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【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、半導体株を中心に買い戻し優勢 (10月15日)
配信日時:2025/10/15 18:28
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 47002.30
高値 47774.83
安値 46910.83
大引け 47672.67(前日比 +825.35 、 +1.76% )
売買高 20億5377万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆1831億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反発、一時900円超上昇する場面も
2.米株市場の影響受けず、東京市場は半導体株が強さ発揮
3.首相指名選挙を巡る思惑錯綜のなか、高市トレード活発
4.オランダASMLが好決算発表、全般強気相場を後押し
5.値上がり銘柄数1400超、プライム市場の87%を占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比202ドル高と続伸した。米中貿易摩擦を警戒も、FOMCでの利下げ期待が高まり買いが優勢となった。
東京市場では、広範囲に買い戻しの動きが強まり、日経平均株価は急反騰。一時900円超水準を切り上げ、大引けも800円あまりの上昇で着地した。
15日の東京市場は、リバウンド狙いの買いが幅広い銘柄に流入した。日経平均は前日までの直近2営業日で1700円以上下落していたことから、値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが活発だった。前日の米国株市場では半導体関連に売りが目立ったことで、東京市場でも朝方はこの影響が及んだが、その後に半導体主力銘柄を中心に買いが優勢となり、全体指数押し上げに貢献する形となった。臨時国会で行う首相指名選挙を巡り思惑が錯綜するなかも、高市トレードの対象とされる銘柄にも人気化するものが相次ぎ、マーケット心理を強気に傾ける背景となった。午後には、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングの7~9月期決算で高水準の受注額が明らかとなり、半導体セクターはこれが好感された面もあったようだ。なお、値上がり銘柄数はプライム市場全体の87%を占めた。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が大きく切り返し、売買代金2位に入ったレーザーテック<6920>も大幅高。アドバンテスト<6857>も堅調、フジクラ<5803>が高く、三菱重工業<7011>も上昇した。サンリオ<8136>が活況高となり、日立製作所<6501>も物色人気。ファーストリテイリング<9983>が値を上げ、イオン<8267>は急伸を演じた。メルカリ<4385>が値上がり率トップに買われ、芝浦メカトロニクス<6590>、東洋エンジニアリング<6330>なども投資資金の流入が顕著となっている。
半面、良品計画<7453>が冴えず、リクルートホールディングス<6098>が下落。アサヒグループホールディングス<2502>が冴えず、コスモス薬品<3349>の下げも目立つ。メディカル・データ・ビジョン<3902>、ラクト・ジャパン<3139>が急落、大黒天物産<2791>、イオンファンタジー<4343>なども大きく水準を切り下げた。ローツェ<6323>も売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、東エレク <8035>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約500円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、KDDI <9433>、エムスリー <2413>、信越化 <4063>、ZOZO <3092>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約42円。うち26円はリクルート1銘柄によるもの。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落はゴム製品、サービス業、海運業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)機械、(2)証券・商品、(3)非鉄金属、(4)電気機器、(5)電気・ガス。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)食料品、(3)不動産業、(4)その他製品、(5)化学。
■個別材料株
△ヴレインS <135A> [東証G]
6~8月は営業益2.6倍で受注残は高水準。
△タイミー <215A> [東証G]
メルカリ <4385> がスキマバイトサービス撤退で競争緩和に期待。
△Syns <290A> [東証G]
自社7機目の小型SAR衛星の軌道投入とアンテナ展開に成功。
△メルカリ <4385> [東証P]
スキマバイトサービスの終了を発表。
△東京個別 <4745> [東証S]
上場廃止後に株式併合でベネッセHDの完全子会社に。
△プロパテクノ <5527> [東証G]
25年11月期業績予想及び配当予想を上方修正し株主優待制度を導入。
△リックス <7525> [東証P]
次世代半導体向けフラックス洗浄装置を開発。
△アールシー <7837> [東証S]
旭化成ホームズと資本・業務提携契約へ。
△イオン <8267> [東証P]
8月中間期営業益20%増で過去最高を更新。
△SBG <9984> [東証P]
AI関連の象徴株として注目度は不変。
▼ウェリタス <130A> [東証G]
25年12月期の営業損益予想を3.97億円の赤字に下方修正。
▼MDV <3902> [東証P]
通期業績予想を大幅に下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)メルカリ <4385>、(2)松竹 <9601>、(3)リックス <7525>、(4)芝浦 <6590>、(5)イオン <8267>、(6)三井海洋 <6269>、(7)東洋エンジ <6330>、(8)松屋 <8237>、(9)クボタ <6326>、(10)エアウォータ <4088>。
値下がり率上位10傑は(1)MDV <3902>、(2)ラクトJ <3139>、(3)大黒天 <2791>、(4)イオンファン <4343>、(5)コスモス薬品 <3349>、(6)eBASE <3835>、(7)太平洋工 <7250>、(8)ウイングアク <4432>、(9)カーブスHD <7085>、(10)進和 <7607>。
【大引け】
日経平均は前日比825.35円(1.76%)高の4万7672.67円。TOPIXは前日比49.65(1.58%)高の3183.64。出来高は概算で20億5377万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1409、値下がり銘柄数は179となった。東証グロース250指数は741.50ポイント(18.93ポイント高)。
[2025年10月15日]
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