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<動意株・25日>(前引け)=アルプスアル、アンファク、黒崎播磨

配信日時:2025/06/25 11:33 配信元:MINKABU
 アルプスアルパイン<6770.T>=4連騰で75日線越え。旧村上ファンドの流れを汲むアクティビストであるエスグラントコーポレーションが24日に関東財務局に提出した変更報告書で、同社株について野村絢氏、南青山不動産を合わせた共同保有分が従来の17.21%から18.23%に上昇したことが判明した。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としており、これを受けて株式価値向上に向けた思惑が株高を後押しする格好となった。アルプスアルパインは電子部品メーカー大手で家電や情報機器向けで高い商品競争力を誇る。配当利回りが4%強と高い一方、PBRが0.7倍台と解散価値を大きく下回っており、その修正に向けた経営戦略への期待が買いを誘導している。  and factory<7035.T>=ストップ高カイ気配。この日午前10時ごろ、中国アリババ・グループ<BABA>傘下のアリババクラウドと業務提携したと発表した。マンガ業界におけるアリババクラウドの導入を推進し、同業界に特化した生成AIソリューションを共同開発していく。最先端のAIとクラウドコンピューティングを活用し、マンガ業界のイノベーションを促進することを目指す。  黒崎播磨<5352.T>=大幅高で新値街道復帰。鉄鋼業界を主要顧客とする総合耐火物大手で日本製鉄<5401.T>が筆頭株主となっている。株主還元に積極的で配当利回りは前日終値換算で3.6%台と高い。そうしたなか、24日取引終了後に今期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の100億円から155億円に大幅増額した。土地及び建物の売却に伴い特別利益の計上によるもの。PERは前日終値換算で6倍台まで低下しており、割安感が強まった。株式需給面では信用買い残が枯れた状態にあり、上値の軽さを見込んだ短期筋の攻勢を誘っているもようだ。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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