みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ショーボンド、最高益更新基調を評価
ショーボンドホールディングス<1414.T>に注目したい。道路や鉄道、建物といったインフラを中心にコンクリート構造物の補修・補強などを展開。橋梁の耐震補強など老朽化対策向けを主力としている。高速道路向けなど需要拡大を受け、業績は拡大基調を続けている。23年6月期の連結営業利益は前期比3.1%増の178億円と最高益更新の見込みだが、180億円台へ上振れ期待がある。24年6月期の同利益は190億円台も予想されている。
今期配当は前期比2円増の120円と増配を計画しているほか、自社株買いなど株主還元も積極化している。インフラの老朽化対策への需要は強く、株価は10月高値6540円更新からの一段高が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/12 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=新光商、中計の良好な進捗を本格評価へ
新光商事<8141.T>に注目したい。同社はルネサスエレクトロニクス製品を主体とする半導体商社で産業用や遊技機向けなど幅広い分野に展開している。10月31日に23年3月期の連結最終利益予想について、従来の30億円から39億円(前期比38.2%増)へ上方修正した。足もとで主力である産業機器関連、自動車電装機器関連、OA機器関連が想定以上に好調に推移している。同社が5月に打ち出した中期経営計画で、最終年度の25年3月期に最終利益37億円を目標に掲げていたが、達成時期は計画より2年早まりそうだ。
株価は11月25日に年初来高値1200円をつけてから一服となったが、足もとでは仕切り直しの動きもみられる。指標面で配当利回り5.1%台も魅力的であり、25日移動平均線を足場に再び年初来高値を目指す展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/09 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=アディッシュ、来期を見据え効率化などに投資
アディッシュ<7093.T>はカスタマーサクセス・カスタマーサポート支援サービスを提供する「ソーシャルアプリサポート」と、24時間365日体制の投稿モニタリングサービスを手掛ける「インターネットモニタリング」の2つのサービスが主軸となっている。
22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結経常利益は既に通期計画を上回っているが、通期見通しを据え置いているのは第4四半期に来期を見据えて広告宣伝や媒体構築、効率化投資などを行うため。同社の事業はストック率が高いモデルであるため、今後も堅調な業績が見込めそうだ。
株価は11月14日に直近高値1418円をつけたあとは上げ一服商状。ただ、Web3領域に関連した期待材料などもあり、1100円台半ばに位置する75日移動平均線を下回る水準では積極的に拾ってみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/08 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=HENNGE、「HENNGE One」の成長続く
HENNGE<4475.T>は業績拡大期待を背景にした株価上昇が見込めよう。
同社は、複数のクラウドサービスへのセキュアなアクセスとシングルサインオンを実現する認証プラットフォーム「HENNGE One」が主力。会社側では同事業について、契約企業数とARPU(1ユーザー当たり平均売り上げ)の向上によって、中期的に年20%以上の成長を目指す方針で、22年9月期末契約企業数は2213社(前の期比261社増)と順調に増加。また、ARPUもライセンス体系改定に伴う既存顧客の自発的なプラン移行が進んだことで2410円(同193円増)と伸長した。
23年9月期は、営業利益5億6100万円(前期比21.3%増)を見込むが、足もとの契約獲得は順調なことに加えて、価格改定効果を織り込んでいないとみられることから上振れの可能性は高い。調査機関のなかには同9億円台を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ふくおかFG、総資産は業界首位級で割安感も魅力
ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>の押し目を拾ってみたい。11月28日に2838円の年初来高値を形成後に利食われ反落したが、75日移動平均線近辺まで下押し、目先売り一巡感が出る可能性がある。同社は九州を地盤とする地方銀行で、総資産、貸出金残高いずれも業界トップクラス。傘下に福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行を擁する。
ここ地銀セクターが再編思惑も絡めマーケットの視線を集める場面があった。同社はその経常収益の規模と安定性から存在感を高めているが、PER8倍台、PBR0.5倍台と株価指標面で割安感は申し分ない。また、4%を超える配当利回りも魅力となる。23年3月期上期(22年4~9月)は売上高にあたる経常収益が前年同期比10%増の1540億9300万円、最終利益も同10%増の307億6000万円と好調。トップライン、利益ともに2ケタ成長を達成し、最終利益の進捗率は54%と、通期計画は上振れる可能性も内包している。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/06 10:00
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<注目銘柄>=フジクラ、17期ぶり最高益評価
フジクラ<5803.T>に注目したい。エネルギー・情報通信事業部門はデータセンター向けなどが好調なほか、エレクトロニクス事業部門ではスマートフォン向けが堅調。中間期決算が大幅増益となったことから、23年3月期の連結営業利益は従来予想の500億円から685億円(前期比78.9%増)へ増額され、17期ぶりに最高益を更新する見込みだ。配当は従来予想から10円増の年26円(前期比16円増)へ増配する予定だ。
下期は自動車向け販売の回復も見込め、今期業績には一段の増額修正期待があるほか、来期も増益基調が続くとみられている。株価は、先行き2018年1月につけた1184円更新からの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/05 10:00
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<注目銘柄>=ロイヤルHD、「ロイホ」回復で3期ぶり黒字転換へ
ロイヤルホールディングス<8179.T>は年初来高値圏で強調展開にあり、この動きについてみたい。レストラン「ロイヤルホスト」、天丼チェーン「てんや」を展開する外食老舗で、空港や高速道路のサービスエリアといった施設内のレストラン運営やホテル事業なども手掛ける。
足もと業績は回復基調が鮮明だ。1~9月期の売上高は前年同期比26%増と大幅増収、営業損益は前年同期の赤字から黒字に転換した。新型コロナウイルス感染再拡大や悪天候の影響があったものの、行動制限の緩和に伴い需要が回復。主力のロイヤルホストを中心に収益が大きく改善した。通期も増収・営業黒字転換を見込んでいる。
株価は2400円近辺の年初来高値圏で推移しており、コロナショック直前の水準をクリアしてきた。新型コロナの感染状況には引き続き注意が必要ながら、経済再開の流れは今後も着実に進んでいくとみられ、押し目があれば買い向かうスタンスで報われそうだ。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/02 10:00
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<注目銘柄>=ブティックス、高進捗で通期業績に上振れ余地
ブティックス<9272.T>は、介護事業者向け展示会の開催やM&A仲介サービスなどを展開。介護サービス需要の拡大を背景に、同市場への参入意欲が引き続き旺盛なことが追い風となっている。
11月8日に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の単独決算は、経常利益が前年同期比97.3%増の4億7100万円となり、通期計画7億円に対する進捗率は67%超に達した。同社が運営する展示会事業は開催が集中する第4四半期(1~3月)に売上高及び利益が急増する傾向があるため、通期業績の上振れが期待できそうだ。
株価は11月10日に年初来高値3615円をつけたあと上げ一服となったが、足もとでは仕切り直しの動き。中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持しており、上値を試す展開が見込まれる。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/12/01 10:00
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<注目銘柄>=エアトリ、事業ポートフォリオ再構築で成長力強まる
エアトリ<6191.T>は、コロナ禍で進めてきた事業ポートフォリオの分散や再構築により、中長期での利益成長が見込めるようになっており、これを背景に水準訂正が進みそうだ。
同社は、日本人旅行者向けのオンライン旅行会社大手。足もとでは、リオープニング関連銘柄の一つとして、全国旅行支援を契機とした国内旅行需要の増加の恩恵を享受するほか、海外旅行では世界各国の水際対策緩和による海外旅行需要の増加の恩恵も受ける。22年9月期営業利益は、連結範囲の変更で減少があるものの、21億9300万円(前の期比30.2%減)と安定的に推移した。
23年9月期は、新型コロナウイルス感染症の完全収束による国内旅行収益の伸長、世界各国での水際対策緩和による海外旅行収益の回復、投資事業による貢献などのアップサイド要因を織り込まない保守的な業績予想として、営業利益10億円(前期比54.4%減)を見込むが、足もとの国内・海外旅行の回復ぶりを見ると保守的過ぎる印象。また、伝統的な旅行会社がコロナ禍で大幅な店舗削減を迫られたことで、同社のようなオンライン旅行会社のシェアが拡大していることもプラスに働くとみられ、調査機関の中には同28億円前後を見込むところもある。
旅行需要の回復に加えて、コロナ禍で進めてきた事業ポートフォリオの分散や再構築により、グループとしての成長力が強まっている点にも注目。旅行以外のITオフショア開発事業、訪日旅行・Wi-Fiレンタル事業、メディア事業、投資事業はいずれも堅調に推移しており、中長期の利益成長を牽引しそう。更に、新たに立ち上げた地方創生事業も貢献しそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/30 10:00
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<注目銘柄>=ビジョナル、人材不足と成果主義導入の時代で収益機会広がる
ビジョナル<4194.T>の1万円大台近辺は買いのチャンスとみたい。ハイクラス人材を対象にクラウドを活用した会員制転職サービス「ビズリーチ」や人材管理「ハーモス」などを運営する。コロナ禍を経て人材不足が進むなか、企業の成果主義などの導入もあって同社の収益機会が広がっている。
同社サービスの導入企業数・登録会員数ともに増勢の一途にある。現在、国内で年収600万円を超える給与所得者は1000万人強とみられるが、そうした人材をターゲットにスカウト可能会員数も今後一段と伸びることが予想される。広告費などのコストを吸収し、来期以降も中期的な利益成長トレンドを確保しそうだ。同社の23年7月期は売上高が前期比27%増の560億円、営業利益は同50%増の125億円を見込んでいる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/29 10:00
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<注目銘柄>=日立造、ごみ焼却発電施設の受注拡大
日立造船<7004.T>に注目したい。主力のごみ焼却発電施設の受注などが伸び業績は好調に推移している。第2四半期累計(4~9月)の連結営業損益は1億4800万円の黒字(前年同期は14億1500万円の赤字)となった。中間期での営業黒字は10期ぶりのこと。23年3月期の受注高見通しは増額修正されている。今期の連結営業利益は、前期比28.7%増の200億円が見込まれている。
為替の円安も追い風で、今期営業利益は230億円前後への増額修正期待も出ている。中間期の好決算を背景に株価は上昇基調を強めているが、本格評価はこれからで、1000円台乗せからの一段高が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/28 10:00
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<注目銘柄>=円谷フィHD、スマスロ関連で活躍期待
円谷フィールズホールディングス<2767.T>に注目したい。同社は遊技機販売大手で企画開発、版権ビジネスも展開している。メダルを使わないパチスロの次世代遊技機と言われる「スマートパチスロ(スマスロ)」が、パチスロ業界で11月21日から導入が開始されており、同社の展開が注目を集めている。
スマスロは、遊技メダルを電子データ化しているため、ユーザーはメダルの投入やドル箱への移し替えなどを行う必要がなくなる。また、パチンコホール側にとっても、メダルの持ち運びや洗浄が不要になり作業負担の軽減につながるメリットがある。今後、同社傘下のフィールズ機種へのスマスロ導入による業績拡大が期待されている。同社は10月下旬に23年3月期の連結営業利益を40億円から60億円(前期比74.2%増)へ大幅上方修正した。「ウルトラマン」ブランド認知度の高まりを受け、中国市場や北米市場でのライセンス収入などが寄与している。
株価は年初来高値圏で推移しているが、スマスロとウルトラマン人気に乗り一段高が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/25 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=クルーバー、ボリュームゾーンとなる3Qに期待
クルーバー<7134.T>は、中古カー用品の買い取り販売を手掛けるアップガレージと、新品カー用品卸売りのネクサスジャパンなどを運営。スタッドレスタイヤの需要が高まる第3四半期(10~12月)が売上高及び利益のボリュームゾーンとなる。
11月14日に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比19.4%増の3億700万円(計画比8.3%増)で着地。直営店売上高が好調に推移し、中古の買い取り販売強化によって売上総利益率や客単価が向上した。足もとの既存店売上高は直営店、フランチャイズ店ともに堅調に推移しており、下期業績に期待したい。
株価は1600円台前半に位置する75日移動平均線が下値抵抗ラインとなるかたちで切り返す動きとなっており、10月6日に上場来高値1953円をつけたあとの調整に一巡感。PERは10倍以下と割安感があり、仕切り直しが見込まれる。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/24 10:05
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=アドテスト、半導体関連のリベンジ相場に乗る
アドバンテスト<6857.T>は今月11日にマドを開けて急騰したが、その後も目先筋の利食いをこなし上値指向を継続、ここは大勢二段上げを見込んで強気に対処したい。半導体製造装置の後工程を担う試験装置の大手で、DRAM用テスターでは世界首位の実力を有する。足もとの業績は絶好調といってよく、22年7~9月期業績は営業利益段階で前年同期比倍増となる431億3300万円を達成した。スマートフォンやパソコン向け需要が停滞するなかも、データセンター向けなどが大きく伸びて収益を押し上げている。
更に下期(22年10月~23年3月)の見通しについても豊富な受注残を武器に利益成長に陰りはない。23年3月期通期の営業利益は前期比48%増の1700億円を見込んでいる。半導体市況は目先需給悪化が指摘されているものの、同セクターの関連銘柄は概ね株価に織り込み済みで、次の拡大サイクルを先取りするリベンジ相場の流れとなっている。中期的には、半導体の数量増だけでなく、回路線幅の超微細な次世代半導体に対する需要が高まるなか、試験装置分野における同社の高い技術力が改めて見直されそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=豊田通商、自動車生産回復が追い風
豊田通商<8015.T>に注目したい。同社はトヨタグループの総合商社で自動車関連やエネルギー、食料など幅広い分野を展開。アフリカに強く、環境分野にも注力している。10月下旬に23年3月期連結純利益を2100億円から2700億円(前期比21.5%増)に増額修正した。自動車販売が伸びたほか、電力事業などが寄与した。自動車生産の部品不足は緩和方向にあり、来期以降の業績拡大が見込める。
今期配当は、前期比32円増の年192円へ見直された。風力発電など環境分野への期待も強く、業績は最高益基調にある。株価は連結PER6倍台、配当利回りは3.8%前後と割安感は強く、ここから一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/21 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エムアップ、増収増益を続けるエンタメテック企業
エムアップホールディングス<3661.T>は、歌手などアーティストのファンサイトを運営。各種イベントの電子チケットやライブグッズの販売のほか、アーティストの公式NFTコンテンツを購入できるNFT売買サイト「Fanpla Owner」を5月にオープンするなど幅広く事業を展開している。エンターテインメント分野でテクノロジーを活用したサービスを提供する「エンタメテック企業」として注目だ。
直近発表した4~9月期決算は、引き続き増収増益基調が続いた。ファンサイトの新規開設やサイト会員の獲得が順調に進み、グッズや音楽映像作品の販売が好調だった。イベント再開の動きを追い風にチケット販売も増加した。業績進捗は良好で、23年3月期通期は売上高、営業利益とも前期に続き過去最高業績を更新する見通しにある。
足もと株価は4~9月期決算発表を受けて材料出尽くしの売りに押される場面があったものの、1200円台に位置する200日移動平均線がサポートラインとして機能。好業績を背景に、ここから再び上値を試す展開となることが期待される。9月につけた上場来高値1873円が当面の上値目標として意識される。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/18 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=扶桑化学、主力製品の生産能力増強へ追加投資
扶桑化学工業<4368.T>は半導体微細化の進展に伴い、研磨剤用原料として需要が高まっている超高純度コロイダルシリカの生産能力増強に取り組んでいる。既に京都事業所と鹿島事業所で設備の建設工事を行っていることに加え、このほど鹿島事業所に追加の投資を決定しており、将来収益への寄与が期待される。
主力製品である超高純度コロイダルシリカの販売は好調を維持しており、10月31日に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結経常利益は前年同期比65.9%増の107億5700万円で着地。通期計画181億円に対する進捗率は59.4%となっている。
足もとの株価は下値を切り上げる展開で、チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線が徐々に接近。PERは10倍以下と割安感もあり、戻りを試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/17 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=バリュエンス、今期は先行投資吸収し営業最高益更新へ
バリュエンスホールディングス<9270.T>は、業績拡大期待を背景に中長期的に上値を目指す展開が期待でき、押し目は拾っておきたい。
同社は、ブランド品の買取専門店「なんぼや」の展開を中心にブランド品、骨董・美術品などのリユース事業を展開。8月末時点で世界17カ国にパートナーとの協業店舗を含め164店舗の買取店舗を出店している。10月14日に発表した22年8月期連結決算は営業利益18億8800万円(前の期比61.6%増)と大幅増益だった。自社オークション売り上げが引き続き好調に推移したほか、円安で海外売り上げも伸長した。
続く23年8月期は、営業利益25億円(前期比32.4%増)と4期ぶりの最高益更新を見込む。店舗当たり仕入高が新型コロナウイルス感染拡大前の水準に回復したことにより新規出店を加速する予定で、国内10~15店舗、海外10店舗以上の出店を計画する。一方で、新規出店の再加速のための人員拡充に加え、顧客管理基盤の整備やフルフィルメントサービス開始のためのシステム強化、WEBマーケティング強化に伴う広告宣伝費の増加、本社移転に伴う一時費用などが発生するが、これらを吸収する。
また、中期経営計画では22年8月期を起点とする25年8月期までの3年間で年平均40%の営業利益の成長を目指すとしている。先行投資が一巡する来期以降の高成長も楽しみだ。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/16 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=マニー、外科用手術針など好調で2ケタ増収増益が続く
マニー<7730.T>は上値指向にあり、25日移動平均線をサポートラインに新値圏での強調展開が期待できる。同社はアイレス針(外科用手術縫合針)や眼科用ナイフなどを製造するが、技術力に裏打ちされた高い商品シェアは評価される。
アイレス針は需要回復基調にあるなか、高技術力を生かして業界シェアを拡大中。また、眼科用ナイフは白内障治療に使われるが、日本や欧米などで高齢化が進むなか収益チャンスが広がっている。デンタル分野では歯の根管治療で使うダイヤバーの受注獲得が進むほか、独子会社で展開する歯科修復材は増産体制を構築し需要に対応する構えだ。
23年8月期業績は売上高が前期比14.6%増の234億円、営業利益が同15.2%増の71億円といずれも3期連続の2ケタ成長を予想する。株価は今月1日につけた年初来高値2196円奪回が目前で、ここを通過点に昨年6~7月のもみ合いゾーンである2500円どころを目指す展開が想定される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/15 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トプコン、8期ぶり最高益更新見通しを評価
トプコン<7732.T>に注目したい。同社は光学精密機器メーカー。位置計測技術を活用した建設機械の自動制御などICT自動化施工や、IT技術を活用したIT農業など成長事業が好調だ。円安も追い風となり、23年3月通期の連結営業利益は180億円から190億円(前期比19.4%増)へ増額修正され、8期ぶりに最高益を更新する見通し。配当も従来予想から2円増の年42円(前期比6円増)とする方針だ。
インフラ関連工事需要の増加もあり、24年3月期の同利益は210億円前後への増益基調が見込める。業績拡大を背景に株価の見直し余地は大きく、7月の年初来高値2033円更新からの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/14 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ぴあ、「イベント割」が追い風
ぴあ<4337.T>に注目したい。チケット販売大手の同社の業績は回復基調にある。第2四半期累計(4~9月)の連結営業損益は4億4000万円の黒字(前年同期17億5400万円の赤字)となった。新型コロナウイルスの影響から回復し、多くの集客イベントが収容率100%の開催に転じたほか、外国人の入国制限の緩和を受け来日公演が増加するなど復調に転じた。23年3月期通期の営業利益は8億円(前期8億3300万円の赤字)を見込んでいるが、市場では9億円前後になるとの見方もある。下期に向けてイベントが集中することに加え、政府がチケット料金を割り引く「イベント割」を来年1月31日まで実施することも追い風となりそうだ。
株価は3300円を挟んだ攻防が続いているが、先行き8月につけた高値3675円抜けからの強調展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/11 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=シリコンスタ、ゲーム環境構築支援案件など増加
シリコンスタジオ<3907.T>は先端リアルタイムCG(コンピューターグラフィックス)技術、オンライン技術、コンシューマゲーム開発技術などを提供する開発推進・支援事業を展開。また、ゲーム・映像業界に特化した人材紹介・派遣サービスも手掛けている。
エンターテインメント業界における投資意欲の高まりに加え、エンジニア不足などを背景に両事業がともに好調。具体的にはゲーム環境構築支援案件などが増加しているほか、今期から注力しているミドル・ハイクラス人材向けサービスも順調に伸びている。22年11月期通期の連結経常損益は3億4500万円の黒字(前期は7100万円の赤字)が見込まれており、更なる成長が期待される。
足もとの株価は1200円台前半に位置する75日移動平均線を支えに出直りの気配。短期トレンドを示す25日移動平均線が上昇基調を維持している点にも注目したい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/10 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エスエムエス、キャリア分野やカイポケが業績拡大を牽引
エス・エム・エス<2175.T>は好業績期待を背景に上値を追う展開が期待できる。
同社は、介護・医療業界向け人材紹介サービス最大手。10月28日に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は営業利益が46億900万円(前年同期比25.2%増)と大幅増益で着地した。新型コロナウイルス感染拡大によるマイナスの影響はあったものの、キャリアパートナー(CP)の積極採用の効果に加えて、看護師や介護職の豊富な求職者パネルと求人情報を有する強みを発揮し、キャリア分野が好調に推移。同社ではキャリアパートナーの追加採用を進めるとしており、人件費増加よりも受注増加による増収が加速する可能性が強い。
また、介護事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」も順調に成長しており、10月1日時点の会員数は拠点数が2万5200拠点(7月1日比550拠点増)、事業所数は4万2850事業所(同6950件増)へ増加した。タブレットやスマートフォンなどの有料オプションサービスの利用拡大が成長に寄与しており、同分野の成長がキャリア分野と並ぶ業績牽引役となっている。
23年3月期は営業利益72億3800万円(前期比14.6%増)を見込むが、調査機関によっては75億円台を見込むところもある。また、同調査機関では、24年3月期営業利益96億円前後を見込んでおり、業績拡大期待が今後更に強まりそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/09 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=コムチュア、クラウド需要開拓し高成長続く
コムチュア<3844.T>は上値余地が大きく、中期視野で仕込み妙味が大きい。独立系システムインテグレーターでクラウド支援サービスに重点を置き、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込んでいる。23年3月期上期(22年4~9月)業績は営業利益が前年同期比12%減の17億3300万円と減益を余儀なくされたものの、7~9月期だけでみれば前年同期実績を2%上回り増益転換を果たしている。今3月期営業利益は前期比17%増の46億6000万円予想と高成長を継続、達成すれば12年3月期から12期連続の増益となる。しかも、前期までの11期のうち9期は2ケタ成長を確保していることは特筆に値する。
株価は10月末の決算発表を好感する形で今月1日にマドを開けて買われ、2日に上ヒゲで2653円の高値をつけた後、調整を入れている。しかし、大勢トレンドは底値圏離脱の初動にあり、2500円近辺のもみ合いは強気対処して報われよう。25年3月期を最終年度とする中期経営計画では、営業利益61億円以上を目指す方針を掲げていることも、中長期スタンスの買いを促す。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/08 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=MARUWA、パワー半導体向け需要拡大
MARUWA<5344.T>に注目したい。同社は電子部品向けのセラミック基板のトップ企業。同基板は電気自動車(EV)駆動用インバーターのパワー半導体向けなどへの需要が拡大しており、業績は最高益基調にある。第2四半期(4~9月)の連結営業利益は前年同期比33.9%増の106億1600万円と好調。23年3月期の同利益は185億円(前期比1.6%増)の予想だが、市場では200億円前後への増額期待が強い。
足もとの円安も追い風で、24年3月期の同利益は240億円前後へ拡大するとの見方がある。EV向け需要に対する期待で株価は堅調に推移しており、先行き8月につけた最高値1万8400円更新から一段高が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ラクーンHD、卸EC化追い風に高成長続く
ラクーンホールディングス<3031.T>が10月3日安値1004円を底に反発基調へと転じている。
同社はアパレル・雑貨などの中小メーカー・問屋と、小売店などをつなぐ、企業間EC「スーパーデリバリー」の運営が主な事業。このほか、企業間後払い決済の「Paid」、売掛保証の「URIHO」、家賃保証の「ラクーンレント」などのフィナンシャル事業も展開する。
足もとでは、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにした問屋システムのデジタル化が本格化しつつあり、「スーパーデリバリー」に追い風が吹く。第1四半期(5~7月)のEC事業の国内流通額は前年同期比14.1%増と伸長。海外流通額も中国ロックダウンの影響があったものの同12.2%増と2ケタ成長となった。
一方のフィナンシャル事業も「Paid」の取扱高が順調に拡大しているほか、「URIHO」、「ラクーンレント」の保証残高も順調に積み上がる。与信コントロールがうまく機能し原価率が抑えられていることもあり、成長が続く。
23年4月期は、販促投資の増加などを吸収し、営業利益13億円(前期比15.4%増)を見込む。また、25年4月期に営業利益23億1000万円を目指す中期経営計画にも注目だ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/02 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=巴川紙、半導体関連の超割安株で業績上振れ期待も
巴川製紙所<3878.T>に注目してみたい。半導体関連株の物色人気は主力どころから中小型株にシフトする傾向がみられる。そのなか同社は電子材料部門への展開力に定評があり、半導体パッケージ組み立てや、リードフレーム固定などに使う各種半導体実装用テープを手掛けていることで同関連有力株として頭角を現しそうだ。
23年3月期は営業利益段階で前期比24%減の15億円を見込むが、第1四半期(4~6月)時点で前年同期比78%増の7億6100万円と高水準の伸びを示しており、対通期進捗率も50%を超えている。PER6倍弱、PBR0.5倍台の時価は割安さが際立っており、800円近辺でもみ合う局面は絶好の仕込み場となりそうだ。上値は2月16日につけた年初来高値917円奪回が目標となる。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2022/11/01 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=SHIFT、DX投資拡大が追い風
SHIFT<3697.T>に注目したい。同社はソフトウエアの不具合を検査するテスト受託事業などを主力としている。22年8月期の連結営業利益は前の期比73.1%増の69億1300万円と最高益を更新。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連のIT投資拡大が同社のソフトウエアテスト事業の追い風となっている。23年8月期の同利益は前期比36.0%増の94億円と連続大幅増益が予想されている。
モバイルゲームや家庭用ゲームソフト向けのソフトウエアテストサービス事業も順調に伸びている。業績拡大期待は強く、株価は上昇基調にある。ここから4月につけた年初来高値2万6990円を狙う強調展開が期待できそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/10/31 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=マネフォ、来期以降の損益改善に期待
マネーフォワード<3994.T>に注目したい。同社はスマートフォン向け家計簿アプリや企業会計システムなどを手掛けるほか、ブロックチェーン・仮想通貨分野にも展開している。足もとは、米FRBが利上げのペースを緩めることが意識されるなか、暗号資産であるビットコイン価格が上昇しており関連銘柄に追い風となっている。
業績は先行投資が重荷となり、22年11月期の連結営業損益は88億400万~83億400万円の赤字(前期10億6200万円の赤字)が見込まれるなど苦戦している。一方で、業務効率化クラウドソリューション「マネーフォワード クラウド」をはじめとする各種サービスの成長が寄与し、売上高は210億6700万~213億2700万円(前期比34.8~36.4%増)と投資の成果もあげている。
損益は今期が底とみられ、トップラインの伸びを拠りどころに来期以降の回復に期待した買いが流入している。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/10/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=セラク、企業のIT投資意欲が追い風
セラク<6199.T>は自社エンジニアによるソリューションの提供と運用支援などを展開。23年8月期通期の連結経常利益は前期比11.6%増の16億円を見込んでいる。
業務効率化ニーズの高まりやデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた戦略的投資など潜在的な企業のIT投資意欲が続くなか、企業の人材不足に伴う省力化への投資などIT人材需要は更に高まる見通し。こうしたなか、同社は営業体制の拡充によってエンジニア稼働数の拡大と新規顧客開拓に注力するほか、一次請け案件の獲得とパートナー強化を図る構えだ。
株価は9月28日につけた年初来安値935円を底に下値を切り上げる展開で、チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線が徐々に接近。また、一目均衡表の雲上限を上抜けるなどテクニカル妙味が増している。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/10/27 10:00