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注目トピックス 日本株 【M&A速報:2021/09/10(2)】伊藤忠商事、スキマバイトサービス提供のタイミーと資本業務提携 ■伊藤忠商事<8001>、スキマバイトサービス提供のタイミーと資本業務提携■HEROZ<4382>、アイ・シグマ・パートナーズ運営ファンド投資先のバリオセキュア<4494>と資本業務提携■モルフォ<3653>、車載システム組み込み開発などのミックウェアと資本業務提携■都内タクシー大手の日本交通、大阪のナショナルタクシーを買収■高度医療ロボット開発のリバーフィールド、総額約30億円の資金調達を実施■日本郵政<6178>子会社の日本郵便、佐川急便と持続可能な物流インフラ・サービスの共創を目的とする基本合意書を締結■寿司ロボットメーカーの鈴茂器工<6405>、飲食店向けPOSシステム開発販売等の日本システムプロジェクトを買収■太洋工業<6663>、子会社で生産ラインにおける視覚検査装置等製造販売のマイクロエンジニアリングを吸収合併■レントラックス<6045>、中国子会社Rentracks (Dalian) Information Technologyを解散・清算 同じく中国子会社のアテナ上海に事業を集約■トビラシステムズ<4441>、子会社で広告ブロックアプリ「280blocker」提供の合同会社280blockerを吸収合併■カラダノート<4014>、中期経営計画を発表■gumi<3903>、ブロックチェーン事業に係るファンド「gumi Cryptos Capital Fund II」を組成■エイチーム<3662>、エイチーム引越し侍など子会社を再編■NFT発行等システム「Hokusai API」提供などの日本モノバンドル、第三者割当増資を実施■テリロジー<3356>、環境DXベンチャーのCBAと資本業務提携【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】 <FA> 2021/09/10 16:53 みんかぶニュース 個別・材料 石井表記が22年1月期業績予想を上方修正  石井表記<6336.T>がこの日の取引終了後、22年1月期の連結業績予想について、売上高を109億9600万円から138億200万円(前期比19.1%増)へ、営業利益を6億3300万円から15億5600万円(同44.3%増)へ、純利益を4億7200万円から12億1200万円(同66.8%増)へ上方修正した。  上期に、工作機械及び産業用機械向け操作パネル、自動車向け印刷製品を中心に売上高が想定を上回ったことに加えて、連結子会社である上海賽路客電子で中国経済の回復傾向が続き、顧客需要が増加していることが要因としている。  なお、第2四半期累計(2~7月)決算は、売上高71億4000万円(前年同期比41.8%増)、営業利益10億3300万円(同4.0倍)、純利益7億3800万円(同3.0倍)だった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 16:45 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅反発、ネット・IT株見直し強まる、BASEなど急伸  本日のマザーズ市場では、証券会社の投資判断付与や海外投資家の買い観測を手掛かりに、インターネット・IT株の一角で見直し機運が強まった。日経平均が堅調だったことも投資家心理を一段と上向かせ、マザーズ指数は上げ幅を広げる展開が続いた。なお、マザーズ指数は大幅反発、終値としては7月14日以来の高値となった。売買代金は概算で1709.40億円。騰落数は、値上がり288銘柄、値下がり72銘柄、変わらず22銘柄となった。 個別では、BASE<4477>が売買代金・上昇率ともトップ。一部証券会社が強気の投資判断を新規付与し、買い材料視された。IT株ではHENNGE<4475>やChatwork<4448>も大幅高となり、AIinside<4488>はストップ高。前日まで売られていたグローバルW<3936>も一転ストップ高となった。時価総額上位ではメルカリ<4385>やフリー<4478>が堅調だった。一方、ビジョナル<4194>は業績上方修正を好感した買いが先行したものの、利益確定売りに押された。売買代金上位では直近上場のモビルス<4370>が続落。また、前日急伸したハウテレビジョン<7064>などが下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/09/10 16:37 注目トピックス 日本株 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、東エレクとアドバンテが2銘柄で約118円分押し上げ 9月10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり185銘柄、値下がり38銘柄、変わらず2銘柄となった。日経平均は反発。9日の米国市場でNYダウは4日続落し、151ドル安となった。新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気鈍化懸念が広がった。ただ、東京市場では引き続き自民党総裁選を前に次期政権への期待が高く、先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いも入り、日経平均は81円高からスタート。利益確定の売りが出て伸び悩む場面もあったが、前場中ごろを過ぎて香港株の反発などを追い風に上げ幅を急速に広げると、後場に入ってからも堅調に推移してこの日の高値で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比373.65円高の30381.84円となった。終値としては2月16日(30467.75円)に次いで今年2番目の高値となる。なお、先物・オプション9月物のSQ値は30085.93円。東証1部の売買高は14億8600万株、売買代金は3兆9283億円だった。業種別では、証券、その他金融業、化学が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、空運業、電気・ガス業、医薬品など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約91円押し上げた。同2位はアドバンテ<6857>となり、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、資生堂<4911>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはエーザイ<4523>となり1銘柄で日経平均を約28円押し下げた。同2位はネクソン<3659>となり、中外薬<4519>、京セラ<6971>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>、大塚HD<4578>などがつづいた。*15:00現在日経平均株価  30381.84(+373.65)値上がり銘柄数 185(寄与度+436.40)値下がり銘柄数  38(寄与度-62.75)変わらず銘柄数  2○値上がり上位銘柄コード  銘柄         直近価格         前日比 寄与度<8035> 東エレク        54550          2550 +91.83<6857> アドバンテ       11100           370 +26.65<6098> リクルートHD      6987           226 +24.42<4063> 信越化         20620           665 +23.95<9983> ファーストリテ    75880           480 +17.29<2413> エムスリー       8189           163 +14.09<4911> 資生堂          8232           330 +11.88<4543> テルモ          5200           82 +11.81<6954> ファナック       26305           325 +11.70<9984> ソフトバンクG     7179           54 +11.67<9613> NTTデータ        2211           59 +10.62<6976> 太陽誘電         7250           270 +9.72<6988> 日東電          9410           200 +7.20<6758> ソニー         12235           185 +6.66<7951> ヤマハ          7250           180 +6.48<6367> ダイキン        29155           175 +6.30<4568> 第一三共       2870.5           57 +6.16<6724> エプソン         2315           83 +5.98<4021> 日産化学         6920           140 +5.04<7832> バンナムHD       8502           128 +4.61○値下がり上位銘柄コード  銘柄         直近価格         前日比 寄与度<4523> エーザイ         8300          -793 -28.56<3659> ネクソン         2059          -178 -12.82<4519> 中外薬          4175           -61 -6.59<6971> 京セラ          7317           -48 -3.46<4503> アステラス薬      1902           -9 -1.62<9433> KDDI           3728           -6 -1.30<4578> 大塚HD          4953           -36 -1.30<6301> コマツ         2797.5           -29 -1.04<8252> 丸井G           2085           -25 -0.90<6326> クボタ          2391         -23.5 -0.85<3099> ミツコシイセタン    773           -18 -0.65<8233> 高島屋          1144           -31 -0.56<6770> アルプスアル      1261           -10 -0.36<5019> 出光興産         2714           -20 -0.29<3086> Jフロント         998           -15 -0.27<4506> 大日住薬         2083           -7 -0.25<9531> 東ガス         2168.5         -33.5 -0.24<4043> トクヤマ         2249           -33 -0.24<9007> 小田急          2548           -12 -0.22<9532> 大ガス          2155           -26 -0.19 <FA> 2021/09/10 16:36 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 09月10日 16時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (8303) 新生銀行     東証1部       [ 割高 ] (6535) アイモバイル   東証1部       [ 割高 ] (8473) SBI      東証1部       [ 割高 ] (2489) アドウェイズ   東証1部       [ 割安 ] (5609) 日本鋳造     東証2部       [ 割高 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (3180) ビューティガレージ 東証1部       [ 割高 ] (9692) シーイーシー   東証1部       [ 割安 ] (6335) 東京機械製作所  東証1部       [ 分析中 ] (6184) 鎌倉新書     東証1部       [ 割高 ] (3475) グッドコムアセット 東証1部       [ 割高 ] 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 16:32 JASDAQ市況 JASDAQ平均は反発、終日買い優勢で高値更新 [JASDAQ市況]JASDAQ平均 4,101.03 +38.62/出来高 7344万株/売買代金 598億円J-Stock Index 4,442.37 +55.29 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はそろっては反発、J-Stock Indexは続伸した。値上がり銘柄数は398(スタンダード375、グロース23)、値下り銘柄数は178(スタンダード168、グロース10)、変わらずは73(スタンダード69、グロース4)。 本日のJASDAQ市場は終日堅調な展開となった。前日9日の米株式市場のダウ平均は4日続落。新規失業保険申請件数が予想以上に減少したが、新型コロナウイルス変異株流行の企業への影響が浮き彫りになり、景気回復鈍化を懸念した売りが強まった。ハイテク株も利益確定売りが優勢でナスダック総合指数は続落。米株市場は軟調だったが、本日のJASDQ平均は反発してスタート。その後も一本調子で上げ幅を拡げていくと、大引けにかけては騰勢をさらに強め、大陽線を形成して高値引けとなった。国内での次期政権への期待感などにより先高観が強まるなか、前場中ごろを過ぎると香港株の大幅反発などを追い風に日経平均株価が急伸、投資家心理が上向き、JASDAQ平均も連れ高となった。物色動向としては、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇を背景に半導体関連株が強い動きを見せたほか、時価総額上位銘柄の多くも買い進まれた。代表銘柄で構成されるJASDAQ-TOP20は1.73%高となった。 個別では、前日に続いて買い優勢となった八千代工業<7298>が16%高で値上がり率トップに、アルファクス<3814>は、サイゼリヤ<7581>が同社の配膳AIロボットの実証実験を開始したと発表したことで15%高のストップ高となった。中国の健康コンサル企業と医療健康サービス分野で戦略提携を締結したエイシアンスタ<8946>は13%高に、時価総額上位では、SOX指数の上昇を受けてフェローテク<6890>が6%高となったほか、出前館<2484>が5%高、東映アニメ<4816>が4%高となった。値上がり率上位には、三ッ星<5820>、AKIBA<6840>などが顔を出した。 一方、前日から売り優勢の展開が続いているトミタ電機<6898>が5%安で値下がり率トップに、前日大幅に上昇したキタック<4707>が利食い売り優勢から4%安となった。そのほか、時価総額上位ではフクダ電子<6960>が3%安、ハーモニック<6324>やマクドナルド<2702>もさえなかった。値下り率上位にはエヌジェイHD<9421>、デルソーレ<2876>、日本銀行<8301>などが顔を出した。 JASDAQ-TOP20ではフェローテク、セプテーニHD<4293>、東洋合成工業<4970>などが上昇した。[JASDAQ市場 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 7298|八千代工       |   877|   127|    16.93| 2| 3814|アルファクス     |   749|   100|    15.41| 3| 8946|エイシアンスタ   |   99|   12|    13.79| 4| 5820|三ッ星         |  4170|   505|    13.78| 5| 6840|AKIBA      |   836|   90|    12.06| 6| 4398|BBSEC      |  1844|   187|    11.29| 7| 4764|NexusBank |   157|   12|     8.28| 8| 6337|テセック       |  2560|   174|     7.29| 9| 7081|レンティア      |  1497|   97|     6.93|10| 7711|助川電         |  1067|   69|     6.91|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 6898|トミタ電機      |  2310|  -126|    -5.17| 2| 4707|キタック       |   399|   -17|    -4.09| 3| 6960|フクダ電       | 10450|  -360|    -3.33| 4| 2321|ソフトフロン     |   118|   -4|    -3.28| 5| 2134|サンキャピタル   |   31|   -1|    -3.13| 6| 9421|エヌジェイHD   |   886|   -28|    -3.06| 7| 2876|デルソーレ      |   557|   -17|    -2.96| 8| 5381|Mipox      |  1051|   -29|    -2.69| 9| 8301|日銀SC       | 29000|  -800|    -2.68|10| 6425|ユニバーサル     |  2450|   -67|    -2.66|[J-Stock Index構成銘柄 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10位 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 4764|NexusBank |   157|   12|     8.28| 2| 6337|テセック       |  2560|   174|     7.29| 3| 3798|ULS−G       |  5790|   360|     6.63| 4| 6890|フェローテク     |  3865|   240|     6.62| 5| 2315|CAICA      |   201|   10|     5.24| 6| 2484|出前館         |  1725|   85|     5.18| 7| 4816|東映アニメ      | 23650|  1110|     4.92| 8| 2146|UTGROUP   |  3345|   140|     4.37| 9| 8927|明豊エンター     |   216|    9|     4.35|10| 6698|ViSCOTEC  |  1706|   70|     4.28|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 6425|ユニバーサル     |  2450|   -67|    -2.66| 2| 7564|ワークマン      |  6870|   -70|    -1.01| 3| 6324|ハーモニック     |  6530|   -60|    -0.91| 4| 6312|フロイント      |   891|   -8|    -0.89| 5| 7774|J・TEC      |   691|   -6|    -0.86| 6| 4925|HABA       |  3625|   -30|    -0.82| 7| 3641|パピレス       |  1469|   -11|    -0.74| 8| 4978|リプロセル      |   301|   -2|    -0.66| 9| 3625|テックファーム   |   646|   -4|    -0.62|10| 4783|日ダイナミク     |   652|   -4|    -0.61| <TY> 2021/09/10 16:27 みんかぶニュース 個別・材料 オハラが21年10月期業績及び配当予想を上方修正  オハラ<5218.T>がこの日の取引終了後、21年10月期の連結業績予想について、売上高を217億円から228億円(前期比27.6%増)へ、営業利益を12億円から13億円(前期17億2400万円の赤字)へ、最終利益を6億円から11億円(同42億4300万円の赤字)へ上方修正した。  ミラーレスカメラを中心としたデジタルカメラ市場の回復により、光学機器向けレンズ材の販売が堅調に推移していることに加えて、半導体露光装置、FPD露光装置向けガラスの需要が堅調に推移していることが要因。なお、特殊ガラスの「ナノセラム」は、スマートフォン用途の評価試験に遅延があり、本格的な量産には至ってないとしている。  また、業績予想の修正に伴い10円を予定していた期末一括配当予想を15円に引き上げると発表した。前期実績に対しては5円の増配になる予定だ。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 16:25 みんかぶニュース 個別・材料 平田機工、北米新興EVメーカーから大型案件受注  平田機工<6258.T>はこの日の取引終了後、電気自動車(EV)関連設備の大型案件を受注したと発表した。  受注した設備はEV車用ドライブユニットの組立ラインで、受注金額は約40億円。会社側では、顧客は北米の新興EVメーカーとしており、自社との取り引きは初めてという。同件に関し、一部は22年3月期業績予想に織り込んでいるものの、そのほかの部分については来期以降の業績に寄与するものと見込んでいる。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 16:15 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はじり高、ポンドがけん引 10日午後の東京市場でドル・円はじり高となり、109円90銭で小幅に値を上げた。15時に発表された英国の鉱工業生産が堅調な内容となり、ポンドは全面高に。ポンド・円主導でクロス円が上昇し、ドル・円をけん引している。また、香港株高と原油高で円売りが進む。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円70銭から109円95銭、ユーロ・円は129円73銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1818ドルから1.1833ドル。 <TY> 2021/09/10 16:13 注目トピックス 市況・概況 政策期待強くSQ通過後も海外勢による買いが継続【クロージング】 10日の日経平均は大幅反発。373.65円高の30381.84円(出来高概算14億8000万株)で取引を終えた。9月限の先物オプションの特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いや政策期待が支えとなり、買い先行でスタート。週末とあって持ち高調整売りや大台回復に伴う高値警戒感などから利食い売りに伸び悩む場面もあったものの、前日に大きく下落したハンセン指数がリバウンドを見せたほか、米株先物も堅調に推移していることが買い安心感に繋がり、大引けにかけて一段高となった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1900を超え、全体の8割超占めた。セクター別では、証券・商品先物、その他金融、化学、金属製品、サービスなど29業種が上昇。一方、空運、電気ガス、医薬品、石油石炭の4業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>が堅調な半面、エーザイ<4523>、ネクソン<3659>、中外薬<4519>、京セラ<6971>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>が軟化した。前日の米国市場は、新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)の感染拡大への懸念が再燃し、主要株価指数は下落したものの、東京市場では材料視されなかった。反対に河野太郎規制改革相が自民党総裁選出馬表明を控えて政策期待は根強く、幅広い銘柄が買われた。また、緊急事態宣言の延長が正式に決まったものの、段階的に制限を緩和する方針も示されたため、投資家心理の好転が続いている。日経平均はSQ値を上回っての推移が続き、「地合いは強い」とみる投資家が多い。また、東証が前日発表した9月第1週の投資部門別株式売買動向では、外国人投資家は現物が3669億円、先物は2956億円の買い越しで、計6625億円の買い越しとなった。今年2月以来の買い越し額となった。まだ買い余力が十分に残っているのではないかとみる向きもあるなか、短期急騰による高値警戒感は残るものの、先高期待は強そうである。 <FA> 2021/09/10 16:13 みんかぶニュース 市況・概況 【↑】日経平均 大引け| 急反発、半導体関連株が高くTOPIXは新高値 (9月10日) 日経平均株価 始値  30089.45 高値  30381.84(15:00) 安値  30064.02(09:03) 大引け 30381.84(前日比 +373.65 、 +1.25% ) 売買高  14億8600万株 (東証1部概算) 売買代金  3兆9283億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は前日比373円高と急反発、TOPIXは新高値  2.9日のNYダウは151ドル安、米景気の先行きに不透明感  3.日経平均は2月の年初来高値(3万0467円)を視野に入れる  4.レーザーテクや東エレク、アドテストなど半導体関連株が高い  5.SBIからのTOB実施発表で新生銀はストップ高配分に ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比151ドル安と4日続落した。新型コロナウイルスのデルタ型の感染拡大による米景気の回復鈍化懸念から売りが優勢となった。  東京市場では、日経平均株価は急反発。前日は9日ぶりに下落したが、この日は再び買い姿勢が強まった。  前日の米株式市場では、NYダウが米景気の先行きを警戒する売りに押された。ただ、東京市場は買い意欲が強く、日経平均は反発した。先物のSQ(特別清算指数)に絡む買いも流入した様子だ。日経平均は2月16日の年初来高値(3万0467円)を視野に入れる展開となり、高値引けで取引を終えた。TOPIX は年初来高値を更新した。半導体関連株が高く、化学、建設、海運など景気敏感株が上昇した。  個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>、ソニーグループ<6758>が高く、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が値を上げた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株もしっかり。レノバ<9519>が大幅高となり、HENNGE<4475>やスノーピーク<7816>が急伸した。SBIホールディングス<8473>からのTOB(株式公開買い付け)の実施発表で新生銀行<8303>はストップ高配分となった。  半面、エーザイ<4523>や武田薬品工業<4502>、中外製薬<4519>が安く、京セラ<6971>やコマツ<6301>が値を下げた。東京電力ホールディングス<9501>や中国電力<9504>が値を下げた。ネクソン<3659>やZホールディングス<4689>が下落した。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、リクルート <6098> 、信越化 <4063> 、ファストリ <9983> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約184円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、ネクソン <3659> 、中外薬 <4519> 、京セラ <6971> 、アステラス <4503> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約53円。うち29円はエーザイ1銘柄によるもの。  東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)その他金融業、(3)金属製品、(4)化学、(5)サービス業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)空運業、(2)電気・ガス業、(3)医薬品、(4)石油石炭製品。 ■個別材料株 △タマホーム <1419>  15万1500株を上限とする自社株買いを実施へ。 △積水ハウス <1928>  22年1月期業績及び配当予想を上方修正。 △アドウェイズ <2489>  Apple Search Ads Partnerに日本で初めて認定。 △CRE <3458>  22年7月期も大幅増収増益見通しで第2次中計も発表。 △アルファクス <3814> [JQG]  サイゼリヤ <7581> が配膳AIロボットの実証実験開始。 △ベルテクス <5290> [東証2]  販売単価上昇など寄与し上期営業利益予想を上方修正。 △日鋳造 <5609> [東証2]  3Dプリンターによる低熱膨張合金軽量化の基礎研究完了。 △東エレク <8035>  半導体不足を背景とした設備投資需要旺盛。 △新生銀 <8303>  SBI <8473> が1株2000円でTOB実施へ。 △エイシアンS <8946> [JQ]  広東泛華藍十字健康管理と医療健康サービス分野で戦略的提携。 ▼エーザイ <4523>  バイオジェン急落の流れが波及。 ▼ニプロ <8086>  CB発行による潜在的な希薄化を嫌気。  東証1部の値上がり率上位10傑は(1)新生銀 <8303> 、(2)CRE <3458> 、(3)アドウェイズ <2489> 、(4)オーケストラ <6533> 、(5)チタン <4098> 、(6)ダブスタ <3925> 、(7)東エレデバ <2760> 、(8)広済堂 <7868> 、(9)NCHD <6236> 、(10)スノーピーク <7816> 。  値下がり率上位10傑は(1)Bガレージ <3180> 、(2)鎌倉新書 <6184> 、(3)エーザイ <4523> 、(4)シーイーシー <9692> 、(5)ネクソン <3659> 、(6)ニプロ <8086> 、(7)東電HD <9501> 、(8)グッドコムA <3475> 、(9)ベステラ <1433> 、(10)ラウンドワン <4680> 。 【大引け】  日経平均は前日比373.65円(1.25%)高の3万0381.84円。TOPIXは前日比26.72(1.29%)高の2091.65。出来高は概算で14億8600万株。東証1部の値上がり銘柄数は1923、値下がり銘柄数は222となった。日経ジャスダック平均は4101.03円(38.62円高)。 [2021年9月10日] 株探ニュース 2021/09/10 16:12 みんかぶニュース 個別・材料 黒谷の21年8月期業績は計画上振れで着地  黒谷<3168.T>がこの日の取引終了後、集計中の21年8月期連結業績について、売上高が546億3600万円から620億5800万円(前の期比45.2%増)へ、営業利益が20億7200万円から31億9600万円(同4.9倍)へ、純利益が10億2700万円から13億5200万円(同3.6倍)へ上振れて着地したようだと発表した。  主力取扱製品に影響を及ぼす銅を中心とした非鉄金属価格が想定以上に高く推移したことに加えて、販売量も堅調だったことが要因としている。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 16:08 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:上昇、世界経済の先行き不透明感など意識 大阪取引所金標準先物 22年8月限・日中取引終値:6365円(前日日中取引終値↑42円)・推移レンジ:高値6368円-安値6297円10日の大阪取引所金標準先物(期先:22年8月限)は上昇した。米国で新型コロナのインド型(デルタ株)の感染が拡大し、米経済や世界経済の先行き不透明感が意識され、エコノミストの米経済見通しの下方修正も相次いでおり、安全資産とされる金に資金が向かいやすい地合いとなり、今日の金先物はこうした動きを映し、買いが優勢の展開となった。 <FA> 2021/09/10 16:05 注目トピックス 市況・概況 マザーズ先物概況:反発、時価総額上位が後場一段高、SQによる限月交代を埋める 10日のマザーズ先物は前日比23.0pt高の1149.0ptとなった。なお、高値は1156.0pt、安値は1126.0pt、取引高は3875枚。本日のマザーズ先物は、米国市場は下落したものの、ナイトセッションが上昇した流れを引き継ぎ、反発でスタートした。現物株の寄り付き後は、国内証券がレーティングを「新規買い」とした時価総額上位のBASE<4477>や、上方修正を発表したビジョナル<4194>が上昇でスタートし相場をけん引、マザーズ先物は上げ幅を拡大し、好調な値動きで推移となった。また、後場に入り、時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>やフリー<4478>が上げ幅を拡大して、相場は一段高となり、マザーズ先物は本日の高値圏で取引を終了した。日足チャートでは、SQの限月交代による値下がりを埋め、4.0pt高となる底堅い値動きとなった。 <FA> 2021/09/10 16:03 注目トピックス 市況・概況 日経VI:低下、引き続き株価上昇ピッチの速さに対する警戒感も 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-0.77pt(低下率3.57%)の20.81ptと低下した。なお、高値は21.89pt、安値は20.68pt。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後も日経225先物が落ち着いた動きとなったことから、午前はボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移した。その後、日経225先物が上げ幅を拡大し、市場では株価の上昇ピッチの速さに対する警戒感も継続し、日経VIは概ね昨日終値近辺での動きとなった。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2021/09/10 16:00 みんかぶニュース 為替・FX 午後:債券サマリー 先物は小反落、朝方の買い一巡後は模様眺め  10日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅反落。午前には一時151円96銭まで上昇する場面があったものの、日経平均株価の上昇が影響し上値は重かった。  欧州中央銀行(ECB)が9日の理事会で、新型コロナウイルス対応で導入した緊急の資産購入枠(PEPP)の購入ペース縮小を決めた。これに対して、ラガルド総裁が「テーパリングではない」と明言したことを受け、同日の欧米市場ではリスクオフムードが台頭。同日のドイツや米国の長期金利が低下した流れが円債にも波及した。ただ、この日の日経平均株価が後場にかけて一段と上昇したことから次第に売りが優勢となり、午後には前日の終値を挟み方向感なく推移した。きょうは国債入札や、国債買い入れオペといった需給面の予定がなく手掛かり材料に乏しいことから積極的に動きにくいといった様子だった。  先物9月限の終値は前日比2銭安の152円86銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.040%だった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 15:59 相場概況 日経平均は反発、373円高で高値引け、今年2番目の高値 日経平均は反発。9日の米国市場でNYダウは4日続落し、151ドル安となった。新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気鈍化懸念が広がった。ただ、東京市場では引き続き自民党総裁選を前に次期政権への期待が高く、先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いも入り、日経平均は81円高からスタート。利益確定の売りが出て伸び悩む場面もあったが、前場中ごろを過ぎて香港株の反発などを追い風に上げ幅を急速に広げると、後場に入ってからも堅調に推移してこの日の高値で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比373.65円高の30381.84円となった。終値としては2月16日(30467.75円)に次いで今年2番目の高値となる。なお、先物・オプション9月物のSQ値は30085.93円。東証1部の売買高は14億8600万株、売買代金は3兆9283億円だった。業種別では、証券、その他金融業、化学が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、空運業、電気・ガス業、医薬品など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。個別では、東エレク<8035>が12日続伸となり、5%近い上昇で上場来高値を大きく更新した。一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたルネサス<6723>は6%近い上昇。政策期待の高いレノバ<9519>は連日で賑わい、大幅に7日続伸した。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、トヨタ自<7203>、郵船<9101>など全般堅調。決算発表銘柄では積水ハウス<1928>が好感され、シーアールイー<3458>は東証1部上昇率上位にランクイン。SBI<8473>による株式公開買付け(TOB)が発表された新生銀<8303>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、エーザイ<4523>が8%超の下落。米社と共同開発したアルツハイマー病治療薬について、当初見込みより販売ペースが遅いとのコメントが伝わった。決算発表のBガレジ<3180>やシーイーシー<9692>、転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を発表したニプロ<8086>も大きく下落した。 <HK> 2021/09/10 15:56 注目トピックス 日本株 IXナレッジ---「Ocean to Table Council」が可視化した水産バリューチェーンの効果を実店舗で実証 アイエックス・ナレッジ<9753>は10日、同社が参加する“サスティナブルな漁業”の実現に取り組む協議会「Ocean to Table Council」が、水産庁「令和3年度バリューチェーン改善促進事業」により支援を受ける試みの一環として、実証事業を行うと発表した。「Ocean to Table Council」において、同社では日本IBMとともにブロックチェーン技術等を活用したトレーサビリティアプリケーションを構築し、漁獲・加工・流通・販売までの水産バリューチェーンを見える化することで、水産資源や生態系などの環境に配慮したソリューションの開発を目指している。今回の実証事業では、「Ocean to Table Council」に参加する海光物産とフーディソンが中心となり、一般消費者に対して、同ソリューションによって水産バリューチェーンを見える化した際の実店舗における効果を検証するとしている。 <ST> 2021/09/10 15:55 みんかぶニュース 為替・FX 外為サマリー:109円90銭前後で推移、日経平均反発で堅調展開  10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=109円90銭前後と前日午後5時時点に比べ5銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=129円99銭前後と同横ばいで推移している。  ドル円は、午前9時頃は109円70銭台で推移していたが、その後は上値を試す展開。午後3時には109円90銭前後までドルは上昇した。日経平均株価が300円を超す上昇と急反発するなか、リスク志向のドル買い・円売りが強まった。市場では、今晩のニューヨーク株式市場や債券市場の動向などを注視している。  ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1827ドル前後と同0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 15:50 GRICI 日本の自民党次期総裁候補を中国はどう見ているか?(2)【中国問題グローバル研究所】 【中国問題グローバル研究所】は、中国の国際関係や経済などの現状、今後の動向について研究するグローバルシンクタンク。中国研究の第一人者である筑波大学名誉教授の遠藤 誉所長を中心として、トランプ政権の ”Committee on the Present Danger: China” の創設メンバーであるアーサー・ウォルドロン教授、北京郵電大学の孫 啓明教授、アナリストのフレイザー・ハウイー氏などが研究員として在籍している。関係各国から研究員を募り、中国問題を調査分析してひとつのプラットフォームを形成。考察をオンライン上のホームページ「中国問題グローバル研究所」(※1)にて配信している。◇以下、中国問題グローバル研究所のホームページでも配信している遠藤 誉所長の考察「日本の自民党次期総裁候補を中国はどう見ているか?(1)【中国問題グローバル研究所】」の続きとなる。◆岸田文雄候補に関して:強い男になって戻ってきたはずが、ビビったのか?9月7日、環球網は<“野心と欲望”を顔に書いてあるような岸田文雄は“中国との対決という(偽物の)手段を使って”首相の玉座を手にしようとしている>(※2)という、なんともややこしい見出しで表現している。ここにある“中国との対決という(偽物の)手段を使って”という言葉の元の中国語は「中国への当り屋」という表現なのだが、これは「車に自らぶつかっていって、轢かれたので賠償金を出せ」という「当り屋」のことである。つまり、「中国の悪口を言うふりをして選挙民の票を得ようとしている」という事が言いたいわけで、日本人は「彼を対中強硬派だと思うな」あるいは「彼の言葉に騙されるな」と思っているということを表現したいようだ。また、何としても自民党の総裁の座を射止めて、今度こそは首相の玉座を狙っているために、若者に対しておもねり、ユーチューブで意見交換をしたりして「バナナはおやつだと思うか?」という質問にも真面目に答えて人気を集めようとしていると、環球網は評している。今までは、どちらかと言うと優柔不断なところがあったが、今度はこれまでの姿勢を一新させて、パンチのきいた力強い印象を与えようとしていると9月7日の環球網は書いているが、ところがその一方で別の環球網の記者が<ビビったか?森友学園スキャンダルに関する岸田文雄の最新の発言は「調査してほしいとは言ってない」>(※5)と、皮肉たっぷりの言葉で、岸田氏が「テレビにおける前言を翻した」と報道しているのである。つまり、森友学園問題に関して「さらなる説明が必要」とテレビで発言したことが安倍元総理の逆鱗に触れて、安倍氏は岸田氏を応援せず高市氏を応援する側に回ったのではないかということにより、岸田氏が「ビビッて」しまって、前言を翻したので、結局岸田氏も安倍氏の顔色を窺(うかが)いながらでないと動けない人間だということが日本人に知れ渡り、人気を落としてしまったという話まで中国側は細かく観察しているということだ。◆河野太郎候補は根っからの「親中派」と中国では高く評価順番があるらしく、いま現在原稿を書いている段階では、まだ環球網における河野太郎氏評価は出てないが、中国のネット検索で「河野太郎」という文字を入力しただけで「親華派」(親中派)という言葉が自然にリストアップされてきたのには驚いた。例をいくつか挙げると、たとえば<人気が最も高い次期日本首相は“親華派”(親中派)、もし彼が首相になれば中日関係には転機が訪れるか?>(※4)とか、2019年の外務大臣時代のものだが<常に華春瑩とツーショットを撮る日本の外相、彼の親中ぶりは特徴がある>(※5)として、同じ「親中」でも父親の河野洋平とは少し違う点などを挙げたものなどもある。華春瑩は、言うまでもなく、中国外交部のベテラン女性報道官だ。また2019年のものだが、<親中代表“河野太郎”、知恵に富み知略に長けていて、又もや新しい工芸品の流行を生みだした>(※6)と、明確に河野太郎を「親中代表」として絶賛する情報などもある。これは河野氏が付けていた腕時計が「金時計」だという批判を日本で受けたときに、氏が「いや、これはASEANの50周年式典で記念品として配られた竹時計だ」と説明したことを指しており、河野人気の高い中国ではその説明さえ歓迎されて、一時期中国で「竹時計ブームが起きた」ことを指している。ことほど左様に、河野氏は華春瑩とのツーショット自撮りで「親中派代表」として高い人気を博しているという次第だ。以上、情報が多すぎて、ご紹介しきれないが、中国に「狂人」とまで言われて罵倒あるいは警戒される人物もいれば、「親中代表」として慕われている人物もいる。日本という国家にとって、誰が重要なのかは、日本国民の選択にかかっている。今回の選挙は自民党総裁選だが、次に来る衆院選において、自民公明がより多くの票を集めるのか、それとも野党連合がより多くの票を獲得するのかによって、自民党総裁が日本国首相になるか否かが決まってくる。その意味では、自民党総裁選における候補者を、中国がどう見ているかを知るのは有益なことだろう。写真:代表撮影/アフロ(※1)https://grici.or.jp/(※2)https://world.huanqiu.com/article/44fu4Jl9TZn(※3)https://world.huanqiu.com/article/44feTNgmz2S(※4)https://baijiahao.baidu.com/s?id=1710242457906547969&wfr=spider&for=pc(※5)https://baijiahao.baidu.com/s?id=1642463687244987038&wfr=spider&for=pc(※6)https://baijiahao.baidu.com/s?id=1643092749324311885&wfr=spider&for=pc <FA> 2021/09/10 15:48 GRICI 日本の自民党次期総裁候補を中国はどう見ているか?(1)【中国問題グローバル研究所】 【中国問題グローバル研究所】は、中国の国際関係や経済などの現状、今後の動向について研究するグローバルシンクタンク。中国研究の第一人者である筑波大学名誉教授の遠藤 誉所長を中心として、トランプ政権の ”Committee on the Present Danger: China” の創設メンバーであるアーサー・ウォルドロン教授、北京郵電大学の孫 啓明教授、アナリストのフレイザー・ハウイー氏などが研究員として在籍している。関係各国から研究員を募り、中国問題を調査分析してひとつのプラットフォームを形成。考察をオンライン上のホームページ「中国問題グローバル研究所」(※1)にて配信している。◇以下、中国問題グローバル研究所のホームページでも配信している遠藤 誉所長の考察を2回に渡ってお届けする。菅総理の次期自民党総裁候補断念の意思が発表されると、中国は一斉に反応し、特に中国共産党系の環球時報は矢継ぎ早に論評を出している。日中関係が関心の対象だが、中でも高市早苗氏に関する論評は度肝を抜く。◆環球時報の菅総理辞任に対する反応自民党の次期総裁立候補者に対する個別の論評を見る前に、まずは菅総理辞任に対する全体的な反応を見てみよう。菅総理は「自民党総裁候補に立候補しない」と表明しただけだが、それはすなわち次期総理大臣候補には立候補しないという意思表示をしたに等しいと中国は位置付けており、ならば次の総理大臣には誰がふさわしいのか、また誰になった場合は、日中関係がどうなるかなどに関心の対象が絞られている。そこでまずは、個別の候補者に対してではなく、菅総理辞任そのものに対する反応を見てみよう。9月3日、中国共産党機関紙「人民日報」の傘下にある環球時報電子版「環球網」は、<日本の誰が菅義偉に取って代わったとしても、中国は全て対応できる>(※2)(=誰がなろうと中国は平気さ)という見出しの社評を掲載した。それによれば、菅総理が総裁選を断念した理由として以下のように分析している。・自民党のトップ人事の調整に挫折したため撤退しかない。・最大の原因はコロナ対策の失敗。日本社会では、オリンピックの成功よりもコロナが猛威を振るう中、日本経済が低迷することに対する失望の方が大きい。・自民党の新総裁・新首相には、岸田文雄元外務大臣、高市早苗前総務大臣、河野太郎行政改革担当大臣、石破茂元幹事長が有力視されているが、誰がなろうとも、日本は新たな政治的混乱の時代に突入する。・日中関係が「軌道に乗った」と評価された2018年の最高潮から見ると(筆者注:2018年は安倍元総理が国賓として訪中し、一帯一路への第三国での協力を習近平に約束し、習近平の国賓としての来日を約束した年)、誰が自民党の新総裁になり首相になったとしても、日中関係の「大転換」は現実的ではない。・なぜなら日本では嫌中感情が高まり、国際的に中国を封じ込めようとするアメリカの戦略が日本に強い引力を持っているからだ。・しかし、2008年の北京オリンピック当時は日本のGDPはまだ中国を上回っていたが、2020年になると中国のGDPは日本の約3倍になり、中国の1年間の自動車販売台数は日本の5.5倍、高速鉄道の走行距離は日本の新幹線の13.7倍になっている。したがって日本は自ずと対中政策を慎重に考えざるを得ないところに追い込まれている。・それでも日本は、アメリカに原爆を落とされた恨みや米軍に占領された屈辱さえも乗り越えて今日に至っている。したがって、おそらく中国が唐の時代のように日本を全面的にリードするようにならない限り、日本は中国に「服従」しないし、「相互尊重」には至らないだろう。日本が中国に「もまれる」のは、まだまだ先のことだ。・しかし、日本はもはや中国に対して根本的な脅威を与えることはできなくなっていることを自覚すべきだ。日中の経済・貿易協力の額は相当なものであり、これは日中関係の最も実質的な要素と見るべきである。 日本の次期首相が誰であろうと、日本の中国に対する主張がより強くなるかどうかにかかわらず、日中両国の経済・貿易関係の互恵性と規模が影響を受けることはないだろう。・結論的に言って、次期首相が誰になろうと、中国は日本よりも強くなっているし、日中関係が悪化して被害を受けるのは間違いなく日本であることに変わりはない。引用が長くなったが、これが中国の、日本に対する根本姿勢なので、できるだけ省略せずにご紹介した。ここで注目すべきは、中国は自民党総裁が次期首相になると考えていることで、野党が来たるべき衆院選で政権を交代させるという可能性は想定していないようだ。◆高市早苗候補に対する酷評次に注目すべきは、高市早苗議員に対する酷評である。9月6日の時点では、まだ立候補の意向を表明しただけで、推薦人20人を集めて立候補を宣言したのは、この原稿を書いている9月8日だ。それでも6日の時点で環球網は日本人からすると度肝を抜かれるような表現を用いて高市議員を酷評している。文字化するのが憚れるが、これは環球網が書いていることなので、客観的に勇気を出して、そのまま以下に書くことをお許し願いたい。9月6日の環球網は<政治狂人!日本新首相”本命 “の一人、高市早苗は靖国神社「参拝」継続を示唆>(※3)という論評を発表した。この「狂人」という言葉が、「クレイジーなほどの政治好き」という意味合いであればいいと思って熟読してみたが、残念ながら本当に「この人は狂っている」というトーンで書かれているのに驚いた。それに伴って、中国のネットでは「高市」と「狂人」がペアで数多く溢れていることにも驚かされる。環球網の報道によれば、概ね以下のようなことを言っている。( )は筆者。・日本のメディアによると、彼女が成功すれば、日本初の女性総理大臣になる可能性がある。産経新聞によると、高市氏は金曜日(9月3日)、「日本人として、信教の自由に基づき、立場に関係なく参拝を続けることは絶対に外交問題ではない」と主張し、「首相になっても靖国神社への参拝を続けることを示唆した」という。・高市氏はこれまでにも中国脅威論を振りかざして、中国に対する中傷を何度も行ってきた。 今年8月(出版)の月刊誌「Hanada」(10月号)のインタビューで、高市氏は「中国の軍事費増加」を「日本の防衛リスク」と位置づけた。 また、先月、秋の中間国会で「中国政府による新疆、内蒙古、チベットでの人権侵害を非難する決議」(マグニツキー法制定)を行う意向を表明した(筆者注:環球網が月刊誌「Hanada」を熟読しているというのは、むしろ称賛に値する)。・高市氏は、自衛隊にさらに大きな権限を与えるための法改正を提唱し、日本の侵略の歴史に対する反省が欠如しており、靖国神社への参拝を繰り返し、「慰安婦」の強制徴用の事実を認めていない。この最後の項目を以て、高市氏を「狂人」と言っているとすれば、大変結構なことではないかという感想を持つ。日本の自民党次期総裁候補を中国はどう見ているか?(2)【中国問題グローバル研究所】に続く。写真:代表撮影/アフロ(※1)https://grici.or.jp/(※2)https://opinion.huanqiu.com/article/44cZAYj7ID1(※3)https://world.huanqiu.com/article/44ea4NmjE33 <FA> 2021/09/10 15:46 注目トピックス 日本株 新興市場銘柄ダイジェスト:BASEは大幅反発、アルファクスがストップ高 <4477> BASE 1382 +261大幅反発。みずほ証券が新規に投資判断を「買い」、目標株価を1830円(9日終値は1121円)でカバレッジを開始している。同証券はコロナ禍で小規模事業者のEC参入などの動きが強まる中、「BASEは決済とEC独自ショップ開設を一体運営する希少なサービスとして優位性があり、審査ノウハウや良質な購買履歴データの蓄積も進む」と指摘。類似サービスとの競争は限定的とした上で「成長ポテンシャルは大きい」と評価している。<3814> アルファクス 749 +100ストップ高。サイゼリヤ<7581>がアルファクス・フード・システムの配膳AIロボット「サービスショットα2号機」の実証実験を開始したと午前10時に発表している。サイゼリヤ台場フロンティアビル店で実験を行い、料理の配膳のほか、顧客が食事を終えた後の皿の回収を顧客や従業員の目線で確認する。サイゼリヤは世界で1517店舗を展開しており、配膳AIロボットの大規模導入が期待できるとの見方から買いが集まっているようだ。<4599> ステムリム 710 +44大幅反発。21年7月期の営業損益が5.93億円の赤字(前期実績は4.15億円の黒字)に転落したと発表している。事業収益が33.3%減の14.00億円に落ち込んだことに加え、研究開発費や販管費が膨らんだことが響いた。22年7月期予想は非開示だが、研究開発費や販管費が抑制気味に推移する見通しを明らかにしているほか、「新規提携に伴う一時金が発生する可能性がある」などとしており、業績好転を期待した向きが買いを入れているようだ。<2978> ツクルバ 1140 +46大幅に反発。21年7月期の営業損益を従来予想の5.63億円の赤字から3.58億円の赤字(前期実績1.50億円の赤字)に上方修正している。主力のカウカモ事業で顧客からの問い合わせ数や接客数が想定よりも増加した結果、流通総額が拡大したため。経費削減や生産性向上によるコスト圧縮も赤字縮小に寄与する見通し。減損処理で特別損失1.03億円を計上することから、純損益予想は5.87億円の赤字から4.82億円の赤字(同4.31億円の赤字)に変更した。<4194> ビジョナル 6080 -110朝高後、マイナス転換。21年7月期の営業利益を従来予想の9.60億円から23.68億円(前期実績21.86億円)に上方修正している。新型コロナウイルスの感染拡大で見通しが立てにくい状況だったが、プロフェッショナル領域の採用支援市場が想定より早く回復したことからビズリーチ事業が好調に推移し、前回予想を上回る見込みとなった。大幅減益予想から増益予想に転じたことが投資家に好感され、買いが入っているようだ。<8946> エイシアンスタ 99 +12大幅に3日ぶり反発。中国で健康コンサルティングを行う広東泛華藍十字健康管理有限公司と医療健康サービス分野で戦略提携覚書を締結したと発表している。訪日健康診断・先進医療治療・医療ツーリズムなどのコーディネートサービスを提供する。同公司は生命保険・損害保険など各種保険の販売代理・仲介・請求代理などを手掛け、中国全土をカバーする泛華金融ホールディングスグループに所属している。 <ST> 2021/09/10 15:42 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/9/10 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 プット (21,000円) -5.56% -8.56 0.57円2 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) -1.21% 1.00 51.76円3 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) -3.20% 1.00 76.23円4 イーサリアム2021年10月 プラス5倍トラッカー (2,175米ドル) -5.53% 1.80 22.18円5 東京エレクトロン プット(44,000円) -24.64% -6.87 1.09円6 マイクロソフト コール (290米ドル) -5.41% 7.01 2.92円7 日経平均 プラス5倍トラッカー (27,000円) +2.48% 6.66 24.59円8 ビットコイン2021年10月 マイナス3倍トラッカー(45,000米ドル) +4.67% -3.45 4.95円9 SBIホールディングス プット(2,600円) -32.26% -5.63 1.12円10 ファーストリテイリング プット (52,000円) -2.99% -4.37 0.70円■eワラント値上がりトップ10(2021/9/10 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 SBIホールディングス コール(3,400円) +61.11% 6.76 +7.40%2 SBIホールディングス コール(3,000円) +52.14% 5.74 +7.40%3 SBIホールディングス コール(2,600円) +35.96% 4.20 +7.40%4 金リンク債 コール(1,900米ドル) +28.57% 36.54 +0.83%5 金リンク債 コール(2,050米ドル) +25.00% 0.00 +0.83%6 資生堂 コール(8,600円) +24.58% 7.51 +3.23%7 ユニ・チャーム コール (5,750円) +23.81% 8.69 +2.84%8 資生堂 コール(9,700円) +23.53% 7.94 +3.23%9 東京エレクトロン コール (50,500円) +22.72% 5.25 +4.04%10 東京エレクトロン コール (57,000円) +22.56% 5.50 +4.04%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/09/10 15:42 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:証券業が上昇率トップ 証券業が上昇率トップ。そのほかその他 金融業、化学工業、金属製品、サービス業なども上昇。一方、空運業が下落率トップ。そのほか電力・ガス業、医薬品、石油・石炭製品も下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 証券業 / 410.42 / 2.912. その他金融業 / 764.98 / 2.313. 化学工業 / 2,522.24 / 2.144. 金属製品 / 1,461.91 / 2.145. サービス業 / 3,215.25 / 2.076. 建設業 / 1,208.79 / 1.977. その他製品 / 3,696.47 / 1.778. 電気機器 / 4,028.12 / 1.769. 銀行業 / 149.13 / 1.6110. 小売業 / 1,474.4 / 1.5411. 海運業 / 1,055.09 / 1.5212. 卸売業 / 1,933.57 / 1.3713. ガラス・土石製品 / 1,250.57 / 1.3714. 不動産業 / 1,571.21 / 1.3615. 繊維業 / 621.59 / 1.3116. ゴム製品 / 3,678.51 / 1.2517. 非鉄金属 / 1,018.7 / 1.2018. パルプ・紙 / 534.75 / 1.1619. 保険業 / 1,112.85 / 1.1520. 情報・通信業 / 5,213.19 / 1.1221. 倉庫・運輸関連業 / 1,947.36 / 1.1122. 精密機器 / 11,953.91 / 1.1123. 食料品 / 1,823.74 / 0.8324. 機械 / 2,487.6 / 0.8025. 輸送用機器 / 3,425.08 / 0.7726. 水産・農林業 / 508.14 / 0.7427. 鉱業 / 230.93 / 0.4728. 陸運業 / 1,894.94 / 0.0729. 鉄鋼 / 517.7 / 0.0030. 石油・石炭製品 / 997.8 / -0.2631. 医薬品 / 3,289.7 / -0.4032. 電力・ガス業 / 369.55 / -0.4933. 空運業 / 205.54 / -0.53 <FA> 2021/09/10 15:40 みんかぶニュース 市況・概況 来週の決算発表予定 神戸物産、パーク24、ヤーマンなど (9月13日~17日) ■9月13日~17日の決算発表銘柄(予定)  ★は注目決算 ● 9月13日――――――――――――  30銘柄 発表予定 <1436> フィット [東M] <2301> 学情 <2776> 新都HD [JQ] <2978> ツクルバ [東M] <3038> 神戸物産       ★ <3134> Hamee <3421> 稲葉製作 <3480> JSB <3539> JMHD <3804> システムディ [JQ] <3995> スキヤキ [東M] <4287> ジャストプラ [JQ] <4355> ロングライフ [JQ] <6091> ウエスコHD [東2] <7050> Fインタ [東M] <7623> サンオータス [JQ] <7831> ウイルコHD [東2] <8079> 正栄食 <9283> 日本再生エネ [インフラ] <9425> 日本テレホン [JQ]  など ● 9月14日――――――――――――  51銘柄 発表予定 <2315> CAICA [JQ] <3234> 森ヒルズR [東R] <3278> ケネディレジ [東R] <3292> イオンリート [東R] <3468> スターアジア [東R] <3471> 三井不ロジ [東R] <3491> GAテクノ [東M] <3665> エニグモ <3921> ネオジャパン <4431> スマレジ [東M] <4446> リンクユー <4592> サンバイオ [東M] <4666> パーク24      ★ <4934> Pアンチエイ [東M] <6630> ヤーマン       ★ <7033> MSOL <7034> プロレド <7095> マクビープラ [東M] <8967> 日本ロジ [東R] <9263> ビジョナリー [JQ]  など ● 9月15日――――――――――――  7銘柄 発表予定 <2391> プラネット [JQ] <2971> エスコンJP [東R] <2989> 東海道リート [東R] <3249> 産業ファンド [東R] <3282> コンフォリア [東R] <3493> 伊藤忠アドL [東R] <6905> コーセル ● 9月16日――――――――――――  2銘柄 発表予定 <2678> アスクル <3269> アドバンスR [東R] ● 9月17日――――――――――――  1銘柄 発表予定 <3544> サツドラHD ※決算発表予定は変更になることがあります。 ★「株探」では、決算発表を【リアルタイム】で配信します。 株探ニュース 2021/09/10 15:40 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(大引け)=373円高と急反発、買い意欲強く年初来高値に接近  10日の東京株式市場で日経平均株価は急反発。前日は9日ぶりに下落したが、この日は再び買い姿勢が強まった。  大引けの日経平均株価は前日比373円65銭高の3万381円84銭。東証1部の売買高概算は14億8600万株。売買代金概算は3兆9283億円となった。値上がり銘柄数は1923と全体の約88%、値下がり銘柄数は222、変わらずは44銘柄だった。  前日の米株式市場では、NYダウが米景気の先行きを警戒する売りに押され151ドル安となった。ただ、東京市場は買い意欲が強く、日経平均株価は反発した。先物のSQ(特別清算指数)に絡む買いも流入した様子だ。日経平均株価は2月16日の年初来高値(3万467円)を視野に入れる展開となり、高値引けで取引を終えた。TOPIXは年初来高値を更新した。半導体関連株が高く、化学、建設、海運など景気敏感株が上昇した。  個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>、ソニーグループ<6758.T>が高く、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>が値を上げた。日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株もしっかり。レノバ<9519.T>が大幅高となり、HENNGE<4475.T>やスノーピーク<7816.T>が急伸した。SBIホールディングス<8473.T>からのTOB(株式公開買い付け)の実施発表で新生銀行<8303.T>で新生銀行<8303>でストップ高配分。  半面、エーザイ<4523.T>や武田薬品工業<4502.T>、中外製薬<4519.T>が安く、京セラ<6971.T>やコマツ<6301.T>が値を下げた。東京電力ホールディングス<9501.T>や中国電力<9504.T>が値を下げた。ネクソン<3659.T>やZホールディングス<4689.T>が下落した。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 15:38 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 09月10日 15時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (8303) 新生銀行     東証1部       [ 割高 ] (6535) アイモバイル   東証1部       [ 割高 ] (8473) SBI      東証1部       [ 割高 ] (2489) アドウェイズ   東証1部       [ 割安 ] (5609) 日本鋳造     東証2部       [ 割高 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (3180) ビューティガレージ 東証1部       [ 割高 ] (9692) シーイーシー   東証1部       [ 割安 ] (6335) 東京機械製作所  東証1部       [ 分析中 ] (6184) 鎌倉新書     東証1部       [ 割高 ] (3475) グッドコムアセット 東証1部       [ 割高 ] 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 15:32 みんかぶニュース 市況・概況 来週の主なマーケットイベント ◎経済統計・イベントなど ◇9月13日 08:50 日・四半期法人企業景気予測調査 08:50 日・国内企業物価指数 13:00 日・金融審議会総会 ◇9月14日 03:00 米・月次財政収支 10:30 豪・四半期住宅価格指数 10:30 豪・NAB企業景況感指数 13:30 日・鉱工業生産指数(確報値) 13:30 日・設備稼働率 15:00 英・失業率 15:00 英・失業保険申請件数 21:30 米・消費者物価指数 ※日・閣議 ◇9月15日 02:00 米・アップルの特別イベント 08:50 日・機械受注 09:30 豪・ウエストパック消費者信頼感指数 10:30 中・70都市の新築住宅価格動向 11:00 中・工業生産高 11:00 中・小売売上高 11:00 中・固定資産投資 11:00 中・不動産開発投資 13:30 日・第3次産業活動指数 15:00 英・消費者物価指数 15:00 英・小売物価指数 15:45 仏・消費者物価指数(改定値) 16:15 日・訪日外国人客数 18:00 ユーロ・鉱工業生産 20:00 米・米抵当銀行協会(MBA)住宅ローン申請指数 21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数 21:30 米・輸出入物価指数 22:15 米・鉱工業生産 22:15 米・設備稼働率 ◇9月16日 08:50 日・対外対内証券売買契約等の状況 08:50 日・貿易統計 10:20 日・1年物国庫短期証券の入札 10:30 日・20年物利付国債の入札 10:30 豪・新規雇用者数 10:30 豪・失業率 18:00 ユーロ・貿易収支 21:30 米・小売売上高 21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数 21:30 米・新規失業保険申請件数 21:30 米・失業保険継続受給者数 23:00 米・企業在庫 ※マレーシア市場が休場 ◇9月17日 05:00 米・対米証券投資 08:50 日・四半期資金循環統計速報 10:20 日・3カ月物国庫短期証券の入札 15:00 英・小売売上高 17:00 ユーロ・経常収支 18:00 ユーロ・建設支出 18:00 ユーロ・消費者物価指数(改定値) 23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数(速報値) ※日・閣議 ※日・自民党総裁選告示 ◎決算発表・新規上場など ○9月13日 決算発表:フィット<1436>,学情<2301>,新都HD<2776>,ツクルバ<2978>,神戸物産<3038>,Hamee<3134>,トーエル<3361>,山岡家<3399>,稲葉製作<3421>,JSB<3480>,日東網<3524>,JMHD<3539>,システムディ<3804>,SYSHD<3988>,SKIYAKI<3995>,ビジョナル<4194>,ジャストプラ<4287>,ユークス<4334>,ロングライフ<4355>,アクシージア<4936>,ウエスコHD<6091>,Fインタ<7050>,オーエムツー<7614>,サンオータス<7623>,ウイルコHD<7831>,ナイガイ<8013>,トルク<8077>,正栄食<8079>,日本テレホン<9425>ほか ※Qボード上場:Geolocation Technology<4018> ○9月14日 決算発表:太洋基礎<1758>,土屋HD<1840>,CAICA<2315>,銚子丸<3075>,ミサワ<3169>,ジェネパ<3195>,バルニバーヒ<3418>,山王<3441>,GAテクノ<3491>,エニグモ<3665>,ネオジャパン<3921>,コリー<4175>,Mマート<4380>,スマレジ<4431>,リンクユー<4446>,サンバイオ<4592>,パーク24<4666>,Pアンチエイ<4934>,ファストロジ<6037>,ヤーマン<6630>,MSOL<7033>,プロレド<7034>,マクビープラ<7095>,アシロ<7378>,梅の花<7604>,ダブルエー<7683>,クロスフォー<7810>,アルデプロ<8925>,明豊エンタ<8927>,ビジョナリー<9263>,ギフト<9279>ほか ○9月15日 決算発表:プラネット<2391>,コーセル<6905> ○9月16日 決算発表:アスクル<2678> ○9月17日 決算発表:サツドラHD<3544> 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 15:30 日経QUICKニュース 新興株10日 マザーズ反発、ジャスダック3年半ぶり高値 IT株が高い  10日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比28.23ポイント(2.46%)高い1177.80だった。主力のIT(情報技術)関連株への買いが指数上昇の支えとなった。BASEやHENNGE、メルカリが上昇した。 もっとも、市場では「指数が200日移動平均(約1180.50)付近まで上昇したところで個人投資家は利益確定売りを出した」(国内証券の投資情報担当者)との指摘もあった。Appierやビジョナル、セルソースが下落した。 日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比38円62銭(0.95%)高い4101円03銭と、2018年3月以来、約3年半ぶりの高値をつけた。次期政権の政策期待からテーマ性のある銘柄が物色された。 ジャスダック市場の売買代金は概算で598億円、売買高は7344万株だった。東映アニメは7日続伸した。ウエストHDやフェローテクが上昇した。半面、マクドナルドやMipox、ワークマンは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/10 15:30 本日の注目個別銘柄 シーイーシー、日鋳造、新生銀など <6723> ルネサス 1370 +77大幅続伸。1月25日の年初来高値を更新。大和証券は投資判断を「2」から「1」に、目標株価も1500円から1900円に引き上げた。足元で積極的姿勢に転換し成長への意欲を明確化、産業向けで開発に出遅れ気味だった分野の製品ラインアップを拡充させるなど、今以上に成長期待が高まっていると評価。中期的には、ADAS向け半導体やEV向けパワー半導体、産業向けなどの売上拡大が注目ポイントとしている。<5609> 日鋳造 1000 +137一時ストップ高。宇宙での地球・天文観測衛星の軽量化を目的に、JAXAと共同で低熱膨張合金の3Dプリンター技術の共同研究を実施していたが、このたびその基礎段階が完了したと発表している。機械加工では困難な肉抜き構造を実現させ、40%以上の軽量化を達成したもよう。また、厚さ1mm程度の板バネ構造も造形可能と確認しているようだ。今後の3Dプリンター市場拡大、それに伴う重要な役割などが期待される状況へ。<2489> ADWAYS 787 +100ストップ高比例配分。連結子会社が日本で初めてApple Search Ads Partnerに認定されたと発表。今回の認定により、広告主は子会社の「Apple Search Ads 自動最適化エンジン」を利用し、自動化による運用リソースの削減、自動入札調整による入札機会の最大化、自動キーワード収集などのほか、ユーザーの興味に添う広告を効率的に配信することが可能となり、これが高評価された。<8086> ニプロ 1200 -100大幅続落。2026年満期ユーロ円建CBの発行を発表している。調達資金約300億円については、全額をダイアライザ生産増強のための設備資金に充当するもよう。転換価額は1430円で前日終値に対するアップ率は10%となる。今回のファイナンス実施による潜在株式数の比率は12.86%となるようだ。将来的な希薄化を織り込む動きが優勢になっている。<9692> シーイーシー 1428 -133大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は22.2億円で前年同期比16.9%減益となり、従来予想の24億円を下回る着地に。第1四半期は同9.9%減益であり、減益率も拡大する形になった。減収に伴う利益の減少に加え、一部顧客で発生した不採算案件の影響もあったようだ。通期計画は52億円で前期比3.0%増益を据え置いているが、下振れも意識される状況とみられる。<3180> Bガレジ 4245 -495急落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.9億円で前年同期比62.5%の大幅増益となっている。美容業界のEC化の流れが継続する中、前年同期に対して売上が大幅に回復している。ただ、季節性もあるといえ、前四半期比で売上は減収となり、通期計画に対する営業利益も低水準、決算に大きなサプライズは乏しくなっている。株価が高値水準にあったなかで、出尽くし感からの利食い売りが先行する形に。<4523> エーザイ 8300 -793大幅続落。前日の米国市場ではバイオジェンが6.7%安と急落、同社と共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」だが、当初見込んでいたよりも販売ペースは遅いとコメントしたことが背景のようだ。市場の懸念を認める形になっている。同社にとっても、同治療薬への期待感が一段と低下する流れにつながり、売りが波及する展開になっているようだ。<3458> シーアールイー 2450 +375急伸。前日に21年7月期の決算を発表、営業利益は57.7億円で前期比36.5%増益となり、従来予想の50億円を上回る着地になっている。また、22年7月期も86億円で同49.0%増と連続大幅増益の見通し。年間配当金も前期23円から24円への増配を計画。物流投資事業の拡大を見込んでいるもよう。また、新たに中期計画を発表、事業利益は前期の62億円に対し、26年7月期は120億円を目指すとしている。<1928> 積水ハウス 2362.5 +89大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1097億円で前年同期比18.4%増益となった。会社側では通期予想を従来の2000億円から2200億円、前期比18.0%増に上方修正、コンセンサスを100億円程度上回る水準となっている。年間配当金計画も86円から88円に増配としている。米国での住宅販売が好調なほか、想定以上に利益率も堅調推移となっているもよう。<8303> 新生銀 1740 +300ストップ高比例配分。SBIHD<8473>が同行に対してTOBをかけると発表。現在20%超の株式を保有しており、約1100億円を投じ最大48%まで出資比率を引き上げる。同行ではTOBに賛同していないとし、敵対的TOBにもつれ込む可能性もあるとされている。TOB価格は2000円で、前日終値に対するプレミアムは39%、買い付け期間は本日から10月25日まで。TOB価格にサヤ寄せする動きが先行。 <ST> 2021/09/10 15:29

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