のドル・円は下げ渋りか。ロシアによるウクライナ攻撃がすみやかに終了するとの見方は少ないものの、プーチン大統領はウクライナ側とハイレベル協議を開く意向を示した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、交渉の場所と時間について協議していると述べており、停戦に向けた協議が進展する可能性がある。ただ、ウクライナ情勢については予断を許さない状況に変わりないことから、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。米国の金融政策に対する市場の関心も高い。3月2日、3日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が半期に1度の議会証言を行う。ロシアによるウクライナ攻撃が金融市場に与える影響などを考慮しつつ、3月の利上げ開始について言及する可能性がある。なお、経済指標では3月4日発表の2月雇用統計が有力な手掛かり材料になりそうだ。労働市場の活性化が確認された場合、3月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を想定してドル買い・円売りは継続するとみられる。【米・2月ISM製造業景況指数】(3月1日発表予定)3月1日発表の米2月ISM製造業景況指数は58.0と、前月の57.6を小幅に上回る見通し。節目の50を大きく超えるものの、市場予想を下回った場合、経済成長の鈍化が意識されそうだ。【米・2月雇用統計】(3月4日発表予定)3月4日発表の米2月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+40.0万人、失業率は3.9%の見通し。市場予想とおおむね一致し、米雇用情勢の改善が確認された場合、金融正常化を期待したドル買いが強まる可能性がある。予想レンジ:114円00銭−117円00銭 <FA> 2022/02/26 15:07 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:もみ合いか、地政学的リスク増大の可能性残る ■弱含み、ロシアはウクライへの軍事侵攻開始今週のユーロ・ドルは弱含み。ロシアが、ウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認し、その後、ウクライナに軍事侵攻を開始したことから、地政学的リスクの高まりを懸念したユーロ売り・ドル買いが強まった。オーストリア中央銀行のホルツマン総裁が、「ウクライナ混乱で金融刺激策解除が遅れる可能性もある」と指摘したこともユーロ売りにつながった。取引レンジ:1.1106ドル-1.1390ドル。■弱含みか、ウクライナ攻撃継続の可能性来週のユーロ・ドルは弱含みか。安全逃避のユーロ売り・米ドル買いは一巡しつつあるが、ロシアによるウクライナ攻撃が続いた場合、地政学的リスクの高まりが意識され、ユーロは買いづらい展開となりそうだ。一方、ユーロ圏のインフレ指標は高水準だが、前回を小幅に下回るとみられ、欧州中央銀行(ECB)による引き締め期待は後退する見通し。リスク選好的なユーロ買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.1150ドル−1.1350ドル■下げ渋り、ロシアはウクライナと協議する意向を示す今週のユーロ・円は下げ渋り。ロシアがウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認し、ウクライナへの軍事侵攻を開始したことから、地政学的リスクの高まりを懸念したユーロ売り・円買いが強まった。ただ、欧米などの対ロシア制裁第2弾は想定よりも厳しい内容ではなかったこと、ロシアがウクライナと協議する意向を示したことから、停戦交渉への期待が広がり、ユーロ・円は130円台前半まで戻した。取引レンジ:127円92銭−130円90銭。■もみ合いか、地政学的リスク増大の可能性残る来週のユーロ・円はもみ合いか。ロシアはウクライナと協議する意向を示しているが、ウクライナ攻撃がただちに終了する保証はないため、地政学的リスク増大の可能性があることも意識されやすく、リスク選好的なユーロ買い・円売りは抑制される見込み。ユーロ圏のインフレ率は高い水準にあるが、欧州中央銀行(ECB)による早期利上げ観測はやや後退していることや主要国の株安が警戒されていることも、ユーロの反発を抑える要因となりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・3月2日:2月消費者物価コア指数(1月:前年比+2.3%)・3月3日:1月失業率(12月:7.0%)予想レンジ:129円00銭−131円00銭 <FA> 2022/02/26 15:05 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀理事会やGDPなど主要経済指標に注目 ■強含み、ロシアとウクライナの停戦協議への思惑強まる今週の豪ドル・円は強含み。ワクチン接種者の入国解禁を受けて社会経済活動の正常化期待による豪ドル買いが先行。その後、ロシアがウクライナで軍事作戦を開始したことを受けて、原油価格が急上昇する一方、世界的に株安が広がったことでリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢になった。ただ、ロシアとウクライナは停戦に向けて協議するとの思惑が広がり、週末前にリスク選好的な豪ドル買い・円売りが再び広がった。取引レンジ:82円01銭-83円84銭。■底堅い展開か、中銀理事会やGDPなど主要経済指標に注目来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は3月1日開催の理事会で政策金利の据え置きを決定する見込み。ただ、早期利上げ観測が台頭した場合、ウクライナ情勢は軽視できないものの、リスク回避の豪ドル売りは縮小するとみられる。主要経済指標の発表では、10-12月期国内総生産(GDP)が注目される。市場予想を上回った場合、豪ドル買い・円売りが強まる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・2月28日:1月小売売上高(12月:前月比-4.4%)・3月1日:10-12月期経常収支(7-9月期:+239億豪ドル)・3月1日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)・3月2日:10-12月期GDP(7-9月期:前年比+3.9%)・3日:1月貿易収支(12月:+83.56億豪ドル)予想レンジ:82円00銭-85円00銭 <FA> 2022/02/26 15:04 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:伸び悩みか、3月利上げは想定内 ■弱含み、ウクライナ危機で成長鈍化の懸念強まる今週のポンド・円は弱含み。ロシアによるウクライナ侵攻による原油高を意識したポンド買いは一巡し、利益確定を狙ったポンド売りが増えた。英中央銀行のベイリー総裁は2月23日、ウクライナ危機を巡るロシアへの制裁について、国内銀行の対ロシア投融資は非常に限定的として金融の安定に脅威を与えないとの見解を示したが、英国経済の成長鈍化が懸念されたことでリスク選好的なポンド買い・円売りは縮小した。取引レンジ:153円37銭-156円78銭。■伸び悩みか、3月利上げは想定内来週のポンド・円は伸び悩みか。米金融正常化への思惑、ロシアによるウクライナ攻撃を受けて主要国の株価指数はさえない動きとなった。英中央銀行による3月利上げは織り込み済みとなっており、今後は成長鈍化の懸念もあることから、リスク選好的なポンド買いがただ地に拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:153円00銭-156円00銭 <FA> 2022/02/26 15:04 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:リバウンド余地残るも短命の可能性 ■ウクライナ情勢に翻弄される展開継続今週の日経平均は週間で645.57円安(-2.38%)と大幅続落。週足のローソク足は2週連続で陰線を形成。引き続きウクライナ情勢を巡る地政学リスクに翻弄される展開となった。週末25日の大幅反発までは前の週からの下落が続き、24日まで5日続落となった。週初はくすぶる地政学リスクの高まりを受けて日経平均は27000円割れの急落スタートも、米ロによる首脳会談の可能性が伝わると急速に買い戻され、最大573.07円安だった下げ幅を211.20円安まで縮小。翌22日は、ロシアが、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部の一部地域の独立を承認し、これを受けてバイデン米政権が経済制裁を発動すると発表したことで緊張が一段と高まるなか売りが膨らんだ。祝日前の買い手控えムードのなか日経平均は461.26円安と大幅に下落。日本が祝日だった間の22、23日の米株式市場でNYダウは計900ドル超と大きく下落。米ロ外相会談が中止となり、ロシアによるウクライナへの本格的な侵攻が警戒されるなか、リスク回避の動きが続いた。こうした流れを引き継いで、祝日明けの日経平均も下落して始まると、昼頃には、ロシアがウクライナ東部で特別軍事作戦を行うことを決めたことが伝わり、リスク回避の動きが加速。一気に26000円を割り込み、昨年来安値を更新。安値では25775.64円まで下落した。一方、週末の日経平均は505.68円高と6日ぶりに大幅反発。バイデン米政権が発表した対ロ制裁第2弾が想定以上に厳しいものにはならなかったことで、目先の安心感から買い戻しが加速。ハイテク・グロース(成長)株を中心に大きく買い戻された。■パウエル議長の議会証言など前に神経質な展開来週の日経平均は神経質な展開か。対ロ制裁第2弾には、銀行間の国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)からのロシアの排除や、ドイツとロシアを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の承認中止以外の新たなエネルギー関連の制裁は含まれなかった。これにより、世界経済への大きな打撃は避けられるとの安心感が台頭。ウクライナ情勢を巡る不透明感から、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが後退するとの思惑も働き、相場の反発につながった。ロシア・ウクライナの停戦交渉への期待も高まってきており、地政学リスクは一先ず後退しそうだ。日米ともに、主要株価指数を対象とした商品投資顧問(CTA)など短期筋による売り持ち高はかなり積み上がってきているようで、需給的にも今週末の買い戻しが進展する余地はまだ残されている可能性があろう。ただ、ウクライナ情勢の先行きについて油断は禁物だ。首都キエフでの戦闘はまだ続いているようで、停戦交渉が平和的な解決に繋がるかも不透明。事態は依然として混迷を極めており、波乱の余地は残されていよう。また、週半ばの3月2~3日にはパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)前にヒントを得ようと神経質な展開が想定される。内容次第では、金融引き締めペースが後退するとのにわかな期待も再考を迫られることになろう。そのほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表する景況指数のほか、週末には米2月雇用統計が発表される。内容を見極めたいとの思惑から積極的な買いは手控えられる可能性があろう。さらに、ウクライナは天然ガスや鉄鋼製品、農産物などのインフラ網として重要な地点だ。発動される可能性は低いものの、ロシアのSWIFT排除や新たなエネルギー関連の制裁が科されるとなれば、世界経済への打撃は大きい。また、既に高止まりしているエネルギーや食料品の価格の一段の上昇にも繋がりかねない。その場合、景気後退と同時に、FRBの引き締めペース加速も連想され、負の連鎖が警戒される。■資源関連や高配当利回り株に注目今週後半は三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの商社関連株に利益確定売りが広がる場面が見られたが、インフレ高進が引き続き警戒されるなか、資源関連株が再び持ち直す可能性は高い。自社株買いや配当など株主還元にも積極的なため、3月の期末に向けて物色余地は残されているだろう。同様の観点から、ソフトバンク<9434>などの高配当利回り株にも注目したい。地政学リスクや金融引き締め懸念など外部環境の不透明感からの影響も比較的小さいディフェンシブセクターであることも安心感がある。地政学リスクが再び高まる場面では、供給網混乱への思惑から、日本郵船<9101>などの大手海運株への物色が再燃する可能性もあろう。■中国PMI、米ISM、米雇用統計など来週は28日に1月鉱工業生産指数、1月住宅着工統計、世界最大級の携帯端末見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」(~3月3日)、3月1日に2月新車販売台数、中国2月製造業PMI、中国2月財新製造業PMI、米2月ISM製造業景気指数、バイデン米大統領の一般教書演説、2日に10-12月期法人企業統計、米2月ADP全米雇用リポート、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、3日に米2月ISM非製造業指数、4日に1月失業率・有効求人倍率、米2月雇用統計などが発表予定。 <FA> 2022/02/26 14:55 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:ウクライナ情勢、パウエルFRB議長の議会証言に注目 ウクライナ情勢や連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを警戒し、引き続き神経質で方向感を探る荒い展開になりそうだ。FRBの金融政策決定で鍵を握る雇用統計が発表されるほか、パウエル議長が金融政策に関する半年に一度の議会証言を予定しており、利上げやバランスシート縮小のタイミングやペースを探る上で注目したい。また、地政学リスクの上昇やエネルギー価格の高騰、高インフレが長期化するなか、バイデン大統領は就任後、初めての一般教書演説を3月1日に予定しており、注目だ。ロシアはウクライナ軍事侵攻に踏み切り、全土制圧を目指しているようだ。ソ連崩壊から30年、「大国復活」へのプーチン大統領の野望は大きく、NATO諸国への侵攻の可能性など行方が依然不透明で乱高下が続きそうだ。ロシアへの依存度が低く、国内経済への影響は今のところ限定的だ。しかし、供給不安から石油などの燃料価格の上昇が避けられないほか、様々な容器、自動車部品に使われるアルミニウムなどの貴金属はロシアが主要原産国で、商品価格の上昇に繋がり、さらなる物価上昇要因になりかねないため、警戒だ。サプライチェーン混乱も完全に終息しておらず、加えて、燃料価格の上昇は今後の景気にも影響を与えかねない。ただ、ウォールストリートジャーナル紙によると、市場ではすでに弱気派が増え、オプションなどを利用し、相場下落を準備している投資家・投機家も多いという。ウクライナ状況次第で短期的に売りに拍車がかかったとしても、下値を支える要因になりそうだ。地政学リスクの上昇を認識しながらも、FRBの高官は金融引き締めの軌道を修正する意向は見せておらず、3月中旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げを開始する可能性が高まっている。大幅な利上げ観測も根強く、上値が抑制される要因になるだろう。経済指標では、1月前渡商品貿易収支、1月卸売在庫、2月シカゴPMI、2月ダラス連銀製造業活動指数(28日)、2月マークイット製造業PMI確定、1月建設支出、2月ISM製造業景況指数(3月1日)、2月ADP雇用統計(2日)、10-12月期非農業労働生産性・単位人件費、週次新規失業保険申請件数、2月サービス業PMI、2月ISM非製造業景況指数、1月製造業受注、1月耐久財受注(3日)、2月雇用統計(4日)などが予定されている。さらに、FRBは2日にベージュブック(地区連銀景況報告)を公表する予定。この結果は、3月15-16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を決定する上で材料になる。各地区が物価、特に賃金の上昇や労働市場の逼迫を強調した場合、FRBの利上げをさらに正当化することになるだろう。主要企業決算では著名投資家のバフェット氏が率いる保険会社バークシャー・ハサウェイ(26日)、コンピューターメーカーのHP、高級電気自動車メーカーのルシド、ビデオ会議サービスを提供するズーム・ビデオ(28日)、企業向けソフトウェアの開発に従事するセールスフォース、ディスカウント小売りのターゲット(3月1日)、同業のダラーツリー、ソフトウェア開発会社のオクタ、クラウドソフトウェア会社のスノーフレーク(2日)、会員制卸売小売りのコストコホールセール、スーパーマーケットチェーンのクローガー、医薬品メーカーのメルク(3日)に加え、衣料小売りではアメリカンイーグル(2日)やギャップ(3日)などが予定されている。コストコは1株利益が前年同期を上回る好決算が期待される。ただ、サプライチェーン混乱やオミクロン株流行の影響、人手不足などがどの程度利益を圧迫したかに注目だ。ダラーツリーは値上げ後の収益拡大に期待したい。また、バフェット氏の投資家向け報告の中では、サプライチェーンの混乱、インフレ他のマクロ問題に関する言及に注目だ。さらに、携帯端末アップルは4日に年次株主総会を開催予定。昨年に続きオンライン上での開催となり、クック最高経営責任者(CEO)が示す長期経営方針に関する言及に注目したい。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2022/02/26 14:54 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:高成長銘柄に押し目買い需要も不透明感残る、IPO2社 今週の新興市場では、マザーズ指数が2週連続で下落した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて金融市場が大きく揺れるなか、マザーズ市場でも投資家心理が悪化。マザーズ指数は2月24日の取引時間中に一時650ptを割り込み、終値でも2020年4月8日以来の安値を付けた。ただ、翌25日は「米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを和らげるのでは」といった期待などからグロース(成長)株が買われ、マザーズ指数も急反発して700pt台まで戻し、今週の取引を終えた。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.4%であったのに対して、マザーズ指数は-1.1%、日経ジャスダック平均は-1.5%だった。個別では、マザーズ時価総額上位のフリー<4478>が週間で4.6%安、そーせいグループ<4565>が同2.8%安と軟調。売買代金上位ではFRONTEO<2158>やアスカネット<2438>などがマイナスとなったが、FRONTEOは週末に急反発して下げ幅を大きく縮めた。前の週に上場したエッジテクノロジー<4268>は初値高の反動がきつく、アクセルマーク<3624>も前の週に急伸した反動から週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、メルカリ<4385>は同1.9%高、ビジョナル<4194>は同2.5%高と堅調。サンバイオ<4592>は大きく買われ、サインド<4256>などが上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同1.6%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同0.5%安。売買代金上位ではフェローテックHD<6890>などが軟調で、シンバイオ製薬<4582>の下げが目立った。また、ビーマップ<4316>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、ワークマン<7564>は同8.4%高、アンビスHD<7071>は同10.6%高となり、ジーダット<3841>などが上昇率上位に顔を出した。IPOでは3社がマザーズへ新規上場し、2月24日のBeeX<4270>は公開価格の約2.3倍となる初値を付けた。来週の新興市場では、週初こそロシア・ウクライナの停戦交渉への期待が先行しそうだが、なお不透明感が残ることを念頭に置いて取り組みたい。停戦交渉の行方もさることながら、ウクライナ問題を受けて米金融引き締めを織り込む動きがやや後退したのも気になるところだ。一部のFRB高官はウクライナ問題を注視しつつも、引き続き金融引き締めに前向きな姿勢を示している。1月の米個人消費支出(PCE)物価指数は大幅に伸び、米インフレ・金融引き締め懸念は拭いづらい。新興株も米経済指標やグロース株全般の反応睨みの展開となりそうだ。ただ、今週末のビジョナルやアンビスHDの力強い上昇には、これまで大幅な調整を強いられてきた高成長銘柄の押し目買いニーズも感じられた。ビジョナルは3月に決算発表を予定している。また、新型コロナウイルス感染者数のピークアウト感を意識した物色も見られ、引き続きアドベンチャー<6030>などの動向に注目したい。IPO関連では、3月2日にビーウィズ<9216>が東証1部へ、3日にイメージ・マジック<7793>がマザーズへそれぞれ新規上場する。コンタクトセンター運営のビーウィズは公開価格が仮条件の下限で決定。機関投資家の需要獲得が必要な比較的大型のIPOにはまだ厳しい環境であることが窺える。なお、今週はギックス<9219>(3月30日、マザーズ)など3社の新規上場が発表されている。 <FA> 2022/02/26 14:34 注目トピックス 市況・概況 NY株式:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待 ダウ平均は834.92ドル高の34,058.75ドル、ナスダックは221.05ポイント高の13,694.63で取引を終了した。ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、寄り付き後上昇。停戦交渉への期待に加え、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など予想を上回る経済指標も手伝い、終日堅調に推移。引けにかけて、疾病管理予防センター(CDC)がマスク規制の緩和を発表すると、景気回復期待がさらに強まり、上げ幅を拡大した。セクター別では、家庭・パーソナル用品や素材の上昇が目立った。オンライン決算のブロック(SQ)は第4四半期決算で内容が予想を上回ったほか、消費者向けビジネスやキャッシュアプリの伸びが支援し、楽観的な業績見通しを示し買われた。オンライン小売りのエッツィ(ETSY)は予想を上回った決算が好感され上昇。オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は自動車卸売オークション会社カー・オークション・サービシズ(KAR)の北米車両オークションADESA,Inc.事業買収を発表し、上昇した。カー・オークション・サービシズも上昇。一方、代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は四半期決算で赤字幅が予想をさらに上回ったほか、見通しも予想を下回ったことが嫌気され売られた。靴小売りのフットロッカー(FL)は22年の売上が目標を下振れると悲観的な見通しを示し大幅安となった。投資家の恐怖心理を表すVIX指数は26.93まで低下し、30を割り込んだ。(Horiko Capital Management LLC) <YN> 2022/02/26 10:12 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:割安で業績好調な銘柄が注目される相場継続か【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年2月21日10時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。ウクライナ情勢が緩和したかと思えば再び緊張が走るなど、株式市場が動揺しております。個別の企業業績は予想を立てられても、地政学リスクによる暴落タイミングや下落幅を予想するのは非常に困難です。リスクが過ぎ去ったかと思って油断すると、寝首を掻かれる事もあるかもしれません。いずれにせよ市場全体が大きく売られているのなら、割安の好業績銘柄を安値で仕込む絶好のチャンスでもあります。このような時に成長性が鈍化している値戻りしないババを引く事がないよう、くれぐれもご注意ください。このレベルまで下落幅が大きいイベントというのは、逆に考えればこの懸念が完全に過ぎ去ったと言い切れるタイミングで反発する可能性もあります。個別銘柄では底がどこになるか判断が難しいところですが、業績と成長性を加味して明らかに安値であれば買って黙って保有しておくというのも手かもしれませんな。それにしても日本から遠いウクライナでこれだけ日本株に影響するのなら、チャイナリスクで市場が混乱したら…なんて考えるとゾッとしますねぇ。台湾や北朝鮮、中国不動産のデフォルトなど忘れてはいけません。あたくしは近いうちにまた別のリスクが顕在化しても不思議ではないと考えておりますよ。例えそのXデーが来ても、安値で優良株を狙うという気持ちは変わりません。さて、割安で業績好調な銘柄をチェックして参ります。ホンダ・日産系ディーラーを展開するVTホールディングス<7593>は、2月14日に決算発表すると税引前利益が前年同期の2.6倍拡大する増益着地となりました。直近のチャート(日足)は上昇基調で、3Q時点の進捗率は89%となっています。PERも割安水準ですな。土壌汚染対策工事などを手掛けるエンバイオHD<6092>は2月14日の決算発表と併せて上方修正すると、4期ぶりの過去最高益を更新する見通しです。決算後に窓を開けたチャート(日足)は、75日線を上抜いてトレンド形成できるか注視しております。こちらも決算後に動意した木村化工機<6378>は、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しです。さらに期末一括配当を15円から20円へ増配しました。化学プラントのエンジニアリングなどを主力とする同社はクリーンエネルギー関連の思惑もあります。チャート(日足)は底を打って切り返しており、地合いが改善すれば徐々に物色が入るか。そして自動車部材関連からGMB<7214>は、2月1日の3Q決算が好調で、既に通期計画を超過している模様です。中国・現代自動車向け部品が比重が30%超と大きい同社ですが、韓国での販路拡大も奏功している様子です。PBRでは0.20倍、チャートにもまだ過熱感は出てませんが、チェックしておきたい企業です。自律走行式ロードローラーなどを手掛ける酒井重工業<6358>は、2月10日の決算後に下値を切り上げています。東南アジア向けの売上が伸長すると、年間配当も120円から150円へ増配しました。チャート(日足)はコロナ以前の水準まで回復できるか…。自動運転の先進的な技術にも成長性を感じますな。最後は2月14日の決算発表と同時に1株から3株へ株式分割すると発表したオプティマスG<9268>です。ニュージーランド向け中古車輸出の需要が好調で、営業利益は前年同期の10倍以上に拡大しております。チャートは昨年8月の最高値を超えられるか監視中です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/02/26 10:00 注目トピックス 市況・概況 NY金:反落、欧米株高を意識した売りが増える COMEX金4月限終値:1887.60 ↓38.7025日のNY金先物4月限は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比-38.70ドルの1887.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1884.40ドル-1925.00ドル。アジア市場で1925.00ドルまで買われたが、欧米株式の上昇を意識して上げ渋り、ニューヨーク市場の中盤に1884.40ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に1890ドル台で推移した。 <MK> 2022/02/26 07:27 注目トピックス 市況・概況 NY原油:反落、利食い売りが増える NYMEX原油4月限終値:91.59 ↓1.2225日のNY原油先物4月限は、反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.22ドルの91.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.64ドル。アジア市場で95.64ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて90.06ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で買い戻しが入り、92ドル台半ば近辺まで戻している。 <MK> 2022/02/26 07:25 注目トピックス 市況・概況 NY債券:下げ渋り、株高で安全逃避の債券買いは一巡 25日の米国長期債相場は下げ渋り。ロシアによるウクライナ攻撃は続いているが、欧米株式の上昇を受けて安全逃避の債券買いは一巡した。2022年における米利上げ確率は、やや低下。CMEのFedWatchによると、2022年6月末までに1ポイント以上の利上げが行われる確率は25日時点で41%程度。また、2022年12月末までに1.75ポイント以上の利上げが行われる確率は45%程度。10年債利回りは1.930%近辺まで低下した後、一時2.012%近辺まで上昇したが、取引終了時点にかけて1.963%近辺まで下げた。イールドカーブは、ややスティープニング。2年−10年は+40.30bp近辺、2−30年は+71.60bp近辺で引けた。2年債利回りは1.57%(前日比:-1bp)、10年債利回りは1.97%(同比:0bp)、30年債利回りは、2.28%(同比:0bp)で取引を終えた。 <MK> 2022/02/26 07:23 注目トピックス 市況・概況 NY為替:ロシアとウクライナの停戦期待でリスクオン 25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円47銭まで弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、115円54銭で引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため、ドルの下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード米セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1274ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は129円56銭から130円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3425ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9283フランまで上昇後、0.9254フランまで反落した。 <MK> 2022/02/26 07:22 注目トピックス 市況・概況 2月25日のNY為替概況   25日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円46銭へ弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード・セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。  ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1269ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は129円55銭から130円29銭まで上昇。 ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3424ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9284フランまで上昇後、0.9262フランまで反落した。 [経済指標]・米・1月耐久財受注速報値:前月比+1.6%(予想:+1.0%、12月:+1.2%←-0.7%)・米・1月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.7%(予想:+0.4%、12月:+0.9%←+0.6%)・米・1月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+1.9%(予想:+0.5%、12月:+1.6%←+1.3%)・米・1月個人所得:前月比0(予想-0.3%、12月+0.4%←+0.3%)・米・1月個人消費支出(PCE):前月比+2.1%(予想:+1.6%、12月:-0.8%←-0.6%)・米・1月個人消費物価デフレーター:前年比+6.1%(予想+6.0%、12月+5.8%)・米・1月PCEコアデフレーター:前年比+5.2%(予想+5.2%、12月+4.9%)・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:62.8(予想:61.7、速報値:61.7)・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.9%(速報値:5.0%)・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:3.0%(速報値:3.1%)・米・1月中古住宅販売成約指数:前月比-5.7%(予想:+0.2%、12月:-2.3%←-3.8%) <KY> 2022/02/26 05:23 注目トピックス 市況・概況 [ドル・円通貨オプション] 変動率低下、リスク警戒感を受けたOP買い後退 ドル・円オプション市場で変動率は低下。リスク警戒感を受けたオプション買いが後退した。リスクリバーサルでは円コールスプレッドが縮小。ドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いが後退した。■変動率・1カ月物6.80%⇒6.34% (08年10/24=31.044%)・3カ月物6.86%⇒6.45%(08年10/24=31.044%)・6カ月物6.97%⇒6.71%(08年10/24=25.50%)・1年物7.15%⇒6.98%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+1.21%⇒+1.00%(08年10/27=+10.90%)・3カ月物+1.40%⇒+1.21%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+1.48%⇒+1.32%(08年10/27=+10.71%)・1年物+1.52%⇒+1.38%(08年10/27=+10.71% <KY> 2022/02/26 03:23 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル底堅い、FRBの利上げ観測、ウクライナ情勢の影響は限定的 2022年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁はウクライナロシア情勢と米国経済の直接的な関係は最小限にとどまるとの考えで、7月1日までに米連邦準備制度理事会(FRB)が100bp利上げすることを望んでいると繰り返した。ウォーラー理事も、経済の過熱が示されれば3月FOMCで50ベーシスポイント利上げの論拠を強めるとの見解を示している。米10年債は1.99%まで上昇し、再び2%を目指す展開となった。ドル買いも強まり、ドル・円は115円69銭まで上昇し高値を更新。ユーロ・ドルは1.1267ドルの高値から1.1247ドルへ反落した。 <KY> 2022/02/26 02:35 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ユーロ円、200DMA試す、ダウ600ドル高、ロシアはウクライナと協議の意向示す NY外為市場ではロシア、ウクライナ停戦期待にリスク回避の円買いが一服した。ユーロ・円は129円60銭から130円15銭まで上昇し重要な節目である200日移動平均水準の130円39銭を試す展開となった。ドル・円は115円60銭で堅調推移となった。質への逃避のドル買い一服もリスク選好の円売りが強まった。ウクライナ大統領はロシアに停戦を打診。ロシア大統領府はウクライナと協議の意向を伝えられたほか、プーチン大統領はミンスクに代表団を派遣する意向と報じられた。ただ、ウクライナはミンスクでの協議の提案を拒否。ワルシャワでの協議を望んでいると報じられており、引き続き動向に注目。ダウ平均株価は600ドル近く上昇。米国債相場は軟調推移を維持。10年債利回りは1.97%で推移した。 <KY> 2022/02/26 01:36 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米2月ミシガン大消費者信頼感指数確報値は予想外の上方修正、ドルまちまち 米2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は62.8と、予想外に速報値61.7から上方修正された。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注視している同指数の1年期待インフレ率確報値は4.9%と、速報値5.0%から下方修正された。5-10年期待インフレ率確報値も3.0%と、速報値3.1%から下方修正。全米不動産業者協会(NAR)が発表した1月中古住宅販売成約指数は前月比-5.7%と、12月-2.3%からプラス改善予想に反し3カ月連続の減少でとなり、昨年2月来で最大の下落率。今後の中古住宅販売が鈍化する可能性を示唆した。事前に発表された米1月耐久財受注速報値は前月比+1.6%となった。伸びは予想外に12月から拡大。12月分も+1.2%と、-0.7%からプラスに上方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられる1月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比+1.9%と、12月+1.6%から予想外に伸びが拡大し昨年1月来で最大となり、1-3月期の成長に寄与。1月個人所得は横ばいと、12月+0.4%から伸び鈍化も予想は上回った。個人消費支出(PCE)は前月比+2.1%と、12月-0.8%からプラスに転じ、伸びは昨年3月来で最大。FRBがインフレ指標として注目している米1月PCEコアデフレーターは前年比+5.2%と、1983年以降37年ぶり最大の伸びとなった。ドルはまちまち。ドル・円は115円55銭、ユーロ・ドルは1.1240-45ドルでそれぞれ高止まりとなった。【経済指標】・米・1月耐久財受注速報値:前月比+1.6%(予想:+1.0%、12月:+1.2%←-0.7%)・米・1月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.7%(予想:+0.4%、12月:+0.9%←+0.6%)・米・1月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+1.9%(予想:+0.5%、12月:+1.6%←+1.3%)・米・1月個人所得:前月比0(予想-0.3%、12月+0.4%←+0.3%)・米・1月個人消費支出(PCE):前月比+2.1%(予想:+1.6%、12月:-0.8%←-0.6%)・米・1月個人消費物価デフレーター:前年比+6.1%(予想+6.0%、12月+5.8%)・米・1月PCEコアデフレーター:前年比+5.2%(予想+5.2%、12月+4.9%)・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:62.8(予想:61.7、速報値:61.7)・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.9%(速報値:5.0%)・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:3.0%(速報値:3.1%)・米・1月中古住宅販売成約指数:前月比-5.7%(予想:+0.2%、12月:-2.3%←-3.8%) <KY> 2022/02/26 00:47 注目トピックス 市況・概況 NY外為:質への逃避のドル買い一服、露はウクライナと協議の用意  NY外為市場で質への逃避のドル買いが後退した。ロシア大統領府はウクライナと協議の用意があると発表。他のメディアで、プーチン大統領が交渉のため、ミンスクに代表団を派遣する用意があるとした。  300ドル近く下げていたダウ先物は上昇に転じ123ドル高で推移。米国債相場も反落した。10年債利回りは一時2%台まで上昇。  ドル・円は115円62銭から115円49銭へ反落。ユーロ・ドルは1.121ドルから1.1241ドルまで上昇した。   <KY> 2022/02/25 23:19 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円はじり高、オセアニア通貨は底堅い 欧州市場でドル・円はじり高となり、115円40銭付近に浮上。本日発表されたフランスのインフレ指標は堅調な内容となったが、ウクライナの混迷でユーロは売り継続。一方、原油高を受け、豪ドルとNZドルは資源国通貨としてドルに対し底堅い。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円18銭から115円39銭、ユーロ・円は128円72銭から129円24銭、ユーロ・ドルは1.1166ドルから1.1215ドル。 <TY> 2022/02/25 20:01 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円はじり高、ドル買い継続で 欧州市場でドル・円はじり高となり、115円40銭付近に値を上げた。ドル選好地合いでユーロ・ドルは1.1170ドル付近に値を下げ、ポンド・ドルも安値圏で推移。一方、原油相場の続伸で、カナダドルや豪ドルなど資源国通貨は対ドルで下げ渋る展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円18銭から115円37銭、ユーロ・円は128円72銭から129円24銭、ユーロ・ドルは1.1169ドルから1.1215ドル。 <TY> 2022/02/25 18:56 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は底堅い、有事のドル買いで 欧州市場でドル・円は底堅く推移し、115円30銭付近を維持する。ウクライナ情勢の混迷を受け安全通貨買いとなり、特にドルが選好されている。一方、欧州株式市場で主要指数は堅調地合いとなり、株高を好感した円売りが観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円18銭から115円35銭、ユーロ・円は128円72銭から129円24銭、ユーロ・ドルは1.1170ドルから1.1215ドル。 <TY> 2022/02/25 18:22 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル:6日ぶり大幅反発、ほぼ陽の大引け坊主 25日の日経平均は6営業日ぶりに大幅反発した。ローソク足は上ヒゲ5.10円と短く、「陽の大引け坊主」に近い形状で終了し、足元の買い圧力の強さを窺わせた。終値505.68円高は昨日までの5日続落による1489.58円安の3分の1戻しをクリアしており、来週の値戻し継続に期待をつないだ格好。反面、25日移動平均線に加えて一目均衡表では日足、週足ともに基準線と転換線が下向きで終了して下落トレンド継続を示唆しており、下値リスクへの警戒も必要となろう。 <FA> 2022/02/25 18:15 注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金融正常化に期待も金利・株価にらみ 25日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米経済指標が堅調なら、金融正常化を期待したドル買いは根強い見通し。ただ、ウクライナの混迷や回復腰折れ懸念で株安や金利に反応し、ドルは下押しされる可能性もあろう。前日の取引でロシアによるウクライナ侵攻を背景に有事のドル買いが優勢となり、ユーロ・ドルは1.11ドル付近まで下落、ドル・円は115円70銭付近まで値を上げた。NY株式市場で指数が反発したため円売りが強まったことも、ドル・円の支援要因に。本日アジア市場では日経平均株価の反発で、序盤は円売り基調に振れたが、時間外取引の米株式先物が弱含み、今晩の米国株の反落を警戒した円買いも観測された。この後の海外市場は、ウクライナ情勢の混迷で引き続き有事のドル買いに振れやすい展開が予想される。一方、連邦準備制度理事会(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)は前月を上回る見通し。3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げサイクル入りが見込まれるものの、原油高を受けた回復の腰折れ懸念は引き締め加速への思惑を弱めよう。また、週末を迎え株売りが強まるとみられるため、円買いがドルの重石となりそうだ。【今日の欧米市場の予定】・18:00 ユーロ圏・1月マネーサプライM3(前年比予想:+6.7%、12月:+6.9%)・19:00 ユーロ圏・2月景況感指数(予想:113.0、1月:112.7)・22:30 米・1月個人所得(前月比予想:-0.3%、12月:+0.3%)・22:30 米・1月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+1.6%、12月:-0.6%)・22:30 米・1月コアPCE価格指数(前年比予想:+5.2%、12月:+4.9%)・22:30 米・1月耐久財受注速報値(前月比予想:+1.0%、12月:-0.7%)・24:00 米・1月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-0.5%、12月:-3.8%)・24:00 米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:61.7、速報値:61.7)・ユーロ圏財務相会合 <FA> 2022/02/25 17:25

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