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今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に132円台で推移し、やや下げ渋る状態が続く見通し

配信日時:2021/10/29 08:28 配信元:FISCO
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「市場の利上げ予想は、ガイダンスに一致しない」と早期利上げを否定したが、「高インフレの局面は想定以上に長期化する」と指摘しており、2022年10-12月期に金利引き上げの可能性が浮上している。目先的にリスク回避的なユーロ売りは縮小し、ユーロ・円は主に132円台で推移し、やや下げ渋る状態が続くとみられる。

【ユーロ売り要因】
・米量的緩和策の縮小は年内開始の公算
・米長期金利の上昇
・ドイツの企業景況感は悪化

【ユーロ買い要因】
・米長期金利の伸び悩み
・2022年10-12月期にECBによる利上げの可能性
・ユーロ圏経済の持続的な成長期待


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