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概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、米利下げ観測を好感
配信日時:2025/09/12 10:21
配信元:FISCO
*10:21JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、米利下げ観測を好感
【ブラジル】ボベスパ指数142348.70 +0.52%
11日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比730.41ポイント高(+0.52%)の142348.70で引けた。日中の取引レンジは141,611.77-143,181.59となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利下げが確実視されていることが好感され、買いは継続。また、経済指標の改善も支援材料となった。7月の小売売上高の上昇率は前月の0.4%(改定値)から1.0%に上昇し、予想の0.8%を上回った。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が成長率の鈍化観測などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2908.14 -0.21%
11日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.12ポイント安(-0.21%)の2908.14となった。日中の取引レンジは2,890.68-2,916.35となった。
中盤は下値を探る展開を示したが、その後は前日の終値近辺まで値を戻した。原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、中東の地政学リスクも引き続き警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。国内の利下げ観測が好感されたほか、米利下げが確実視されていることも外資の流出懸念を後退させた。
【インド】SENSEX指数 81548.73 +0.15%
11日のインド株式市場は小幅続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比123.58ポイント高(+0.15%)の81548.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.40ポイント高(+0.13%)の25005.50で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。成長予想の上方修正が好感された。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.5%から6.9%に引き上げた。米国の高関税政策がインドに与える影響は限定的だと指摘し、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが国内消費を押し上げ、成長加速につながると指摘した。また、フィッチは、2025年度の財政赤字目標が達成できるとの見方も示した。外部環境では、米利下げ期待の高まりなどが引き続き支援材料となった。
【中国】上海総合指数は3875.31 +1.65%
11日の中国本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数が前日比63.09ポイント高(+1.65%)の3875.31ポイントで引けた。
米国のハイテク株の上昇やアップルの新型iPhone関連製造受託業務の好調報道が追い風となった。通信や半導体・電子部品株が急伸し、科創板や創業板など新興テック企業の上昇が目立った。国内では、景気刺激策への期待が根強く、政策支援の可能性が相場に好影響を与えた。指数上昇の主力となったのはこれらの成長セクターとなった。ただ、中東地政学的リスクが引き続き懸念材料となった。また、上海総合指数が約10年ぶりの高値水準まで回復しており、過熱感を抑える売りもところどころで観測され、特にバリュエーションが高かった銘柄群には調整が入る場面はみられた。
<AK>
11日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比730.41ポイント高(+0.52%)の142348.70で引けた。日中の取引レンジは141,611.77-143,181.59となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利下げが確実視されていることが好感され、買いは継続。また、経済指標の改善も支援材料となった。7月の小売売上高の上昇率は前月の0.4%(改定値)から1.0%に上昇し、予想の0.8%を上回った。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が成長率の鈍化観測などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2908.14 -0.21%
11日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.12ポイント安(-0.21%)の2908.14となった。日中の取引レンジは2,890.68-2,916.35となった。
中盤は下値を探る展開を示したが、その後は前日の終値近辺まで値を戻した。原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、中東の地政学リスクも引き続き警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。国内の利下げ観測が好感されたほか、米利下げが確実視されていることも外資の流出懸念を後退させた。
【インド】SENSEX指数 81548.73 +0.15%
11日のインド株式市場は小幅続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比123.58ポイント高(+0.15%)の81548.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.40ポイント高(+0.13%)の25005.50で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。成長予想の上方修正が好感された。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.5%から6.9%に引き上げた。米国の高関税政策がインドに与える影響は限定的だと指摘し、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが国内消費を押し上げ、成長加速につながると指摘した。また、フィッチは、2025年度の財政赤字目標が達成できるとの見方も示した。外部環境では、米利下げ期待の高まりなどが引き続き支援材料となった。
【中国】上海総合指数は3875.31 +1.65%
11日の中国本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数が前日比63.09ポイント高(+1.65%)の3875.31ポイントで引けた。
米国のハイテク株の上昇やアップルの新型iPhone関連製造受託業務の好調報道が追い風となった。通信や半導体・電子部品株が急伸し、科創板や創業板など新興テック企業の上昇が目立った。国内では、景気刺激策への期待が根強く、政策支援の可能性が相場に好影響を与えた。指数上昇の主力となったのはこれらの成長セクターとなった。ただ、中東地政学的リスクが引き続き懸念材料となった。また、上海総合指数が約10年ぶりの高値水準まで回復しており、過熱感を抑える売りもところどころで観測され、特にバリュエーションが高かった銘柄群には調整が入る場面はみられた。
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