みんかぶニュース コラムニュース一覧

みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=鎌倉新書、「終活インフラ企業」への進捗順調  鎌倉新書<6184.T>は、調整一巡感から再騰機運を強めそうだ。  9月9日に発表した上期(2~7月)連結決算は、営業利益が3億1100万円(前年同期比13.6%増)だった。既存事業であるお墓や葬儀、仏壇が2ケタ成長に回帰したほか、新規事業の相続、介護、官民協働事業が大きく伸長した。  特に注目したいのは、官民協働事業だ。自治体の広告入りおくやみハンドブックの協働刊行やおくやみコーナーの開設支援、おくやみコーナー設置自治体支援ナビの導入支援、おくやみ・終活領域における自治体デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進などを行う同事業は、自治体DXが進むなか提携自治体数を順調に拡大させており、7月末時点で170自治体と提携。同社では年内に250自治体との提携を目指しており、今後の事業拡大が期待できよう。  また、相続や介護などユーザーニーズの高い領域での新たなサービスも成長し、事業ポートフォリオの拡大により同社の目指す「終活インフラ企業」への進捗は順調とみられる。会社側では23年1月期通期営業利益予想を6億4000万円(前期比20.1%増)と予想しているが、お墓や仏壇事業がコロナ禍前の成長トレンドに回帰していることや介護、官民協働事業の成長力を考慮すると上振れの可能性は高い。更に来期も2ケタ増益が期待できそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=JMDC、医療ビッグデータで活躍の機近づく  JMDC<4483.T>は底値買いのチャンスだ。同社は健康保険組合の医療情報を匿名加工してビッグデータ化し、これを製薬会社や保険会社などへ提供するビジネスを行っている。治験の効率化に向けた用途に加え、医療費の削減が課題となっている日本において、膨大な医療データベースの活用が今後の重要なカギを握る可能性は高い。  23年3月期は売上高が前期比26%増の275億円、営業利益が同25%増の60億円と大幅増収増益を見込んでいる。PERは割高だが、ここにきて株式市場ではグロース株を買い戻す動きが出ており、同社株もこの流れに乗る。株式需給面では、信用買い残が9月以降の下落局面で増勢にあるが、日々の出来高で十分に吸収できる水準で気にはならない。75日移動平均線が横に走る6000円近辺への水準訂正が当面の戻り目標となる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オプテクスG、業績最高益基調を評価へ  オプテックスグループ<6914.T>に注目したい。同社はセンサーの総合メーカー。屋外用侵入検知センサーやFA関連工場用センサーなどで高実績を誇っている。第2四半期累計(1~6月)の連結営業利益は前年同期比42.4%増の35億9000万円と好調。防犯関連やFA関連向けなどの需要が伸びている。為替の円安も追い風で、22年12月期の同利益は前期比29.6%増の60億円と最高益の更新が見込まれている。  同社の今期想定為替レートは1ドル=110円に設定されており、業績には上振れ期待も強い。株価は8月に年初来高値2262円をつけた後は一進一退の状態にあるが今後、高値更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=メディアドゥ、業績進捗良好で買い戻しの動きへ  メディアドゥ<3678.T>の戻りに期待したい。同社は電子書籍取次の最大手。NFT分野の取り組みに注力している点が注目で、NFTデジタル特典付き出版物の販売やNFTプラットフォーム「FanTop(ファントップ)」の展開を進めている。  今月13日に発表した3~8月期決算は、営業利益が前年同期比20.9%減の13億3500万円だった。前年同期に一部の電子書店で実施された大型販促キャンペーンによる一時的な売り上げ増加があり、この反動が出た格好。電子書籍市場の拡大基調は継続しており、事業環境は引き続き堅調だ。通期見通しは据え置いた。  大幅減益となったものの、通期計画に対する進捗が概ね良好なことから、業績に対する投資家の過度な不安感は後退したようだ。同社株を買い戻す動きが急速に強まっており、足もと株価は直近安値(1613円)から一気に水準を切り上げている。前述のNFTへの取り組みのほか、7月に資本・業務提携したクレディセゾン<8253.T>との協業効果に期待が高まる局面が今後あるだろう。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=毎コムネット、足もと業績好調でテクニカル妙味も  毎日コムネット<8908.T>は10月6日、23年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比2.8倍の8億5800万円となり、上半期計画の4億9000万円を超過した。  主力の不動産ソリューション事業で、販売用不動産の売却が計画通りに進んだことが寄与。また、学生生活ソリューション事業では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復の兆しがみえつつあるなかで合宿旅行などの売り上げが増加した。季節変動性があることから上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いているが、今後の進捗状況によっては業績予想が上方修正される可能性がありそうだ。  テクニカル面では、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロス実現や一目均衡表の雲上限を上抜けてきたことに注目。株価は10月11日に直近高値683円をつけたあとは上げ一服となっているが、押し目は積極的に狙ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=りらいあ、業績回復基調を織り込む展開に期待  りらいあコミュニケーションズ<4708.T>は10月11日につけた年初来安値921円で底を打ち反発局面にある。ただ、まだ緒に就いたばかりであり、投資妙味は十分だ。  同社は、企業から委託を受けてコールセンターを運営するコンタクトセンター事業とデータ入力などの事務業務を受託するバックオフィス事業が主な事業。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた営業活動の停滞や20年6月に判明した鹿児島センターにおける不適切な業務運営の影響で、国内基礎業務(継続的にサービスを提供する業務)は21年3月期第4四半期以降減収が続いていたが、足もとは回復基調にあり、23年3月期は増収に転じる見通し。また、注力中の海外も、北米向けを中心に新規顧客との取引が増加するなど堅調に推移しており、業績に貢献しよう。  23年3月期は、これらの寄与がある一方、情報セキュリティー基盤の強化などに取り組んでいるため、販管費負担の増加が利益を圧迫するが、営業利益86億円(前期比3.6%増)の見通し。24年3月期は同97億円前後を見込む調査機関もあり、株価は中長期的に業績復調期待を織り込む展開が期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/19 10:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=神戸物産、業務スーパーの成長戦略に陰りなし  神戸物産<3038.T>の3200円近辺は押し目買いチャンスとみたい。「業務スーパー」をフランチャイズで展開するが、個人客にも人気で業績は前21年10月期まで8期連続で増収・営業増益路線をまい進している。なお、売上高だけでみると連結決算に移行した04年10月期から18期連続の増収を果たしている。22年10月期も売上高が前期比5%増の3800億円、営業利益は同6%増の288億円と成長を継続する見通しだが、いずれも計画から上振れる可能性を内包している。  同社の最大の特長は製造部門も有していること。輸入材料が多く円安デメリットは無視できないものの、商品開発力の高さで優位性を浮き彫りとしている。23年10月期もPB商品の拡大効果や積極的な出店攻勢によりトップラインの伸びが利益を牽引する見込み。  信用取組は売り残高が買い残高を大きく上回り、直近信用倍率は0.4倍と株式需給妙味もある。75日移動平均線との下方カイ離を解消する形で3600円近辺への切り返しが有力視される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=シュッピン、越境EC好調で業績拡大  シュッピン<3179.T>に注目したい。同社はカメラや時計などの中古品を消費者から買い取り販売を行っている。第1四半期(4~6月)の営業利益は前年同期比26.3%増の8億5600万円と好調。国内に加え、足もとの円安進行も追い風となり越境ECが伸びている。月次売上高も9月は前年同月比18%増を記録している。23年3月期の同利益は前期比11.6%増の35億600万円と最高益が見込まれている。  24年3月期の同利益は40億円台への増益が予想される。政府の水際対策の緩和によるインバウンド需要の回復も追い風に働く見通しだ。株価は6月につけた年初来高値1574円更新から一段高を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ビックカメラ、インバウンド関連で恩恵期待  ビックカメラ<3048.T>に注目したい。家電量販店大手の同社は、首都圏駅前に大型店を展開するなど外国人観光客に知名度が高く、インバウンド関連の一角としても脚光を浴びている。12日に発表した23年8月期の連結営業利益は前期比3.2%減の173億円を見込んでいる。人流の回復が追い風となるものの、業績見通しにインバウンド需要の回復を織り込んでいないことに加え、9月に開始した水宅配事業における創業赤字も響く見通し。ただ、9月度のビックカメラとコジマをあわせた月次売上高は前年同月比11.3%増と2カ月連続でプラスとなるなど堅調に推移するなか、市場には今期営業利益は180億円前後へ増額修正との観測も出ている。  決算発表を受けて13日の株価はマドを開けて下落したが、長い下ヒゲ陽線で引けており地合い悪による売られ過ぎを示唆している。75日移動平均線絡みの時価近辺は依然として狙い目だ。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=パーク24、不採算駐車場の縮小などに注力  パーク24<4666.T>は国内の駐車場事業が主力。不採算駐車場の縮小に向けた取り組みを行うとともに、新型コロナウイルス感染症の影響下でも収益化が可能な駐車場を厳選して開発することにより事業の筋肉質化を推進している。  足もと業績は堅調で、9月14日には22年10月期通期の連結経常損益予想を従来の85億円の黒字から140億円の黒字(前期は116億1900万円の赤字)に上方修正。行動制限などの影響が想定よりも限定的だったことに加え、販管費を含めたコスト抑制などが進捗したことが主な要因だとしている。  直近の株価は10月3日に1810円まで押される場面があったものの、下ヒゲをつけてリバウンドの動きをみせている。1920円近辺に位置する75日移動平均線を下回る水準では押し目買い意欲が強く、まずは年初来高値2215円の奪回を期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アイル、ストック収入順調で収益性向上  アイル<3854.T>は、25年7月期に営業利益36億円(22年7月期21億円)を目指す中期経営計画を考慮すると、株価の更なる上昇が期待できる。上昇一服局面は狙い場と考えたい。  同社は、中堅・中小企業向けに特化し、ネットショップ構築・運営支援やBtoB EC受発注システムなどの「Web」領域と、店頭での売り上げ管理やバックヤードの在庫管理などの「リアル」領域の両方で独自のソリューションを開発・提供する独立系SIer。「リアル」では基幹業務システムの「アラジンオフィス」、「Web」では複数ネットショップ一元管理ソフトの「CROSS MALL」が主力で、「アラジンオフィス」のユーザーリピート率は98.4%(22年7月期)を誇る。  22年7月期決算は、クラウド移行に伴うイニシャル売り上げの減少や、半導体不足の影響によるサーバー機器納期遅延などで実質減収となったものの、システム規模の大きな商談やクロスセルの増加により受注高は過去最高を更新。粗利率向上も貢献し、営業利益は過去最高益を更新した。  続く23年7月期業績は、中堅・中小企業の旺盛なDX化ニーズや顧客基盤の拡大、クラウド商材の積極展開による収益性の良いストック収入の積み上がりで、営業利益24億円(前期比14.3%増)を見込むが、粗利率の向上の進展具合から上振れの公算は大きい。中計の前倒し達成の可能性もあろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アサカ理研、「都市鉱山」開拓に政策的追い風  アサカ理研<5724.T>の切り返しに期待が大きい。株価はここ調整色をみせているものの、1600円を割り込む押し目形成場面は強気に対処したい。廃棄される電子機器のデバイスには貴金属が含有されており「都市鉱山」とも呼ばれる。同社は、この都市鉱山から独自技術を使って貴金属回収を手掛けるビジネスを展開しており、足もとの業績も好調だ。22年9月期営業利益は期初予想である2億6000万~4億円から大幅に上方修正し、7億500万~8億6000万円(前の期実績は4億1900万円)を見込んでいる。  政策面では環境省が使用済みの電子機器から金属を回収し再資源化する量を2030年度までに倍増させ、そのために国内リサイクル事業者に資金的な支援を行う構えにあることが伝わっており、こうした動きは同社にとって中期的に強力な追い風となる。時価総額が100億円未満で株式需給面から足が軽いことも魅力となっている。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=INC、提携先ISTの動向を継続注目  INCLUSIVE<7078.T>は、メディア企業のネットサービス運営支援を展開。ロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)との資本・業務提携を昨年発表し、マーケットの話題をさらった経緯がある。以降、同社株は宇宙関連株の位置づけで注目を浴びている。  23年3月期の売上高は前期比3.2倍の55億8000万円、営業損益は前期赤字から1億円の黒字に転換する見通し。新たに子会社化した企業の連結効果のほか、新規顧客獲得など各種施策による売り上げ向上を見込む。直近の4~6月期業績は、企業買収に伴う費用増などが響き営業損益は赤字着地となったものの、売上高は前年同期比9割増と大幅な伸びをみせた。  株価は5月17日に年初来安値785円をつけた後、緩やかな上昇基調を継続し、足もと1000~1200円前後で推移している。ここマーケットで個別材料株物色の流れが強まるなか、提携先のISTの動向を巡って株価を動意させることが多い同社株には投資家の熱い視線が向かい続けることになりそうだ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タムラ、好業績を手掛かりに上値トライへ  タムラ製作所<6768.T>は電子部品関連(電圧制御やノイズ除去のための基幹部品であるトランス、リアクターなど)が主力事業。また、電子化学実装関連事業では電気自動車(EV)向けソルダーペーストなども手掛けている。  足もと業績は好調で、9月26日には23年3月期通期の連結経常利益予想を前期比94.9%増の39億円(従来予想は30億円)に上方修正。産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品や、自動車向けの電子化学材料などの売り上げが堅調に推移しているほか、市場連動販売価格の浸透、前中期経営計画から取り組んできた工場の自動化推進及び拠点再編による物流改善などにより収益性が向上していることが主な要因となっている。  株価は8月26日に年初来高値790円をつけたあと調整局面に入ったが、75日移動平均線が下値支持ラインとして機能。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスをきっかけに再び上値を試す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=芝浦機、脱炭素化で成形機事業の受注が好調  芝浦機械<6104.T>は、第1四半期(4~6月)決算は営業微減益となったが、第2四半期以降業績は徐々に改善すると見込まれる。今後は中期的成長力を評価する動きが期待できよう。  脱炭素化の流れを受けて成形機事業の受注が増加している点に注目したい。足もとで自動車軽量化に貢献する射出成形機が、北米やインドで需要が増加。また、押出成形機は電気自動車(EV)関連の設備投資需要の拡大に伴い、中国におけるリチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置の受注も大幅に増加している。第1四半期の成形機事業の受注高は530億円(前年同期比3.0倍)となり、受注残高も1458億円(同2.3倍)に膨らんだ。  受注増に伴い売上高も伸長しているが、セパレータフィルム製造装置は投資負担もあり、第1四半期の利益貢献は大きくなかったもよう。ただ、量産効果による採算改善が期待できるほか、中国ロックダウンの影響が弱まることや円安効果もあって、第2四半期以降の業績にはプラス貢献が増すと予想される。会社側の23年3月期通期業績予想は営業利益60億円(前期比41.6%増)だが、市場予想では63億円強が見込まれている。また、調査機関によっては24年3月期の営業利益120億円前後を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=菊水HD、EV関連穴株で悪目買いチャンスに  菊水ホールディングス<6912.T>は全体地合い悪のなか、6月につけた年初来安値近辺まで下押しているが、PBR0.7倍前後で配当利回りは3%を超えており、株価指標面から下値限界が近い。ここからの押し目は買い下がってみたい。電子計測器及び産業用電源装置メーカーで、高性能の直流安定化電源や電子負荷装置を得意としている。同社が手掛けるEV用電池向け耐電圧試験器は、今後成長ドライバーの役割を担う可能性がある。  23年3月期は、中国ロックダウンなどの影響で部品調達コストが上昇したこともあり、営業利益段階で前期比10%減益を見込むが、来期は増益基調に復帰する公算大。出来高流動性にやや難はあるものの、信用買い残は直近データで6万株程度とほぼ枯れた状態といってよく、反転すれば上値は軽そうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クミアイ化、畑作用除草剤など好調  クミアイ化学工業<4996.T>に注目したい。同社は大手農薬メーカー。第3四半期(21年11月~22年7月)の連結営業利益は前年同期比50.3%増の103億4200万円と好調だった。海外向けなどに畑作用除草剤「アクシーブ剤」などが伸びたほか、円安も寄与した。22年10月期の同利益は125億円(前期比47.8%増)と最高益を更新する見込みだが、市場には130億円前後への増額観測がある。  世界的な食糧不安が高まるなか、好業績農薬株として存在感が高まっている。特に同社のアクシーブ剤は、既存製品への耐性がある雑草にも効果があり販売は好調だ。株価は6月高値1220円更新から一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハマキョウ、サプライチェーン再構築で注目  ハマキョウレックス<9037.T>に注目したい。同社は独立系物流一括受託(3PL)大手。世界的なサプライチェーンを含めた総合的な物流体制の見直しに伴う3PL需要の高まりを背景に、同社の23年3月期の連結営業利益は前期比7.1%増の119億円と6期連続で最高益更新が見込まれる。  株価は9月9日につけた年初来高値3335円から調整を入れたが、75日移動平均線をサポートラインに底堅い展開となっている。指標面では連結PER8倍前後、同PBR0.8倍程度と割安感があり、再び年初来高値を試す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ミズノ、ゴルフ事業好調で通期業績に上振れ余地  ミズノ<8022.T>は、米国を中心にゴルフクラブの販売が引き続き好調。国内ではコロナ禍でも堅調だった野球などアウトドアスポーツ用品に加え、バレーボールやラケットスポーツといったインドアスポーツ用品も回復している。  これが反映された23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比29.8%増の45億2500万円となり、第1四半期として過去最高を記録。通期計画の95億円に対する進捗率は47.6%に達しており、業績の上振れ余地が大きいといえそうだ。  足もとの株価は全体相場の悪地合いもあって上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。PERやPBRには割安感があり、押し目は積極的に狙ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カルビー、値上げ効果で業績拡大へ  カルビー<2229.T>は、業績拡大期待を背景に更なる上値を目指す動きが期待できそうだ。  8月2日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が53億6300万円(前年同期比22.7%減)だった。国内ではコンビニエンスストア向けや土産用製品の売り上げが回復。海外では北米での豆系スナックの拡販効果もあったが、原材料費や動力費の高騰を吸収できなかった。  コスト高は続いているものの、業績は第2四半期で底を打ち、下期からは増益に転じるとの見方が強まっている。同社では不退転の覚悟で値上げに取り組んでおり、今期は6~7月、9~10月、11月の3回にわたって価格改定を実施する方針。第1弾の値上げでは数量減が見られなかったことから、秋以降の値上げも成功する公算が大きい。仮に数量が減少した場合でも、抑止するための緻密な商品プランも準備しているといい、強い意気込みを感じさせる。23年3月期の営業利益予想255億円(前期比1.4%増)は達成確度が高いだろう。  更に、24年3月期はコストアップを値上げで打ち返し、利益が拡大することが予想される。市場予想平均では営業利益280億円強、調査機関によっては同300億円を見込むところもあり、株価はこれを織り込む展開へ向かいそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=enish、ブロックチェーンゲーム分野に思惑  enish<3667.T>の上値指向に注目したい。同社はスマートフォンゲームやソーシャルアプリ向けゲームの開発・運営を手掛ける。業績は15年12月期以来、前期まで7期連続の営業赤字と低迷しているが、22年12月期はゲーム部門で「進撃の巨人」が好調に推移し収益に貢献していることで、収支均衡圏までの回復が視野に入る。また、メタバース分野の有力コンテンツに位置付けられるブロックチェーンゲームの開発に注力姿勢を示しており、今後の展開に期待がかかっている。  株価は全体波乱相場においても25日移動平均線を絡め頑強な値動きをみせている。株式需給面では外資系経由の空売りが顕著で踏み上げ相場の素地を内包している。8月17日の年初来高値512円奪回を視野に入れる可能性も。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=味の素、最高益基調の継続評価  味の素<2802.T>に注目したい。第1四半期(4~6月)の連結純利益は前年同期比25.7%増の277億3800万円となった。原料高の影響もあり、調味料や食品事業は減益だったが、半導体関連材料を手掛けるファンクショナルマテリアルズ事業などが好調に推移した。23年3月期の同利益は前期比1.7%増の770億円と最高益見通しだが、調味料や冷凍食品の値上げ効果も寄与し800億円台への増額修正期待もある。  海外の調味料・食品事業は今後、原材料コストの下落も見込め業績改善が期待されている。株価は9月には4030円まで上昇したが、業績拡大期待は強く87年3月につけた4350円の最高値更新からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スター精、工作機械の販売好調で円安メリットも  スター精密<7718.T>はCNC自動旋盤などの工作機械が主力事業。22年12月期通期の連結経常利益は前期比42.4%増の111億円が見込まれている。  足もとでは世界的に旺盛な設備投資需要を背景にCNC自動旋盤の販売が伸びており、米国で医療関連を中心に幅広い業種で伸長しているほか、欧州やアジアでは自動車関連向けなどが好調だ。また、為替の円安メリットもあり、8月9日に発表した第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比2.1倍の59億7100万円(従来予想は45億円)に上振れ着地した。なお、第3四半期以降の前提為替レートは1ドル=110円から125円に、1ユーロ=125円から130円に変更している。  株価は9月12日に年初来高値1858円をつけ、その後は調整局面となっているが、PERやPBRには割安感があり、押し目は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バンナムHD、トイホビー事業の好調続く  バンダイナムコホールディングス<7832.T>は、8月19日に年初来高値1万1190円をつけたあと調整しているが、調整一巡感から反騰機運が高まりつつある。  以前の同社はモバイルゲームを中心としたゲーム事業が業績ドライバーだったが、近年ではトイホビー事業におけるハイターゲット商材(プラモデルやフィギュアなど大人層向け商材)の伸長が注目されている。8月5日に上期(4~9月)連結業績予想について、営業利益を460億円から720億円(前年同期比16.6%増)へ上方修正したが、要因としてデジタル、トイホビー、アミューズメントの各事業が好調に推移していることを挙げている。特に「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)やコレクターズフィギュアなどが好調。トレーディングカードゲームも人気だ。  同社では23年3月期通期業績予想について、営業利益1000億円(前期比20.3%減)の従来予想を据え置いている。下期に家庭用ゲームの大型タイトルの発売や年末年始商戦があるほか、新型コロナウイルスの感染拡大などの不透明要因があるためとしているが、トイホビー事業の力強さから、保守的との見方が一般的。10月に「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「チェンソーマン」のテレビ放送が開始されることもプラスに働く。市場予想では今期の営業利益は1300億円台が見込まれている。また、今年3月に発表した「ガンダムメタバース」の始動もガンプラの新たな遊び方が提供されることで、将来的に更なる人気の高まりにつながろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コジマ、白物家電注力で利益率向上し指標面は超割安  コジマ<7513.T>の戻り足が鮮明でこの動きに乗ってみたい。郊外型の家電量販店だが、ビックカメラグループの傘下で経営再建を果たしている。売り場改革など合理化努力が発現しており、冷蔵庫、洗濯機など採算性の高い白物家電の重点販売で利益率は改善傾向にある。業績面では22年8月期は巣ごもり特需の反動が逆風となっているものの、今年4月に通期営業利益見通しを期初予想の50億円から83億円に大幅増額していることは評価される。PER、PBRなど株価指標面から割安感が際立つ。  株価は9月に入って急速な調整を強いられたが、7日に十字足で589円の安値をつけた後リバウンドに転じており、連日で陽線を形成し上値指向の強さを明示。上向きの13週・26週移動平均線を早晩上抜け、700円台を目指す展開が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クロスキャト、キャッシュレス決済関連で存在感高まる  クロスキャット<2307.T>に注目したい。ソフトウェア開発が主力でノンバンクや金融関連向けに強みを持ち、足もとの業績も好調に推移している。8月3日に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比3.1倍の3億8000万円だった。政府は給与をデジタルマネーで受け取る制度を来春にも解禁する方向にあり、キャッシュレス決済の加速が見込まれるなか、同社の収益環境には強い追い風が吹いている。  会社側は今期営業利益を前期比3.6%増の11億5000万円と2期連続で最高益更新を見込んでいるが、市場では更に増益幅が広がるとの見方も出ている。株価は年初来高値圏にあるが、業績拡大を評価する買いが一段と本格化しそうだ。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジプレアム、太陽光発電関連として要マーク  フジプレアム<4237.T>は、精密貼合技術を活用した薄型テレビ用光学フィルターなどの製造・販売が主力。また、太陽電池にも注力しており、東京都の小池百合子知事が住宅などへの太陽光発電の設置義務化を目指す方針を掲げていることから関連銘柄としてマークしておきたい。  足もとでは環境住空間及びエンジニアリング部門が好調で、8月8日に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の2億8500万円で着地。通期計画の7億5200万円に対する進捗率は37.9%と順調なスタートを切っている。  株価は75日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げる展開。短期トレンドを示す25日移動平均線は上昇基調にあり、5月につけた年初来高値411円奪回からの一段高が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タカラトミー、今期予想の達成確度高い  タカラトミー<7867.T>は、調整一巡感から再騰機運の高まりが期待できる。1300円台の株価には見直し余地があろう。  8月9日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が16億6500万円(前年同期比22.5%減)となった。海外拠点での物流費の上昇、国内玩具のプロダクトミックスや為替の影響で原価率が悪化したことなどが影響した。  ただ、23年3月期通期業績予想は、営業利益120億円(前期比2.8%減)の従来見通しを据え置いた。トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」が発売20周年を迎え販売が堅調に推移しているほか、第1四半期に堅調だった「トランスフォーマー」の海外向け輸出やタカラトミーアーツが展開するアミューズメントマシン及びガチャの人気が継続する見通し。「トミカ」のアニメ配信開始も寄与しよう。  更に7月に続き、9月1日出荷分から一部商品の値上げを実施したことも業績に寄与する。会社予想の達成は確度が高く、過度の警戒感は不要だろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=明星工、LNG案件活発で見直しへ  明星工業<1976.T>は熱絶縁工事で高い実績を持つ建設工事会社で、LNG工事では国内首位。原油価格は夏場以降に下落基調となっているものの、それでも1バレル=80ドル台はここ数年来でみても高値水準といえ、原油価格に連動してLNG価格も高値圏にある。特にロシアからのガスパイプラインが停止している欧州では、エネルギーコストの上昇が顕著で、LNGプラント案件の引き合いが急増している。そうしたなか、同社は海外LNG出荷基地工事で高い競争力を有しており、今後は中期的な収益機会の拡大が見込める状況だ。  23年3月期は売上高が前期比7.5%増の520億円予想、営業利益は強含み横ばいの54億円を予想するが、受注残が増勢基調をたどるなか、来期以降は増益トレンドを確保できそうだ。株価指標面ではPER、PBRともに割安感が強い。信用買い残も枯れた状態にあり、8月25日につけた年初来高値770円奪回が視野に入る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ロート、今期業績は再増額修正も  ロート製薬<4527.T>に注目したい。大衆向け目薬の最大手で、スキンケア製品などが好調だ。第1四半期の連結営業利益は前年同期比37.8%増の83億200万円と同期として最高益を記録。高額目薬やスキンケアの「肌ラボ」「メラノCC」などが伸びた。23年3月期の連結営業利益は従来予想の280億円を300億円(前期比2.2%増)に増額修正し、配当も従来予想から3円増の年40円に修正している。  市場には、今期業績予想はなお保守的として320億円前後への再増額修正の観測が浮上している。海外事業も好調で為替の円安も追い風だ。株価は8月につけた最高値4495円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/12 10:00

ニュースカテゴリ