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<動意株・5日>(大引け)=スカパーJ、菱鉛筆、指月電など

配信日時:2025/11/05 15:31 配信元:MINKABU
 スカパーJSATホールディングス<9412.T>=後場切り返し新値追い。同社はきょう午後2時ごろ、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比24.0%増の172億1000万円となり、通期計画の308億円に対する進捗率は55.9%となった。営業収益は同0.2%減の608億7100万円で着地。メディア事業が減収増益となった一方、宇宙事業は地上設備を活用したソリューションサービスの増加で増収増益となった。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。  三菱鉛筆<7976.T>=続伸。全般波乱相場のなか、目先筋の売り物を吸収し我が道を行く展開となっている。筆記具の代表的なメーカーとして認知度が高く、株価面では0.8倍台のPBRなどバリュー株素地に富んでいる。ここにきてにわかに上げ足を強めているが、これは同社の主力製品である「ジェットストリーム」を高市早苗首相が愛用していることが話題となり、消費者の購入意欲に火をつけた状態になっていることが株価刺激材料となっている。テクニカル的にも日足一目均衡表の雲を下から一気に上抜いた形で、追随買いを誘っているもようだ。  指月電機製作所<6994.T>=後場急動意。きょう午後1時ごろ、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を引き上げた。営業利益予想を前回予想の18億円から23億5000万円(前期比18.0%増)、最終利益予想を11億円から16億5000万円(同38.1%増)とした。各利益は減益予想から一転して増益を見込んでおり、収益状況を評価した買いが流入した。売上高は据え置く。通期業績予想は9月中間期の実績を踏まえて修正した。9月中間期は電力機器が伸長したことに加え、利益面では生産性改善の効果なども貢献し計画を上回る業績で着地。営業利益が11億1800万円(前年同期比98.9%増)、最終利益が8億5100万円(同3.7倍)だった。同時に中間配当は前回予想から6円増額の10円にすると開示。年間配当は20円(前期は14円)になった。  JIG-SAW<3914.T>=切り返し急。一時フシ目の4000円まで株価を浮上させる場面があった。10月下旬を境に波状的な大口資金の攻勢が観測され売買高も増勢。株価面では現状はまだ距離があるものの、早晩10月末につけた年初来高値4290円奪回を視野に入れる場面も想定される。独自ソフトを使ったサーバーなどの自動監視システムを展開しており、検知した状況に対応した制御ソリューションで需要獲得が進んでいる。4日取引終了後に発表した25年12月期第3四半期累計(25年1~9月)決算は売上高が前年同期比3%増の26億7200万円、営業利益は同11%減の3億9700万円となった。営業利益は2ケタ減益ながら、これについては中間期時点で既に織り込みが進んでいたほか、直近7~9月期でみると同利益は前年同期比倍増となる1億2300万円と大きく伸びており、これを評価する買いを誘導している。  日本精工<6471.T>=急伸。全体悪地合いの間隙を突いて投資資金が流入し、9月19日につけた年初来高値を更新した。自動車や工作機械向けを中心とするベアリングの国内トップメーカーだが、足もとの業績は会社側の予想を大幅に上回る状況にある。4日取引終了後、26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の220億円から300億円(前期比5.4%増)に大幅増額した。今年9月、ステアリング事業を手掛ける持ち分法適用会社の全株式を取得し完全子会社化したことで、売上高・利益ともに押し上げ効果が発生している。今期の営業利益は大幅減益を見込んでいたが、これに伴い一転して増益見通しに変わった。なお、最終利益については従来予想の70億円から160億円(同50.3%増)と倍増以上の上方修正となっている。これを材料視する買いを誘導する格好となった。  メディシノバ・インク<4875.T>=急反騰。4日の取引終了後、MN-001(タイぺルカスト)を2型糖尿病に起因する高中性脂肪血症及び非アルコール性脂肪性肝疾患の治療薬として評価するフェーズ2臨床試験の患者登録が完了したと発表しており、試験の進ちょくを材料視した買いが流入している。トップラインデータは26年の夏ごろまでに取得できる見通しになっている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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