注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が相場をけん引する展開~
配信日時:2025/04/25 08:39
配信元:FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が相場をけん引する展開~
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株が相場をけん引する展開
■日産自、25/3下方修正 営業利益 850億円←1200億円
■前場の注目材料:日本製鋼所、インド深耕、造粒機保守拠点を開設
■ハイテク株が相場をけん引する展開
25日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後も底堅さが意識されそうだ。24日の米国市場は、NYダウが486ドル高、ナスダックは457ポイント高だった。中国がトランプ政権との協議を現状で行っていないとし、協議のために対中関税の全面撤回を求める強い姿勢を表明したため、売り先行で始まった。その後、クリーブランド連銀のハマック総裁が6月利下げの可能性を示唆したため期待感に買いに転じた。シカゴ日経225先物は大阪比540円高の35570円。円相場は1ドル=142円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではトランプ大統領の発言に振らされやすい状況が続いている。トランプ米大統領は記者団に、24日に中国と協議したと発言したが、中国との見解に食い違いがみられており、楽観は禁物であろう。ただし、FRB高官らが利下げについて言及するなかで、売り方の買い戻しを誘うことが期待される。米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が相場をけん引してくるかを見極めたい。
日経225先物は、ナイトセッションで一時35670円まで買われる場面もみられた。25日線での攻防から、同線を明確に上抜けてきたことで買い戻しの動きが強まる可能性がありそうだ。昨日の日経平均株価は寄り付き直後につけた35287.95円を高値に上げ幅を縮めていたが、25日線水準での底堅さがみられていた。同線が支持線に変わることでセンチメントを明るくさせそうだ。
もっとも、決算発表が本格化してくるほか、今週末からゴールデンウイークに入る。積極的にはポジションを傾けにくいことから、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりやすい。ハイテク株など調整が続いていた銘柄に対する押し目狙いのスタンスとし、日経平均株価は4月3日の下落局面で空けたマド(35044.73円~35426.33円)埋めが意識されやすいだろう。
■日産自、25/3下方修正 営業利益 850億円←1200億円
日産自<7201>は2025年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1200億円から850億円に下方修正した。競争環境の変化や販売パフォーマンスの悪化によるもの。当期純損失については、現在進行中の「ターンアラウンド」の取り組みに関する費用を算定中であり、現段階で最終的な見込みを予想することが困難であることから、特定値ではなくレンジ形式で開示。最終赤字見通しは7000億~7500億円とした。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(35039.15、+170.52)
・NYダウは上昇(40093.40、+486.83)
・ナスダック総合指数は上昇(17166.04、+457.99)
・SOX指数は上昇(4208.19、+224.27)
・シカゴ日経225先物は上昇(35570、+540)
・VIX指数は低下(26.47、-1.98)
・為替相場は円安・ドル高(142.80-90)
・米長期金利は低下
・米原油先物相場は上昇(62.79、+0.52)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本製鋼所<5631>インド深耕、造粒機保守拠点を開設
・第四北越フィナンシャルG<7327>群馬銀行と統合合意、規模・質トップクラスに
・NTTデータG<9613>オープンAIと提携、開発・販売代理店に
・東京エレクトロン<8035>宮城にエッチング装置の新開発棟、高性能の半導体対応
・LIXIL<5938>高性能アルミ窓投入、独社と連携強化
・TIS<3626>段ボール業DX・GX化、丸紅などと共同出資会社
・伊藤忠<8001>スーパー大麦で日台開拓、商標・独占販売権を取得
・トヨタ自<7203>北米に追加投資、125億円で新ライン
・川崎重工<7012>神戸港で水産養殖、流体制御など活用
・堀場製作所<6856>マレーシアに新工場、半導体装置向けガス制御装置生産
・鶴見製作所<6351>モーター新工場、最新加工機・AGVで省力化
・ニデック<6594>新中計、収益構造改善、不採算・ノンコア事業整理
・NTT<9432>NTT西、エンタメ開拓、スタートアップ共創プロ第1弾、来年度に事業化
・三菱電機<6503>量子コンピューター接続技術を新興と実証
・シャープ<6753>半導体売却、鴻海に9月155億円
・村田製作所<6981>米クアンタムスケープと固体電池向けフィルム協業
・三菱マテリアル<5711>金属―セラミックス複合材を開発、アルミ並み加工性
・三菱ケミカルG<4188>繊維染色加工事業から撤退
・大林組<1802>地震と降雨の複合災害を正確に再現、実験装置
・NXHD<9147>インド物流2拠点拡張、供給網を強靱化
・富士フイルムHD<4901>米バイオ企業と契約、30億ドルで製造受託
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月東京都区部消費者物価コア指数(予想:前年比+3.2%、3月:+2.4%)
<海外>
・特になし <ST>
■ハイテク株が相場をけん引する展開
■日産自、25/3下方修正 営業利益 850億円←1200億円
■前場の注目材料:日本製鋼所、インド深耕、造粒機保守拠点を開設
■ハイテク株が相場をけん引する展開
25日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後も底堅さが意識されそうだ。24日の米国市場は、NYダウが486ドル高、ナスダックは457ポイント高だった。中国がトランプ政権との協議を現状で行っていないとし、協議のために対中関税の全面撤回を求める強い姿勢を表明したため、売り先行で始まった。その後、クリーブランド連銀のハマック総裁が6月利下げの可能性を示唆したため期待感に買いに転じた。シカゴ日経225先物は大阪比540円高の35570円。円相場は1ドル=142円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではトランプ大統領の発言に振らされやすい状況が続いている。トランプ米大統領は記者団に、24日に中国と協議したと発言したが、中国との見解に食い違いがみられており、楽観は禁物であろう。ただし、FRB高官らが利下げについて言及するなかで、売り方の買い戻しを誘うことが期待される。米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が相場をけん引してくるかを見極めたい。
日経225先物は、ナイトセッションで一時35670円まで買われる場面もみられた。25日線での攻防から、同線を明確に上抜けてきたことで買い戻しの動きが強まる可能性がありそうだ。昨日の日経平均株価は寄り付き直後につけた35287.95円を高値に上げ幅を縮めていたが、25日線水準での底堅さがみられていた。同線が支持線に変わることでセンチメントを明るくさせそうだ。
もっとも、決算発表が本格化してくるほか、今週末からゴールデンウイークに入る。積極的にはポジションを傾けにくいことから、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりやすい。ハイテク株など調整が続いていた銘柄に対する押し目狙いのスタンスとし、日経平均株価は4月3日の下落局面で空けたマド(35044.73円~35426.33円)埋めが意識されやすいだろう。
■日産自、25/3下方修正 営業利益 850億円←1200億円
日産自<7201>は2025年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1200億円から850億円に下方修正した。競争環境の変化や販売パフォーマンスの悪化によるもの。当期純損失については、現在進行中の「ターンアラウンド」の取り組みに関する費用を算定中であり、現段階で最終的な見込みを予想することが困難であることから、特定値ではなくレンジ形式で開示。最終赤字見通しは7000億~7500億円とした。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(35039.15、+170.52)
・NYダウは上昇(40093.40、+486.83)
・ナスダック総合指数は上昇(17166.04、+457.99)
・SOX指数は上昇(4208.19、+224.27)
・シカゴ日経225先物は上昇(35570、+540)
・VIX指数は低下(26.47、-1.98)
・為替相場は円安・ドル高(142.80-90)
・米長期金利は低下
・米原油先物相場は上昇(62.79、+0.52)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本製鋼所<5631>インド深耕、造粒機保守拠点を開設
・第四北越フィナンシャルG<7327>群馬銀行と統合合意、規模・質トップクラスに
・NTTデータG<9613>オープンAIと提携、開発・販売代理店に
・東京エレクトロン<8035>宮城にエッチング装置の新開発棟、高性能の半導体対応
・LIXIL<5938>高性能アルミ窓投入、独社と連携強化
・TIS<3626>段ボール業DX・GX化、丸紅などと共同出資会社
・伊藤忠<8001>スーパー大麦で日台開拓、商標・独占販売権を取得
・トヨタ自<7203>北米に追加投資、125億円で新ライン
・川崎重工<7012>神戸港で水産養殖、流体制御など活用
・堀場製作所<6856>マレーシアに新工場、半導体装置向けガス制御装置生産
・鶴見製作所<6351>モーター新工場、最新加工機・AGVで省力化
・ニデック<6594>新中計、収益構造改善、不採算・ノンコア事業整理
・NTT<9432>NTT西、エンタメ開拓、スタートアップ共創プロ第1弾、来年度に事業化
・三菱電機<6503>量子コンピューター接続技術を新興と実証
・シャープ<6753>半導体売却、鴻海に9月155億円
・村田製作所<6981>米クアンタムスケープと固体電池向けフィルム協業
・三菱マテリアル<5711>金属―セラミックス複合材を開発、アルミ並み加工性
・三菱ケミカルG<4188>繊維染色加工事業から撤退
・大林組<1802>地震と降雨の複合災害を正確に再現、実験装置
・NXHD<9147>インド物流2拠点拡張、供給網を強靱化
・富士フイルムHD<4901>米バイオ企業と契約、30億ドルで製造受託
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月東京都区部消費者物価コア指数(予想:前年比+3.2%、3月:+2.4%)
<海外>
・特になし <ST>
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