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ABEJA Research Memo(7):想定を上回る進捗率ながら、2026年8月期の通期業績は期初予想を据え置き
配信日時:2026/02/16 12:07
配信元:FISCO
*12:07JST ABEJA Research Memo(7):想定を上回る進捗率ながら、2026年8月期の通期業績は期初予想を据え置き
■ABEJA<5574>の今後の見通し
● 2026年8月期の業績見通し
2026年8月期の業績については、売上高が4,400百万円(前期比22.7%増)、営業利益が500百万円(同12.1%増)、経常利益が498百万円(同10.2%増)、当期純利益が439百万円(同2.1%減)と見込んでいる。売上高は前期比で800百万円超の増収を見込んでおり、引き続き高い成長率を維持する計画である。生成AIとLLM関連案件を中心とした需要拡大に加え、ミッションクリティカル領域におけるAI導入ニーズの高まりを背景に、トランスフォーメーション領域・オペレーション領域ともに成長を見込んでいる。一方で利益面では、売上高成長率に比べて営業利益以下の伸び率が抑制された計画となっている。営業利益率は11.4%と前期の12.4%から1.0ポイント低下する想定であり、これは人材投資や研究開発投資の継続、並びに中長期成長を見据えた先行費用の計上を織り込んだ保守的な見通しと言える。
第1四半期実績における売上高の通期進捗率は27.2%と、例年の四半期進捗水準を上回る好スタートとなった。営業利益、経常利益、当期純利益についてもいずれも40%超の進捗率に達しており、特に営業利益進捗率は43.9%と高水準である。この進捗状況は、同社の業績が下期偏重型ではなく、着実に積み上がるオペレーション領域の売上が業績のベースラインを徐々に押し上げ始めたことも寄与している。プラットフォーム型ビジネスへの移行が進むなかで、ストック性収益の寄与が早期に顕在化している点は、通期業績達成に向けた確度を高める要因と評価できる。
現時点では通期業績について期初予想を据え置いているものの、第1四半期時点での利益進捗は想定を上回るペースであることから、今後の案件進捗次第では上振れ余地があると弊社では見ている。一方で、同社は生成AI・基盤モデル開発や人材強化など中長期成長に向けた投資を継続する方針であり、短期的な利益最大化よりも持続的成長を優先したスタンスが読み取れる。2026年8月期の通期見通しは、「高成長を維持しながら、次の成長フェーズに向けた投資を織り込んだ保守的かつ現実的な計画」と捉えられる。第1四半期で確認された売上高成長の勢いが継続し、プラットフォームの導入基盤を着実に拡大できるかが、今後の注目点となる。通期業績の達成のみならず、プラットフォーム型ビジネスとしての収益レバレッジがどの段階まで顕在化するかが、同社の中長期評価を左右すると言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)
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● 2026年8月期の業績見通し
2026年8月期の業績については、売上高が4,400百万円(前期比22.7%増)、営業利益が500百万円(同12.1%増)、経常利益が498百万円(同10.2%増)、当期純利益が439百万円(同2.1%減)と見込んでいる。売上高は前期比で800百万円超の増収を見込んでおり、引き続き高い成長率を維持する計画である。生成AIとLLM関連案件を中心とした需要拡大に加え、ミッションクリティカル領域におけるAI導入ニーズの高まりを背景に、トランスフォーメーション領域・オペレーション領域ともに成長を見込んでいる。一方で利益面では、売上高成長率に比べて営業利益以下の伸び率が抑制された計画となっている。営業利益率は11.4%と前期の12.4%から1.0ポイント低下する想定であり、これは人材投資や研究開発投資の継続、並びに中長期成長を見据えた先行費用の計上を織り込んだ保守的な見通しと言える。
第1四半期実績における売上高の通期進捗率は27.2%と、例年の四半期進捗水準を上回る好スタートとなった。営業利益、経常利益、当期純利益についてもいずれも40%超の進捗率に達しており、特に営業利益進捗率は43.9%と高水準である。この進捗状況は、同社の業績が下期偏重型ではなく、着実に積み上がるオペレーション領域の売上が業績のベースラインを徐々に押し上げ始めたことも寄与している。プラットフォーム型ビジネスへの移行が進むなかで、ストック性収益の寄与が早期に顕在化している点は、通期業績達成に向けた確度を高める要因と評価できる。
現時点では通期業績について期初予想を据え置いているものの、第1四半期時点での利益進捗は想定を上回るペースであることから、今後の案件進捗次第では上振れ余地があると弊社では見ている。一方で、同社は生成AI・基盤モデル開発や人材強化など中長期成長に向けた投資を継続する方針であり、短期的な利益最大化よりも持続的成長を優先したスタンスが読み取れる。2026年8月期の通期見通しは、「高成長を維持しながら、次の成長フェーズに向けた投資を織り込んだ保守的かつ現実的な計画」と捉えられる。第1四半期で確認された売上高成長の勢いが継続し、プラットフォームの導入基盤を着実に拡大できるかが、今後の注目点となる。通期業績の達成のみならず、プラットフォーム型ビジネスとしての収益レバレッジがどの段階まで顕在化するかが、同社の中長期評価を左右すると言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)
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