みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=日理化、足もと業績好調でテクニカル妙味も
新日本理化<4406.T>は化学製品の製造・販売が主な事業。8月6日に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の4億800万円となり、通期計画9億円に対する進捗率は45.3%に達した。
トイレタリー及び繊維関連の需要回復を追い風に高級アルコール製品の販売が伸長したほか、日用品や医薬・食品向け添加剤も好調。壁紙や床材などの住宅関連資材原料、タイヤ及び自動車塗料向け原料の売り上げが増加したことも好業績に寄与した。同社は新たな価値創造を目的とした京都R&Dセンターを5月下旬に開設しており、今後の動向が注目される。
株価は260円前後で底堅さをみせ、足もとでは下値を切り上げる展開。チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っており、上値を試す展開が期待される。(参)
出所:MINKABU PRESS
2021/09/02 10:00
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<注目銘柄>=飯田GHD、戸建分譲好調で増益基調継続へ
飯田グループホールディングス<3291.T>は、コロナ禍で分譲戸建住宅の潜在需要が顕在化しており、増益基調継続が期待できる。PBR0.9倍台の株価水準は割安感が強い。
コロナ禍に伴う在宅時間の増加やリモートワークの普及など生活様式が変化したことで、部屋数が多く、独立性の高い戸建住宅への需要が高まっている。低金利環境の継続や住宅ローン減税の再延長など、各種住宅取得支援策の継続などもあり、住宅需要は引き続き堅調が見込まれている。同社の第1四半期(4~6月)決算も、営業利益が413億7600万円(前年同期比2.6倍)と大幅増益となり、22年3月期通期では同1280億円(前期比5.6%増)を見込む。
ただ、第1四半期の戸建分譲事業で販売棟数が前年同期比4.8%減の1万235棟となったことでコロナ特需のピークアウト感が意識され、株価はやや調整局面にある。しかし、仕入契約棟数は計画どおり順調に増加していることから、販売戸数が大幅に減少するリスクは限定的。これに加えて、平均単価が上昇し分譲戸建住宅の粗利率は上昇しており、高い利益水準での業績推移が期待できる。
23年3月期以降も同様で、コロナ特需が一段落しても、分譲戸建のシェア拡大、請負事業・リフォーム事業の強化などで増益基調は続きそう。株価も業績拡大に合わせた動きが期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2021/09/01 10:00