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エスプール---3Qは増収・営業利益が増益、ビジネスソリューション事業が人材ソリューション事業の落ち込みをカバー

配信日時:2025/10/15 14:08 配信元:FISCO
*14:08JST エスプール---3Qは増収・営業利益が増益、ビジネスソリューション事業が人材ソリューション事業の落ち込みをカバー エスプール<2471>は14日、2025年11月期第3四半期(24年12月-25年8月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比3.9%増の188.95億円、営業利益が同4.9%増の13.41億円、税引前利益が同0.3%減の11.24億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同27.8%減の7.56億円となった。

同社グループの業績は、ビジネスソリューション事業が人材ソリューション事業の落ち込みを補い、売上収益・営業利益ともに増収増益を達成した。ビジネスソリューション事業は、主力の障がい者雇用支援サービスが好調を維持し、設備販売を前倒しで進めた結果、売上・利益ともに順調に拡大した。環境経営支援サービスは、関連法案の改正に伴う排出量取引の活発化を見据えた動きから、カーボンクレジットの販売が伸長した。一方、広域行政BPOサービスは、国策系業務が開始したものの、業務の拡大が限定的となった影響により、全体としては売上が伸び悩む結果となった。人材ソリューション事業は、コールセンター業務及び販売支援業務の人材派遣に需要回復の傾向が見られるものの、人材獲得競争の激化により派遣スタッフの獲得が計画通り進まず、売上減となった。しかし利益面は、高単価案件への注力や販売管理費の抑制などの取り組みにより、営業利益の減少幅を抑制できた。

2025年11月期通期の連結業績予想については、売上収益が前期比5.0%増の268.28億円、営業利益が同10.4%増の30.74億円、税引前利益が同9.1%増の28.04億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同9.2%減の19.07億円とする期初計画を据え置いている。

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