注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:コマツや東エレクなどに注目 28日の米国市場ではNYダウが239.79ドル高の35730.48、ナスダック総合指数が212.28pt高の15448.12、シカゴ日経225先物が大阪日中比145円高の28905円。29日早朝の為替は1ドル=113.50-60円(昨日午後3時は113.57円)。本日の東京市場では、約1カ月半ぶりに史上最高値を更新したナスダック総合指数の上昇を追い風にソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>などが上昇しそうだ。また、WTI原油先物価格の反発を手掛かりにINPEXやENEOSHD<5020>などの反発も予想される。そのほか、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅高を追い風に東エレク<8035>やスクリン<7735>も堅調に推移しよう。昨日大引け後の開示銘柄では好決算や業績予想の上方修正を発表したコマツ<6301>、ローム<6963>、ミスミG<9962>、東エレデバ<2760>、東邦チタニウム<5727>などの値上がりが予想される。反面、業績予想を下方修正したJR東日本<9020>、小糸製作所<7276>は売りに押されそうだ。 <FA> 2021/10/29 09:09 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はこう着も全体としては底堅い相場展開に~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:買い一巡後はこう着も全体としては底堅い相場展開に■ソニーG、22/3上方修正 営業利益1兆400億円←9800億円■前場の注目材料:東レ、ハンガリー・セパレーター子会社、LGとの合弁に■買い一巡後はこう着も全体としては底堅い相場展開に29日の日本株市場は、買い先行後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが239ドル高だった。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に買われており、ナスダック総合指数は史上最高値を更新。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まったとして、終日堅調な相場展開だった。キャタピラー、メルクが決算評価から買われており、NYダウを押し上げたほか、半導体SOX指数はほぼ全面高で2%を超える上昇だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の28905円。円相場は1ドル113円50銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。ただし、アマゾンが取引終了後に発表した決算は、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られているため、米株高の反応は限られる可能性も。一方で、国内の決算ではソニーG<6758>やオムロン<6645>などが材料視されやすく、日経平均を下支えする可能性はある。そのため、買い先行後はこう着感が強まりそうだが、全体としては底堅さが意識されそうである。また、31日の衆院選を控えて様子見ムードも高まりやすいものの、短期筋の売り仕掛け的な動きも手控えられやすい。昨日のTOPIX浮動株比率の定期見直しに伴う需給が通過し、反動も想定されるものの、利食いに押される局面においては押し目買い意欲の強さが見られそうだ。薄商いのなか、先物主導によるインデックス・イベントに絡んだ売買に振らされやすいだろうが、決算を手掛かりとした個別物色は活発になりやすく、昨日の決算ではソニーG、オムロンのほか、コマツ<6301>、ローム<6963>、富士電機<6504>、マクセル<6810>などに関心が集まりやすいと見られる。そのほか、ハイテク株高を受けたナスダックの最高値更新の流れから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色も見られ、日経平均型優位の展開を想定。NT倍率は上値を抑えられていた75日線を捉えてきたこともあり、ややグロース寄りの物色が意識されそうである。■ソニーG、22/3上方修正 営業利益1兆400億円←9800億円ソニーG<6758>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は9兆7000億円から9兆9000億円、営業利益は9800億円から1兆400億円に上方修正した。コンセンサス(1兆200億円)を上回る。純利益は7000億円から7300億円に修正したが、7500億円程度と見られるコンセンサスには届かず。■前場の注目材料・NYダウは上昇(35730.48、+239.79)・ナスダック総合指数は上昇(15448.12、+212.28)・シカゴ日経先物は上昇(28905、大阪比+145)・SOX指数は上昇(3438.83、+78.54)・VIX指数は低下(16.53、-0.45)・米原油先物は上昇(82.81、+0.15)・大型経済対策への期待・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・日産自<7201>調達先選び前倒し、デザイン段階で連携、新車開発コスト減・ルネサス<6723>イスラエル社を359億円で買収、アナログ半導体強化・ソニーG<6758>TSMC新工場への出資検討・SBI<8473>SBI社長、引き上げ否定、新生銀TOB価格2000円・三菱商事<8058>三菱商事と北電、水力発電で協業・双日<2768>ヘリ遊覧飛行・チャーターVBに出資・三井物産<8031>米社と協業、CCUS技術活用し原油効率採取・三井物産<8031>ノルウェー社と協業、AIで地下構造解析・富士通<6702>イスラエル新興と提携、AIで物流効率化・東レ<3402>フィルム表面突起をナノレベルで制御、半導体・電子部品向け・王子HD<3861>ポリ乳酸配合のOPP量産、プラ削減向け来春にも・宇部興産<4208>CPL価格110ドル高2150ドル、10月アジア契約☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:30 10月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.3%、9月:+0.1%)・08:30 9月有効求人倍率(予想:1.14倍、8月:1.14倍)・08:30 9月失業率(予想:2.8%、8月:2.8%)・08:50 9月鉱工業生産(前月比予想:-2.7%、8月:-3.6%)<海外>・09:30 豪・9月小売売上高(前月比予想:+0.4%、8月:-1.7%) <ST> 2021/10/29 08:48 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に132円台で推移し、やや下げ渋る状態が続く見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「市場の利上げ予想は、ガイダンスに一致しない」と早期利上げを否定したが、「高インフレの局面は想定以上に長期化する」と指摘しており、2022年10-12月期に金利引き上げの可能性が浮上している。目先的にリスク回避的なユーロ売りは縮小し、ユーロ・円は主に132円台で推移し、やや下げ渋る状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・米量的緩和策の縮小は年内開始の公算・米長期金利の上昇・ドイツの企業景況感は悪化【ユーロ買い要因】・米長期金利の伸び悩み・2022年10-12月期にECBによる利上げの可能性・ユーロ圏経済の持続的な成長期待 <FA> 2021/10/29 08:28 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米国株高を意識して円買い抑制の可能性 28日のドル・円は、東京市場では113円85銭から113円50銭まで反落。欧米市場では、113円72銭まで買われた後、113円26銭まで反落し、113円58銭で取引終了。本日29日のドル・円は113円台で推移か。米国株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。米国商務省が10月28日発表した今年7-9月期の国内総生産(GDP)速報値は、市場予想を下回る前期比年率+2.0%にとどまった。世界のサプライチェーン(供給網)が圧迫されており、自動車などの商品不足が続いたことが成長率鈍化の要因とみられている。ただし、10-12月期の成長率は多少の改善が期待されており、28日の米国株式はしっかりとした値動きとなった。自動車業界における供給制約の問題がすみやかに解決される見込みはないことやインフレ率の高止まりが懸念されているものの、年末にかけて個人消費はまずまず順調に推移すると期待されていること、デルタ変異株の感染流行は抑制される可能性が高いとみられていることから、市場参加者の間からは「10-12月期の米経済成長率は7-9月期を上回る」との声が聞かれている。 <FA> 2021/10/29 08:24 注目トピックス 市況・概況 マザーズ先物見通し:続伸、メルカリが下支え、25日線の上放れ期待 本日のマザーズ先物は続伸が予想される。28日の米国市場は、主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に寄り付き後、上昇。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まり、ダウは買いが継続した。特に、長期金利の上昇が一段落したためハイテク株に引き続き買いが向かいナスダックは史上最高値を更新し終了。本日のマザーズ先物は、米国市場やナイトセッションが上昇した流れを引き継ぎ続伸でのスタートが予想される。国内では時価総額上位のメルカリ<4385>が子会社を設立し新規事業の開始、無包装での発送を許可すると発表しており、業容拡大の期待感から、相場を下支えすることが期待される。日足チャートでは、25日線を上放れが期待されよう。本日の上値のメドは1150.0pt、下値のメドは1080.0ptとする。 <FA> 2021/10/29 08:18 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:下落か、ドル相場や米長期金利をにらみながらの展開へ 大阪取引所金標準先物 22年10月限・夜間取引終値:6554円(前日日中取引終値↓10円)・想定レンジ:上限6600円-下限6520円29日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は下落しそうだ。昨日の海外市場で、ドルの総合的な価値を示すドルインデックスが下落し、ドルの代替投資先とされる金に資金が向かい、ナイトセッションで金先物が上昇する場面があった。しかし、その後は米長期金利が底堅く推移し、金利のつかない資産である金への資金流入は限られ、金先物は一転、下落した。今日の金先物はこの流れを引き継ぎ、売り優勢の展開が想定されるが、引き続きドル相場や米長期金利の動きをにらみながら、方向感の定まらない動きとなりそうだ。 <FA> 2021/10/29 07:45 注目トピックス 市況・概況 28日の米国市場ダイジェスト:NYダウ239ドル高、企業決算を楽観視 ■NY株式:NYダウ239ドル高、企業決算を楽観視米国株式市場は上昇。ダウ平均は239.79ドル高の35730.48ドル、ナスダックは212.28ポイント高の15448.12で取引を終了した。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に寄り付き後、上昇。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まり、買いが継続した。特に、長期金利の上昇が一段落したためハイテク株に引き続き買いが向かいナスダック総合指数は史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が大幅上昇した。重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で一株利益が予想を上回り上昇。製薬会社のメルク(MRK)もワクチンや抗がん剤の売り上げが好調で四半期決算の内容が予想を上回り買われた。半導体関連のテラダイン(TER)は決算が好感されたほか、アナリストの投資判断の2段階引き上げが好感され上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇した。ソーシャル・ネットワーキングサイト運営のフェイスブック(FB)は社名をメタに変更し、12月1日から「MVRS」のティッカーで取引すると発表し上昇。一方で、ネットオークション会社のイーベイ(EBAY)は慎重な見通しが嫌気され売られた。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。売上高は市場予想に一致したが一株利益や第4四半期の売上、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られている。Horiko Capital Management LLC■NY為替:米7-9月期GDP失速でドル売り強まる28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭まで上昇後、113円26銭まで下落し、113円58銭で引けた。この日発表された7-9月期国内総生産(GDP)の成長は予想以上に前四半期から鈍化。さらに、9月中古住宅販売成約指数は予想外のマイナスに落ち込んだため、景気回復減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、7年債入札の低調な結果を受けた長期金利上昇に伴い、ドル売りは後退した。ユーロ・ドルは1.1582ドルまで下落後、1.1692ドルまで上昇し、1.1681ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は28日開催の理事会で予想通り金融政策の据え置きを決定。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は少なくとも来年3月末まで継で続するとした。さらに、高インフレは一時的との見方を維持。会合後に開催された会見で、ラガルド総裁はガイダンスに一致していない市場の利上げ予想を否定したため、一時ユーロ売りも強まった。しかし、高インフレが想定以上に長期化するとしたほか、ドイツの10月消費者物価指数が予想を上回り、将来的に利上げを強いられるとの見方が強まり、ユーロ買いに拍車がかかった。ユーロ・円は131円56銭まで下落後、132円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3730ドルまで弱含んだのち、1.3815ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9195フランから0.9115フランまで下落した。■NY原油:下げ渋りで82.81ドル、株高を意識した買いが入るNY原油先物12月限は、下げ渋り(NYMEX原油12月限終値:82.81 ↑0.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.15ドルの82.81ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.58ドル-83.21ドル。アジア市場で80.58ドルまで下げたが、まもなく反転し、ロンドン市場の序盤にかけて82.43ドルまで戻した。その後、80.79ドルまで下げたが、米国株高を意識して再度反発し、通常取引終了後の時間外取引で83.21ドルまで買われている。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  47.78ドル   +0.74ドル(+1.57%)モルガン・スタンレー(MS) 102.50ドル  +1.33ドル(+1.31%)ゴールドマン・サックス(GS)414.82ドル  +3.83ドル(+0.93%)インテル(INTC)        48.08ドル   +0.19ドル(+0.40%)アップル(AAPL)        152.57ドル  +3.72ドル(+2.50%)アルファベット(GOOG)    2922.58ドル -5.97ドル(-0.20%)フェイスブック(FB)     316.92ドル  +4.70ドル(+1.51%)キャタピラー(CAT)      204.09ドル  +7.96ドル(+4.06%)アルコア(AA)         46.45ドル   +0.66ドル(+1.44%)ウォルマート(WMT)      148.45ドル  +0.92ドル(+0.62%) <ST> 2021/10/29 07:42 注目トピックス 市況・概況 NY原油:下げ渋りで82.81ドル、株高を意識した買いが入る NY原油先物12月限は、下げ渋り(NYMEX原油12月限終値:82.81 ↑0.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.15ドルの82.81ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.58ドル-83.21ドル。アジア市場で80.58ドルまで下げたが、まもなく反転し、ロンドン市場の序盤にかけて82.43ドルまで戻した。その後、80.79ドルまで下げたが、米国株高を意識して再度反発し、通常取引終了後の時間外取引で83.21ドルまで買われている。 <FA> 2021/10/29 07:38 注目トピックス 市況・概況 NY金:小幅高で1802.60ドル、株高を意識して上げ渋る NY金先物12月限は、小幅高(COMEX金12月限終値:1802.60 ↑3.80)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+3.80ドルの1802.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1793.10ドル-1812.70ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて1812.70ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことで1793.10ドルまで反落。その後は、1800ドルを挟んだ水準でのもみ合いが続いた。通常取引終了後の時間外取引で1804.00ドルまで買われたが、株高を受けて1800ドルを再び下回った。 <FA> 2021/10/29 07:35 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウ239ドル高、企業決算を楽観視 米国株式市場は上昇。ダウ平均は239.79ドル高の35730.48ドル、ナスダックは212.28ポイント高の15448.12で取引を終了した。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に寄り付き後、上昇。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まり、買いが継続した。特に、長期金利の上昇が一段落したためハイテク株に引き続き買いが向かいナスダック総合指数は史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が大幅上昇した。重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で一株利益が予想を上回り上昇。製薬会社のメルク(MRK)もワクチンや抗がん剤の売り上げが好調で四半期決算の内容が予想を上回り買われた。半導体関連のテラダイン(TER)は決算が好感されたほか、アナリストの投資判断の2段階引き上げが好感され上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇した。ソーシャル・ネットワーキングサイト運営のフェイスブック(FB)は社名をメタに変更し、12月1日から「MVRS」のティッカーで取引すると発表し上昇。一方で、ネットオークション会社のイーベイ(EBAY)は慎重な見通しが嫌気され売られた。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。売上高は市場予想に一致したが一株利益や第4四半期の売上、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られている。Horiko Capital Management LLC <FA> 2021/10/29 07:00 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米7-9月期GDP失速でドル売り強まる 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭まで上昇後、113円26銭まで下落し、113円58銭で引けた。この日発表された7-9月期国内総生産(GDP)の成長は予想以上に前四半期から鈍化。さらに、9月中古住宅販売成約指数は予想外のマイナスに落ち込んだため、景気回復減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、7年債入札の低調な結果を受けた長期金利上昇に伴い、ドル売りは後退した。ユーロ・ドルは1.1582ドルまで下落後、1.1692ドルまで上昇し、1.1681ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は28日開催の理事会で予想通り金融政策の据え置きを決定。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は少なくとも来年3月末まで継で続するとした。さらに、高インフレは一時的との見方を維持。会合後に開催された会見で、ラガルド総裁はガイダンスに一致していない市場の利上げ予想を否定したため、一時ユーロ売りも強まった。しかし、高インフレが想定以上に長期化するとしたほか、ドイツの10月消費者物価指数が予想を上回り、将来的に利上げを強いられるとの見方が強まり、ユーロ買いに拍車がかかった。ユーロ・円は131円56銭まで下落後、132円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3730ドルまで弱含んだのち、1.3815ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9195フランから0.9115フランまで下落した。 <MK> 2021/10/29 06:41 注目トピックス 市況・概況 欧ユーロ圏GDP速報値、米個人消費支出、米雇用コスト指数など <国内>08:30 東京CPI(10月) 0.4% 0.3%08:30 有効求人倍率(9月) 1.14倍 1.14倍08:30 失業率(9月) 2.8% 2.8%08:50 鉱工業生産指数(9月) -2.0% -3.6%14:00 消費者態度指数(10月) 42.0 37.814:00 住宅着工件数(9月) 8.0% 7.5%<海外>09:30 豪・小売売上高(9月) 0.3% -1.7%17:00 台湾・GDP(7-9月) 4.05% 7.43%17:00 独・GDP速報値(7-9月) 2.7% 9.4%18:00 欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(10月) 1.9%18:00 欧・ユーロ圏GDP速報値(7-9月) 3.5% 14.3%19:30 印・財政赤字(9月) 1兆4686億6千万ルピー21:00 印・インフラ産業8業種(9月) 11.6%21:30 ブ・基礎的財政収支(9月) -25億レアル 167億レアル21:30 ブ・純債務対GDP比(9月) 59.5% 59.3%21:30 米・個人所得(9月) -0.3% 0.2%21:30 米・個人消費支出(9月) 0.5% 0.8%21:30 米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(9月) 3.7% 3.6%21:30 米・雇用コスト指数(7-9月) 0.8% 0.7%22:45 米・MNIシカゴ購買部協会景気指数(10月) 64.2 64.723:00 米・ミシガン大学消費者マインド指数(10月) 71.4 71.4伊・米バイデン大統領がローマ教皇と会談伊・G20財務・保健相合同会合注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2021/10/29 06:30 注目トピックス 市況・概況 [通貨オプション]R/R、円コール買いが再燃 ドル・円オプション市場で変動率は上昇。ドル・円のレンジ相場抜けで、オプション買いが強まった。リスクリバーサルでは円コールスプレッドが連日拡大。ドル・円下値をヘッジする円コール買いが一段と強まった。■変動率・1カ月物6.25%⇒6.30%(08年10/24=31.044%)・3カ月物6.30%⇒6.49%(08年10/24=31.044%)・6カ月物6.39%⇒6.54%(08年10/24=25.50%)・1年物6.54%⇒6.69%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.12%⇒+0.15% (08年10/27=+10.90%)・3カ月物+0.20%⇒+0.23%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.29%⇒+0.32%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.40%⇒+0.44%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2021/10/29 04:35 注目トピックス 市況・概況 10月28日のNY為替概況  28日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円73銭まで上昇後、113円26銭まで下落し引けた。朝方発表された7-9月期国内総生産(GDP)の成長が予想以上に前四半期から鈍化。さらに、9月中古住宅販売成約指数も予想外のマイナスに落ち込んだため景気回復減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、7年債入札の低調な結果を受けた長期金利上昇に伴いドル売りが後退。  ユーロ・ドルは1.1582ドルまで下落後、1.1692ドルまで上昇し引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策の据え置きを決定。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は少なくとも来年3月末まで継続するとした。さらに、高インフレは一時的との見方を維持。会合後に開催された会見で、ラガルド総裁はガイダンスに一致しないと市場の利上げ予想を否定したため一時ユーロ売りも強まった。しかし、総裁が高インフレが想定以上に長期化するとしたほか、ドイツの10月消費者物価指数が予想を上回り、いずれ速やかな利上げを強いられるとの見方が強まりユーロ買いに拍車がかかった。  ユーロ・円は131円56銭まで下落後、132円63銭まで上昇。 ポンド・ドルは1.3722ドルまで弱含んだのち、1.3815ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9195フランから0.9115フランまで下落した。[経済指標]・独・10月消費者物価指数速報値:前年比+4.5%(予想:+4.4%、9月:+4.1%)・米・7-9月期GDP速報値:前期比年率+2,0%(予想:+2.6%、4-6月期:+6.7%)・米・7-9月期個人消費速報値:前期比年率+1,6%(予想:+0.8%、4-6月期:+12.0%)・米・7-9月期GDP価格指数:前期比+5.7%(予想+5.3%、4-6月期+6.1%)・米・先週分新規失業保険申請件数:28.1万件(予想:28.9万件、前回:29.1万件←29.0万件)・米・失業保険継続受給者数:224.3万人(予想:242.0万人、前回:248万人←248.1万人)・米・9月中古住宅販売成約指数:前月比-2.3%(予想:+0.5%、8月:+8.1%)・米・10月カンザスシティ連銀製造業活動:31(予想20、9月22) <KY> 2021/10/29 04:20 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円113円半ばまで回復、低調な米7年債入札受け長期金利上昇 米財務省は620億ドル規模の7年債入札を実施した。結果で最高落札利回りは1.461%。テイルはプラス1.1BP。過去6回入札平均の1.232%を上回った。応札倍率は2.25倍と、過去6回入札平均の2.32倍を下回り需要は低調だった。外国中銀を含む間接入札者の落札比率は63.9%と、過去6回入札平均の59.4%を上回った。低調な入札結果を受けて、米国債相場は下落。10年債利回りは1.54%から1.58%まで上昇した。ドル・円は113円26銭の安値から113円56銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1682ドルで伸び悩んだ。 <KY> 2021/10/29 02:20 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ユーロ上昇、独インフレが予想上回る&ECB総裁が高インフレ長期化に言及 欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策の据え置きを決定した。PEPPは少なくとも来年3月末まで継続するとした。さらに、インフレ率は一時的との見方を維持。会合後に開催された会見で、ラガルド総裁はサプライチェーン問題が2022年に入ってもすぐには解決しない可能性を警告。高インフレの局面は想定以上に長期化する可能性を指摘した。同時に、中期的にインフレ予測は目標を下回るとし、22年にインフレが弱まるとの見通しを繰り返し、我々の高インフレが一過性との見通しが正しいと自信を表明した。また、パンデミック緊急購入策(PEPP)は減速させ来年3月に終了するとしたが、PEPPの縮小はテーパリングではないと主張。また、金利市場の利上げ観測はガイダンスに一致しないとした。しかし、ドイツのインフレ率が予想を上回ったほか、ラガルド総裁が高インフレの長期化に言及したためてユーロ買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1581ドルから1.1692ドルまで上昇し1カ月ぶり高値を更新。ユーロ・円は131円56銭の安値から132円51銭まで上昇。ユーロ・ポンドは0.8430ポンドから0.8467ポンドまで上昇した。[金融政策]・欧州中央銀行(ECB)・主要政策金利を0.00%に据え置き・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を-0.50%に据え置き・限界貸出金利(上限)を0.25%に据え置き「パンデミック資産購入プログラム(PEPP)は過去数四半期をやや下回るペースで継続へ」「インフレ率は一時的に目標をやや上回る可能性」「PEPPは少なくとも来年3月末まで継続」 <KY> 2021/10/29 01:51 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円113.26円まで、米低調な経済指標や増税での回復失速懸念 NY外為市場ではドル売りが続いた。朝方発表された7-9月期国内総生産(GDP)の成長が予想以上に前四半期から鈍化。さらに、9月中古住宅販売成約指数も予想外のマイナスに落ち込んだ。バイデン政権が増税を含む最大1.75兆ドルの経済対策法案の骨子を発表。増税による回復失速も警戒される。富裕層に照準を当てた増税では、所得1000万ドル以上に税率5%上乗せ、2500万ドルにさらに3%追加が含まれる。また、企業の自社株買いに1%、そのほか世界最低税率で15%増税などが組み込まれた。ドル・円は一目均衡表の転換線113円98銭を割り込み113円26銭まで下落した。心理的節目113円00銭が次のサポート。ユーロ・ドルは1.1582ドルから1.1687ドルまで上昇し1カ月ぶり高値を更新した。 <KY> 2021/10/29 00:50 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米9月中古住宅販売成約指数が予想外のマイナス、ドル続落 全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月中古住宅販売成約指数は前月比-2.3%となった。8月+8.1%から予想外のマイナスに再び落ち込んだ。下落率は4月来で最大。前年比では-7.2%。例年起こる年末に向けた供給の減少が影響しているとNARのエコノミストは指摘した。今後の中古住宅販売が減速する可能性が示唆された。ドルは一段安。ドル・円は113円33銭まで下落し、安値を探る展開。ユーロ・ドルは1.1582ドルから1.1683ドルまで上昇し1カ月ぶり高値を更新した。【経済指標】・米・9月中古住宅販売成約指数:前月比-2.3%(予想:+0.5%、8月:+8.1%) <KY> 2021/10/28 23:53 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米7-9月期GDP速報値が予想以上に減速、ドル軟調 米商務省が発表した7-9月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.0%となった。4-6月期+6.7%から予想以上に減速し昨年4-6月期来で最低の伸びに落ち込んだ。同期個人消費速報値は前期比年率+1.6%と、4-6月期+12.0%から減速も予想は上回った。やはり昨年4-6月期以降で最低の伸び。同期GDP価格指数は前期比+5.7%。過去最大の伸びとなった4-6月期+6.1%から減速も予想を上回った。同時刻に労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比1万件減の28.1万件と、4週連続で減少し、予想も下回った。また、失業保険継続受給者数は224.3万人と前回248万人から予想以上に減少。それぞれパンデミックにより経済が封鎖された昨年3月来で最小となった。スタグフレーション懸念なども浮上しドルは軟調。ドル・円は113円72銭まで上昇後、113円55銭へ弱含んだ。ユーロ・ドルは1.1582ドルから1.1648ドルまで上昇した。【経済指標】・米・7-9月期GDP速報値:前期比年率+2.0%(予想:+2.6%、4-6月期:+6.7%)・米・7-9月期個人消費速報値:前期比年率+1.6%(予想:+0.8%、4-6月期:+12.0%)・米・先週分新規失業保険申請件数:28.1万件(予想:28.9万件、前回:29.1万件←29.0万件)・米・失業保険継続受給者数:224.3万人(予想:242.0万人、前回:248万人←248.1万人) <KY> 2021/10/28 22:34 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円はもみ合い、ECB理事会待ち 欧州市場でドル・円は方向感が乏しく、113円50銭台でのもみ合い。この後の欧州中銀(ECB)理事会の政策決定を見極めようと、調整の売り買いが続く。一方、欧州株式市場は主要指数がやや堅調、米株式先物もプラスで推移し、欧米株高を好感した円売りが主要通貨を支える。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円52銭から113円72銭、ユーロ・円は131円60銭から131円92銭、ユーロ・ドルは1.1583ドルから1.1614ドル。 <TY> 2021/10/28 20:12 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は上値が重い、ユーロ売り一服 欧州市場でドル・円は一時113円72銭まで値を上げたが、その後はやや失速し113円60銭台でのもみ合い。18時に発表されたユーロ圏の景況感指数は予想外に持ち直し、欧州中銀(ECB)理事会の政策決定を前にユーロ売り・ドル買いは一服している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円52銭から113円72銭、ユーロ・円は131円60銭から131円92銭、ユーロ・ドルは1.1583ドルから1.1614ドル。 <TY> 2021/10/28 19:15 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、円売りは縮小 欧州市場でドル・円は伸び悩み、113円60銭台で推移する。黒田日銀総裁が円安を容認したことで夕方にかけてやや円売りに振れたが、欧州株は高安まちまちで円売りは縮小。一方、米10年債利回りの低下でドルは買いづらく、円に対しても上値の重さが目立つ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円52銭から113円66銭、ユーロ・円は131円60銭から131円92銭、ユーロ・ドルは1.1583ドルから1.1614ドル。 <TY> 2021/10/28 18:18 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル:続落、25日線割れでパラボリ陰転接近 28日の日経平均は続落した。終値は25日移動平均線を下回り、昨日に続いてザラ場高値と安値が前日水準を下回った。ローソク足は陰線を引き、強い売り圧力を窺わせている。一目均衡表では雲下限割れで終了して地合いは売り手優位側へ傾いた格好。パラボリックの陰転値が本日終値比33.71円安の28786.38円まで上昇しており、明日29日の売りサイン点灯が警戒される。 <FA> 2021/10/28 18:15 注目トピックス 市況・概況 28日の日本国債市場概況:債券先物は151円39銭で終了 <円債市場>長期国債先物2021年12月限寄付151円40銭 高値151円47銭 安値151円32銭 引け151円39銭売買高総計25410枚2年 430回 -0.105%5年 149回 -0.080%10年 364回  0.085%20年 178回  0.470%債券先物12月限は、151円40銭で取引を開始。前日NY市場での米長期金利低下を受けて買いが先行し、151円47銭まで上げた。しかし、その後、来週初予定される10年債入札への警戒から売りが優勢になったとみられ、151円32銭まで下げた。日銀は金融政策の現状維持を決め、予想通りで特に反応はなかったもよう。現物債の取引では、5年債、10年債、20年債が買われ、2年債はもみ合った。<米国債概況>2年債は0.55%、10年債は1.55%、30年債は1.95%近辺で推移。債券利回りはやや上昇。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は-0.16%、英国債は0.98%、オーストラリア10年債は1.83%、NZ10年債は2.61%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・18:00 ユーロ圏・10月景況感指数(予想:116.7、9月:117.8)・20:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.00%に据え置き予想)・21:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+4.4%、9月:+4.1%)・21:30 ラガルドECB総裁会見・21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+2.6%、4-6月期:+6.7%)・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:28.8万件、前回:29.0万件)・23:00 米・9月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+0.5%、8月:+8.1%)・02:00 米財務省・7年債入札 <KK> 2021/10/28 17:41 注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米減速に警戒ならドル買いを抑制 28日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想する。欧州中銀(ECB)は域内経済の先行きに慎重なら、ユーロ売り・ドル買いに振れやすい。ただ、その後発表される米国内総生産(GDP)で減速が意識されればドル買いは抑制されよう。前日の取引でNYダウの弱含みや米10年債利回りの低下でややドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.1620ドル台に浮上、ドル・円は113円40銭付近に値を下げた。本日アジア市場でもその流れが受け継がれ、米金利の低下でドル売り基調に。ただ、日銀は金融政策決定会合で緩和政策の維持を決めた。また、目先の成長やインフレを下方修正したことで緩和長期化をにらんだ円売りが観測され、主要通貨は対円で底堅い値動きとなっている。この後の海外市場では欧米の金融政策が注目される。ドイツ連銀が今週公表した月報で目先の不透明感に言及しており、ECB理事会で先行きに慎重なスタンスが示されればユーロ売りが先行し、ドルを押し上げる見通し。また、米株高継続や日銀の緩和長期化で円売りも見込まれる。一方、今晩発表される米7-9月GDP(速報値)はベース効果で大幅に改善した前期を下回る公算。金融政策決定を前に減速が意識されれば、ドル買いは抑えられそうだ。【今日の欧米市場の予定】・18:00 ユーロ圏・10月景況感指数(予想:116.6、9月:117.8)・20:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.00%に据え置き予想)・21:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+4.4%、9月:+4.1%)・21:30 ラガルドECB総裁会見・21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+2.6%、4-6月期:+6.7%)・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:28.9万件、前回:29.0万件)・23:00 米・9月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+0.5%、8月:+8.1%)・02:00 米財務省・7年債入札 <FA> 2021/10/28 17:25 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、日銀総裁は円安を容認 28日の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。朝方に113円87銭を付けた後、日経平均株価の下げ幅拡大を受けた円買いが優勢に。また、米金利の先安観でドルは113円50銭まで下落した。ただ、黒田日銀総裁が記者会見で円安を容認し、ドルは113円後半に値を戻した。・ユーロ・円は132円12銭から131円65銭まで下落した。・ユーロ・ドルは1.1589ドルから1.1610ドルまで値を上げた。・17時時点:ドル・円113円50-60銭、ユーロ・円131円80-90銭・日経平均株価:始値28,871.61円、高値28,895.11円、安値28,693.06円、終値28,820.09円(前日比278.15円安)【金融政策】・日銀金融市場調節方針・資産買入れ方針は現行政策を維持イールドカーブ・コントロール:(賛成8反対1)短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に-0.1%のマイナス金利を適用。長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行う。資産買入れ方針(全員一致)ETFおよびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に必要に応じて買入れを行う。CPほか社債などについては、2022 年3月末までの間、合計で約20兆円の残高を上限に、買入れを行う。【要人発言】・日銀(展望リポート)「2021年度実質国内総生産(GDP)の成長見通しは+3.4%、コアCPI見通しを0.0%とそれぞれ前回予測から下方修正」・日銀(声明)「国内景気は引き続き厳しい状況だが、基調としては持ち直している」・黒田日銀総裁「現時点で若干の円安だが、日本経済にマイナスになることはない」「日本でのインフレ高進リスクは極めて限定的」「円安の企業収益押し上げ効果はより大きくなっている」「為替相場は経済のファンダメンタルズを反映し、安定的な推移が望ましい」「内外金利差拡大は円安をもたらす可能性があるが、現時点でそうなるかはっきりしない」「実質実効レートに関する議論、政策にとって意味があるとは思っていない」「他国中銀の緩和縮小、日本の金融政策に影響しない」【経済指標】・独・10月失業率:5.4%(予想:5.4%、9月:5.5%) <TY> 2021/10/28 17:05 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小じっかり、日銀総裁発言に反応 28日午後の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、113円70銭付近に値を上げた。黒田日銀総裁は記者会見で「現時点で若干の円安だが、日本経済にマイナスになることはない」「円安の企業収益押し上げ効果はより大きくなっている」と円安を容認した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円49銭から113円87銭、ユーロ・円は131円73銭から132円12銭、ユーロ・ドルは1.1589ドルから1.1609ドル。 <TY> 2021/10/28 16:13 注目トピックス 市況・概況 マザーズ先物概況:反発、引け前のBASEが重し、25日線を維持する底堅い値動き 28日のマザーズ先物は前日比11.0pt高の1114.0ptとなった。なお、高値は1122.0pt、安値は1091.0pt、取引高は2818枚。本日のマザーズ先物は、米国市場やナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ続落でスタートした。現物株の寄り付き後は、フリー<4478>や弁護士ドットコム<6027>など時価総額上位の銘柄が上昇し、相場を押し上げ、マザーズ先物はプラスに転じ堅調な値動きでの推移となった。後場に入り、時価総額上位のJMDC<4483>が上げ幅を拡大し、メルカリ<4385>がプラスに転じ相場を一段と押し上げ、マザーズ先物は19.0pt高まで上昇する場面があったが、大引け前にBASE<4477>が失速して相場の重しとり、マザーズ先物は上げ幅を縮小して取引を終了した。日足チャートでは、25日線を一時は割り込みしたものの値を戻す、底堅い値動きとなった。 <FA> 2021/10/28 16:07 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:上昇、米長期金利の低下映すも上値の重い展開 大阪取引所金標準先物 22年10月限・日中取引終値:6564円(前日日中取引終値↑18円)・推移レンジ:高値6574円-安値6555円28日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は上昇した。昨日の海外市場で米長期金利が低下し、金利のつかない資産である金の魅力が増すとの見方からナイトセッションで金先物は上昇し、今日の金先物はこの流れを引き継ぎ買いが先行した。しかしその後、米長期金利が底堅い動きとなったこともあり、金への資金流入は限定的となり、金先物は午前の時間帯に高値をつけた後は上値の重い展開となった。 <FA> 2021/10/28 16:05 注目トピックス 市況・概況 企業業績の先行き警戒感から利益確定売りが優勢【クロージング】 28日の日経平均は続落。278.15円安の28820.09円(出来高概算22億1000万株)で取引を終えた。主要企業の決算を受けて先行きの業績不安が台頭したことから、利益確定売りが先行し、寄り付き直後には一時28693.06円まで水準を切り下げた。ただ、25日線水準を下回ると、押し目を拾う動きも散見され、売り一巡後は同線を挟んだもみ合い展開が続いた。東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1100を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、その他製品、空運、水産農林、化学など8業種が上昇。一方、鉱業が4%を超える下げとなったほか、石油石炭、鉄鋼、保険、精密機器など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、TDK<6762>、スクリン<7735>が堅調だった半面、ファナック<6954>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。前日の取引終了後に発表された日立<6501>やファナックの上半期決算では通期予想を下方修正したほか、富士通<6702>はアナリスト予想に届かなった。決算発表前は上方修正が続出するのではないかとの見方が多かっただけに、関係者からは「サプライチェーンの混乱による部品不足や原油市況の高騰などを映して、業績不安が広がった」などの指摘が聞かれた。一方、好決算を発表した信越化やスクリンには物色の矛先が向かっていた。日米ともに主力企業の決算発表が本格化している。国内では通期業績予想を下方修正する企業が目立ってきており、関係者は「期初の慎重な収益計画に円安効果が加わっても通期業績を引き下げるということは、年末に向けた株高ラリーを期待するシナリオが崩れかねない」と先行きを警戒する声が広がりつつある。また、短期筋による指数先物の売買の動きに左右される展開が目立つだけに、業績動向を確認しながら、目先は神経質な動きが想定されそうだ。 <FA> 2021/10/28 16:02

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