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NY外為:加ドル売り、BOCの早期利上げ観測後退、加Q2GDPが予想外のマイナスに落ち込む

配信日時:2021/09/01 02:36 配信元:FISCO
カナダの4-6月期国内総生産(GDP)は前期比年率−1.1%と、1-3月期+5.5%から予想外にパンデミックが発生直後の昨年4−6月期以降のマイナス成長に落ち込んだ。自動車のサプライチェーンの問題が輸出に影響した。パンデミックによるサプライチェーンの問題が回復した際には、再び力強い成長に回復する可能性は残る。しかし、現状の結果を受けてカナダ中銀が2022年に速やかに金融政策を正常化するとの思惑が後退。カナダ中銀は先進諸国の中銀の中でも最も早い段階で緩和縮小を開始した。

外為市場ではカナダドル売りに拍車がかかり、ドル・カナダは1.258カナダドルから1.2654カナダドルまで上昇。カナダ円は87円30銭から86円81銭まで下落したのちも戻りが鈍い。

[経済指標]
・カナダ・4-6月期GDP:前期比年率:−1.1%(予想:+2.5%、1-3月期:+5.5%←+5.6%)


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