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サインポスト---2Qコンサルティング事業では新規プロジェクトや既存プロジェクトへの増員が進行

配信日時:2025/10/16 14:03 配信元:FISCO
*14:03JST サインポスト---2Qコンサルティング事業では新規プロジェクトや既存プロジェクトへの増員が進行 サインポスト<3996>は14日、2026年2月期第2四半期(25年3月-8月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.1%減の14.53億円、営業損失が0.20億円(前年同期は0.82億円の利益)、経常損失が0.25億円(同0.81億円の利益)、中間純損失が0.26億円(同0.78億円の利益)となった。

コンサルティング事業の売上高は前年同期比3.6%減の13.87億円、外注費が減少したものの、販管費の増加によりセグメント利益は同9.3%減の2.40億円となった。事業面では、2025年2月期第4四半期に地域銀行4行で大型プロジェクトが完了したこと等により第1四半期の稼働が低下したものの、この間に新体制の下で営業活動を進めたことで、第2四半期は新規プロジェクトの立ち上がりや既存プロジェクトへの増員が進んだ。施策面では、運営体制を見直して意思決定のスピードを高めるとともに、顧客開拓と支援領域拡大を主務にする部署を新設した。

イノベーション事業の売上高は同1.6%増の0.24億円、新ソリューションの開発及び営業活動に関する費用が増加したこと等によりセグメント損失は0.68億円(前年同期は0.60億円の損失)となった。コンパクトPOSセルフレジ「EZレジ」(イージーレジ)の販売に加えて、小売店舗向けソリューションの販売支援を行った。また、EC販売の業務フローを効率化するソリューションの開発にも取り組んでおり、複数の顧客と実証実験を進めている。

DX・地方共創事業の売上高は同83.6%増の0.41億円、要員の増加による人件費及び販管費の増加等によりセグメント損失は0.11億円(同0.01億円の損失)となった。中堅・中小企業のDXを支援する「DX伴走支援サービス」を提供している。このサービスの取り組みの一つとして、第四北越銀行の「DX宣言策定支援サービス」のDX宣言書作成を支援している。DX伴走支援サービスは全国への展開を目指しており、その一環として西京銀行の「さいきょうDX宣言書・DX戦略策定コンサルティングサービス」において、DX宣言書策定に関する領域のスキーム開発に協力した。また、NSD-DXテクノロジーとともにAIを活用したDX宣言書作成ツールを開発し、制作効率向上に取り組んでいる。この他、顧客企業の経営戦略・経営施策策定の支援及び業務プロセスのDX化プロジェクト推進を支援した。

2026年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比12.5%増の34.00億円、営業利益が同10.0%増の2.20億円、経常利益が同7.2%増の2.12億円、当期純利益が同3.0%減の2.49億円とする期初計画を据え置いている。

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