新着ニュース一覧
日経QUICKニュース
東証後場寄り 高値圏で小動き 半導体関連の一角は一段高
10日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比330円程度高い3万0300円台前半と高値圏で小動きとなっている。次期政権への期待や香港ハンセン指数の大幅反発が引き続き材料視される一方、2月に付けた年初来高値(3万0467円)に接近するなかで上値では利益確定売りも出ている。 東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する騰落レシオ(25日平均)が9日時点で127%まで上昇するなど、短期的な過熱感も意識されやすくなっている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約90億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆4093億円、売買高は8億9808万株だった。 東エレクやスクリンなど半導体関連株の一角が一段高。ニコンやNECが高い。半面、トクヤマやクボタが下落している。東電HDや東ガスが安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/09/10 12:56
みんかぶニュース 個別・材料
ナブテスコは小反発、国内有力証券は目標株価5700円に引き上げ
ナブテスコ<6268.T>は小反発。岩井コスモ証券は9日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を5500円から5700円に引き上げた。産業用ロボットの精密減速機や建設機械の走行ユニットなど主力製品の需要が回復。同社では21年12月通期の連結営業利益を290億円から330億円(前期比15.7%増)に増額修正したが、同証券では一段の増額が見込めるとみて同利益を350億円と予想。国土強靱化計画にも絡み建設機械関連の需要増にも期待している。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:55
みんかぶニュース 個別・材料
シーイーシーが大幅続落、上期営業利益は17%減
シーイーシー<9692.T>が大幅続落している。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高224億4200万円(前年同期比8.6%減)、営業利益22億2000万円(同16.9%減)、純利益15億3600万円(同35.0%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気されている。
デジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT、クラウド分野における需要が活性化し受注残高は改善しているものの、前期における特需案件剥落の反動減の影響や、一部の事業領域でICT投資が回復途上にあることが響いた。また、一部顧客で発生した不採算案件も影響した。
なお、22年1月期通期業績予想は、売上高500億円(前期比4.2%増)、営業利益52億円(同3.0%増)、純利益35億5000万円(同12.0%減)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:54
ビットコインニュース
「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割高の可能性も【フィスコ・ビットコインニュース】
暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として、「メトカーフの法則」とよばれる計算方法がある。メトカーフの法則とは、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗(n2)に比例する」というものだ。電話やインターネットなどネットワークの価値は繋がるモノが多ければ多いほど価値が向上するという意味合いで、電話を例に挙げると、世界で2人しか使用していなければ、「1対1」の繋がりしかなくネットワーク価値は限定される。一方、世界中で電話を使用する人が多い状況となれば、「ユーザー数×ユーザー数」という計算式でネットワーク価値は膨れ上がる。この法則にビットコイン(BTC)のユニークアドレス(取引活動があるアドレス)の数を用いてフェアバリューを計算した結果、9月9日時点のビットコインのフェアバリューは12,717ドルとなった。足元のビットコインは46,800ドル近辺で推移しているが、ユニークアドレス数の推移を参考に算出されたフェアバリューから比較すると市場価格は割高と見ることもできる。また、今後のシナリオも下記の通り計算している。(ユニークアドレスはBlockchain.com、ビットコイン価格はCoinMarketcapより)〇2020年12月31日時点の90日平均ユニークアドレス数をベースに、3つのシナリオで計算「Neutralシナリオ(年率10%増加)」「Upperシナリオ(年率30%増加)」「Underシナリオ(年率10%減少)」「Neutralシナリオ(年率10%増加)」・2021年末予想・・・21,964ドル・2022年末予想・・・26,576ドル・2023年末予想・・・32,158ドル「Upperシナリオ(年率30%増加)」・2021年末予想・・・30,677ドル・2022年末予想・・・51,844ドル・2023年末予想・・・87,617ドル「Underシナリオ(年率10%減少)」・2021年末予想・・・14,703ドル・2022年末予想・・・11,910ドル・2023年末予想・・・9,647ドル
<TY>
2021/09/10 12:53
みんかぶニュース 市況・概況
アルファクスがS高カイ気配、サイゼリヤが配膳AIロボットの実証実験開始◇
アルファクス・フード・システム<3814.T>が急騰、100円高はストップ高となる749円でカイ気配となっている。きょう午前10時ごろ、サイゼリヤ<7581.T>がアルファクスの配膳AIロボット「サービスショットα2号機」の実証実験を開始したと発表しており、今後の展開への期待が高まっているようだ。
実証実験店は「サイゼリヤ台場フロンティアビル店」で、配膳や皿の回収(下げ膳)に関する運用について顧客や従業員の目線で確認し確立させ、店舗拡充していく予定。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:50
みんかぶニュース 市況・概況
アステリアが反発、モバイルアプリ作成ツール「Platio」が島津製作所に採用◇
アステリア<3853.T>が反発している。9日の取引終了後、島津製作所<7701.T>の森林保全活動における情報収集ツールの一つとして、同社のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が採用されたと発表しており、これが好感されている。
「Platio」は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリを作成・活用できるクラウドサービス。島津製作所では、樹木の種類や生育状況などをPlatioで作成した独自の森林調査アプリに記録することで森の維持・管理を効率化し、計画的な森林保全向けた取り組みを開始するという。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:48
みんかぶニュース 個別・材料
クレハが反発、中国に車載電池向け樹脂の新工場建設と報じられる
クレハ<4023.T>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「車載リチウムイオン電池の正極材に使うフッ化ビニリデン樹脂の生産能力を現在の2倍となる年2.1万トンに高める」と報じられており、これが好材料視されているようだ。
記事によると、中国や欧州で旺盛な電気自動車(EV)向けの需要を取り込むのが狙いで、24年夏に中国で新工場を建設し、26年度中にもフル稼働する予定という。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:44
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」3位にSBI
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」10日午前11時現在で、SBIホールディングス<8473.T>が「買い予想数上昇」3位となっている。
10日の東京株式市場でSBIが急反発している。9日の取引終了後、新生銀行<8303.T>に対してTOBを実施すると発表した。これを受けて、新生銀のほか、同社グループと提携関係にある地銀株も一斉に買われている。近く誕生する新政権が打ち出す経済政策に対する期待のなか、同社を中心とする地銀業界再編思惑もあり関連株として今後の展開が注目されており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:41
新興市場スナップショット
ステムリム---大幅反発、21年7月期の営業損益は赤字転落も新規提携の可能性に期待
大幅反発。21年7月期の営業損益が5.93億円の赤字(前期実績は4.15億円の黒字)に転落したと発表している。事業収益が33.3%減の14.00億円に落ち込んだことに加え、研究開発費や販管費が膨らんだことが響いた。22年7月期予想は非開示だが、研究開発費や販管費が抑制気味に推移する見通しを明らかにしているほか、「新規提携に伴う一時金が発生する可能性がある」などとしており、業績好転を期待した向きが買いを入れているようだ。
<TY>
2021/09/10 12:40
注目トピックス 日本株
オプティム---「Optimal Second Sight」、RealWearの産業用スマートグラスに対応
オプティム<3694>は9日、遠隔作業支援サービス「Optimal Second Sight」が、RealWearの産業用スマートグラス「RealWear HMT-1」「RealWear HMT-1Z1」に対応したと発表。「Optimal Second Sight」は、マルチデバイスならびにマルチOS対応の遠隔作業支援サービス。現場で作業する人が見ている映像を、遠隔地にいる指示者へ共有することで、現場の状況をリアルタイムで確認することができる。「RealWear HMT-1」は、産業現場向けハンズフリーウェアラブルコンピュータで、Androidタブレットクラスの性能を誇る。産業現場用に開発されているため、95dBの騒音下で音声操作や明るい日差しの下での閲覧、標準的なヘルメットや安全帽、安全メガネと組み合わせての装着が可能。「RealWear HMT-1Z1」は、「RealWear HMT-1」をベースにした、日本のTIIS Zone1防爆認証済(海外のATEX Zone1およびCSA C1/D1認定)のヘッドマウントデバイス。「Optimal Second Sight」と、産業現場における実用性と耐久性を兼ね備えた「RealWear HMT-1」ならびに「RealWear HMT-1Z1」が連携したことにより、高い実用性と耐久性が求められる産業現場の最前線でも、スピーディで的確な支援が可能となるため、さらに「Optimal Second Sight」を活用できるシーンが広がるとしている。
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2021/09/10 12:39
注目トピックス 日本株
【M&A速報:2021/09/10(1)】九電工<1959>、リサイクル技術関連事業の日本環境設計に出資
■九電工<1959>、衣類やプラスティックなどのリサイクル技術関連事業の日本環境設計に出資■キリンHD<2503>グループの豪ライオン、「Stone&Wood」等のビールブランドをもつ豪Fermentum Groupを買収■光超音波イメージング装置開発・販売のLuxonus、シリーズBラウンドで約4.3億円の資金調達を実施■都市・交通ソリューション設計などのscheme verge、プレシリーズAラウンドで約2.2億円の資金調達を実施■ノーコードアプリ開発プラットフォーム「アプリモ(applimo)」運営のドコドア、総額約8000万円の資金調達を実施■ごうぎん事業承継投資事業有限責任組合、島根県益田市中心に土木・建築工事展開の野村組に出資■鎌倉新書<6184>、新設子会社を通じてエイジプラスから介護施設あっせん・見守りサービス事業等を譲り受け【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】
<CS>
2021/09/10 12:37
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は330円高前後と横ばい圏
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前日比330円高前後と前場終値から横ばい圏で推移している。外国為替市場は、1ドル=109円80銭近辺となっている。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:36
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は反発、東エレクが1銘柄で約72円分押し上げ
10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり193銘柄、値下がり29銘柄、変わらず3銘柄となった。日経平均は反発。339.22円高の30347.41円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えている。9日の米株式市場でNYダウは4日続落し、151ドル安となった。マイクロソフトが従業員のオフィス復帰を無期限に延期したほか、航空各社が予約減少で先行きに慎重な見方を示したことから、新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気鈍化懸念が広がった。ただ、欧州中央銀行(ECB)が資産購入の縮小を発表したにもかかわらず、欧州株は全般に小じっかり。東京市場でも引き続き次期政権への期待が高いうえ、先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いが入り、日経平均は81円高からスタート。寄り付き後は利益確定の売りが出て上げ幅を縮める場面もあったが、前場中ごろを過ぎると香港株の反発などを追い風に急伸し、30378.24円(370.05円高)まで上昇する場面があった。なお、SQ値は概算で30085.93円となる見通し(新生銀<8303>をストップ高で計算)。個別では、米半導体関連株がまずまず堅調だったこともあり、東エレク<8035>が12日続伸で上場来高値を大きく更新。一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたルネサス<6723>は5%超の上昇となっている。その他ではレーザーテック<6920>が小高く、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>はしっかり。政策期待の高いレノバ<9519>は連日で賑わい、大幅に7日続伸。また、SBI<8473>による株式公開買付け(TOB)が発表された新生銀はストップ高水準での買い気配が続いている。一方、エーザイ<4523>が8%近い下落。米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬について、当初見込みより販売ペースが遅いとのコメントが伝わっているようだ。また、Bガレジ<3180>などが東証1部下落率上位に顔を出している。セクターでは、証券、その他金融業、銀行業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは電気・ガス業、医薬品の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の76%、対して値下がり銘柄は20%となっている。値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約72円押し上げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはエーザイ<4523>となり1銘柄で日経平均を約26円押し下げた。同2位はネクソン<3659>となり、中外薬<4519>、アステラス製薬<4503>、大塚HD<4578>などがつづいた。*11:30現在日経平均株価 30347.41(+339.22)値上がり銘柄数 193(寄与度+394.29)値下がり銘柄数 29(寄与度-55.07)変わらず銘柄数 3○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<8035> 東エレク 54000 2000 +72.02<9984> ソフトバンクG 7254 129 +27.87<6857> アドバンテ 11030 300 +21.61<9983> ファーストリテ 75950 550 +19.81<6098> リクルートHD 6940 179 +19.34<4063> 信越化 20460 505 +18.19<4911> 資生堂 8210 308 +11.09<4543> テルモ 5191 73 +10.52<6954> ファナック 26200 220 +7.92<9613> NTTデータ 2196 44 +7.92<2413> エムスリー 8114 88 +7.61<6758> ソニー 12260 210 +7.56<6724> エプソン 2328 96 +6.91<6976> 太陽誘電 7160 180 +6.48<7951> ヤマハ 7250 180 +6.48<6367> ダイキン 29155 175 +6.30<7832> バンナムHD 8545 171 +6.16<4021> 日産化学 6920 140 +5.04<6762> TDK 12690 120 +4.32<6988> 日東電 9330 120 +4.32○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<4523> エーザイ 8368 -725 -26.11<3659> ネクソン 2079 -158 -11.38<4519> 中外薬 4175 -61 -6.59<4503> アステラス薬 1900 -11 -1.98<4578> 大塚HD 4938 -51 -1.84<6971> 京セラ 7341 -24 -1.73<9735> セコム 8567 -19 -0.68<8252> 丸井G 2092 -18 -0.65<6326> クボタ 2399 -15.5 -0.56<3099> ミツコシイセタン 779 -12 -0.43<6301> コマツ 2815 -11.5 -0.41<4043> トクヤマ 2237 -45 -0.32<6770> アルプスアル 1262 -9 -0.32<8233> 高島屋 1157 -18 -0.32<5301> 東海カ 1600 -7 -0.25<2503> キリンHD 2071 -6 -0.22<9531> 東ガス 2174 -28 -0.20<9602> 東宝 5170 -50 -0.18<5631> 日製鋼 2980 -25 -0.18<4506> 大日住薬 2085 -5 -0.18
<CS>
2021/09/10 12:36
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 09月10日 12時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(8303) 新生銀行 東証1部 [ 割安 ]
(6535) アイモバイル 東証1部 [ 割高 ]
(8473) SBI 東証1部 [ 割高 ]
(2489) アドウェイズ 東証1部 [ 割安 ]
(4194) ビジョナル 東証マザーズ [ 分析中 ]
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(3180) ビューティガレージ 東証1部 [ 割高 ]
(9692) シーイーシー 東証1部 [ 割安 ]
(6335) 東京機械製作所 東証1部 [ 分析中 ]
(6184) 鎌倉新書 東証1部 [ 割高 ]
(3475) グッドコムアセット 東証1部 [ 割高 ]
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:32
後場の投資戦略
市場データに見る「先高観」と「需給良化」
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30347.41;+339.22TOPIX;2087.08;+22.15[後場の投資戦略] 本日の日経平均はSQ通過で伸び悩みを予想する声が多かったのに反し、前場中ごろを過ぎて急伸する展開となった。SQ推計値を大きく上回り、取引時間中としては3月18日以来の高値を付けている。東証1部の値上がり銘柄は全体の7割強あるが、特に値がさの半導体関連株の上昇が日経平均の押し上げに寄与。東エレクの12連騰は圧巻と言わざるを得ない。再生可能エネルギー発電のレノバなど、政策期待での物色も引き続き活発だ。ここまでの東証1部売買代金はSQ算出に絡んだ売買もあって2兆2000億円あまりに膨らんでいる。 新興市場でもマザーズ指数が+1.47%と反発。投資判断の新規付与が観測されたBASE<4477>、海外勢の買い観測で前日取り上げたHENNGE<4475>などが賑わっている。足元で9月IPO(新規株式公開)のブックビルディング(需要申告)が進行しているが、その需要状況からは日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対する海外からの期待の根強さが窺える。 さて、本日は河野太郎規制改革相が午後4時から記者会見で自民党総裁選への出馬を表明する予定となっている。各種報道によれば、前日には所属する麻生派会長の麻生太郎副総理・財務相から出馬への了承を取り付けたもようだ。既に出馬表明した岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相とともに、党内での支持集めや政策論争といった動きが本格化してきそうだ。 市場関係者からはここまでの急ピッチの株価上昇に警戒する声も多いが、次期政権への期待を背景とした先高感の高さや買い方優位での需給良化は市場データからも窺える。日経平均オプション10月物の建玉を見ると、行使価格3万円超のコール(買う権利)が大きく積み上がっているのに対し、プット(売る権利)の積み上がりは鈍い。特に行使価格3万円に次いで30500円のコールの建玉が膨らんでおり、このあたりまでの上昇を視野に入れている市場参加者は多いのだろう。 また、買い持ちに傾いていた投資家の利益確定も順調に進んでいるとみられる。菅義偉首相が退陣表明した3日申し込み時点の信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度・一般信用合計)は3兆2766億円と2週連続の減少。ネット証券売買代金ランキングでは、日経平均の上昇に連動する形で日経レバETF<1570>が売り超となり、今月初めまで4000億円規模で推移していた純資産総額は9日時点で3016億円まで減少した。 9月第1週(8月30日~9月3日)の投資主体別売買動向を見ると、やはり外国人投資家が現物株で3636億円、日経平均先物で1434億円、東証株価指数(TOPIX)先物で1082億円と目立った買い越しの動きを見せてきた。しかし、マクロ系ファンドを中心とした海外勢の株価指数先物のポジションはなお買い持ちの余地が大きいとの指摘もある。こうした市場データを見ても、まだまだ日本株への強気のスタンスを維持できると考えてよいだろう。(小林大純)
<AK>
2021/09/10 12:23
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~市場データに見る「先高観」と「需給良化」
10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反発、市場データに見る「先高観」と「需給良化」・ドル・円は底堅い、香港株高を好感・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がソフトバンクG<9984>■日経平均は反発、市場データに見る「先高観」と「需給良化」日経平均は反発。339.22円高の30347.41円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えている。9日の米株式市場でNYダウは4日続落し、151ドル安となった。マイクロソフトが従業員のオフィス復帰を無期限に延期したほか、航空各社が予約減少で先行きに慎重な見方を示したことから、新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気鈍化懸念が広がった。ただ、欧州中央銀行(ECB)が資産購入の縮小を発表したにもかかわらず、欧州株は全般に小じっかり。東京市場でも引き続き次期政権への期待が高いうえ、先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いが入り、日経平均は81円高からスタート。寄り付き後は利益確定の売りが出て上げ幅を縮める場面もあったが、前場中ごろを過ぎると香港株の反発などを追い風に急伸し、30378.24円(370.05円高)まで上昇する場面があった。なお、SQ値は概算で30085.93円となる見通し(新生銀<8303>をストップ高で計算)。個別では、米半導体関連株がまずまず堅調だったこともあり、東エレク<8035>が12日続伸で上場来高値を大きく更新。一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたルネサス<6723>は5%超の上昇となっている。その他ではレーザーテック<6920>が小高く、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>はしっかり。政策期待の高いレノバ<9519>は連日で賑わい、大幅に7日続伸。また、SBI<8473>による株式公開買付け(TOB)が発表された新生銀はストップ高水準での買い気配が続いている。一方、エーザイ<4523>が8%近い下落。米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬について、当初見込みより販売ペースが遅いとのコメントが伝わっているようだ。また、Bガレジ<3180>などが東証1部下落率上位に顔を出している。セクターでは、証券、その他金融業、銀行業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは電気・ガス業、医薬品の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の76%、対して値下がり銘柄は20%となっている。本日の日経平均はSQ通過で伸び悩みを予想する声が多かったのに反し、前場中ごろを過ぎて急伸する展開となった。SQ推計値を大きく上回り、取引時間中としては3月18日以来の高値を付けている。東証1部の値上がり銘柄は全体の7割強あるが、特に値がさの半導体関連株の上昇が日経平均の押し上げに寄与。東エレクの12連騰は圧巻と言わざるを得ない。再生可能エネルギー発電のレノバなど、政策期待での物色も引き続き活発だ。ここまでの東証1部売買代金はSQ算出に絡んだ売買もあって2兆2000億円あまりに膨らんでいる。新興市場でもマザーズ指数が+1.47%と反発。投資判断の新規付与が観測されたBASE<4477>、海外勢の買い観測で前日取り上げたHENNGE<4475>などが賑わっている。足元で9月IPO(新規株式公開)のブックビルディング(需要申告)が進行しているが、その需要状況からは日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対する海外からの期待の根強さが窺える。さて、本日は河野太郎規制改革相が午後4時から記者会見で自民党総裁選への出馬を表明する予定となっている。各種報道によれば、前日には所属する麻生派会長の麻生太郎副総理・財務相から出馬への了承を取り付けたもようだ。既に出馬表明した岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相とともに、党内での支持集めや政策論争といった動きが本格化してきそうだ。市場関係者からはここまでの急ピッチの株価上昇に警戒する声も多いが、次期政権への期待を背景とした先高感の高さや買い方優位での需給良化は市場データからも窺える。日経平均オプション10月物の建玉を見ると、行使価格3万円超のコール(買う権利)が大きく積み上がっているのに対し、プット(売る権利)の積み上がりは鈍い。特に行使価格3万円に次いで30500円のコールの建玉が膨らんでおり、このあたりまでの上昇を視野に入れている市場参加者は多いのだろう。また、買い持ちに傾いていた投資家の利益確定も順調に進んでいるとみられる。菅義偉首相が退陣表明した3日申し込み時点の信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度・一般信用合計)は3兆2766億円と2週連続の減少。ネット証券売買代金ランキングでは、日経平均の上昇に連動する形で日経レバETF<1570>が売り超となり、今月初めまで4000億円規模で推移していた純資産総額は9日時点で3016億円まで減少した。9月第1週(8月30日~9月3日)の投資主体別売買動向を見ると、やはり外国人投資家が現物株で3636億円、日経平均先物で1434億円、東証株価指数(TOPIX)先物で1082億円と目立った買い越しの動きを見せてきた。しかし、マクロ系ファンドを中心とした海外勢の株価指数先物のポジションはなお買い持ちの余地が大きいとの指摘もある。こうした市場データを見ても、まだまだ日本株への強気のスタンスを維持できると考えてよいだろう。(小林大純)■ドル・円は底堅い、香港株高を好感10日午前の東京市場でドル・円は109円後半で、底堅く推移した。米10年債利回りの低下や安全通貨売りの流れで、ややドル売りに振れた。一方、前日大幅安の香港ハンセン指数の急反発で日経平均株価は前日比300円超高と強含み、リスク選好的な円売りがドルを支えた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円70銭から109円81銭、ユーロ・円は129円73銭から129円86銭、ユーロ・ドルは1.1818ドルから1.1828ドル。■後場のチェック銘柄・アルファクス・フード・システム<3814>、グローバルウェイ<3936>など、4銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:31万件(予想:33.5万件、前回:34.5万件←34.0万件)・米・失業保険継続受給者数:278.3万人(予想:274万人、前回:280.5万人←274.8万人)【要人発言】・習近平・中国国家主席「米中関係が正しい方向に戻るよう前に進めるべき」<国内>特になし<海外>・15:00 英・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、6月:-0.7%)・15:00 英・7月貿易収支(予想:-110.00億ポンド、6月:-119.88億ポンド)・15:00 独・8月消費者物価指数改定値(前年比予想:+3.9%、速報値:+3.9%)
<CS>
2021/09/10 12:22
日経QUICKニュース
外為12時 円、上昇し109円台後半 米金利の低下で買い
10日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=109円78銭近辺と前日17時時点と比べて17銭の円高・ドル安だった。前日に米国で30年物国債入札が好調だったことなどを背景に米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢となった。 もっとも、買いが一巡した後は円が伸び悩んだ。きょうは事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの観測が浮上。日経平均株価が上げ幅を300円あまりに広げたのにつれ、「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。 9~12時の円の高値は109円70銭近辺、安値は109円80銭近辺で、値幅は10銭程度だった。 円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=129円89~90銭と、同10銭の円高・ユーロ安だった。9日に欧州中央銀行(ECB)は新型コロナウイルス対応で導入した緊急の資産購入枠で買い入れペースを縮小すると決めた。だが、金融緩和の縮小には慎重との見方から欧州主要国の国債利回りが低下し、円買い・ユーロ売りにつながった。 ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1831~32ドルと同0.0009ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/09/10 12:22
みんかぶニュース 市況・概況
「旅行」が14位にランクイン、政府の行動制限緩和方針発表で関心高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 デジタルトランスフォーメーション
2 半導体
3 再生可能エネルギー
4 脱炭素
5 全固体電池
6 EUV
7 選挙関連
8 半導体製造装置
9 海運
10 NFT
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行」が14位にランクしている。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は9月3日、ワクチンが行き渡った後の経済社会活動の制限緩和について提言を行った。接種証明書(ワクチンパスポート)や検査の陰性証明書を活用することで、医療機関・高齢者施設での面会や県境をまたぐ旅行、大規模イベントなどの制限を緩めるほか、商品の割引や特典の提供なども可能となるもよう。9日に開催された新型コロナウイルス感染症対策本部でこれらが正式決定され、希望者のワクチン接種が完了するとされる10月から11月にかけて実施し、社会経済活動の正常化に道筋をつける方針だ。
対策本部の決定で今冬以降、人の流れが活発化することが見込まれている。特に、県境をまたぐ旅行に関しては原則、ワクチン・検査を受けた人は、国として自粛要請の対象としないとしており、これを受けてこれまで旅行を差し控えていた人が動き出すことも予想される。行動制限緩和でGoToトラベルの再開なども検討されるもようで、「旅行」テーマに関する関心も更に高まりそうだ。
関連銘柄にはここ数日、行動制限緩和への期待から買いが入っていただけに、正式決定発表で一部に材料出尽くし感も感じられるが、この日もカカクコム<2371.T>、リクルートホールディングス<6098.T>、アドベンチャー<6030.T>などが堅調な動きとなっている。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 12:20
ランチタイムコメント
日経平均は反発、市場データに見る「先高観」と「需給良化」
日経平均は反発。339.22円高の30347.41円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えている。 9日の米株式市場でNYダウは4日続落し、151ドル安となった。マイクロソフトが従業員のオフィス復帰を無期限に延期したほか、航空各社が予約減少で先行きに慎重な見方を示したことから、新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気鈍化懸念が広がった。ただ、欧州中央銀行(ECB)が資産購入の縮小を発表したにもかかわらず、欧州株は全般に小じっかり。東京市場でも引き続き次期政権への期待が高いうえ、先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いが入り、日経平均は81円高からスタート。寄り付き後は利益確定の売りが出て上げ幅を縮める場面もあったが、前場中ごろを過ぎると香港株の反発などを追い風に急伸し、30378.24円(370.05円高)まで上昇する場面があった。なお、SQ値は概算で30085.93円となる見通し(新生銀<8303>をストップ高で計算)。 個別では、米半導体関連株がまずまず堅調だったこともあり、東エレク<8035>が12日続伸で上場来高値を大きく更新。一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたルネサス<6723>は5%超の上昇となっている。その他ではレーザーテック<6920>が小高く、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>はしっかり。政策期待の高いレノバ<9519>は連日で賑わい、大幅に7日続伸。また、SBI<8473>による株式公開買付け(TOB)が発表された新生銀はストップ高水準での買い気配が続いている。一方、エーザイ<4523>が8%近い下落。米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬について、当初見込みより販売ペースが遅いとのコメントが伝わっているようだ。また、Bガレジ<3180>などが東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、証券、その他金融業、銀行業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは電気・ガス業、医薬品の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の76%、対して値下がり銘柄は20%となっている。 本日の日経平均はSQ通過で伸び悩みを予想する声が多かったのに反し、前場中ごろを過ぎて急伸する展開となった。SQ推計値を大きく上回り、取引時間中としては3月18日以来の高値を付けている。東証1部の値上がり銘柄は全体の7割強あるが、特に値がさの半導体関連株の上昇が日経平均の押し上げに寄与。東エレクの12連騰は圧巻と言わざるを得ない。再生可能エネルギー発電のレノバなど、政策期待での物色も引き続き活発だ。ここまでの東証1部売買代金はSQ算出に絡んだ売買もあって2兆2000億円あまりに膨らんでいる。 新興市場でもマザーズ指数が+1.47%と反発。投資判断の新規付与が観測されたBASE<4477>、海外勢の買い観測で前日取り上げたHENNGE<4475>などが賑わっている。足元で9月IPO(新規株式公開)のブックビルディング(需要申告)が進行しているが、その需要状況からは日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対する海外からの期待の根強さが窺える。 さて、本日は河野太郎規制改革相が午後4時から記者会見で自民党総裁選への出馬を表明する予定となっている。各種報道によれば、前日には所属する麻生派会長の麻生太郎副総理・財務相から出馬への了承を取り付けたもようだ。既に出馬表明した岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相とともに、党内での支持集めや政策論争といった動きが本格化してきそうだ。 市場関係者からはここまでの急ピッチの株価上昇に警戒する声も多いが、次期政権への期待を背景とした先高感の高さや買い方優位での需給良化は市場データからも窺える。日経平均オプション10月物の建玉を見ると、行使価格3万円超のコール(買う権利)が大きく積み上がっているのに対し、プット(売る権利)の積み上がりは鈍い。特に行使価格3万円に次いで30500円のコールの建玉が膨らんでおり、このあたりまでの上昇を視野に入れている市場参加者は多いのだろう。 また、買い持ちに傾いていた投資家の利益確定も順調に進んでいるとみられる。菅義偉首相が退陣表明した3日申し込み時点の信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度・一般信用合計)は3兆2766億円と2週連続の減少。ネット証券売買代金ランキングでは、日経平均の上昇に連動する形で日経レバETF<1570>が売り超となり、今月初めまで4000億円規模で推移していた純資産総額は9日時点で3016億円まで減少した。 9月第1週(8月30日~9月3日)の投資主体別売買動向を見ると、やはり外国人投資家が現物株で3636億円、日経平均先物で1434億円、東証株価指数(TOPIX)先物で1082億円と目立った買い越しの動きを見せてきた。しかし、マクロ系ファンドを中心とした海外勢の株価指数先物のポジションはなお買い持ちの余地が大きいとの指摘もある。こうした市場データを見ても、まだまだ日本株への強気のスタンスを維持できると考えてよいだろう。(小林大純)
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2021/09/10 12:18
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):エイシアンスタ、シーアールイー、Bガレジなど
Bガレジ<3180>:4250円(-490円)大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.9億円で前年同期比62.5%の大幅増益となっている。美容業界のEC化の流れが継続する中、前年同期に対して売上が大幅に回復している。ただ、季節性もあるといえ、前四半期比で売上は減収となり、通期計画に対する営業利益も低水準、決算に大きなサプライズは乏しくなっている。株価が高値水準にあったなかで、出尽くし感からの利食い売りが先行する形に。エーザイ<4523>:8368円(-725円)大幅下落。前日の米国市場ではバイオジェンが6.7%安と急落、同社と共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」だが、当初見込んでいたよりも販売ペースは遅いとコメントしたことが背景のようだ。市場の懸念を認める形になっている。同社にとっても、同治療薬への期待感が一段と低下する流れにつながり、売りが波及する展開になっているようだ。シーアールイー<3458>:2355円(+280円)大幅続伸。前日に21年7月期の決算を発表、営業利益は57.7億円で前期比36.5%増益となり、従来予想の50億円を上回る着地になっている。また、22年7月期も86億円で同49.0%増と連続大幅増益の見通し。年間配当金も前期23円から24円への増配を計画。物流投資事業の拡大を見込んでいるもよう。また、新たに中期計画を発表、事業利益は前期の62億円に対し、26年7月期は120億円を目指すとしている。積水ハウス<1928>:2348円(+74.5円)反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1097億円で前年同期比18.4%増益となった。会社側では通期予想を従来の2000億円から2200億円、前期比18.0%増に上方修正、コンセンサスを100億円程度上回る水準となっている。年間配当金計画も86円から88円に増配としている。米国での住宅販売が好調なほか、想定以上に利益率も堅調推移となっているもよう。新生銀<8303>:1740円 カ -ストップ高買い気配。SBIHD<8473>が同行に対してTOBをかけると発表している。現在20%超の株式を保有しており、約1100億円を投じ最大48%まで出資比率を引き上げる計画のようだ。同行ではTOBに賛同していないとし、敵対的TOBにもつれ込む可能性もあるとされている。TOB価格は2000円で、前日終値に対するプレミアムは39%、買い付け期間は9月10日から10月25日まで。TOB価格にサヤ寄せを目指す動きが先行。ツクルバ<2978>:1158円(+64円)大幅に反発。21年7月期の営業損益を従来予想の5.63億円の赤字から3.58億円の赤字(前期実績1.50億円の赤字)に上方修正している。主力のカウカモ事業で顧客からの問い合わせ数や接客数が想定よりも増加した結果、流通総額が拡大したため。経費削減や生産性向上によるコスト圧縮も赤字縮小に寄与する見通し。減損処理で特別損失1.03億円を計上することから、純損益予想は5.87億円の赤字から4.82億円の赤字(同4.31億円の赤字)に変更した。ビジョナル<4194>:6200円(+10円)反発。21年7月期の営業利益を従来予想の9.60億円から23.68億円(前期実績21.86億円)に上方修正している。新型コロナウイルスの感染拡大で見通しが立てにくい状況だったが、プロフェッショナル領域の採用支援市場が想定より早く回復したことからビズリーチ事業が好調に推移し、前回予想を上回る見込みとなった。大幅減益予想から増益予想に転じたことが投資家に好感され、買いが入っているようだ。エイシアンスタ<8946>:111円(+24円)大幅に3日ぶり反発。中国で健康コンサルティングを行う広東泛華藍十字健康管理有限公司と医療健康サービス分野で戦略提携覚書を締結したと発表している。訪日健康診断・先進医療治療・医療ツーリズムなどのコーディネートサービスを提供する。同公司は生命保険・損害保険など各種保険の販売代理・仲介・請求代理などを手掛け、中国全土をカバーする泛華金融ホールディングスグループに所属している。
<ST>
2021/09/10 12:07
注目トピックス 日本株
ナノキャリア---VB-111の卵巣がん国内第3相臨床試験、10例目の症例登録が完了
ナノキャリア<4571>は9日、未だ標準療法が確立されていないプラチナ抵抗性再発卵巣がんを対象としたVB-111の国内第3相臨床試験(OVAL試験)の目標症例数30例のうち10例の登録が完了したことを発表。国内12施設が参加する予定で、現時点では、国立がん研究センター中央病院などの9施設で症例登録を開始している。既に、症例登録予定数を増やしたいと希望する施設もあり、医療現場からの期待の高さがうかがえるという。OVAL試験は、世界で約80%の患者登録が完了。目標症例数である400例登録は今年度中に完了する見込みである。主要評価項目は、OS(全生存期間)とPFS(無増悪生存期間)が設定されており、OSの結果取得は2023年を予定しているが、PFSの結果取得は2022年に想定されている。良好な結果が得られればFDAとの協議によりPFSの結果をもってFDAに承認申請する可能性もあるとし、申請時期の前倒しも期待されているという。同社は、国際共同第3相臨床試験に途中から参画できたことで、開発費の削減とともに開発期間を大幅に短縮した承認取得を目指すことができるとし、近い将来の本製品の販売を通じた収益化を見込んでいるとしている。
<ST>
2021/09/10 12:05
注目トピックス 日本株
USEN-NEXT HOLDINGS---クリエイトが「Ucare」の取り扱いを開始
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>の子会社であるUSEN WORKINGは9日、クリエイトと販売代理店契約を締結し、クリエイトが同社の介護領域特化型ワークシェアリングサービス「Ucare(ユーケア)」の取り扱いを開始することを発表した。「Ucare」は、介護施設と介護ワーカーを繋ぐアプリで、同社は、人手不足に悩む介護業界の課題解決に貢献するため、4月から介護施設向けに提供している。「Ucare」の登録ワーカー数は8,000人を超えており、現在もマーケティング・開発体制を強化し、導入施設・サービス提供エリアの拡大に向け、さらなるサービスの拡充を進めている。今回のパートナーシップにより、「Ucare」の登録施設数を増加させるとともに、介護施設の雇用機会をさらに創出し、地域社会に貢献していくとしている。
<ST>
2021/09/10 12:03
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、香港株高を好感
10日午前の東京市場でドル・円は109円後半で、底堅く推移した。米10年債利回りの低下や安全通貨売りの流れで、ややドル売りに振れた。一方、前日大幅安の香港ハンセン指数の急反発で日経平均株価は前日比300円超高と強含み、リスク選好的な円売りがドルを支えた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円70銭から109円81銭、ユーロ・円は129円73銭から129円86銭、ユーロ・ドルは1.1818ドルから1.1828ドル。【要人発言】・習近平・中国国家主席「米中関係が正しい方向に戻るよう前に進めるべき」
<TY>
2021/09/10 12:01
注目トピックス 日本株
エヌ・シー・エヌ---「非住宅版SE構法 構造性能保証制度」10月から提供開始
エヌ・シー・エヌ<7057>は9日、木造非住宅市場へ新規参入を検討する工務店や中小建設会社を後押しする、構造躯体の瑕疵保証制度「非住宅版SE構法 構造性能保証制度」を2021年10月から提供開始することを発表した。本保証制度は、非住宅物件向けの瑕疵保証制度で、一般的な木造住宅に比べて設計の難易度が高く、構造材の品質や施工品質が比較的安定しないといわれる木造非住宅物件の構造品質を保証するもの。木造非住宅市場は国策事業として注目されているが、本保証制度の提供により、工務店や中小建設会社の市場参入を後押しすることで、安心・安全な木造非住宅市場の拡大を目指していく。木造非住宅建築市場は、2010年の「公共建築物における木材の利用の促進に関する法律」施行以来、年々拡大傾向にあり、2019年の市場規模は約7000億円まで拡大。木造建築物の普及は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして位置づけられており、2021年10月に施行予定の「改正公共建築物等木材利用促進法」では、公共建築物だけにとどまらず、民間の建築物まで対象が拡大される予定となっている。同社によると、非住宅木造建築の構造躯体及び基礎を対象にした「非住宅版 SE構法 構造性能保証制度」は、木造建築業界初としている。
<ST>
2021/09/10 12:01
注目トピックス 市況・概況
東京為替:1ドル109円80銭近辺、米中首脳が電話会談へ
午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円80銭近辺で推移。バイデン米大統領と習近平中国国家主席が電話会談を行ったとロイターが報じている。広範囲の戦略的な協議を行ったと伝わっているが具体的な内容は不明となっている。一方、東京株式市場は日経平均が339.22円高と本日の高値圏で午前の取引を終了した。米議会で3.5兆ドルの予算案の採決に向けた動きが前進していることや、11月よりの国内の行動制限解除への期待感が相場の上昇に寄与しているもようだ。また、指数に寄与度の高い、東京エレクトロン<8035>が2000円高となり相場を下支えしているようだ。
<FA>
2021/09/10 12:00
注目トピックス 日本株
TKP---TKPガーデンシティ仙台駅北を、宮城県の『抗体カクテル療法センター』として提供開始
ティーケーピー<3479>は9日、アパホテル同社は、運営しているアパホテル同社は、フランチャイズとして運営するアパホテル10棟のうち、4棟を新型コロナウイルス感染症軽症者等の宿泊療養施設として提供してきた。今回新たに、宿泊療養施設内の会議室を『抗体カクテル療法センター』として貸し出すことで、より一層新型コロナウイルス感染拡大防止に関するサポート実施を図るとしている。
<ST>
2021/09/10 11:59
みんかぶニュース 為替・FX
午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.035%で横ばい
10日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続伸。欧米長期金利の低下(価格は上昇)が影響し、東京市場も買いが優勢だった。
債券先物は買い先行でスタート。欧州中央銀行(ECB)が9日の理事会で、新型コロナウイルス対応で導入した緊急購入枠の購入ペースの縮小を決めた。これに対して、ラガルド総裁が「テーパリングではない」と明言したことを受け、同日の欧米債券相場が上昇した流れを引き継いだ。ただ、この日の日経平均株価が堅調に推移したことが重荷となり買い一巡後はやや上昇幅が縮小しており、上値は限定的だった。なお、この日は国債入札や、国債買い入れオペといった需給面の材料が予定されていない。
午前11時の先物9月限の終値は前日に比べ2銭高の151円90銭だった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比横ばいの0.035%だった。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 11:57
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(前引け)=339円高、年初来高値を意識する展開に
10日前引けの日経平均株価は前日比339円22銭高の3万347円41銭。前場の東証1部の売買高概算は8億1847万株、売買代金は2兆2205億円。値上がり銘柄数は1657、値下がり銘柄数は430、変わらずは100銘柄だった。
前日のNYダウは151ドル安と4日続落したが、東京市場は買い意欲が強く反発してスタート。前日に比べ300円を超す上昇となった。先物のSQ(特別清算指数)に絡む買いも流入した様子だ。日経平均株価は2月16日の年初来高値(3万467円)を視野に入れた展開となっている。業種別では、証券や建設、化学、非鉄など景気敏感株が堅調で、電力や医薬品が軟調に推移している。
個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ソニーグループ<6758.T>が高く、トヨタ自動車<7203.T>や任天堂<7974.T>が値を上げた。日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株がしっかり。SBIホールディングス<8473.T>からのTOB(株式公開買い付け)の実施発表で新生銀行<8303.T>でストップ高カイ気配となっている。半面、エーザイ<4523.T>や中外製薬<4519.T>が安く、京セラ<6971.T>、コマツ<6301.T>が軟調。東京電力ホールディングス<9501.T>や中国電力<9504.T>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
2021/09/10 11:49
日経QUICKニュース
東証前引け 反発、上げ幅300円超 香港株上昇で一段高
10日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比339円22銭(1.13%)高の3万0347円41銭だった。前日に下落しながらも3万円の大台を維持して終えたため、地合いの強さに着目した短期筋などの買いが入った。特別清算指数(SQ)に絡んだ買いも相場の支援材料となった。 前日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇していたこともあり、東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が上昇した。午後に自民党総裁選への河野太郎規制改革相の出馬表明を控えて次期政権の政策期待も続くなか、景気敏感株など幅広い銘柄に物色が広がった。 日経平均は前引けにかけて一段高となり、年初来高値(3万0467円)まで100円を切る場面があった。前日に急落して日経平均の重荷になっていた香港ハンセン指数がきょうは急反発したことで、投資家が買い安心感を強めたとの見方があった。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに前引け時点で年初来高値を上回った。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で2兆2205億円、売買高は8億1847万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1657と、全体の7割超を占めた。値下がりは430銘柄、変わらずは100銘柄だった。 カシオやエプソンが上昇。資生堂や積ハウスも高い。SBIによるTOB(株式公開買い付け)の発表を受け、新生銀は制限値幅の上限(ストップ高水準)で買い気配。半面、高島屋や三越伊勢丹が売られている。エーザイやネクソンも安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/09/10 11:49
注目トピックス 市況・概況
Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け)
■eワラント売れ筋トップ10(2021/9/10 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 プット (21,000円) -5.56% -8.57 0.56円2 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー(1米ドル) -0.44% 1.00 52.15円3 イーサリアム2021年10月 プラス5倍トラッカー (2,175米ドル) -2.25% 1.80 22.91円4 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー(1米ドル) -1.33% 1.00 77.64円5 日経平均 プラス5倍トラッカー (27,000円) +3.02% 6.61 24.32円6 ファーストリテイリング プット(52,000円) -4.48% -4.38 0.69円7 ソフトバンク コール(1,650円) +1.16% 10.17 0.92円■eワラント値上がりトップ10(2021/9/10 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 SBIホールディングス コール(3,400円) +58.33% 6.80 +7.11%2 SBIホールディングス コール(3,000円) +49.29% 5.77 +7.11%3 SBIホールディングス コール(2,600円) +34.59% 4.23 +7.11%4 セイコーエプソン コール(2,500円) +26.62% 7.55 +3.47%5 資生堂 コール (8,600円) +23.73% 7.51 +3.17%6 資生堂 コール (9,700円) +23.53% 7.95 +3.17%7 セイコーエプソン コール(2,200円) +22.18% 6.01 +3.47%8 資生堂 コール (7,500円) +17.52% 5.36 +3.17%9 金リンク債 コール (1,900米ドル) +17.14% 37.27 +0.54%10 東京エレクトロン コール (50,500円) +16.97% 5.34 +3.11%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト)
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2021/09/10 11:45