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午後:債券サマリー 先物は反発、30年債入札は波乱なく通過

配信日時:2025/09/04 15:30 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。前日の米債券高を手掛かりに買いが先行し、この日に実施された30年債入札を波乱なく通過すると上げ幅が拡大した。  3日発表の米7月雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が6月分を下回ったほか、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が「米金融当局は今月から利下げを開始し、今後数カ月にわたって複数回利下げすべきだ」との考えを示したことを受け、同日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。また、債券先物は前日に下落していた反動から買い戻しが入りやすかった面もあった。午後に入って財務省が実施した30年債入札の結果が明らかになると、先物は一時137円66銭まで上伸。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は18銭と前回(8月7日)の15銭から拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.31倍と前回の3.43倍を下回ったが、事前の警戒感が強かったことから無難と受け止める向きが多かったようだ。  先物9月限の終値は、前日比34銭高の137円63銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.035%低い1.605%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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