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米ハイテク株安や商品市況安を受けて売りが優勢に【クロージング】

配信日時:2026/02/05 17:00 配信元:FISCO
*17:00JST 米ハイテク株安や商品市況安を受けて売りが優勢に【クロージング】 5日の日経平均は続落。475.32円安の53818.04円(出来高概算30億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でテック株が売られた流れを受け、値がさハイテク株中心に売りが先行して始まった。ただ、先物買いなども入り、前場中盤に向けて切り返し、日経平均は一時54459.08円まで上昇する場面があった。一方、前場中盤以降、米国市場の時間外取引で金や銀などの商品市況が急落していたため、リスク回避の動きから、日経平均は後場に入ると、大きく水準を切り下げていった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、医薬品、空運、小売、陸運など19業種が上昇。一方、非鉄金属、海運、機械、情報通信など14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、アステラス薬<4503>、三菱商<8058>などが堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>などが軟調だった。

前日の米国市場では、SOX指数が4%を超える下げとなるなど、ハイテク株が軟調だったことが東京市場にも悪影響を及ぼした。ただ、衆院選で自民党の単独過半数の可能性が意識されるなか、円安が進行し、商品投資顧問業者(CTA)などの短期筋の先物買いなども睨みながら、日経平均はプラスに転じ、上げ幅は一時160円を超えた。その一方、前場終盤には、米国市場の時間外取引で銀先物が一時13%近く急落するなど貴金属市況が崩れていたほか、ビットコインなどの暗号資産市況も下落していたため、日経平均は後場に入ると、下げ足を早め、下げ幅は一時600円を超えた。

海外商品市況の下落などをきっかけに日経平均も調整色が強まる形になっており、先行き不透明感から売りが続く可能性がある。今週末8日の衆院選の結果が判明するまでは、長期保有目的の投資家は様子見姿勢を強める可能性が高いとみている投資家も多く、短期筋の仕掛け的な売り買いには引き続き警戒が必要だろう。ただ、東証プライム市場の値上がり銘柄数は1100を超えるなど、投資家の物色意欲は依然として旺盛だ。また、値を消したとはいえソニーG<6758>などのように通期業績予想を上方修正した銘柄には資金流入もみられており、決算内容を受けた個別物色の動きに変化はないだろう。明日は場中にトヨタ<7203>の決算発表が予定されており、投資家の関心が集まりそうだ。

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