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概況からBRICsを知ろう ロシア市場は小反落、弱い経済指標や大型連休を控えて
配信日時:2025/12/30 09:48
配信元:FISCO
*09:48JST 概況からBRICsを知ろう ロシア市場は小反落、弱い経済指標や大型連休を控えて
【ブラジル】ボベスパ指数 160490.30 -0.25%
29日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比406.34ポイント安(-0.25%)の160490.30で引けた。日中の取引レンジは159,701.72-161,133.33となった。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。地政学リスクの高まりが売り圧力を強めた。トランプ大統領とウクライナ・ゼレンスキー大統領の会談後に実施したロシア・プーチン大統領の電話会談で、プーチン大統領がウクライナにより大統領府が攻撃されたと主張した。また、国内のデフレ懸念の高まりも指数の足かせに。半面、原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2742.03 -0.47%
29日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.86ポイント安(-0.47%)の2742.03となった。日中の取引レンジは2,738.95-2,819.33となった。
プラス圏で推移した後は終盤売りに押された。弱い経済指標が指数の足かせに。12月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の48.3から48.1に低下した。また、31日から年末年始と正教クリスマスの長期休暇を控え、積極的な買いも手控えられた。ほかに、地政学リスクの高まりなどが懸念された。ロシアのプーチン大統領はウクライナにより大統領府が攻撃されたと主張した。
【インド】SENSEX指数 84695.54 -0.41%
29日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比345.91ポイント安(-0.41%)の84695.54、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同100.20ポイント安(-0.38%)の25942.10で取引を終えた。 買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日まで5日連続の売り越しとなった。また、年末年始を控えて積極的な買いは手控えられた。ほかに、通貨ルピー安の進行が指数の足かせとなった。
【中国】上海総合指数 3965.28 +0.04%
週明け29日の中国本土市場は小幅に9日続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比1.60ポイント高(+0.04%)の3965.28ポイントで引けた。
上海株式相場は買い先行の始まりとなり、当局の景気刺激策への根強い期待が支えとなって9営業日続伸。短期的な過熱感や利益確定売りも出現し、取引時間中は指数が小安く推移する場面も見られた。景気刺激策期待が市場心理を下支えする一方、上値の重さも確認される展開だった。上海総合指数は最近の上昇で約1カ月半ぶりの高値水準で推移しており、売り圧力が意識された。中国人民銀行や関連部門による追加景気支援策への思惑が投資家の買いを誘ったが、警戒感から薄商いとなる時間帯もあったことが値動きの背景。全般には景気刺激期待が相場を支える構図となった。
<NH>
29日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比406.34ポイント安(-0.25%)の160490.30で引けた。日中の取引レンジは159,701.72-161,133.33となった。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。地政学リスクの高まりが売り圧力を強めた。トランプ大統領とウクライナ・ゼレンスキー大統領の会談後に実施したロシア・プーチン大統領の電話会談で、プーチン大統領がウクライナにより大統領府が攻撃されたと主張した。また、国内のデフレ懸念の高まりも指数の足かせに。半面、原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2742.03 -0.47%
29日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.86ポイント安(-0.47%)の2742.03となった。日中の取引レンジは2,738.95-2,819.33となった。
プラス圏で推移した後は終盤売りに押された。弱い経済指標が指数の足かせに。12月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の48.3から48.1に低下した。また、31日から年末年始と正教クリスマスの長期休暇を控え、積極的な買いも手控えられた。ほかに、地政学リスクの高まりなどが懸念された。ロシアのプーチン大統領はウクライナにより大統領府が攻撃されたと主張した。
【インド】SENSEX指数 84695.54 -0.41%
29日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比345.91ポイント安(-0.41%)の84695.54、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同100.20ポイント安(-0.38%)の25942.10で取引を終えた。 買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日まで5日連続の売り越しとなった。また、年末年始を控えて積極的な買いは手控えられた。ほかに、通貨ルピー安の進行が指数の足かせとなった。
【中国】上海総合指数 3965.28 +0.04%
週明け29日の中国本土市場は小幅に9日続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比1.60ポイント高(+0.04%)の3965.28ポイントで引けた。
上海株式相場は買い先行の始まりとなり、当局の景気刺激策への根強い期待が支えとなって9営業日続伸。短期的な過熱感や利益確定売りも出現し、取引時間中は指数が小安く推移する場面も見られた。景気刺激策期待が市場心理を下支えする一方、上値の重さも確認される展開だった。上海総合指数は最近の上昇で約1カ月半ぶりの高値水準で推移しており、売り圧力が意識された。中国人民銀行や関連部門による追加景気支援策への思惑が投資家の買いを誘ったが、警戒感から薄商いとなる時間帯もあったことが値動きの背景。全般には景気刺激期待が相場を支える構図となった。
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