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新興市場見通し:HUMAN MADEが上場
配信日時:2025/11/22 14:32
配信元:FISCO
*14:32JST 新興市場見通し:HUMAN MADEが上場
■日中関係の悪化などが市場心理の重荷に
今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-3.47%、グロース市場指数が-3.72%、グロース市場250指数が-3.96%。日経平均株価は、半導体・AI関連株への需給調整が続いたほか、日中関係の悪化や暗号資産(仮想通貨)の下落なども市場心理の重荷になったとみられる。新興市場もその影響を受け、21日のグロース250指数は一時668.50まで下げており、4月下旬以来の水準まで下落。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで-2.54%だった。
時価総額上位銘柄では、BuySell Technologies<7685>の週間上昇率が24%を超えた。11月14日に26年3月期の連結営業利益予想を上方修正したことが好感された。20日に10月度の合計売上高が速報値で140.9億円(前年同月比64.8%増)だったと発表したGENDA<9166>は、同11%超上昇した。一方、Aiロボティクス<247A>の下落率が30%を超えた。14日の26年3月期上期(4-9月)連結営業利益が7.0億円(前年同期比41.7%減)だったとの発表を嫌気された。
その他、免疫生物研究所<4570>が週間で102%超の上昇。熊本大学などと、抗エイズウイルス(HIV)抗体と製造方法について米国で特許を取得したとの発表が好感され、連日ストップ高での上昇となった。Amazia<4424>は同94%超の上昇。一方で、GVA TECH<298A>の下落率は36%を超え、カウリス<153A>、いつも<7694>、インバウンドプラットフォーム<5587>、アクアライン<6173>は20%を超える下げとなった。
今週のIPOは、17日に名証ネクストに上場したハンワホームズ<275A>が、公開価格を10.4%上回る298円で初値を付けた。21日に東証グロース上場のノースサンド<446A>の初値は、公開価格を7.1%上回る1200円となった。大型案件ながら公開価格を上回る初値形成となり、その後も買いが入り終値は初値を22.3%上回る1467円となった。
■内需株やバリュー株への資金シフトの流れが波及か
来週の新興市場は、AI関連株の値動きが不安定となる中、プライム市場では相対的に出遅れている内需株やバリュー株への資金シフトも目立ってきたこともあり、この流れが波及することが見込まれる。米国では27日が感謝祭のため休場となり、28日がブラックフライデーで年末商戦に入るため、小売、EC(電子商取引)、食品、玩具などのセクターに関心が集まることも考えられる。リカバリーウェアのTENTIAL<325A>やMTG<7806>、EC事業のベガコーポレーション<3542>、ジェイドグループ<3558>、ジェネレーションパス<3195>などの動向が注目されそうだ。そのほか、個別に材料が出ているところでは、アスカネット<2438>が60万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.86%)を上限とした自社株買いを発表したほか、メディア総研<9242>が株主優待制度の導入を発表。Will Smart<175A>は、25年12月期業績予想を下方修正している。
来週のIPOは、27日にストリート系衣料ブランドを運営するHUMAN MADE<456A>(公開価格3130円)が東証グロース市場に上場する予定。世界的なアーティストとタッグを組んでいる点での話題性や創業者のNIGO(長尾智明)氏は著名デザイナーで世界的に知名度が高く、海外投資家にも注目されやすいとみられている。
<FA>
今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-3.47%、グロース市場指数が-3.72%、グロース市場250指数が-3.96%。日経平均株価は、半導体・AI関連株への需給調整が続いたほか、日中関係の悪化や暗号資産(仮想通貨)の下落なども市場心理の重荷になったとみられる。新興市場もその影響を受け、21日のグロース250指数は一時668.50まで下げており、4月下旬以来の水準まで下落。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで-2.54%だった。
時価総額上位銘柄では、BuySell Technologies<7685>の週間上昇率が24%を超えた。11月14日に26年3月期の連結営業利益予想を上方修正したことが好感された。20日に10月度の合計売上高が速報値で140.9億円(前年同月比64.8%増)だったと発表したGENDA<9166>は、同11%超上昇した。一方、Aiロボティクス<247A>の下落率が30%を超えた。14日の26年3月期上期(4-9月)連結営業利益が7.0億円(前年同期比41.7%減)だったとの発表を嫌気された。
その他、免疫生物研究所<4570>が週間で102%超の上昇。熊本大学などと、抗エイズウイルス(HIV)抗体と製造方法について米国で特許を取得したとの発表が好感され、連日ストップ高での上昇となった。Amazia<4424>は同94%超の上昇。一方で、GVA TECH<298A>の下落率は36%を超え、カウリス<153A>、いつも<7694>、インバウンドプラットフォーム<5587>、アクアライン<6173>は20%を超える下げとなった。
今週のIPOは、17日に名証ネクストに上場したハンワホームズ<275A>が、公開価格を10.4%上回る298円で初値を付けた。21日に東証グロース上場のノースサンド<446A>の初値は、公開価格を7.1%上回る1200円となった。大型案件ながら公開価格を上回る初値形成となり、その後も買いが入り終値は初値を22.3%上回る1467円となった。
■内需株やバリュー株への資金シフトの流れが波及か
来週の新興市場は、AI関連株の値動きが不安定となる中、プライム市場では相対的に出遅れている内需株やバリュー株への資金シフトも目立ってきたこともあり、この流れが波及することが見込まれる。米国では27日が感謝祭のため休場となり、28日がブラックフライデーで年末商戦に入るため、小売、EC(電子商取引)、食品、玩具などのセクターに関心が集まることも考えられる。リカバリーウェアのTENTIAL<325A>やMTG<7806>、EC事業のベガコーポレーション<3542>、ジェイドグループ<3558>、ジェネレーションパス<3195>などの動向が注目されそうだ。そのほか、個別に材料が出ているところでは、アスカネット<2438>が60万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.86%)を上限とした自社株買いを発表したほか、メディア総研<9242>が株主優待制度の導入を発表。Will Smart<175A>は、25年12月期業績予想を下方修正している。
来週のIPOは、27日にストリート系衣料ブランドを運営するHUMAN MADE<456A>(公開価格3130円)が東証グロース市場に上場する予定。世界的なアーティストとタッグを組んでいる点での話題性や創業者のNIGO(長尾智明)氏は著名デザイナーで世界的に知名度が高く、海外投資家にも注目されやすいとみられている。
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