みんかぶニュース 市況・概況ニュース一覧
みんかぶニュース 市況・概況
東証グロース(前引け)=値下がり優勢、ブロードE、ラクオリアがS高
8日前引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数223、値下がり銘柄数329と、値下がりが優勢だった。
個別ではブロードエンタープライズ<4415>、ラクオリア創薬<4579>がストップ高。ソフトフロントホールディングス<2321>、BTM<5247>は一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社<2164>、博展<2173>、イオレ<2334>、INGS<245A>、Hmcomm<265A>など24銘柄は年初来高値を更新。リボミック<4591>、NexTone<7094>、リビン・テクノロジーズ<4445>、ミーク<332A>、データセクション<3905>は値上がり率上位に買われた。
一方、GMOリサーチ&AI<3695>、カルナバイオサイエンス<4572>が一時ストップ安と急落した。オルツ<260A>、ウェルネス・コミュニケーションズ<366A>、アルファクス・フード・システム<3814>、GMO TECH<6026>は年初来安値を更新。フレクト<4414>、イメージ情報開発<3803>、ラストワンマイル<9252>、コラボス<3908>、情報戦略テクノロジー<155A>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2025/08/08 11:33
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買動向=8日前引け、野村情通サ他、野村日セレが新高値
8日前場の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比87.8%増の2355億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同108.2%増の2013億円だった。
個別ではNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 <1489> 、NEXT JPX日経 <1591> 、iFree JPX プライム 150 <2017> 、グローバルX メタルビジネス-日本株式 <2646> 、NEXT 金価格連動型 <1328> など87銘柄が新高値。iFreeETF TOPIXダブルインバース <1368> 、日経400ダブルインバースインデックス連動 <1472> 、TOPIXベア上場投信 <1569> 、JPX日経400ベア2倍上場投信(ダブルインバース) <1469> 、iFreeETF TOPIXインバース <1457> など7銘柄が新安値をつけた。
そのほか目立った値動きではiシェアーズ MSCI ジャパン気候変動 <2250> が6.29%高、WisdomTree 貴金属バスケット <1676> が3.15%高、NEXT 自動車・輸送機 <1622> が3.04%高と大幅な上昇。
一方、iシェアーズ グリーンJリート ETF <2852> は5.49%安、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株 <2846> は3.45%安と大幅に下落した。
日経平均株価が909円高と急騰するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1167億4800万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金640億9100万円を大きく上回る活況となった。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が279億6000万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が134億8500万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が119億3700万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が73億6900万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が63億7000万円の売買代金となった。
株探ニュース
2025/08/08 11:32
みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・8日>(前引け)=木徳神糧、加賀電子、電子材料
木徳神糧<2700.T>=上値追いに拍車。物色の矛先が向かいカイ気配となっている。7日の取引終了後に25年12月期の連結業績予想について、売上高を1650億円から1770億円(前期比48.7%増)へ、営業利益を40億円から77億円(同3.2倍)へ、純利益を28億円から54億円(同3.1倍)へ上方修正し、あわせて中間配当予想を50円から100円へ、期末配当予想を20円(株式分割前換算100円)から50円(同250円)へ引き上げたことが好感されている。上期において、グループの主力である米穀事業で、国産米の需給バランスが大きく崩れたことを受けて家庭用を中心とした強い引き合いがあり、販売が想定を上回るペースで推移したことが業績を押し上げる。また、政府備蓄米に関しても全国にある精米工場をフル稼働させ、グループの総力を挙げて全国に届けたことや、原材料価格の変動に対して販売価格への適時かつ適切な反映に努めたことも寄与する。
加賀電子<8154.T>=マド開け急伸。7日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を5300億円から5740億円(前期比4.8%増)へ、純利益を165億円から242億円(同41.7%増)へ上方修正すると発表した。同業の協栄産業<6973.T>の完全子会社化に伴う影響を織り込んだ。また、配当予想について従来の普通配当110円に特別配当10円を上乗せし年120円とする方針も示しており、好感した買いを呼び込んでいる。あわせて、取得上限492万株(自己株式を除く発行済み株数の9.4%)の自社株買いを実施すると発表した。政策保有株縮減の観点から既存株主が売却の意向を示したため。8日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で491万7400株を取得した。
日本電子材料<6855.T>=大幅高で新高値。同社は7日取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比25.0%増の14億7500万円となり、上半期計画の16億5000万円に対する進捗率は89.4%となった。売上高は同8.9%増の54億3700万円で着地。高付加価値製品の売り上げが伸びたほか、国内工場の稼働率や生産効率の向上などが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 11:32
みんかぶニュース 市況・概況
東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、かわでん、安永がS高
8日前引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数704、値下がり銘柄数646と、値上がりが優勢だった。
個別ではかわでん<6648>、安永<7271>、パリミキホールディングス<7455>がストップ高。MIC<300A>は一時ストップ高と値を飛ばした。明豊ファシリティワークス<1717>、オーテック<1736>、ソネック<1768>、守谷商会<1798>、佐藤渡辺<1807>など145銘柄は年初来高値を更新。ソフト99コーポレーション<4464>、フォーサイド<2330>、国際計測器<7722>、ANAPホールディングス<3189>、日本電子材料<6855>は値上がり率上位に買われた。
一方、土木管理総合試験所<6171>、ディーブイエックス<3079>、ゼロ<9028>、テイツー<7610>、ファルテック<7215>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2025/08/08 11:32
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均8日前引け=4日続伸、909円高の4万1968円
8日前引けの日経平均株価は4日続伸。前日比909.53円(2.22%)高の4万1968.68円で前場の取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は1054、値下がりは499、変わらずは67と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。
日経平均プラス寄与度トップはSBG <9984>で、日経平均を333.26円押し上げ。次いでファストリ <9983>が109.40円、アドテスト <6857>が89.14円、テルモ <4543>が59.43円、東エレク <8035>が34.44円と続いた。
マイナス寄与度は130.16円の押し下げで中外薬 <4519>がトップ。以下、トレンド <4704>が19.79円、フジクラ <5803>が9.79円、クラレ <3405>が6.11円、良品計画 <7453>が3.68円と並んだ。
業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は医薬品、非鉄金属の2業種のみ。値上がり率1位は精密機器で、以下、情報・通信、輸送用機器、その他金融、その他製品、不動産と続いた。
株探ニュース
2025/08/08 11:31
みんかぶニュース 市況・概況
◎8日前場の主要ヘッドライン
・五洋建が新値追い、国内土木・建築事業ともに堅調で第1四半期営業利益43%増
・協立情報通信が3連騰、ソリューション・モバイル両事業が伸長し第1四半期営業利益5.6倍
・木徳神糧はS高カイ気配、25年12月期業績予想及び配当予想を上方修正
・JCUが急伸、4~6月期最終34%増益で自社株買いを発表
・日本化が一時S高、電子セラミック需要増など追い風に今期業績・配当予想を上方修正
・ソフトバンクGが急騰し上場来高値、4~6月期は最終黒字4218億円に転換
・加賀電子はマド開け急伸、今期業績・配当予想を上方修正
・ダイフクが急伸、25年12月期利益予想及び配当予想を上方修正
・電子材料は大幅高、第1四半期営業益25%増で上半期計画進捗率89%
・中外薬がウリ気配スタート、経口肥満症治療薬の結果受け米イーライリリーが大幅安
※ヘッドラインは記事配信時点のものです
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 11:30
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が900円突破
日経平均株価の上げ幅が900円を突破。11時25分現在、903.74円高の4万1962.89円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 11:26
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」4位にテスHD
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の8日午前11時現在で、テスホールディングス<5074.T>が「売り予想数上昇」で4位となっている。
この日の東京株式市場でテスHDは急落。同社は7日取引終了後、25年6月期連結業績予想について売上高を380億円から366億円(前の期比19.4%増)へ、純利益を7億円から2億円(同83.1%減)へ下方修正すると発表。配当予想も7円66銭から5円12銭(前の期16円)へ減額した。これを受け、きょうの同社株はウリ気配でストップ安水準に張り付いており、売り予想数の増加につながったようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 11:13
みんかぶニュース 市況・概況
債券:先物、前場終値は前営業日比8銭安の138円57銭
債券市場で、先物9月限の前場終値は前営業日比8銭安の138円57銭だった。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 11:12
みんかぶニュース 市況・概況
◎午前11時現在の値上がり値下がり銘柄数
午前11時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は944、値下がり銘柄数は599、変わらずは77銘柄だった。業種別では33業種中29業種が上昇。値上がり上位に精密機器、情報・通信、その他金融、輸送用機器など。値下がりで目立つのは医薬品、非鉄金属、鉱業。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 11:04
みんかぶニュース 市況・概況
11時の日経平均は776円高の4万1835円、SBGが270.46円押し上げ
8日11時現在の日経平均株価は前日比776.38円(1.89%)高の4万1835.53円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は944、値下がりは599、変わらずは77と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均プラス寄与度トップはSBG <9984>で、日経平均を270.46円押し上げている。次いでファストリ <9983>が102.11円、アドテスト <6857>が62.13円、テルモ <4543>が52.94円、東エレク <8035>が28.36円と続く。
マイナス寄与度は133.71円の押し下げで中外薬 <4519>がトップ。以下、トレンド <4704>が18.2円、フジクラ <5803>が11.31円、良品計画 <7453>が3.88円、資生堂 <4911>が2.72円と続いている。
業種別では33業種中29業種が値上がり。1位は精密機器で、以下、情報・通信、その他金融、輸送用機器と続く。値下がり上位には医薬品、非鉄金属、鉱業が並んでいる。
※11時0分7秒時点
株探ニュース
2025/08/08 11:01
みんかぶニュース 市況・概況
8日中国・上海総合指数=寄り付き3634.8546(-4.8120)
8日の中国・上海総合指数は前営業日比4.8120ポイント安の3634.8546で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 10:51
みんかぶニュース 市況・概況
8日香港・ハンセン指数=寄り付き24968.31(-113.32)
8日の香港・ハンセン指数は前営業日比113.32ポイント安の24968.31で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 10:43
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」3位にフルヤ金属
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の8日午前10時現在で、フルヤ金属<7826.T>が「売り予想数上昇」で3位となっている。
8日の東京市場で、フルヤ金属は大幅安。7日取引終了後に発表した25年6月期通期の連結決算及び26年6月期の連結業績予想がネガティブ視されているようだ。
前期の売上高は前の期に比べ20.7%増の573億7900万円(従来予想は560億円)、営業利益は同2.8%減の95億3800万円(従来予想は120億円)で着地。ファインケミカル・リサイクルセグメントが過去最高の売り上げとなったことが全体を牽引したが、製造費用の増加などで売上総利益は減益となった。
今期の売上高は前期比4.1%減の550億円、営業利益は同21.4%減の75億円となる見通し。有機EL用イリジウム化合物の在庫調整が続くとみている。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 10:41
みんかぶニュース 市況・概況
CiメディカがS高カイ気配、エアウォータが1株1500円でTOB実施へ◇
歯愛メディカル<3540.T>はストップ高の1310円でカイ気配となっている。エア・ウォーター<4088.T>が7日の取引終了後に、同社の非公開化を目指してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しており、TOB価格の1500円にサヤ寄せする格好となっている。
買付予定数は2585万2253株で、上限及び下限は設定しない。買付期間は8月8日から9月24日。CiメディカはTOB成立後、所定の手続きを経て上場廃止となる見通し。株式を非公開化するための一連の手続きを経て、エアウォータによるCiメディカの所有割合は90%、Ciメディカの筆頭株主で社長の清水清人氏の所有割合は10%になる見込み。
エアウォータはCiメディカの経営及び事業運営に対し、これまで以上に関与を深め、グループシナジーの早期かつ着実な実現を目指す。CiメディカはTOBに対し賛同の意見表明を行い、株主に応募を推奨した。東京証券取引所はCiメディカを7日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 10:21
みんかぶニュース 市況・概況
◎午前10時現在の値上がり値下がり銘柄数
午前10時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1084、値下がり銘柄数は453、変わらずは83銘柄だった。業種別では33業種中30業種が上昇。値上がり上位に精密機器、その他製品、その他金融、情報・通信、輸送用機器、電気機器など。値下がりは医薬品、非鉄金属、石油・石炭。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 10:04
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が800円突破
日経平均株価の上げ幅が800円を突破。10時3分現在、802.85円高の4万1862円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 10:04
みんかぶニュース 市況・概況
10時の日経平均は775円高の4万1834円、SBGが271.47円押し上げ
8日10時現在の日経平均株価は前日比775.18円(1.89%)高の4万1834.33円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1084、値下がりは453、変わらずは83と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均プラス寄与度トップはSBG <9984>で、日経平均を271.47円押し上げている。次いでファストリ <9983>が94.81円、テルモ <4543>が61.18円、アドテスト <6857>が54.02円、東エレク <8035>が44.06円と続く。
マイナス寄与度は137.36円の押し下げで中外薬 <4519>がトップ。以下、トレンド <4704>が18.1円、ニコン <7731>が2.28円、資生堂 <4911>が1.77円、古河電 <5801>が1.61円と続いている。
業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は医薬品、非鉄金属、石油・石炭の3業種にとどまっている。値上がり率1位は精密機器で、以下、その他製品、その他金融、情報・通信、輸送用機器、電気機器と続いている。
※10時0分5秒時点
株探ニュース
2025/08/08 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
武者陵司「トランプ革命が日本にも起きるのか」
●石破首相延命策、小手先では激変は乗り切れない
7月20日参院選挙で自公が衆院に続いて参院でも少数与党に転落した。石破首相はまずは選挙結果の総括が必要だとして、退陣を拒絶している。そうこうしているうちに世論調査では、石破続投を支持する声が高まっている(石破退陣を求める声が多数派を占めることに変わりはないものの)。(1)リベラル系の人々は石破退陣により高市氏などタカ派が台頭することを懸念していること、(2)自民敗北の責任は政治と金の問題に向き合ってこなかった旧安倍派など石破氏を批判するグループにあり、石破氏批判は責任転嫁だとの主張、(3)野党第一党の立憲民主党も選挙で得票率を落としており、解散総選挙に繋がる石破退陣は得策ではないこと、等の消極的要因が指摘されている。石破氏の狙い通り、続投容認論が一定の高まりを見せているのである。しかし、こうした小手先の政局論からかけ離れた、地殻変動的変化を見過ごす訳にはいかない。
●参院選が示した有権者の地殻変動的旋回
今回の参院選挙は、①昨年の衆院選挙に続く自公の少数与党転落、②改革派保守3党(国民民主、参政、日本保守)の躍進、③リベラル勢力の衰弱、という歴史的特徴を備えている。出口調査に基づく年代別比例区投票先(共同通信社)を見ると、自公支持率は、10~30代16%、40代20%、50代26%であるのに対して、改革派保守3党合計の支持率は、10~30代50%強、40代38%、50代31%と、すべての現役世代において、自公与党を上回っている。高齢世代の与党支持が大きいため、比例区総得票数では自公1801万票、改革派保守3党合計1802万票と拮抗しているものの、民心は明らかに旋回しているのである。
●トランプ現象、民心の大旋回、米国で初めて生まれた社会的弱者の怒り
この民心の旋回は、米国のトランプ現象に酷似している。米国では泡沫候補と見られていたトランプ氏が2016年大統領に当選し、2020年にはバイデン氏に敗れたものの、2024年には上下両院で多数派を形成し大改革を遂行している。トランプ氏を大統領に押し上げた勢力が、米国歴史上初めて登場した社会的敗者、低学歴白人層である。海外製品の流入により米国製造業が衰退し、工場労働者という中産階級が没落した。かつての奴隷も移民も、人種に関わりなく誰もがアメリカでは成功できるという希望の国であったアメリカで、初めて取り残された階層が現れたのである。
●急増する絶望死、先進国に劣後する米国寿命
この社会的敗者の存在を如実に物語るのが、米国の寿命の相対的悪化である。長寿化する先進国寿命の中で、米国だけは寿命が伸びず他国に大きく引き離されているが、それは絶望死(薬剤死、自殺、アルコール依存症)の増加によってもたらされている。このようなことから、関税を引き上げることにより米国に製造業を取り戻すという政策や減税が打ち出されてきたのである。
●日本で顕在化した社会的弱者、現役勤労世代の怒り
今回の参院選挙で、格差が小さく分断が見えにくかった日本でも、社会的弱者が現れ不満が高まっていることが判明した。日本の弱者とは働く現役世代である。日本の家計実質消費は2014年3月の消費税増税(5→8%)直前の2014年1~3月の310兆円がピークで、その後一度もそれを上回らず、現在でも依然として10年前のピークに比べ4%減の水準という、異例の低迷状態が続いている。この間、企業利益は2.4倍、株式時価総額は3.2倍、一般会計税収は1.6倍になったわけで、家計がひとり犠牲にされてきたといえる。春闘賃上げ率はそれまでの2%前後から2024年5.1%、2025年5.2%と上昇しているが、3%を超えるインフレと公的負担の重さにより、実質所得は依然としてマイナスのままである。
2012年に始まった「社会保障と税の一体改革」により国民負担率(国民所得に対する租税と社会保険料負担率)が2011年の38.8%から2022年には48.4%と世界にも例のない急上昇となり、2025年も46.2%と高水準で、家計消費を直撃した。この間増加した消費税と社会保険料はいずれも逆進性が強い(低所得者の負担が大きい)うえ、徴税は景気変動に対して硬直的で、消費行動を大きく抑制した。租税には本来ビルトインスタビライザーという景気安定化機能があり、景気後退期には税金が減り、所得の落ち込みを軽減するという効果があるが、徴税一本やりの日本の税務当局はこの機能を殺したのである。
●暴かれた高負担のからくり
この隠されていた高負担のからくりが、財務省が影響力を持つアカデミズム、大手メディアを飛び越えて、インターネットやSNSを通して可視化され、働く世代の怒りに火をつけたといえる。今や新聞もテレビも見ない現役世代が情報を収集するルートはインターネットとSNSである。2024年の電通による広告収入を見ると、TV、新聞などのオールドメディア2.3兆円に対して、インターネットは3.6兆円となっており、情報拡散力は圧倒的にネットメディアが優位になっている。
●Net/SNSが引き起こす情報下克上
これは情報下克上と表現できるのではないか。これまで情報収集と判断力において劣位にあった大衆が、インターネットによって専門家や大手メディアと対等の事実把握や知見へのアクセスが可能になった。他方、既存のシステムで優位にあった情報エリートが影響力を失っていく。
情報下克上はトランプ現象そのものである。既存メディアと専門家から徹底的に批判されたトランプ氏は、Net/SNSによって主張を拡散させ大衆的支持を得た。それは反権威、反エスタブリッシュメントの心情とも結びつく。反ワシントン、反ディープステイトというトランプ氏とそれを支えているMAGA派の主張は、Net/SNS時代の産物である。このように見てくると、日本にもトランプ現象が伝播してきており、その趨勢は不可逆的であることが分かる。
(2025年8月7日記 武者リサーチ「ストラテジーブレティン384号」を転載)
株探ニュース
2025/08/08 10:00
みんかぶニュース 市況・概況
加賀電子はマド開け急伸、今期業績・配当予想を上方修正◇
加賀電子<8154.T>はマドを開けて買われ急伸。7日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を5300億円から5740億円(前期比4.8%増)へ、純利益を165億円から242億円(同41.7%増)へ上方修正すると発表した。同業の協栄産業<6973.T>の完全子会社化に伴う影響を織り込んだ。また、配当予想について従来の普通配当110円に特別配当10円を上乗せし年120円とする方針も示しており、好感した買いを呼び込んでいる。
あわせて、取得上限492万株(自己株式を除く発行済み株数の9.4%)の自社株買いを実施すると発表した。政策保有株縮減の観点から既存株主が売却の意向を示したため。8日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で491万7400株を取得した。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 09:47
みんかぶニュース 市況・概況
川重や良品計画が高い、MSCIの定期入れ替えで新規採用◇
川崎重工業<7012.T>や良品計画<7453.T>が高い。日本時間の8日早朝にMSCIの定期入れ替えが発表され、今回の見直しでは川重と良品計画の2銘柄が新規採用されており、これを好感する買いが流入している。除外銘柄は電通グループ<4324.T>、ホシザキ<6465.T>、オムロン<6645.T>、小野薬品工業<4528.T>、リコー<7752.T>の5銘柄。8月26日の取引終了後に入れ替えが実施される。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 09:41
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が700円突破
日経平均株価の上げ幅が700円を突破。9時38分現在、722.29円高の4万1781.44円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 09:39
みんかぶニュース 市況・概況
8日韓国・KOSPI=寄り付き3220.58(-7.10)
8日の韓国・KOSPIは前営業日比7.10ポイント安の3220.58で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 09:34
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が600円突破
日経平均株価の上げ幅が600円を突破。9時29分現在、601.68円高の4万1660.83円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 09:30
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買動向=8日寄り付き、日経レバの売買代金は304億円と活況
8日寄り付きの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、9時16分時点でETF・ETN合計の売買代金が前日同時刻比110.7%増の636億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同161.9%増の534億円となっている。
個別ではNEXT FUNDS日本株女性活躍指数 <2518> 、投資家経営者一心同体ETF <2082> 、NEXT 商社・卸売 <1629> 、One ETF JPX日経中小型 <1493> 、NEXT 情通サ他 <1626> など53銘柄が新高値。iFreeETF TOPIXインバース <1457> 、iFreeETF TOPIXダブルインバース <1368> 、日経400ダブルインバースインデックス連動 <1472> 、TOPIXベア2倍上場投信 <1356> 、TOPIXベア上場投信 <1569> など7銘柄が新安値をつけている。
そのほか目立った値動きではiシェアーズ MSCI ジャパン気候変動 <2250> が4.78%高と大幅な上昇。
一方、iシェアーズ グリーンJリート ETF <2852> は5.08%安、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株 <2846> は3.52%安と大幅に下落している。
日経平均株価が509円高と急騰するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金304億9100万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における同時刻の平均売買代金156億7000万円を大きく上回る活況となっている。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が79億2000万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が54億200万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が21億5100万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が17億600万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が15億200万円の売買代金となっている。
株探ニュース
2025/08/08 09:16
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が500円突破
日経平均株価の上げ幅が500円を突破。9時13分現在、538.66円高の4万1597.81円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 09:14
みんかぶニュース 市況・概況
TOPIXが3000台に乗せる、取引時間中として史上初
8日の東京株式市場で、東証株価指数(TOPIX)が取引時間中として初めて3000台に乗せた。前日につけた終値ベースでの最高値(2987.92)を上回って推移している。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 09:13
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が400円突破
日経平均株価の上げ幅が400円を突破。9時9分現在、414.69円高の4万1473.84円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 09:10
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が300円突破
日経平均株価の上げ幅が300円を突破。9時4分現在、319.03円高の4万1378.18円まで上昇している。
株探ニュース
2025/08/08 09:05
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(寄り付き)=続伸、米ナスダック指数上昇を受け買い先行
8日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比224円高の4万1283円と続伸して始まった。
前日の米株式市場は、NYダウは224ドル安と下落したが、ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。米半導体株などが値を上げた。この流れを受け、東京株式市場は値を上げて始まった。また、為替は1ドル=146円80銭前後と前日夕方に比べ横ばい圏で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2025/08/08 09:05