注目トピックス 市況・概況
28日の米国市場ダイジェスト:NYダウ239ドル高、企業決算を楽観視
配信日時:2021/10/29 07:42
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ239ドル高、企業決算を楽観視
米国株式市場は上昇。ダウ平均は239.79ドル高の35730.48ドル、ナスダックは212.28ポイント高の15448.12で取引を終了した。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に寄り付き後、上昇。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まり、買いが継続した。特に、長期金利の上昇が一段落したためハイテク株に引き続き買いが向かいナスダック総合指数は史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が大幅上昇した。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で一株利益が予想を上回り上昇。製薬会社のメルク(MRK)もワクチンや抗がん剤の売り上げが好調で四半期決算の内容が予想を上回り買われた。半導体関連のテラダイン(TER)は決算が好感されたほか、アナリストの投資判断の2段階引き上げが好感され上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇した。ソーシャル・ネットワーキングサイト運営のフェイスブック(FB)は社名をメタに変更し、12月1日から「MVRS」のティッカーで取引すると発表し上昇。一方で、ネットオークション会社のイーベイ(EBAY)は慎重な見通しが嫌気され売られた。
オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。売上高は市場予想に一致したが一株利益や第4四半期の売上、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米7-9月期GDP失速でドル売り強まる
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭まで上昇後、113円26銭まで下落し、113円58銭で引けた。この日発表された7-9月期国内総生産(GDP)の成長は予想以上に前四半期から鈍化。さらに、9月中古住宅販売成約指数は予想外のマイナスに落ち込んだため、景気回復減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、7年債入札の低調な結果を受けた長期金利上昇に伴い、ドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1582ドルまで下落後、1.1692ドルまで上昇し、1.1681ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は28日開催の理事会で予想通り金融政策の据え置きを決定。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は少なくとも来年3月末まで継で続するとした。さらに、高インフレは一時的との見方を維持。会合後に開催された会見で、ラガルド総裁はガイダンスに一致していない市場の利上げ予想を否定したため、一時ユーロ売りも強まった。しかし、高インフレが想定以上に長期化するとしたほか、ドイツの10月消費者物価指数が予想を上回り、将来的に利上げを強いられるとの見方が強まり、ユーロ買いに拍車がかかった。ユーロ・円は131円56銭まで下落後、132円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3730ドルまで弱含んだのち、1.3815ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9195フランから0.9115フランまで下落した。
■NY原油:下げ渋りで82.81ドル、株高を意識した買いが入る
NY原油先物12月限は、下げ渋り(NYMEX原油12月限終値:82.81 ↑0.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.15ドルの82.81ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.58ドル-83.21ドル。アジア市場で80.58ドルまで下げたが、まもなく反転し、ロンドン市場の序盤にかけて82.43ドルまで戻した。その後、80.79ドルまで下げたが、米国株高を意識して再度反発し、通常取引終了後の時間外取引で83.21ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.78ドル +0.74ドル(+1.57%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.50ドル +1.33ドル(+1.31%)
ゴールドマン・サックス(GS)414.82ドル +3.83ドル(+0.93%)
インテル(INTC) 48.08ドル +0.19ドル(+0.40%)
アップル(AAPL) 152.57ドル +3.72ドル(+2.50%)
アルファベット(GOOG) 2922.58ドル -5.97ドル(-0.20%)
フェイスブック(FB) 316.92ドル +4.70ドル(+1.51%)
キャタピラー(CAT) 204.09ドル +7.96ドル(+4.06%)
アルコア(AA) 46.45ドル +0.66ドル(+1.44%)
ウォルマート(WMT) 148.45ドル +0.92ドル(+0.62%) <ST>
米国株式市場は上昇。ダウ平均は239.79ドル高の35730.48ドル、ナスダックは212.28ポイント高の15448.12で取引を終了した。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に寄り付き後、上昇。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まり、買いが継続した。特に、長期金利の上昇が一段落したためハイテク株に引き続き買いが向かいナスダック総合指数は史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が大幅上昇した。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で一株利益が予想を上回り上昇。製薬会社のメルク(MRK)もワクチンや抗がん剤の売り上げが好調で四半期決算の内容が予想を上回り買われた。半導体関連のテラダイン(TER)は決算が好感されたほか、アナリストの投資判断の2段階引き上げが好感され上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇した。ソーシャル・ネットワーキングサイト運営のフェイスブック(FB)は社名をメタに変更し、12月1日から「MVRS」のティッカーで取引すると発表し上昇。一方で、ネットオークション会社のイーベイ(EBAY)は慎重な見通しが嫌気され売られた。
オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。売上高は市場予想に一致したが一株利益や第4四半期の売上、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米7-9月期GDP失速でドル売り強まる
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭まで上昇後、113円26銭まで下落し、113円58銭で引けた。この日発表された7-9月期国内総生産(GDP)の成長は予想以上に前四半期から鈍化。さらに、9月中古住宅販売成約指数は予想外のマイナスに落ち込んだため、景気回復減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、7年債入札の低調な結果を受けた長期金利上昇に伴い、ドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1582ドルまで下落後、1.1692ドルまで上昇し、1.1681ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は28日開催の理事会で予想通り金融政策の据え置きを決定。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は少なくとも来年3月末まで継で続するとした。さらに、高インフレは一時的との見方を維持。会合後に開催された会見で、ラガルド総裁はガイダンスに一致していない市場の利上げ予想を否定したため、一時ユーロ売りも強まった。しかし、高インフレが想定以上に長期化するとしたほか、ドイツの10月消費者物価指数が予想を上回り、将来的に利上げを強いられるとの見方が強まり、ユーロ買いに拍車がかかった。ユーロ・円は131円56銭まで下落後、132円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3730ドルまで弱含んだのち、1.3815ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9195フランから0.9115フランまで下落した。
■NY原油:下げ渋りで82.81ドル、株高を意識した買いが入る
NY原油先物12月限は、下げ渋り(NYMEX原油12月限終値:82.81 ↑0.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.15ドルの82.81ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.58ドル-83.21ドル。アジア市場で80.58ドルまで下げたが、まもなく反転し、ロンドン市場の序盤にかけて82.43ドルまで戻した。その後、80.79ドルまで下げたが、米国株高を意識して再度反発し、通常取引終了後の時間外取引で83.21ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.78ドル +0.74ドル(+1.57%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.50ドル +1.33ドル(+1.31%)
ゴールドマン・サックス(GS)414.82ドル +3.83ドル(+0.93%)
インテル(INTC) 48.08ドル +0.19ドル(+0.40%)
アップル(AAPL) 152.57ドル +3.72ドル(+2.50%)
アルファベット(GOOG) 2922.58ドル -5.97ドル(-0.20%)
フェイスブック(FB) 316.92ドル +4.70ドル(+1.51%)
キャタピラー(CAT) 204.09ドル +7.96ドル(+4.06%)
アルコア(AA) 46.45ドル +0.66ドル(+1.44%)
ウォルマート(WMT) 148.45ドル +0.92ドル(+0.62%) <ST>
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