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<動意株・15日>(大引け)=ヤプリ、松竹、Aバランスなど

配信日時:2025/10/15 15:35 配信元:MINKABU
 ヤプリ<4168.T>=大幅反発で4ケタ大台回復。きょうはプライム市場やスタンダード市場よりもグロース市場(グロース250指数など)の戻り足が目立つ状況にあり、同社株に追い風となっている。同社はスマートフォンアプリの開発・運用・分析がノーコードでできるクラウドサービスを提供し、月額サブスクリプション需要獲得が進んでいる。長期にわたり増収路線を走るなか、利益面でも飛躍期に突入しており、25年12月期営業利益は7億5000万円予想と前期実績から36%伸びを見込む。また、今上期の営業利益は前年同期比67%増の4億4900万円で、進捗率から通期予想の増額も視野に。貸株市場を経由した空売りが高水準となっていたが、75日移動平均線をサポートラインに買い戻しを誘発している。  松竹<9601.T>=後場急伸。同社は15日午後2時、26年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、好感されたようだ。今期の売上高予想を従来の見通しから20億円増額して970億円(前期比15.5%増)、最終損益の黒字額の予想を11億円増額して40億円(前期は6億6400万円の赤字)に見直した。演劇事業では歌舞伎公演が好調に推移し、夏の映画興行も想定を上回る結果となったことから、業績予想に反映した。8月中間期の売上高は前年同期比25.4%増の496億2900万円、最終損益は41億2000万円の黒字(前年同期は6億8100万円の赤字)だった。  Abalance<3856.T>=7日ぶりに急反騰しストップ。きょう午前11時ごろ、連結子会社のトーヨー<TOYO>がテキサス州ヒューストン市に構える太陽光パネル新工場について、ヒューストン市当局から入居・操業許可証を取得したと発表した。現在の試作段階に対し、今後は量産規模への生産の拡大と米国顧客への販売の本格化が始まるとしており、材料視された。同工場における高効率太陽光パネルの生産能力は年間1ギガワットを目指す。Aバランスによると、米国政府による税制優遇措置の対象になることから、同国内の大規模な太陽光発電開発業者からの旺盛な需要が見込まれるという。  エムビーエス<1401.T>=切り返し急。同社は14日取引終了後、26年5月期第1四半期(6~8月)の単独決算を発表。営業利益が前年同期比2.5倍の1億2400万円となったことが好感されているようだ。売上高は同35.6%増の10億9700万円で着地。工事が順調に進捗したことで、主力のホームメイキャップ事業が増収増益となったことが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来見通しを据え置いている。  エコモット<3987.T>=急反発。同社はIoTソリューションの企画や通信インフラ・アプリケーション開発、クラウドサービスなどIoTインテグレーション事業を展開し、大株主のKDDI<9433.T>との連携も厚い。足もとの業績も好調で、14日取引終了後に開示した25年8月期決算は営業利益が前の期比6.7倍の4900万円となった。続く26年8月期の同利益は前期比14%増の5600万円を予想している。株価は急騰習性があり400円台と値ごろ感があるほか、前日に7%近い下げをみせていることで、リバウンド狙いの買いが誘導されやすくなっている。  リックス<7525.T>=物色人気に急伸。この日、2.5次元・3次元実装技術に対応した次世代半導体向けフラックス洗浄装置を開発し特許出願中であると発表しており、好材料視されている。新開発した洗浄装置は、従来の方法では洗浄困難であった狭い隙間にも、フラックス洗浄液を充填させる減圧機構を有することが特徴。この新技術により、近年の2.5次元実装技術において進歩している有機インタポーザーなどの大判化実装品の狭い隙間に残っているフラックスも効果的に洗浄することができ、次世代半導体の生産性向上に貢献する。なお、既に複数の大手半導体関連企業から受注があり納入しているという。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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