注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
日経VI:小幅に上昇、株価下落も市場心理悪化は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比+0.08pt(上昇率0.40%)の19.85ptと上昇した。なお、高値は20.54pt、安値は19.27pt。今日の東京株式市場は、午前は日経225先物が概ね落ち着いた動きとなり、市場では安心感が広がり、日経VIは昨日水準を下回って推移した。しかしその後、日経225先物が下げ幅を広げると、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは上昇幅を広げる場面があった。ただ、株式市場で下値を売り急ぐ動きがないことから市場心理の悪化は限定的で、日経VIは午後中頃からは昨日の水準近辺で推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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2021/09/16 16:00
注目トピックス 市況・概況
中国リスク警戒から売り優勢も底堅さは意識される【クロージング】
16日の日経平均は続落。188.37円安の30323.34円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。急ピッチの上昇に対する高値警戒感から利益確定売りが膨らんだほか、「中国の不動産開発大手、中国恒大集団の本土部門、恒大地産は16日、同日の全社債取引を停止」との報道を受けた中国リスクへの警戒なども投資マインドを冷やし、後場寄り直後に一時30202.51円まで下押しした。ただ、自民党総裁選の17日の告示を前に次期政権による経済対策への期待感なども根強く、売りが一巡したあとは押し目を拾う動きもみられ、下げ幅を縮めていた。東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1100を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、石油石炭、鉱業、倉庫運輸、食料品など15業種が上昇。一方、海運、ガラス土石、不動産、その他製品など18業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、第一三共<4568>、キッコーマン<2801>、アステラス薬<4503>がしっかりだった一方、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、エムスリー<2413>が軟調だった。前日の米国市場は、景気の底堅さを示す経済指標を映して投資家心理が改善し、主要株価指数は上昇。この流れを映して、東京市場は買い先行でのスタート。日経平均は取引開始直後に30622.39円まで上昇した。ただし、目先の利益を確保する売りが意識されやすいなか、中国の不動産大手のデフォルトリスクによる先行き不透明感が台頭。中国株や香港株などが下落したため、ヘッジファンドなどの売り仕掛けの動きも意識された。日経平均は続落したが、スピード調整の範囲内の動きとみている向きが多い。ただ、来週はシルバーウイークに入り、立ち会い日数が3日間と少ないうえに、連邦公開市場委員会(FOMC)の開催など重要なイベントを控えることから新規のポジションは取りにくいとの指摘もあり、目先は過熱感の解消に時間を要することになるだろう。
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2021/09/16 15:48
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:石油・石炭製品が上昇率トップ
石油・石炭製品が上昇率トップ。そのほか鉱業、倉庫・運輸関連業、食料品、医薬品なども上昇。一方、海運業が下落率トップ。そのほかガラス・土石製品、不動産業、その他製品、空運業なども下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 石油・石炭製品 / 1,042.31 / 2.142. 鉱業 / 232.33 / 1.803. 倉庫・運輸関連業 / 2,008.07 / 1.394. 食料品 / 1,845.24 / 1.035. 医薬品 / 3,272.91 / 0.956. 水産・農林業 / 512.1 / 0.907. 陸運業 / 1,892.94 / 0.898. 建設業 / 1,226. / 0.839. ゴム製品 / 3,690.1 / 0.8010. パルプ・紙 / 539.33 / 0.6911. 電力・ガス業 / 368.08 / 0.5712. 精密機器 / 12,138.16 / 0.3913. 輸送用機器 / 3,418.63 / 0.3914. 保険業 / 1,153.07 / 0.3315. 卸売業 / 1,939.76 / 0.0916. 小売業 / 1,467.53 / -0.0317. 繊維業 / 619.65 / -0.2018. 銀行業 / 149.91 / -0.2519. 非鉄金属 / 1,012.84 / -0.2520. 金属製品 / 1,444.24 / -0.3221. その他金融業 / 766.46 / -0.3322. 化学工業 / 2,522.36 / -0.4123. サービス業 / 3,219.48 / -0.6824. 鉄鋼 / 517.03 / -0.6925. 機械 / 2,494.63 / -0.9326. 情報・通信業 / 5,101.12 / -0.9427. 電気機器 / 4,034.79 / -0.9528. 証券業 / 401.1 / -1.2029. 空運業 / 201.76 / -1.2030. その他製品 / 3,624.74 / -1.3131. 不動産業 / 1,519.36 / -1.4532. ガラス・土石製品 / 1,239.11 / -1.5133. 海運業 / 1,102.2 / -1.61
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2021/09/16 15:39
注目トピックス 市況・概況
Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け)
■eワラント売れ筋トップ10(2021/09/16 15:10現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) +6.27% 1.00 80.56円2 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) +1.08% 1.00 53.53円3 日本郵船 コール (9,100円) -9.62% 4.36 12.44円4 商船三井 コール (8,300円) -6.59% 4.56 10.62円5 日本郵船 コール (10,300円) -13.29% 6.03 6.56円6 住友不動産 プット (3,650円) +3.76% -7.24 1.45円7 日経平均 マイナス3倍トラッカー (33,000円) +0.23% -6.80 14.47円8 イーサリアム2021年11月 プラス5倍トラッカー (2,900米ドル) +18.04% 2.60 16.84円9 イーサリアム2021年11月 マイナス3倍トラッカー (6,000米ドル) -6.63% -1.20 20.87円10 イーサリアム2021年11月 プラス5倍トラッカー (2,300米ドル) +12.07% 1.80 23.39円■eワラント値上がりトップ10(2021/09/16 15:10現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 SUMCO プット (2,100円) +24.39% -6.74 -3.68%2 セブン&アイ・ホールディングス コール (5,800円) +24.36% 9.72 +2.56%3 ENEOSホールディングス コール (525円) +24.32% 11.20 +2.13%4 明治ホールディングス コール (8,900円) +24.00% 11.85 +2.20%5 日本通運 コール (9,300円) +23.53% 12.34 +2.24%6 鹿島建設 コール (1,650円) +22.41% 10.32 +2.22%7 東急 コール (1,750円) +22.37% 9.67 +2.54%8 SUMCO プット (2,450円) +22.06% -5.84 -3.68%9 セブン&アイ・ホールディングス コール (6,600円) +21.88% 10.91 +2.56%10 明治ホールディングス コール (7,900円) +20.29% 9.93 +2.20%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト)
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2021/09/16 15:17
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は安値圏、ドルと円に買い
16日午後の東京市場でドル・円は109円20銭台と、安値圏でのもみ合いが続く。日経平均株価は節目の30500円を下回って取引を終え、日本株安を嫌気した円買いに。また、アジア株安が欧米市場に波及するとの見方から安全通貨のドルや円への買いが強まっている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円21銭から109円46銭、ユーロ・円は128円91銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1803ドルから1.1821ドル。
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2021/09/16 15:03
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前日比188.37円安の30323.34円
日経平均は前日比188.37円安の30323.34円(同-0.62%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比6.23pt安の2090.16pt(同-0.30%)。
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2021/09/16 15:01
注目トピックス 市況・概況
日経平均は216円安、後場の値幅はここまで169円程度
日経平均は216円安(14時45分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>、第一三共<4568>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、ガラス土石製品、不動産業、その他製品、証券商品先物が値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、倉庫運輸関連、食料品、ゴム製品が値上がり率上位となっている。日経平均はやや方向感のない動きとなっている。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで169円程度。
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2021/09/16 14:46
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:反落か、低調な経済指標を嫌気
(14時40分現在)S&P500先物 4,478.75(-3.00)ナスダック100先物 15,496.50(-7.50)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。アジア株安の波及も見込まれ、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。15日の取引で主要3指数は反発。ナスダックは6日ぶりに上昇へ転じたほか、ダウもプラスに戻し236ドル高の34814ドルで取引を終えた。この日発表された経済指標のうち、鉱工業生産は下振れ予想と一致。ただ、それに先立つNY連銀製造業景気指数は予想外の高い伸びを示し、割安感の生じた景気敏感株を中心に買いが強まった。一方、回復期待を反映した10年債利回りの小幅上昇を受け、ハイテク株への買いも指数を押し上げた。本日は反落か。注目の小売売上高は小幅改善が予想されるものの、マイナスが続けば消費の弱さが嫌気されそうだ。また、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の伸びの鈍化や新規失業保険申請件数の悪化が見込まれ、想定通りなら回復期待の後退で売り優勢の展開に。中国恒大集団の問題への警戒感も続き、買いは入りにくい。一方で、NY原油先物(WTI)は高値圏を維持しており、エネルギー関連への買いが指数の大幅安を抑える可能性があろう。
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2021/09/16 14:42
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は安値もみ合い、アジア株安で円買い
16日午後の東京市場でドル・円は109円20銭台と、本日安値圏でのもみ合い。日経平均株価や上海総合指数、香港ハンセン指数などアジアの主要指数が軟調地合いとなり、リスク回避的な円買いが優勢に。ユーロや豪ドルなど主要通貨は、対円で弱含んでいる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・円は129円00銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1809ドルから1.1821ドル。
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2021/09/16 14:32
注目トピックス 市況・概況
東京為替:1ドル109円20銭台、ワシントンで週末に大規模デモ
午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円20銭台で推移。米ワシントンで今週末の18日に大規模デモが行われるもようとロイターが報じている。1月6日の連邦議事堂占拠事件に関連し、逮捕・起訴されたことに対する抗議活動になるもようだ。議事堂職員が15日夜からバリケートを設置しているもようだ。一方、東京株式市場は日経平均が208.61円安と安値圏より下げ幅を縮小している。東京エレクトロン<8035>が後場の安値圏より700円程度下げ幅を縮小、ソフトバンクG<9984>も100円程度、下げ幅を縮小しており、このことが相場を下支えしたようだ。
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2021/09/16 14:25
注目トピックス 市況・概況
日経平均は204円安、米経済指標にも関心
日経平均は204円安(14時20分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、キッコーマン<2801>、7&iHD<3382>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、その他製品、証券商品先物、不動産業、ガラス土石製品、情報・通信業が値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、倉庫運輸関連、食料品、パルプ・紙が値上がり率上位となっている。日経平均は小動きとなっている。市場では世界景気の回復鈍化への警戒感がやや強まっており、経済指標への関心が高い。今晩は米国で8月の小売売上高、週間の新規失業保険申請件数、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、7月の企業在庫などが発表される。
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2021/09/16 14:21
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、ややドル買いの流れ
ドル・円は変わらず、香港株は下げ幅拡大16日午後の東京市場でドル・円は109円30銭付近と、変わらずの値動き。日経平均株価は前日比200円安と軟調地合いが続くほか、香港ハンセン指数は下げ幅を約2%安に拡大しており、リスク回避の円買いに。一方、原油価格はプラスを維持し、一段の円買いを抑制する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・円は129円04銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1809ドルから1.1821ドル。
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2021/09/16 14:04
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは昨日終値近辺、株価下げ幅拡大でやや警戒感広がる場面も
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.14pt(下落率0.71%)の19.63ptと昨日終値近辺で推移している。なお、今日ここまでの高値は20.54pt、安値は19.27pt。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。しかし、取引開始後は売りが優勢となり、午後に日経225先物が下げ幅を拡大すると、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや広がり、日経VIは上昇幅を広げる場面もあった。ただ、下値を売り急ぐ動きがないことから、市場心理の悪化は限定的で、日経VIは昨日終値近辺で推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2021/09/16 13:51
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、ややドル買いの流れ
15日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、109円30銭台に戻した。日経平均株価の下げ幅拡大や香港ハンセン指数の大幅安で、リスク回避の円買いに振れやすい。一方で、米株式先物の弱含みでリスクオフのドル買いが観測され、ドル・円は引き続き下げづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・円は129円08銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1810ドルから1.1821ドル。
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2021/09/16 13:35
注目トピックス 市況・概況
日経平均は245円安、香港ハンセン指数安く東京市場の株価の重しに
日経平均は245円安(13時20分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、キッコーマン<2801>、第一三共<4568>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、その他製品、証券商品先物、情報・通信業、不動産業が値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、食料品、倉庫運輸関連、ゴム製品が値上がり率上位となっている。日経平均は本日の安値圏で推移している。香港ハンセン指数が大きく下落し、また、朝方堅調だった上海総合指数も下げに転じており、東京市場の株価の重しとなっているようだ。香港市場は、中国恒大集団の債務問題や、中国の産業規制の強化などが嫌気されているとの指摘がある。
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2021/09/16 13:23
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は安値圏、リスク回避のムードに
15日午後の東京市場でドル・円は109円20銭台と、安値圏でのもみ合い。日経平均株価の軟調地合いが続くほか、香港ハンセン指数の大幅安、米株式先物の反落でリスク回避的な円買いに振れやすい。一方、リスクオフのドル買いも観測され、ドル・円は下値が堅い。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・円は129円08銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1815ドルから1.1821ドル。
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2021/09/16 13:10
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~中国恒大問題は気掛かりだが…
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は続落、中国恒大問題は気掛かりだが…・ドル・円は弱含み、日本株の続落で・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がソフトバンクG<9984>■日経平均は続落、中国恒大問題は気掛かりだが…日経平均は続落。179.07円安の30332.64円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。15日の米株式市場でNYダウは反発し、236ドル高となった。9月のNY連銀製造業景況指数が34.3と8月(18.3)から大きく改善し、原油先物相場の上昇も加わって景気敏感株を中心に買いが入った。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで94円高からスタート。ただ、寄り付き直後に一時30622.39円(110.68円高)まで上昇した後は上値が重く、マイナスへ転じた。中国恒大集団の債務問題への懸念から香港ハンセン指数が下落し、時間外取引のNYダウ先物もマイナス転換したことで、前場中ごろを過ぎると30308.69円(203.02円安)まで下落する場面があった。また、新興株の下げがきつく、マザーズ指数は-4.28%で前場を折り返した。個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、任天堂<7974>といった値がさ株の軟調ぶりが目立つ。郵船<9101>や商船三井<9104>は小安い。外資系証券の投資判断引き下げが観測されたディスコ<6146>は売りがかさみ、第1四半期が減益だったコーセル<6905>も急落。また、宮越HD<6620>は中国恒大集団を巡る不安が波及したとみられ、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、川崎船<9107>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>などは堅調。原油高で出光興産<5019>などが買われ、ユナイテド海<9110>など中小型海運株の物色も活発のようだ。また、特別配当実施を発表した日本空調<4658>が乾汽船<9308>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。セクターでは、その他製品、証券、情報・通信業などが下落率上位。一方、石油・石炭製品、鉱業、食料品などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は24%となっている。本日の日経平均は米株高の流れを引き継いで反発スタートしたが、その後上値が重く、前場中ごろからは値を崩す格好となった。中国恒大の債務問題を巡っては、20日期限の利払いを行わない見込みと当局が銀行に伝えたと報じられている。中国では中秋節と国慶節の休暇(それぞれ9月19~21日、10月1~7日)が控えていることも、破綻処理への思惑を強めているもよう。負債は3000億ドル(約33兆円)以上に上るとされており、中国経済への影響が懸念されるばかりでなく、中国恒大株・債券を保有する海外投資家も多い。マザーズ指数については1180pt近辺に位置する200日移動平均線水準まで急上昇してきたため、目先の利益確定の売りが出やすかったとの指摘もあるが、なかなかそれだけでは説明しづらい下げ方だろう。日本でも来週は20日(月)が敬老の日、23日(木)が春分の日で祝日となるため、この間の海外リスクを嫌った個人投資家に利益確定の売りが広がったと考えられる。ここまで大きく上昇してきた中小型株ほど本日の下げ幅は大きい。中国恒大は債務整理や政府・銀行による救済、さもなくば倒産が不可避とみられており、中国内外の経済や金融市場にどのような影響を与えるか注視する必要があるだろう。もっとも、前場のネット証券売買代金ランキングを見ると、レーザーテックや郵船などが買い超となっている。やはり出遅れていた個人投資家の押し目買い需要は強いようだ。また、海外でも8月末以来の強い値動きに日本株への関心が広がっているという。前日は日経平均が反落したが、先物手口を見ると海外短期筋の利益確定とみられる売りが観測される一方、UBS証券、BofA証券、JPモルガン証券などが日経平均先物や東証株価指数(TOPIX)先物を買い越していた。日経平均が2月高値を付けた2月15日週から8月23日週までの投資主体別売買動向を見ると、外国人投資家は現物株を2000億円弱、TOPIX先物を1兆円強、日経平均先物を7000億円強それぞれ売り越していた。グローバルマクロ系を中心とした海外ファンドが売り目線だったことが日本株伸び悩みの背景だったという当欄の見立てと整合的で、さらに言えばここからの買いの余地が大きいことがわかる。また、10日申し込み時点の信用買い残高(東京・名古屋2市場、制度・一般信用合計)は3兆2596億円と3週連続で減少し、約3カ月ぶりの低水準になったという。やはり2月高値以降の調整局面で積み上がっていた買い持ちの解消も順調に進んでいる。今晩の米国では8月小売売上高の発表が予定されており、中国恒大問題も含め海外情勢に大きく左右される場面は出てきそうだ。ただ、明日17日には自民党総裁選が告示され、新政権への期待を支えに日本株への強気ムードは続くとみておきたい。(小林大純)■ドル・円は弱含み、日本株の続落で16日午前の東京市場でドル・円は弱含み、109円半ばから前半に値を下げた。日経平均株価は高寄り後下げに転じ、日本株高を好感していた円売りの後退でドルなど主要通貨を下押し。一方、米株式先物は下げ幅を縮小しており、今晩の株安への警戒感からドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・円は129円08銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1815ドルから1.1821ドル。■後場のチェック銘柄・グローバルウェイ<3936>、日本空調サービス<4658>など、6銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・NZ・4-6月期GDP:前年比+17.4%(予想:+16.1%、1-3月期:+2.9%←+2.4%)・日・8月貿易収支:-6354億円(予想:+29億円、7月:+4394億円)・豪・8月失業率:4.5%(予想:5.0%、7月:4.6%)・豪・8月雇用者数増減:-14.63万人(予想:-8.00万人、7月:+0.22万人)【要人発言】・中国恒大集団「本土部門はすべての債券取引を16日に停止し、17日に再開」<国内>・9月政府月例経済報告<海外>特になし
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2021/09/16 12:31
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は弱含み、日本株の続落で
16日午前の東京市場でドル・円は弱含み、109円半ばから前半に値を下げた。日経平均株価は高寄り後下げに転じ、日本株高を好感していた円売りの後退でドルなど主要通貨を下押し。一方、米株式先物は下げ幅を縮小しており、今晩の株安への警戒感からドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・円は129円08銭から129円35銭、ユーロ・ドルは1.1815ドルから1.1821ドル。【要人発言】・中国恒大集団「本土部門はすべての債券取引を16日に停止し、17日に再開」【経済指標】・NZ・4-6月期GDP:前年比+17.4%(予想:+16.1%、1-3月期:+2.9%←+2.4%)・日・8月貿易収支:-6354億円(予想:+29億円、7月:+4394億円)・豪・8月失業率:4.5%(予想:5.0%、7月:4.6%)・豪・8月雇用者数増減:-14.63万人(予想:-8.00万人、7月:+0.22万人)
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2021/09/16 12:09
注目トピックス 市況・概況
東京為替:1ドル109円20銭台、日経平均はマイナスに、中国恒大集団、上海で売買停止
午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円20銭台で推移。上海取引所は、経営不安のある、中国恒大集団の社債が、中国の格付け機関である中誠信国際より格下げされたことを受けて、売買停止としたもようだ。従来AAであった格付けがAとなる。取引は17日に再開となるもようだが、若干取引ルールが変更になるもようだ。一方、東京株式市場は日経平均が179.07円安で午前の取引を終了した。日経平均が3万円台である高値警戒感や、中国の大手不動産の経営不安による金融市場への影響を懸念してリスクセンチメントが低下しているもようだ。また、東京エレクトロン<8035>が1610円安、アドバンテスト<6857>が390円安、ソフトバンクG<9984>が162円安など指数に寄与度の高い銘柄の一角が値下がりし、相場の重しとなっているもようだ。
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2021/09/16 12:01
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):日鋳造、コーセル、日本空調など
日鋳造<5609>:1019円(+113円)大幅反発。独自の低熱膨張合金「レックス」の輸出を開始したと一部で報じられている。「レックス」の引き合いは増加しており、将来的に輸出増加を図っていく計画のもよう。なお、「レックス」の輸出、同社の需要家向け直接輸出は初めてとなるようだ。同社はJAXAと共同で低熱膨張合金の3Dプリンター技術の共同研究を実施しており、直近ではその基礎段階が完了したと発表して急伸した経緯もある。日本空調<4658>:816円(+79円)大幅反発。前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。22年3月期通期純利益は従来予想の19.5億円から29億円に上方修正。投資有価証券の一部売却によって特別利益を計上することが背景。本業ベースでは予想を変更していない。また、配当計画を引き上げ、上半期配当金は14円から27.5円に修正し、年間では前期比13円増の41.5円としている。前日終値ベースでの配当利回りは5.6%となり、利回り妙味が高まる展開に。DVx<3079>:1190円(+41円)大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2.9億円から4.7億円、前年同期比93.9%増にまで上方修正。第1四半期実績から上振れは想定線だが、修正幅は想定以上に大きいとの見方が先行。販管費について、旅費交通費などの想定以上の削減があったほか、一部の経費の執行が遅れたことなどが背景に。なお、通期予想は現状据え置いている。コーセル<6905>:999円(-138円)大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は7.9億円で前年同期比12.0%減益となっている。据え置きの上半期計画は18.9億円で同9.0%増益であり、低調な滑り出しと受けとめられているようだ。部品材料不足に伴い製品納期が長期化するなどアジア販売が伸び悩んだほか、部品材料の値上げによる材料費率の上昇などが響いたもよう。なお、受注高は前年同期比で大幅増となっている。Jリース<7187>:1758円(+52円)大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の7億円から8.7億円に、通期では14.5億円から16.6億円、前期比76.0%増にまで引き上げ。住居用賃料保証の堅調な推移、成長分野として注力する事業用賃料保証の売上拡大に加え、貸倒コストや債権管理業務における適切なコストコントロールも想定を上回って推移のもよう。年間配当金も従来計画の20円から30円に引き上げ、前期比では25円の増配となる。うるる<3979>:4375円(+200円)年初来高値。30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが狙い。株式分割が株主還元策の一環として好感されていることに加え、うるるは在宅で働く人向けのクラウドソーシングやビジネスプロセスのアウトソーシングなどを手掛けており、テーマ性があるとの見方も買いを呼んでいるようだ。パピレス<3641>:1490円(+46円)大幅に反発。25万株(5.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.53%。取得期間は16日から22年2月10日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。パピレス株が8月20日に年初来安値(1428円)を記録した後、底堅く推移していることも買い安心感につながっているようだ。セゾン情報<9640>:2030円(+50円)大幅に3日続伸。22年3月期第2四半期累計(21年4-9月)の営業利益を従来予想の7.00億円から11.00億円(前年同期実績16.67億円)に上方修正している。フィナンシャルITサービス事業で利益率の高い案件を前倒ししたため。計画していた研究開発費の一部が下半期にずれ込んだことも上半期の増益要因となった。通期予想(前期比16.4%減の25.00億円)は据え置いたが、今後修正が必要と判断した場合は速やかに開示するとしている。
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2021/09/16 11:59
注目トピックス 市況・概況
Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け)
■eワラント売れ筋トップ10(2021/09/16 11:35現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) +4.70% 1.00 79.42円2 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) +0.24% 1.00 53.10円3 日本郵船 コール (9,100円) -0.60% 4.22 13.51円4 日本郵船 コール (10,300円) -1.10% 5.81 7.35円5 住友不動産 プット (3,650円) +7.52% -7.16 1.48円6 イーサリアム2021年11月 プラス5倍トラッカー (2,900米ドル) +13.43% 2.65 16.23円7 商船三井 コール (8,300円) 0.00% 4.45 11.22円8 商船三井 コール (9,400円) -0.37% 6.45 5.55円9 イーサリアム2021年11月 マイナス3倍トラッカー (3,700米ドル) -16.46% -4.38 6.15円10 シャープ コール (1,450円) -9.29% 4.61 1.71円■eワラント値上がりトップ10(2021/09/16 11:35現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 プラチナリンク債 プラス5倍トラッカー (950米ドル) +31.98% 13.44 +1.85%2 SUMCO プット (2,100円) +29.27% -6.68 -4.22%3 SUMCO プット (2,450円) +26.47% -5.77 -4.22%4 イビデン プット (5,800円) +22.77% -6.95 -3.40%5 キーエンス プット (57,000円) +22.22% -8.92 -3.04%6 ENEOSホールディングス コール (525円) +21.62% 11.24 +1.97%7 西日本旅客鉄道 コール (7,900円) +20.00% 0.00 +1.83%8 イビデン プット (4,900円) +20.00% -6.76 -3.40%9 アドバンテスト プット (9,200円) +19.57% -6.98 -3.07%10 大和証券グループ本社 プット (575円) +18.67% -8.51 -2.65%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト)
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2021/09/16 11:43
注目トピックス 市況・概況
東京為替:日経平均下げ幅拡大でドル買いは縮小気味
16日午前の東京市場でドル・円は、109円20銭台で推移。日経平均は179円安で午前の取引を終えた。下げ幅は拡大しており、株高を期待した円売りは縮小。アジア諸国の株式相場の動向も注目されており、中国本土株式は弱含みとなっていることから、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性があるとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円22銭から109円46銭、ユーロ・ドルは、1.1815ドルから1.1821ドル、ユーロ・円は、129円08銭から129円35銭で推移。
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2021/09/16 11:36
注目トピックス 市況・概況
東京為替:1ドル109円20銭台、米西海岸の主要港が混雑続く
午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円20銭台で推移。米カリフォルニア州のロスアンゼルス港、ロングビーチ港で、陸揚げ待ちのコンテナ船が60隻と過去最高にのぼっており、数日以内に更に20隻の寄港が見込まれているもようとロイターが報じている。新型コロナのサプライチェーンへの影響が依然して継続しているもようだ。一方、東京株式市場は日経平均が187.42円安とマイナスに転じ下げ幅を拡大している。東京エレクトロン<8035>が1450円安、アドバンテスト<6857>が440円安など指数に寄与度の高い銘柄の一角が値下がりしており相場の重しとなっているもようだ。なお、ファーストリテイリング<9983>1380円高と上げ幅を強めている。
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2021/09/16 11:09
注目トピックス 市況・概況
東京為替:日経平均弱含みでドルは上げ渋る
16日午前の東京市場でドル・円は、109円30銭台で推移。日経平均は反落しており、株高を期待した円売りは縮小している。仲値時点のドル需要は通常並みだったようだ。目先的には、アジア諸国の株式相場の動向が手掛かり材料となりそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円31銭から109円46銭、ユーロ・ドルは、1.1815ドルから1.1821ドル、ユーロ・円は、129円16銭から129円35銭で推移。
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2021/09/16 10:48
注目トピックス 市況・概況
東京為替:株高継続を想定した円売り拡大の可能性低い
16日午前の東京市場でドル・円は、109円40銭近辺で推移。日経平均は上げ渋っており、アジア市場で株高を期待したリスク選好的な円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円32銭から109円46銭、ユーロ・ドルは、1.1815ドルから1.1821ドル、ユーロ・円は、129円20銭から129円35銭で推移。
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2021/09/16 10:05
注目トピックス 市況・概況
東京為替:株高を想定してドル売り抑制も
16日午前の東京市場でドル・円は、109円40銭近辺で推移。日経平均は小幅高で推移しており、株高を想定してリスク回避的なドル売り・円買いがさらに増える可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円32銭から109円46銭、ユーロ・ドルは、1.1815ドルから1.1821ドル、ユーロ・円は、129円20銭から129円35銭で推移。
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2021/09/16 09:29
注目トピックス 市況・概況
東京為替:1ドル109円40銭台、8月の貿易統計、市場予想下回る
午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円40銭台で推移。8時50分に財務省が発表した8月の貿易統計は、貿易収支は6354億円の赤字となり、市場予想の477億円の赤字を下回る数値となった。輸出は前年同月比+26.2%、輸入は同+44.7%。一方、東京株式市場は日経平均が5.14円高と上げ幅を縮小している。東京エレクトロン<8035>が320円安、ダイキン工業<6367>が335円安と、指数に寄与度の高い銘柄が下落しており、相場の重しとなっているもようだ。
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2021/09/16 09:22
注目トピックス 市況・概況
日経平均は48円高、寄り後はやや伸び悩み
日経平均は48円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。また、明日17日告示、29日投開票の自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価支援要因となった。一方、日経平均は昨日、4日ぶりに下落したものの、引き続き相場の過熱感が意識されたことに加え、日経平均が31年ぶりの高値圏にあることから、利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はやや伸び悩んでいる。
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2021/09/16 09:10
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:グリコやSUMCOなどに注目
15日の米国市場では、NYダウが236.82ドル高の34814.39、ナスダック総合指数が123.77pt高の15161.53、シカゴ日経225先物が大阪日中比65円高の30415円。16日早朝の為替は1ドル=109.30-40円(昨日午後3時は109.58円)。本日の東京市場では、エネルギー関連など中心に景気敏感株に押し目買いが向かった米株市場を受けて、INPEX<1605>、コスモエネHD<5021>、DOWA<5714>、日本製鉄<5401>、UACJ<5741>などの資源関連株が堅調となりそうだ。また、前日に下げがきつかった村田製<6981>やリクルートHD<6098>などの主力株もしっかりとした動きとなろう。昨日大引け後の好決算開示銘柄では、22年3月期の最高益予想を増額修正したジェイリース<7187>などが注目されそうだ。そのほか、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたグリコ<2206>、SUMCO<3436>、コマツ<6301>、ヤーマン<6630>、近鉄エクスプレス<9375>、ニトリHD<9843>などに注目。
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2021/09/16 09:09
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~銀行の再編機運が高まる~
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:銀行の再編機運が高まる■コーセル、1Q営業利益12.0%減 7.87億円■前場の注目材料:富士フイルム<4901>タイにがん診断支援の基盤構築、内視鏡の需要開拓■銀行の再編機運が高まる16日の日本株市場は、買い先行後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが236ドル高だった。新型コロナウイルスのデルタ変異株流行や財政支援の縮小に伴う景気回復の失速懸念が根強く売りが先行したものの、9月NY連銀製造業景気指数が予想のほぼ2倍に上昇したほか、原油高でエネルギー関連株が上昇すると警戒感が緩和し上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の30415円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。引き続き急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるなか、過熱を冷ます調整が望まれており、次第にこう着感が強まりやすいだろう。また、日中は中国の動向に市場の関心が集まりやすく、中国不動産大手のデフォルトリスクが警戒視されるなか、関連する報道などに振らされる可能性はありそうだ。とはいえ、国内においては新政権による政策期待から押し目買い意欲は強い。また、急ピッチの上昇によって水準が大きく切り上がったこともあり、相対的に強い日本株に対して海外勢による日本株比率を引き上げる動きへの思惑も高まっていることから、下値の堅さは相当意識され、押し目買い意欲は強い。そのため、短期的な売り仕掛けによって弱含む局面においては、買いの動きが強まろう。そのほか、NY原油先物相場が強い動きを見せているほか、先物市場ではクレディスイスによるショートカバーの動きが見られている。CTA経由のショートカバーが一段と強まる可能性も期待されてくるだろう。物色の流れとしてはインデックスに絡んだ売買が中心となろうが、中国リスクへの警戒からソフトバンクG<9984>をターゲットにした売り仕掛けには注意。また、新生銀<8303>は、SBI<8473>からのTOBに対抗するため、ホワイトナイトとして、ソニーG<6758>に打診したと報じられており、買収合戦に発展するととともに、銀行の再編機運が高まることになろう。■コーセル、1Q営業利益12.0%減 7.87億円コーセル<6905>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比4.8%増の71.20億円、営業利益は同12.0%減の7.87億円だった。日本国内では半導体等の部品材料不足に対する懸念から、先々を見込んだ手配需要が大幅に増加したほか、米国も好調に推移。一方で、ヨーロッパでは、部品材料不足の影響から生産活動に影響が出始めているようだ。■前場の注目材料・NYダウは上昇(34814.39、+236.82)・ナスダック総合指数は上昇(15161.53、+123.77)・シカゴ日経先物は上昇(30415、大阪比+65)・SOX指数は上昇(3465.76、+16.37)・VIX指数は低下(18.18、-1.28)・米原油先物は上昇(72.61、+2.15)・次期首相による大型経済対策への期待・海外コロナワクチン接種の進展・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・富士フイルム<4901>タイにがん診断支援の基盤構築、内視鏡の需要開拓・コスモエネHD<5021>自治体の脱炭素支援、再生エネ・EV一括提供・岩谷産業<8088>岩谷産業など6社、グリーン液化水素事業化・関西電<9503>アズビルとAIで火力発電の設備異常検知システム共同開発・豊田合成<7282>米2工場増強、内外装部品・三菱電機<6503>昇降機保守で攻勢、サービス専業買収・NEC<6701>ヘルスケア事業、30年に事業価値5000億円・テルモ<4543>DX加速、医療機器+サービス、新事業創出・戸田工業<4100>ナトリウムフェライトをCO2固体回収材に☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 8月貿易収支(予想:+29億円、7月:+4394億円)・9月政府月例経済報告<海外>・07:45 NZ・4-6月期GDP(前年比予想:+16.1%、1-3月期:+2.4%)・10:30 豪・8月失業率(予想:5.0%、7月:4.6%)・10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:-8.00万人、7月:+0.22万人)
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2021/09/16 08:40