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午後:債券サマリー 先物は小反落、朝方の買い一巡後は模様眺め

配信日時:2021/09/10 15:59 配信元:MINKABU
 10日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅反落。午前には一時151円96銭まで上昇する場面があったものの、日経平均株価の上昇が影響し上値は重かった。  欧州中央銀行(ECB)が9日の理事会で、新型コロナウイルス対応で導入した緊急の資産購入枠(PEPP)の購入ペース縮小を決めた。これに対して、ラガルド総裁が「テーパリングではない」と明言したことを受け、同日の欧米市場ではリスクオフムードが台頭。同日のドイツや米国の長期金利が低下した流れが円債にも波及した。ただ、この日の日経平均株価が後場にかけて一段と上昇したことから次第に売りが優勢となり、午後には前日の終値を挟み方向感なく推移した。きょうは国債入札や、国債買い入れオペといった需給面の予定がなく手掛かり材料に乏しいことから積極的に動きにくいといった様子だった。  先物9月限の終値は前日比2銭安の152円86銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.040%だった。 出所:MINKABU PRESS

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