みんかぶニュース 市況・概況ニュース一覧
みんかぶニュース 市況・概況
明日の株式相場に向けて=浮かび上がる「ほぼトラ」相場の片鱗
きょう(2日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比443円高の4万74円と大幅高。念願の4万円大台に一気に乗せた。いつものパターンともいえるが、後場後半になると先物主導でつむじ風に巻かれるように踏み上げ相場の色彩が強まった。きょうは高値引けではなかったものの、実需買いではなくショートポジションの手仕舞いが全体相場を押し上げる典型的な地合いとなった。何よりも値上がり銘柄数が全体の5割強を占めるにとどまっており、これは指数寄与度の高い主力大型株に資金が集中したことを物語る。
米国株市場の方はハイテク株中心に想定以上に強い動きである。米長期金利の上昇局面でもかまわずナスダック総合株価指数は最高値圏を舞い上がる。今は上がるから買う、買うから上がる、という状況で売り方もなすすべがないという感じだが、どこかで今のモメンタム相場の反動は来そうである。
米大統領選の第1回テレビ討論では、バイデン大統領とトランプ前大統領が期待にたがわず丁々発止、と言いたいところだが、お互いを罵(ののし)り合う展開で「政策論争ではなく、ひたすら仲の悪い老人同士が互いを否定するために口角泡を飛ばすという状況」(国内投資顧問系エコノミスト)という声が聞かれた。しかし、ディベートが進むとバイデン大統領の“老い”がクローズアップされる形となり、世論調査では同氏が大統領選に出馬すべきでないという回答が実に7割を超えたという。一方、トランプ氏についても過半数が出馬すべきでないという評価だったというから、有権者の「ダブルへイター」が浮き彫りとなっている。しかし、このままだと「大統領になるべきでない人を選ぶ戦い」でバイデン氏が圧倒していることになり、消去法でトランプ前大統領の返り咲きという線が濃厚となる。
米国も政治が病んでいるイメージだが、民主党内でも意見が割れ、まとまりがつかない様子だ。ブルームバーグ通信は、民主党全国委員会がバイデン氏を党候補に正式指名する手続きを前倒しすると報じた。そうしないと空中分解してしまう可能性を危惧している。4年前の再現で、バイデン大統領をたてることで対立の構図を印象づける算段だったが、時の流れは人間にとって容赦のないものであることが今回の討論で峻烈に映し出された。市場関係者によると、民主党のウルトラCとして「副大統領をハリス氏からオバマ元大統領にすげ替え、バイデン氏の影武者的存在として担ぎ上げるというジョークのような話も持ち上がっている」(ネット証券マーケットアナリスト)という。
ともあれ、2日の東京市場では「ほぼトラ」というムードが投資マネーの流れにも影響を与え始めた。トランプ氏が大統領になれば、大型減税の拡充に動くことが予想され、強力な財政出動に伴い金利の高止まりが避けられない。東京市場も日銀が大規模緩和策にピリオドを打つタイミングを測っている段階にあり、日米ともに長期金利が上昇基調をたどるとなれば、恩恵を受けるのはメガバンクや生保。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が売買代金2位に入る大商いの中で値を飛ばしたのは、トランプ相場の片鱗という見方もできる。また、日本にも防衛予算拡大圧力がかかるとなれば、防衛省との取引金額で群を抜く三菱重工業<7011.T>だが、やはり活況高となり最高値を更新した。
きょうは中小型株が蚊帳の外であった。ただ、前日にも触れた株価3ケタ台の材料株にはしぶとく資金が流れ込んでいる。丸運<9067.T>、nms ホールディングス<2162.T>、朝日ネット<3834.T>などが好チャートを形成している。また、バイオ関連も賑わっている。きょう新規上場のPRISM BioLab<206A.T>が初値形成後にストップ高に買われたことも刺激となりやすく、動兆しきりのトランスジェニック<2342.T>あたりをマーク。このほか、サイバーセキュリティー関連でセキュアヴェイル<3042.T>に継続的な資金流入が観測されるが、当欄継続注目のソリトンシステムズ<3040.T>の上げ足にも拍車がかかった。
あすのスケジュールでは、国内では新紙幣の発行開始日となる。また、需給ギャップと潜在成長率が午後取引時間中に開示される。海外では6月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)、5月の豪小売売上高、ポーランド中銀の政策金利発表のほか、米国ではFOMC議事要旨(6月開催分)の内容にマーケットの関心が高い。このほか、6月のADP全米雇用リポート、週間の米新規失業保険申請件数、6月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数、5月の米貿易収支、5月の米製造業受注など。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 17:00
みんかぶニュース 市況・概況
明日の【信用規制・解除】銘柄 (2日大引け後 発表分)
○エレメンツ <5246> [東証G]
東証と日証金が3日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
[2024年7月2日]
株探ニュース
2024/07/02 16:50
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2日中国・上海総合指数=終値2997.0111(+2.2808)
2日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比2.2808ポイント高の2997.0111と小幅に3日続伸。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 16:44
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2日韓国・KOSPI=終値2780.86(-23.45)
2日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比23.45ポイント安の2780.86と3日ぶり反落。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 16:18
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[PTS]デイタイムセッション終了 15時以降の上昇60銘柄・下落45銘柄(通常取引終値比)
7月2日のPTSデイタイムセッション(08:20~16:00)が終了。15時以降に売買が成立したのは124銘柄。通常取引の終値比で上昇は60銘柄、下落は45銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は25銘柄。うち値上がりが14銘柄、値下がりは8銘柄だった。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は49円安となっている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の2日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <2983> アールプラン 1064 +178( +20.1%)
2位 <3498> 霞ヶ関C 14350 +1140( +8.6%)
3位 <8918> ランド 8.5 +0.5( +6.2%)
4位 <8836> RISE 17.8 +0.8( +4.7%)
5位 <9973> KOZOHD 19.6 +0.6( +3.2%)
6位 <9275> ナルミヤ 1381 +40( +3.0%)
7位 <6740> Jディスプレ 18.5 +0.5( +2.8%)
8位 <3777> 環境フレンド 36.9 +0.9( +2.5%)
9位 <2375> ギグワークス 573 +13( +2.3%)
10位 <4425> Kudan 2150 +47( +2.2%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <6971> 京セラ 1500 -384.0( -20.4%)
2位 <5019> 出光興産 1035 -60.0( -5.5%)
3位 <4288> アズジェント 583 -21( -3.5%)
4位 <9229> サンウェルズ 2370 -76( -3.1%)
5位 <9204> スカイマーク 705 -18( -2.5%)
6位 <6469> 放電精密 1455 -27( -1.8%)
7位 <3825> リミックス 211.1 -3.9( -1.8%)
8位 <2134> 北浜CP 22.6 -0.4( -1.7%)
9位 <3082> きちりHD 861 -15( -1.7%)
10位 <5246> エレメンツ 1451 -24( -1.6%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <6178> 日本郵政 1659 +10.0( +0.6%)
2位 <7201> 日産自 549.3 +1.9( +0.3%)
3位 <6526> ソシオネクス 3790 +10( +0.3%)
4位 <3099> 三越伊勢丹 3218 +8.0( +0.2%)
5位 <7203> トヨタ 3340 +7.0( +0.2%)
6位 <7011> 三菱重 1831.6 +3.6( +0.2%)
7位 <8316> 三井住友FG 11030 +20( +0.2%)
8位 <6361> 荏原 2515 +3.5( +0.1%)
9位 <7267> ホンダ 1737 +2.0( +0.1%)
10位 <9432> NTT 156.3 +0.1( +0.1%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <6971> 京セラ 1500 -384.0( -20.4%)
2位 <5019> 出光興産 1035 -60.0( -5.5%)
3位 <4755> 楽天グループ 862 -5.9( -0.7%)
4位 <9107> 川崎汽 2700.1 -13.9( -0.5%)
5位 <5411> JFE 2340 -6.5( -0.3%)
6位 <6501> 日立 3737 -9( -0.2%)
7位 <8306> 三菱UFJ 1808 -3.0( -0.2%)
8位 <8058> 三菱商 3338 -5.0( -0.1%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2024/07/02 16:03
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東京株式(大引け)=443円高、後場上げ足加速し4万円台回復
2日の東京株式市場は朝方に日経平均が安く始まったが、その後は大きく切り返す展開となり、大引けで4万円大台を回復。約3カ月ぶりの高値をつけた。
大引けの日経平均株価は前営業日比443円63銭高の4万74円69銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は18億5011万株、売買代金概算は4兆5345億円。値上がり銘柄数は864、対して値下がり銘柄数は720、変わらずは61銘柄だった。
きょうの東京市場は、安く始まったもののすぐに地合いが急展開し、買い優勢の地合いに変わった。前日の米国株市場では米長期金利の上昇にもかかわらずハイテク株中心に買われ、ナスダック総合株価指数が最高値を更新したことや、外国為替市場で1ドル=161円台後半まで円安が進んだことなどが追い風となった。もっとも、東京市場で買われたのは海運や金融などバリュー株が中心で、半導体関連などハイテク株には下げる銘柄も散見された。日経平均は後場に入ると先物を絡めた買い戻しが加速し、フシ目の4万円大台を回復。後場取引終盤は伸び悩んだものの高値圏で売り物をこなし切った。業種別では33業種中31業種が上昇したが、個別では値上がり銘柄数が全体の5割強にとどまった。全体売買代金は4兆5000億円台と活況を呈した。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが活況高の様相を呈し、ディスコ<6146.T>も物色人気。三菱重工業<7011.T>が商いを伴い上昇した。川崎汽船<9107.T>が急伸をみせ値上がり率首位となったほか、日本郵船<9101.T>など海運株が人気。東京海上ホールディングス<8766.T>、任天堂<7974.T>が高く、第一三共<4568.T>も値を上げた。ミネベアミツミ<6479.T>も値を飛ばし、メルカリ<4385.T>も大幅高となった。スター・マイカ・ホールディングス<2975.T>も買われた。
半面、売買代金首位のレーザーテック<6920.T>が下値を模索、ソシオネクスト<6526.T>も軟調。ホンダ<7267.T>、ニデック<6594.T>も冴えない。高島屋<8233.T>も利食われた。ミガロホールディングス<5535.T>が急落、トーエネック<1946.T>も大幅安。ネクステージ<3186.T>、KeePer技研<6036.T>なども大きく水準を切り下げた。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 16:02
みんかぶニュース 市況・概況
明日の主なマーケットイベント
○経済統計・イベントなど
10:30 豪・住宅建設許可件数
10:45 中・財新サービス部門購買担当者景気指数
16:50 仏・サービス部門購買担当者景気指数(改定値)
16:55 独・サービス部門購買担当者景気指数(改定値)
17:00 ユーロ・サービス部門購買担当者景気指数(改定値)
17:30 英・サービス部門購買担当者景気指数(改定値)
18:00 ユーロ・卸売物価指数
20:00 米・MBA(抵当銀行協会)住宅ローン申請指数
20:00 米・ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁がECB(欧州中央銀行)フォーラムの討議に参加
20:30 米・チャレンジャー人員削減数
21:15 米・ADP雇用統計
21:30 米・貿易収支
21:30 米・新規失業保険申請件数
21:30 米・失業保険継続受給者数
22:45 米・サービス部門購買担当者景気指数(改定値)
22:45 米・総合購買担当者景気指数(改定値)
23:00 米・製造業新規受注
23:00 米・ISM(サプライマネジメント協会)サービス業景況指数
23:15 ユーロ・ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁が発言
※日・新紙幣発行
※独立記念日の前日で米国株式・債券市場が短縮取引
○決算発表・新規上場など
決算発表:ABCマート<2670>,アスクル<2678>,ワールド<3612>,川口化<4361>,ナルミヤ<9275>
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 15:30
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明日の決算発表予定 ABCマート、アスクルなど5社 (7月2日)
7月3日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算:
<2678> アスクル [東P] (前回15:00)
◆第1四半期決算:
★<2670> ABCマート [東P] (前回15:00)
<3612> ワールド [東P] (前回15:00)
<9275> ナルミヤ [東S] (前回15:00)
◆第2四半期決算:
<4361> 川口化 [東S] (前回15:00)
合計5社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース
2024/07/02 15:11
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ETF売買動向=2日大引け、全銘柄の合計売買代金3176億円
2日の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比27.5%増の3176億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同34.6%増の2703億円だった。
個別ではNEXT FUNDSSolactiveジャパン <2850> 、MAXIS全世界株式(オール・カントリー) <2559> 、PBR1倍割れ解消推進ETF <2080> 、上場インデックスファンド日本経済貢献株 <1481> 、iFreeETF FTSE Blossom <1654> など76銘柄が新高値。日経400ダブルインバースインデックス連動 <1472> 、iFreeETF JPX日経400ダブル <1466> 、NEXT NOTES ドバイ原油先物 ベア ETN <2039> 、JPX日経400ベア2倍上場投信(ダブルインバース) <1469> 、iFreeETF TOPIXインバース <1457> など11銘柄が新安値をつけた。
そのほか目立った値動きでは中国H株ブル2倍上場投信 <1572> が3.09%高と大幅な上昇。
一方、One ETF 南方 中国A株 CSI500 <2553> は3.92%安と大幅に下落した。
日経平均株価が443円高と急騰するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1845億4800万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日の平均売買代金1556億4300万円を大幅に上回る活況となった。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経225連動型 <1321> が153億500万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が134億9500万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が132億3100万円、NEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が106億6800万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が91億4200万円の売買代金となった。
株探ニュース
2024/07/02 15:05
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東証グロース(大引け)=値下がり優勢、コーディア、リグアがS高
2日大引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数251、値下がり銘柄数298と、値下がりが優勢だった。
個別ではChordia Therapeutics<190A>、PRISM BioLab<206A>、リグア<7090>がストップ高。リボミック<4591>、セルシード<7776>、Recovery International<9214>は一時ストップ高と値を飛ばした。PostPrime<198A>、LeTech<3497>、ビリングシステム<3623>、gooddaysホールディングス<4437>、note<5243>など8銘柄は年初来高値を更新。Laboro.AI<5586>、グラッドキューブ<9561>、セキュアヴェイル<3042>、FFRIセキュリティ<3692>、ジンジブ<142A>は値上がり率上位に買われた。
一方、AHCグループ<7083>がストップ安。Veritas In Silico<130A>、Lib Work<1431>、ENECHANGE<4169>、Mマート<4380>、HENNGE<4475>など12銘柄は年初来安値を更新。ELEMENTS<5246>、ワンダープラネット<4199>、アイズ<5242>、サンバイオ<4592>、ペルセウスプロテオミクス<4882>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2024/07/02 15:03
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<動意株・2日>(大引け)=リグア、クシム、児玉化など
リグア<7090.T>=3日連続のストップ高。6月27日取引終了後に「環境配慮型の素材開発や製品の製造などを手掛けるTBM(東京都千代田区)と業務提携した」と発表したことが引き続き材料視されているもよう。また、きょう正午ごろに「自社が展開するIFMC.の新商品『SLEEPINSTANTスピードマットレス』が関西エアポートワシントンホテルの全客室計784ベッドに導入された」ことを明らかにしており、新たな買い手掛かりとなっているようだ。このマットレスは、「E-LOOP(イーループ)」を中材に使用し、カバーにIFMC.(イフミック:ナノメーターレベルの非常に微小なミネラル結晶体で、血管拡張による血行促進効果が期待できる)加工したもの。イーループはリサイクル可能なクッション材で、通気性が高く、ムレない快適・清潔な状態を保ちながら、理想の寝姿勢をキープできる3次元構造になっているという。
クシム<2345.T>=大幅反発。1日の取引終了後に子会社チューリンガムが、シンガポールを拠点にトークンの発行、運用、管理から暗号資産上場までを一貫して行うBOBG社と協業を開始すると発表しており、好材料視されている。協業では、チューリンガム社の持つWeb3領域の高度な知見と、BOBG社のトークン発行・運用の実績を掛け合わせることで、トークン発行からトークノミクス設計、プロダクト開発までをパッケージ提供する。これにより、Web3領域への参入障壁を下げ、日本企業のトークンを伴うWeb3事業立ち上げを強力に後押しするとしている。
児玉化学工業<4222.T>=大幅高。自動車やトラックの内外装部品を主力とする樹脂成形加工の大手。トヨタ自動車<7203.T>のレクサス向けなどが受注増勢にあるほか、生産効率の改善などで利益体質も向上、業績は急回復トレンドが見込まれている。25年3月期は売上高が前期比5%増の154億円、営業利益は同2.8倍となる4億6000万円を見込んでいる。株価は6月18日に急動意、高値335円でダブルトップ形成後に調整を入れたが、売り一巡を待って仕切り直しの買いが入ってきた。株価3ケタ台を地相場とするが、2017年に大相場を出した実績があり、この時は修正後株価で2830円の高値をつけた経緯がある。ファンダメンタルズ面の高変化が現実味を帯びれば、300円台の時価は値ごろ感が改めて意識されそうだ。
リボミック<4591.T>=物色の矛先向かい一時ストップ高。1日の取引終了後、軟骨無形成症の小児患者を対象とした「umedaptanib pegol(抗FGF2アプタマー)」を用いた前期第2相臨床試験の観察試験において、13人の患者の組み入れが完了したと発表した。また、観察試験を終了した患者に対する「umedaptanib pegol」の高用量の皮下投与試験(コホート2)の第1例目の投与が実施されたとも開示した。一連の発表を材料視した買いが株価を押し上げたようだ。
網屋<4258.T>=切り返し急。1日の取引終了後、クラウド型ネットワークインフラサービス「Network All Cloud」に関して、キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>と販売代理店契約を締結したと発表したことが好感されている。網屋の「Network All Cloud」は、全国のITインフラをクラウドから集中管理・自動制御することで、人材不足の課題を直接的に解決できるクラウドサービス。キヤノンMJでは、全国の中堅・中小企業が抱える深刻なIT人材不足を解決したいという思いから、今回の代理店契約の締結に至ったという。なお、今後開示すべき重要な事項が発生した場合には、業績への影響を開示するとしている。
スター・マイカ・ホールディングス<2975.T>=急動意。4月1日につけた年初来高値を更新した。首都圏を中心に全国で区分所有の分譲中古マンションの売買を手掛ける。入居者退去後に改装して資産価値を高めて販売するリノベマンション事業が主力で、賃貸も手掛けている。同社が1日取引終了後に発表した24年11月期上期(23年12月~24年5月)決算は最終利益が前年同期比5%増の16億6700万円と減益予想から一転して増益を達成した。収益物件や有価証券売却などが寄与した。これを受けて上値を見込んだ短期筋の買いを誘導している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買代金ランキング=2日大引け
2日大引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。
売買代金
銘柄名 売買代金 増加率(%) 株価
1. <1570> 日経レバ 184548 26.7 30030
2. <1321> 野村日経平均 15305 40.2 41820
3. <1360> 日経ベア2 13495 45.8 333.0
4. <1458> 楽天Wブル 13231 23.4 35490
5. <1357> 日経Dインバ 10668 180.7 137
6. <1459> 楽天Wベア 9142 43.9 549
7. <1579> 日経ブル2 7678 19.8 321.2
8. <1568> TPXブル 5651 44.2 532.0
9. <1330> 日興日経平均 4499 399.9 41930
10. <1306> 野村東証指数 4438 -20.8 3019.0
11. <1615> 野村東証銀行 2826 57.3 380.8
12. <1489> 日経高配50 2508 82.0 2467
13. <1365> iF日経Wブ 2456 51.5 46400
14. <2621> iS米20H 2090 -8.0 1213
15. <1329> iS日経 1782 113.9 41760
16. <2644> GX半導日株 1717 -1.0 4800
17. <1678> 野村インド株 1469 -17.6 404.9
18. <1320> iF日経年1 1432 63.3 41700
19. <2244> GXUテック 1361 -22.3 2289
20. <1308> 日興東証指数 1352 69.8 2984
21. <1545> 野村ナスH無 1240 -19.4 32450
22. <1540> 純金信託 1133 7.0 11440
23. <1358> 日経2倍 1127 21.3 55770
24. <2558> MX米株SP 1081 22.1 25395
25. <1356> TPXベア2 1067 104.0 351.3
26. <1346> MX225 934 81.4 41640
27. <1397> SMD225 908 30166.7 40480
28. <1655> iS米国株 837 -50.6 638.5
29. <1671> WTI原油 803 196.3 3620
30. <1571> 日経インバ 757 -28.6 604
31. <2525> 農中日経平均 715 2365.5 40820
32. <2243> GX半導体 663 -40.5 2109
33. <2038> 原油先Wブル 647 -16.6 2688
34. <1475> iSTPX 629 -24.7 2958
35. <1366> iF日経Wベ 575 35.3 354
36. <1547> 日興SP5百 541 63.4 9627
37. <1348> MXトピクス 527 612.2 2970.0
38. <2559> MX全世界株 518 10.7 21345
39. <1456> iF日経ベ 516 33.0 2586
40. <1305> iFTP年1 504 223.1 3053.0
41. <2869> iFナ百Wブ 500 24.4 44550
42. <1343> 野村REIT 489 -62.4 1848.0
43. <1326> SPDR 467 103.0 34840
44. <1367> iFTPWブ 454 78.7 41280
45. <200A> 野村日半導 426 2.2 2047
46. <1557> SPDR5百 340 -35.8 88070
47. <1476> iSJリート 335 14.7 1775
48. <2036> 金先物Wブル 332 76.6 59710
49. <2516> 東証グロース 330 -53.7 501.2
50. <201A> iSインド株 314 -29.9 216.7
※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日に比べた増減率(%)
株探ニュース
2024/07/02 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均2日大引け=3日続伸、443円高の4万74円
2日の日経平均株価は前日比443.63円(1.12%)高の4万74.69円と3日続伸し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は864、値下がりは720、変わらずは60。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を84.34円押し上げ。次いで東エレク <8035>が22.56円、第一三共 <4568>が21.48円、リクルート <6098>が21.48円、テルモ <4543>が18.57円と続いた。
マイナス寄与度は5.23円の押し下げでレーザーテク <6920>がトップ。以下、ホンダ <7267>が5円、電通グループ <4324>が2.75円、ソシオネクス <6526>が2.26円、ヤマハ <7951>が2.22円と並んだ。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落はパルプ・紙、鉄鋼の2業種のみ。値上がり率1位は海運で、以下、鉱業、保険、精密機器、証券・商品、石油・石炭と続いた。
株探ニュース
2024/07/02 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
東証スタンダード(大引け)=値上がり優勢、アズジェントが一時S高
2日大引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数768、値下がり銘柄数638と、値上がりが優勢だった。
個別ではアズジェント<4288>が一時ストップ高と値を飛ばした。キャンディル<1446>、マサル<1795>、田辺工業<1828>、大盛工業<1844>、成学社<2179>など53銘柄は年初来高値を更新。ワットマン<9927>、ニチリョク<7578>、放電精密加工研究所<6469>、ジャパンエンジンコーポレーション<6016>、平山ホールディングス<7781>は値上がり率上位に買われた。
一方、GMOアドパートナーズ<4784>が一時ストップ安と急落した。ウエストホールディングス<1407>、構造計画研究所ホールディングス<208A>、エプコ<2311>、出前館<2484>、イメージ ワン<2667>など12銘柄は年初来安値を更新。メタプラネット<3350>、GFA<8783>、ANAP<3189>、ダントーホールディングス<5337>、精工技研<6834>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2024/07/02 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」3位にエネチェンジ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の2日午後2時現在で、ENECHANGE<4169.T>が「売り予想数上昇」で3位となっている。
6月27日の取引終了後、23年12月期の有価証券報告書を提出期限の28日までに提出できない見込みとなったと発表。これを受けて東京証券取引所が27日付で監理銘柄(確認中)に指定した。
これを嫌気し、同社株は28日、7月1日には取引時間中に値がつかず、2日連続してストップ安配分で取引を終了した。この日は値幅制限の下限が拡大されたこともあって前日比128円(37.4%)安の214円で寄り付くと、一時200円を割り込む場面もあり、これらが売り予想数の上昇につながっているようだ。なお、この日のストップ安は22円となっている。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 14:51
みんかぶニュース 市況・概況
アズジェントが一時S高、サイバー攻撃相次ぎサイバーセキュリティー関連への関心高まる◇
アズジェント<4288.T>が一時ストップ高の653円となったほか、セキュアヴェイル<3042.T>、FFRIセキュリティ<3692.T>などサイバーセキュリティー関連銘柄が軒並み上昇している。KADOKAWA<9468.T>がこの日午前中、動画共有サービス「ニコニコ動画」を中心としたサービス群に対するランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃に関し、攻撃を行ったとされる組織が情報を更に流出させたと主張していることを確認したと発表した。また日本生命保険(大阪市中央区)もこの日、業務委託先のイセトー(京都市中京区)がランサムウェアによる被害を受け、日本生命の顧客情報が漏洩していると報告を受けたと発表しており、相次ぐサイバー攻撃によりサイバーセキュリティー関連への関心が高まっているようだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 14:45
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にポスプラ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」2日午後1時現在でPostPrime<198A.T>が「売り予想数上昇」1位となっている。
2日の市場でポスプラが反落。同社は6月20日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄。金融・経済情報プラットフォームのSNS「PostPrime」を運営しており、YouTuberとして活躍する高橋ダニエル圭(高橋ダン)氏がCEO(最高経営責任者)を務めている。マーケットで知名度の高い高橋氏の会社の株式公開として話題を集めたが、初値は公開価格と同じ450円だった。しかし、その後は人気を集め、上場初日は値幅制限いっぱいの530円まで値を上げ取引を終え、翌21日から26日まで4日連続ストップ高を記録。この日は一時1427円まで買われた。公開価格から3倍強の水準まで値を上げたが、短期の急騰で高値警戒感も台頭している。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 14:21
みんかぶニュース 市況・概況
FCEは大幅続伸、C&Rとパートナー契約を締結◇
FCE<9564.T>が大幅続伸している。午前11時ごろ、子会社FCEプロセス&テクノロジーがクリーク・アンド・リバー社<4763.T>とパートナー契約を締結したと発表しており、好材料視されている。
今回のパートナー契約によりFCEプロセス&テクノロジーが提供する「RPAロボパットDX」が、C&Rが運営する中堅・中小企業向けに最適なDX推進策を提案する無料相談窓口サービス「DXの森」のDX促進ツールの一つとして、新たにラインアップされることになる。「RPAロボパットDX」は“誰でも使えるRPA”をコンセプトに首都圏を中心に1300社以上(5月時点)に導入されているが、今回「DXの森」にラインアップされることで、より多くの中堅・中小企業のDX促進や生産性向上に貢献するとしている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 14:06
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後2時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は901、値下がり銘柄数は679、変わらずは65銘柄だった。業種別では33業種中31業種が上昇。値上がり上位に海運、保険、鉱業、証券・商品、石油・石炭、精密機器など。値下がりで目立つのはパルプ・紙など。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 14:03
みんかぶニュース 市況・概況
14時の日経平均は424円高の4万55円、ファストリが70.61円押し上げ
2日14時現在の日経平均株価は前日比424.63円(1.07%)高の4万55.69円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は901、値下がりは675、変わらずは68。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を70.61円押し上げている。次いで第一三共 <4568>が22.36円、東エレク <8035>が18.63円、TDK <6762>が16.87円、中外薬 <4519>が16.28円と続く。
マイナス寄与度は6.67円の押し下げでレーザーテク <6920>がトップ。以下、日産化 <4021>が3.04円、電通グループ <4324>が2.48円、ヤマハ <7951>が2.39円、エーザイ <4523>が2.19円と続いている。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落はパルプ・紙、鉄鋼の2業種のみ。値上がり率1位は海運で、以下、保険、鉱業、証券・商品、石油・石炭、精密機器と続いている。
※14時0分4秒時点
株探ニュース
2024/07/02 14:01
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が400円突破
日経平均株価の上げ幅が400円を突破。13時34分現在、413.50円高の4万44.56円まで上昇している。
株探ニュース
2024/07/02 13:35
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均がおよそ2ヵ月半ぶり4万円台回復
日経平均株価が4月4日以来、およそ2ヵ月半ぶりに4万円台を回復した。13時33分現在、387.52円高の4万18.58円まで上昇している。
株探ニュース
2024/07/02 13:34
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が300円突破
日経平均株価の上げ幅が300円を突破。13時30分現在、318.82円高の3万9949.88円まで上昇している。
株探ニュース
2024/07/02 13:31
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後1時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は814、値下がり銘柄数は770、変わらずは61銘柄だった。業種別では33業種中27業種が上昇。値上がり上位に海運、鉱業、保険、証券・商品、石油・石炭、精密機器など。値下がりで目立つのはパルプ・紙など。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 13:03
みんかぶニュース 市況・概況
13時の日経平均は178円高の3万9809円、ファストリが34.33円押し上げ
2日13時現在の日経平均株価は前日比178.84円(0.45%)高の3万9809.90円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は818、値下がりは768、変わらずは58。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を34.33円押し上げている。次いで第一三共 <4568>が17.95円、中外薬 <4519>が12.36円、HOYA <7741>が9.64円、リクルート <6098>が8.53円と続く。
マイナス寄与度は8.24円の押し下げでレーザーテク <6920>がトップ。以下、東エレク <8035>が6.87円、SBG <9984>が5.88円、ニトリHD <9843>が3.76円、オリンパス <7733>が3.33円と続いている。
業種別では33業種中26業種が値上がり。1位は海運で、以下、鉱業、保険、証券・商品と続く。値下がり上位にはパルプ・紙、鉄鋼、倉庫・運輸が並んでいる。
※13時0分8秒時点
株探ニュース
2024/07/02 13:01
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」4位に荏原
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」2日正午現在で荏原<6361.T>が「買い予想数上昇」4位となっている。
荏原は実質月替わりとなった6月27日を境に上値追い態勢を強めている。ポンプ最大手で環境関連装置での実績は広く知られるが、最近は半導体分野での展開力に光が当たっている。半導体ウエハーを研磨するCMP装置で世界首位級の商品競争力を有しており、最先端半導体分野でも活躍が期待され、これが株高の原動力となっている。株式5分割を実施し個人投資家でも買いやすくなった。業績も増収増益基調が続いている。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 12:51
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で伸び悩む
後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比40円高前後と前場終値と比較して伸び悩んでいる。外国為替市場では1ドル=161円60銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 12:31
みんかぶニュース 市況・概況
「半導体」が1位、エヌビディアに暗雲もマクロ環境は改善顕著に<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
2 人工知能
3 サイバーセキュリティ
4 生成AI
5 地方銀行
6 データセンター
7 防衛
8 TOPIXコア30
9 円安メリット
10 グローバルニッチ
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」がランキング首位となっている。
東京株式市場ではここにきてマスクブランクス検査装置シェア100%のレーザーテック<6920.T>が値を崩し、半導体設計大手でSoC(システム・オン・チップ)を手掛けるソシオネクスト<6526.T>なども冴えない値動きとなるなど、半導体主力銘柄の一角に売りが優勢となっている。これは米半導体株にも同じことがいえる。
米国株市場ではここ半導体関連株の値動きに跛行色がみられ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は6月18日に最高値5765.124をつけた後、調整局面に入った。時価は5400台でもみ合い、25日移動平均線をサポートラインに強弱観を対立させている。同移動平均線を下抜ければトレンド転換を印象づけることにもなりかねないが、このSOX指数と酷似したチャートを形成しているのが、米画像処理半導体大手で生成AI関連のシンボルストックともなっているエヌビディア<NVDA>だ。
直近、海外大手メディアが報じたところでは、フランスの独占禁止法規制当局が、エヌビディアを反競争行為の疑いで告発する見込みと伝えており、独占禁止法違反と認定された場合、同社の年間売上高(世界ベース)の最大10%を支払う可能性があると伝わった。これが、東京市場でも買い手控え要因として意識され、一部の銘柄の上値を押さえている。もっとも半導体市況は懸案のスマートフォン向けも在庫調整が進展し、生成AI搭載の新機種への期待などから改善色が強まっており、大局的に見れば収益環境にフォローウインドが吹いている。貸株市場を通じた空売りの買い戻しも想定され、最近のアドバンテスト<6857.T>のような踏み上げ相場への思惑も漂う。
当面はエヌビディアの株価動向に左右されやすいが、同社株が25日線を足場に切り返す展開となった際には、一気にショートカバーが進む可能性もあり、売り方にとっても買い方にとっても正念場が近づいているといえる。
このほか東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、SCREENホールディングス<7735.T>など半導体製造装置大手のほか、信越化学工業<4063.T>、SUMCO<3436.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、東京応化工業<4186.T>なども注目場面が続く。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 12:20
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位にセルシード
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の2日午前11時現在で、セルシード<7776.T>が「買い予想数上昇」で2位となっている。
この日の東京株式市場で、セルシードは連日ストップ高に買われている。同社は前週末6月28日の取引終了後、開発中の軟骨細胞シートに関する米国特許出願について特許査定を受けたと発表した。同特許は、東海大学(医学部医学科外科学系整形外科学)の佐藤正人教授と実施してきた同種軟骨細胞シートに関する共同研究の成果という。この発表を手掛かりに物色人気が続いており、買い予想数が増加したようだ。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 11:52
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(前引け)=続伸、朝安後切り返し一時4万円大台に迫る
2日前引けの日経平均株価は前営業日比149円52銭高の3万9780円58銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億8988万株、売買代金概算は2兆1346億円。値上がり銘柄数は840、対して値下がり銘柄数は737、変わらずは68銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方こそ売り先行で始まったが、寄り後ほどなくして日経平均は戻り足に転じ、前場後半にかけて一貫して下値を切り上げる強調展開となった。前日の米国株市場でナスダック総合株価指数が最高値を更新したことや、外国為替市場で円安水準が維持されていることが追い風となっている。一時300円近い上昇で3万9900円台まで上値をのばし、4万円大台乗せも視界に入ったが、前引けにかけて手仕舞い売りで上げ幅を縮小した。ただ、大型株に対する買い意欲は旺盛だ。バリュー株物色の流れが強まるなか、金利上昇を好感して大手金融株に物色資金が向い、全体相場を押し上げる格好となっている。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクの上げ足が目立つほか、川崎汽船<9107.T>が急上昇するなど海運株も人気。東京海上ホールディングス<8766.T>が高く、第一三共<4568.T>なども買いを集めた。三菱重工業<7011.T>が活況高。スター・マイカ・ホールディングス<2975.T>が大幅高に買われ、ミネベアミツミ<6479.T>も値を飛ばした。半面、売買代金首位のレーザーテック<6920.T>が下値を模索、東京エレクトロン<8035.T>、ソシオネクスト<6526.T>も軟調。高島屋<8233.T>も利食われた。ミガロホールディングス<5535.T>が急落、ユニチカ<3103.T>、ネクステージ<3186.T>なども大幅安。
出所:MINKABU PRESS
2024/07/02 11:51