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19日の中国本土市場概況:上海総合は続落、週末要因などで持ち高調整の売りは優勢

配信日時:2025/09/19 18:19 配信元:FISCO
*18:19JST 19日の中国本土市場概況:上海総合は続落、週末要因などで持ち高調整の売りは優勢 19日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比11.57ポイント(0.30%)安の3820.09ポイントと続落した。

持ち高調整の売り圧力が週末を前に強まり,一時プラス圏に浮上したものの,米中首脳間の電話協議を控えた警戒感から方向感が定まらなかった。特に国有銀行株が下落し,全体の重しとなった。加えて,投資家心理にネガティブな不確実性が残っていた。市場を支えた要因としては,中国政府の政策スタンス維持期待や財政・規制の急変なしという見方が背景にあり,一部セクターで底堅さが見られた。しかしながら,持ち高圧力と協議前の様子見で相場全体の上値追いは限られた。

セクター別では、自動車株が急落。重慶千里科技(601777/SH)がストップ安の10.0%下落、北汽福田汽車(600166/SH)が3.1%安、遼寧曙光汽車集団(600303/SH)と北汽藍谷新能源科技(600733/SH)がそろって2.7%ずつ下落した。また、金融や建設、ハイテク関連も売られた。

一方、防衛銘柄が高い。中航瀋飛(600760/SH)が6.5%高、烽火通信科技(600498/SH)が3.4%高、江西洪都航空工業(600316/SH)が4.4%高、中航動力(600893/SH)が3.0%高、四創電子(600990/SH)が2.7%高、航天時代電子(600879/SH)が1.2%高と堅調な値動きを示した。また、資源・素材株、食品関連も買われた。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.41ポイント(1.29%)安の260.68ポイント、深センB株指数が14.21ポイント(1.05%)安の1342.21ポイントで終了した。

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