注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
NY外為:加ドル売り、BOCの早期利上げ観測後退、加Q2GDPが予想外のマイナスに落ち込む
カナダの4-6月期国内総生産(GDP)は前期比年率−1.1%と、1-3月期+5.5%から予想外にパンデミックが発生直後の昨年4−6月期以降のマイナス成長に落ち込んだ。自動車のサプライチェーンの問題が輸出に影響した。パンデミックによるサプライチェーンの問題が回復した際には、再び力強い成長に回復する可能性は残る。しかし、現状の結果を受けてカナダ中銀が2022年に速やかに金融政策を正常化するとの思惑が後退。カナダ中銀は先進諸国の中銀の中でも最も早い段階で緩和縮小を開始した。外為市場ではカナダドル売りに拍車がかかり、ドル・カナダは1.258カナダドルから1.2654カナダドルまで上昇。カナダ円は87円30銭から86円81銭まで下落したのちも戻りが鈍い。[経済指標]・カナダ・4-6月期GDP:前期比年率:−1.1%(予想:+2.5%、1-3月期:+5.5%←+5.6%)
<KY>
2021/09/01 02:36
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NY外為:ドル続伸、米10年債利回りは1.31%、ECB高官のタカ派発言で
NY外為市場でドルは金利上昇に連れて買いが強まった。米国債相場は下落に転じた。消費者信頼感指数やシカゴPMIが冴えない結果となり米国債相場は上昇したが、その後、欧州中央銀行(ECB)の高官が速やかな刺激策の解消が可能となるとタカ派色を強めたため欧州債が下落、この動きに連れた可能性もある。米10年債利回りは1.27%まで低下した後、1.31%まで上昇。ドル・円は109円59銭まで下落後、110円08銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1840ドルから1.1797ドルまで反落した。ポンド・ドルは1.3808ドルまで上昇後、1.3743ドルまで反落。ドル・スイスは0.9115フランまで下落後、0.9173フランまで上昇した。
<KY>
2021/09/01 01:42
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NY外為:フィキシングにかけ月末のドル買い強まる、ECB高官のタカ派発言を相殺
NY外為市場ではフィキシングにかけて月末のドル買いが強まった。欧州中央銀行(ECB)高官が速やかな刺激策縮小の可能性を示唆するタカ派発言も、相殺。ユーロ・ドルは1.1840ドルから1.1800ドルまで下落。ドル・円は109円60銭から109円94銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3808ドルの高値から1.3751ドルまで急落。ドル・スイスは0.9115フランから0.9166フランまで上昇した。オーストリア中銀のホルツマン総裁が「ECBがコロナ危機対策削減を考える位置にある」としたほか、オランダ中銀のクノット総裁が最近のほとんど全ての指標がポジティブサプライズで、「見通しがECBの刺激策解消や3月のPEPP終了も可能にする」と楽観的な見解を示した。
<KY>
2021/09/01 00:17