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新興市場見通し:個人投資家による好決算銘柄への物色が中心に
配信日時:2025/08/09 13:58
配信元:FISCO
*13:58JST 新興市場見通し:個人投資家による好決算銘柄への物色が中心に
■グロース市場指数は7営業日続伸
今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+2.50%だったのに対して、グロース市場指数は+2.22%、グロース市場250指数は+2.39%。日経平均は米雇用統計の下振れが嫌気されて下落して始まったが、その後の切り返しで一時7月24日以来の42000円台を回復。グロース市場指数は7営業日続伸で、23年7月半ば以来の1000台を回復したほか、グロース250指数も23年7月半ば以来の水準まで上昇した。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで+2.54%だった。
時価総額上位銘柄では、サンバイオ<4592>の週間上昇率が15%を超えた。アクーゴ🄬脳内移植用注について、承認が近いとの思惑からリバウンドをみせてきた。インテグラル<5842>は、同社のファンドが保有する東洋エンジニアリング<6330>が急伸する中、買いが波及したようだ。その他、pluszero<5132>やLiberaware<218A>、dely<299A>、デジタルグリッド<350A>の強い値動きが目立った。一方で、シーユーシー<9158>は四半期決算の内容を嫌気された。
その他、AIデータセンター事業におけるコンサルティング業務を開始すると発表したソフトフロントホールディングス<2321>のほか、BTM<5247>は開発を進めてきたシステム調査工数削減の取り組みの一環として、AIエージェントシステムを構築し、運用業務の効率化を実現したとの発表を手掛かりに急伸。半面、イメージ情報開発<3803>は、四半期決算で営業赤字が拡大したことを受けて、週間の下落率は40%を超えている。なお、今週はIPOがなかった。
■個人投資家主体の売買が中心か
来週の新興市場は、プライムの主力企業の決算発表がピークを通過し、中小型の好決算銘柄を中心に個別物色が向かいそうだ。また、夏休みシーズンで機関投資家などの商いは細ると考えられ、個人投資家主体の売買が中心になる可能性がありそうだ。もっとも、好決算を手掛かりとした物色とはいえ、資金回転が速いとみられるため、荒い値動きには注意しておきたい。
決算については、8月8日の引け後発表のクラスターテクノロジー<4240>は、26年3月期の業績予想を上方修正しており、従来の営業減益予想から一転して増益を見込んでいる。スポーツフィールド<7080>は、来場型・中小規模イベントを中心に企業の出展ニーズが強いとして、25年12月期予想を上方修正。コンフィデンス・インターワークス<7374>はテレビ番組制作会社BRAISEの完全子会社化が完了し、孫会社となるジーズ・コーポレーションの業績を反映したことで、26年3月期の予想を上方修正している。
そのほか、来週は、12日にカバー<5253>、AI inside<4488>、エクサウィザーズ<4259>、インテグラル、13日にトライアルホールディングス<141A>、情報戦略テクノロジー<155A>、AIロボティクス<247A>、14日にヘッドウォータス<4011>、イオレ<2334>、ACSL<6232>、15日にロジザード<4391>などが決算発表を予定している。
来週のIPOは、15日にアクセルスペースホールディングス<402A>が東証グロース市場に上場する予定。同社は小型衛星の設計・製造・打上・運用サービス(AxelLiner事業)及び光学衛星画像の販売、衛星画像を用いたソリューションサービスを提供する。公開価格は仮条件(345~375円)の上限となる375円。
<FA>
今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+2.50%だったのに対して、グロース市場指数は+2.22%、グロース市場250指数は+2.39%。日経平均は米雇用統計の下振れが嫌気されて下落して始まったが、その後の切り返しで一時7月24日以来の42000円台を回復。グロース市場指数は7営業日続伸で、23年7月半ば以来の1000台を回復したほか、グロース250指数も23年7月半ば以来の水準まで上昇した。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで+2.54%だった。
時価総額上位銘柄では、サンバイオ<4592>の週間上昇率が15%を超えた。アクーゴ🄬脳内移植用注について、承認が近いとの思惑からリバウンドをみせてきた。インテグラル<5842>は、同社のファンドが保有する東洋エンジニアリング<6330>が急伸する中、買いが波及したようだ。その他、pluszero<5132>やLiberaware<218A>、dely<299A>、デジタルグリッド<350A>の強い値動きが目立った。一方で、シーユーシー<9158>は四半期決算の内容を嫌気された。
その他、AIデータセンター事業におけるコンサルティング業務を開始すると発表したソフトフロントホールディングス<2321>のほか、BTM<5247>は開発を進めてきたシステム調査工数削減の取り組みの一環として、AIエージェントシステムを構築し、運用業務の効率化を実現したとの発表を手掛かりに急伸。半面、イメージ情報開発<3803>は、四半期決算で営業赤字が拡大したことを受けて、週間の下落率は40%を超えている。なお、今週はIPOがなかった。
■個人投資家主体の売買が中心か
来週の新興市場は、プライムの主力企業の決算発表がピークを通過し、中小型の好決算銘柄を中心に個別物色が向かいそうだ。また、夏休みシーズンで機関投資家などの商いは細ると考えられ、個人投資家主体の売買が中心になる可能性がありそうだ。もっとも、好決算を手掛かりとした物色とはいえ、資金回転が速いとみられるため、荒い値動きには注意しておきたい。
決算については、8月8日の引け後発表のクラスターテクノロジー<4240>は、26年3月期の業績予想を上方修正しており、従来の営業減益予想から一転して増益を見込んでいる。スポーツフィールド<7080>は、来場型・中小規模イベントを中心に企業の出展ニーズが強いとして、25年12月期予想を上方修正。コンフィデンス・インターワークス<7374>はテレビ番組制作会社BRAISEの完全子会社化が完了し、孫会社となるジーズ・コーポレーションの業績を反映したことで、26年3月期の予想を上方修正している。
そのほか、来週は、12日にカバー<5253>、AI inside<4488>、エクサウィザーズ<4259>、インテグラル、13日にトライアルホールディングス<141A>、情報戦略テクノロジー<155A>、AIロボティクス<247A>、14日にヘッドウォータス<4011>、イオレ<2334>、ACSL<6232>、15日にロジザード<4391>などが決算発表を予定している。
来週のIPOは、15日にアクセルスペースホールディングス<402A>が東証グロース市場に上場する予定。同社は小型衛星の設計・製造・打上・運用サービス(AxelLiner事業)及び光学衛星画像の販売、衛星画像を用いたソリューションサービスを提供する。公開価格は仮条件(345~375円)の上限となる375円。
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