注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~日米金融イベントを前にした買い戻しの動き~
配信日時:2025/03/18 08:38
配信元:FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~日米金融イベントを前にした買い戻しの動き~
18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日米金融イベントを前にした買い戻しの動き
■田中化研、25/3赤字修正 営業損失 ▲4.5億円←9.0億円
■前場の注目材料:NTTデータG、インド―東南ア結ぶ光海底ケーブル、6月めど開通・運用
■日米金融イベントを前にした買い戻しの動き
18日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後も堅調な相場展開が見込まれる。17日の米国市場は、NYダウが353ドル高、ナスダックは54ポイント高だった。2月の米小売売上高は前月比0.2%増と市場予想(0.6%増)を下回った。ただ、自動車を除いたベースでは0.3%増となり、個人消費に対する過度な懸念が後退した。また、中国の小売売上高の改善に加え、同政府が消費支出拡大に向けた支援策を計画しているとの報道が材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比490円高の37690円。円相場は1ドル=149円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。トランプ政権の関税政策に対する影響は警戒されることで積極的な上値追いの動きはなさそうだが、日米の金融政策決定会合の結果判明をあすに控えるなか、持ち高調整に伴う買い戻しの動きが強まりやすいだろう。また、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が対話する見通しであるため、地政学リスクが後退する可能性もあり、売り方の買い戻しが強まる可能性がありそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時37770円まで買われ、25日線水準を捉えてきた。2月下旬以降の調整トレンドが転換してくるなか、押し目待ち狙いの買いも入りやすくなると考えられる。連日で強い上昇が続いている三菱重工業<7011>など防衛関連株については、いったん利益確定の売りが入りやすいだろうが、押し目買い意欲は強そうだ。一方で、指数インパクトの大きい値がさハイテク株については、エヌビディアが下落していることもあり、やや神経質にさせそうである。ただし、インデックスに絡んだ商いが中心になると考えられるため、日経平均株価は37500円~38000円辺りでの推移が見込まれる。
また、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>、住友商事<8053>、三菱商事<8058>の株式を買い増したことも材料視されそうである。追加取得などの思惑から投資資金が向かう可能性がありそうだ。そのほか、為替市場では円相場が1ドル=149円前半と円安・ドル高に振れて推移している。日米金融イベントを前にしたリバランスの動きとみられるが、輸出関連株への買い戻しに向かわせそうだ。
■田中化研、25/3赤字修正 営業損失 ▲4.5億円←9.0億円
田中化研<4080>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は380億円から360億円、営業損益は9.0億円から4.5億円の赤字に下方修正した。EV市場の成長の鈍化の影響が大きく、販売数量が想定よりも減少している。利益面では棚卸資産評価損を13.98億円計上した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37396.52、+343.42)
・NYダウは上昇(41841.63、+353.44)
・ナスダック総合指数は上昇(17808.66、+54.57)
・SOX指数は上昇(4663.97、+65.18)
・シカゴ日経225先物は上昇(37690、+490)
・VIX指数が低下(20.51、-1.26)
・米原油先物は上昇(67.58、+0.40)
・米長期金利は低下
・為替相場は円安・ドル高(149.20-30)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTTデータG<9613>インド―東南ア結ぶ光海底ケーブル、6月めど開通・運用
・百十四銀行<8386>野村證券と包括提携で合意、瀬戸内で金融商品仲介
・東京電力HD<9501>国に1.9兆円の追加援助求める、暫定再建計画公表
・山善<8051>東南ア拠点増設、海外売上高上1.5倍、エンジニア・セールス200人増
・リョービ<5851>静岡でギガキャスト試作、新工場棟完成
・ヨロズ<7294>日産や岐阜・輪之内町とEV普及などで連携
・日立建機<6305>ブラジル新会社開所、鉱山機械を拡大
・ローム<6963>ネット不要でAI処理、高速学習・推論マイコン開発
・村田製作所<6981>金属製フィルター開発、細胞の選別・回収向け
・テラプローブ<6627>自律移動ロボ活用、半導体テスト工程を自動化
・商船三井<9104>富士通と、船員の配乗計画作成にAI、7割時間削減
・清水建設<1803>技術総合研究所と、低コストな合金タンク開発、水素吸蔵性能を向上
・東レ<3402>高い分離精度の中空糸膜モジュール開発
・東京建物<8804>世界貿易センタービルディングなどと、東京・港区にタワマン完成
・旭化成<3407>ISCと宇宙輸送で協業、ロケット技術融合
・三井不動産<8801>ENEOS不動産と、横浜・鶴見の物流施設竣工、都心に1時間で配送
・大王製紙<3880>トルコ紙おむつ売却、中国一部工場も
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■日米金融イベントを前にした買い戻しの動き
■田中化研、25/3赤字修正 営業損失 ▲4.5億円←9.0億円
■前場の注目材料:NTTデータG、インド―東南ア結ぶ光海底ケーブル、6月めど開通・運用
■日米金融イベントを前にした買い戻しの動き
18日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後も堅調な相場展開が見込まれる。17日の米国市場は、NYダウが353ドル高、ナスダックは54ポイント高だった。2月の米小売売上高は前月比0.2%増と市場予想(0.6%増)を下回った。ただ、自動車を除いたベースでは0.3%増となり、個人消費に対する過度な懸念が後退した。また、中国の小売売上高の改善に加え、同政府が消費支出拡大に向けた支援策を計画しているとの報道が材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比490円高の37690円。円相場は1ドル=149円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。トランプ政権の関税政策に対する影響は警戒されることで積極的な上値追いの動きはなさそうだが、日米の金融政策決定会合の結果判明をあすに控えるなか、持ち高調整に伴う買い戻しの動きが強まりやすいだろう。また、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が対話する見通しであるため、地政学リスクが後退する可能性もあり、売り方の買い戻しが強まる可能性がありそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時37770円まで買われ、25日線水準を捉えてきた。2月下旬以降の調整トレンドが転換してくるなか、押し目待ち狙いの買いも入りやすくなると考えられる。連日で強い上昇が続いている三菱重工業<7011>など防衛関連株については、いったん利益確定の売りが入りやすいだろうが、押し目買い意欲は強そうだ。一方で、指数インパクトの大きい値がさハイテク株については、エヌビディアが下落していることもあり、やや神経質にさせそうである。ただし、インデックスに絡んだ商いが中心になると考えられるため、日経平均株価は37500円~38000円辺りでの推移が見込まれる。
また、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>、住友商事<8053>、三菱商事<8058>の株式を買い増したことも材料視されそうである。追加取得などの思惑から投資資金が向かう可能性がありそうだ。そのほか、為替市場では円相場が1ドル=149円前半と円安・ドル高に振れて推移している。日米金融イベントを前にしたリバランスの動きとみられるが、輸出関連株への買い戻しに向かわせそうだ。
■田中化研、25/3赤字修正 営業損失 ▲4.5億円←9.0億円
田中化研<4080>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は380億円から360億円、営業損益は9.0億円から4.5億円の赤字に下方修正した。EV市場の成長の鈍化の影響が大きく、販売数量が想定よりも減少している。利益面では棚卸資産評価損を13.98億円計上した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37396.52、+343.42)
・NYダウは上昇(41841.63、+353.44)
・ナスダック総合指数は上昇(17808.66、+54.57)
・SOX指数は上昇(4663.97、+65.18)
・シカゴ日経225先物は上昇(37690、+490)
・VIX指数が低下(20.51、-1.26)
・米原油先物は上昇(67.58、+0.40)
・米長期金利は低下
・為替相場は円安・ドル高(149.20-30)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTTデータG<9613>インド―東南ア結ぶ光海底ケーブル、6月めど開通・運用
・百十四銀行<8386>野村證券と包括提携で合意、瀬戸内で金融商品仲介
・東京電力HD<9501>国に1.9兆円の追加援助求める、暫定再建計画公表
・山善<8051>東南ア拠点増設、海外売上高上1.5倍、エンジニア・セールス200人増
・リョービ<5851>静岡でギガキャスト試作、新工場棟完成
・ヨロズ<7294>日産や岐阜・輪之内町とEV普及などで連携
・日立建機<6305>ブラジル新会社開所、鉱山機械を拡大
・ローム<6963>ネット不要でAI処理、高速学習・推論マイコン開発
・村田製作所<6981>金属製フィルター開発、細胞の選別・回収向け
・テラプローブ<6627>自律移動ロボ活用、半導体テスト工程を自動化
・商船三井<9104>富士通と、船員の配乗計画作成にAI、7割時間削減
・清水建設<1803>技術総合研究所と、低コストな合金タンク開発、水素吸蔵性能を向上
・東レ<3402>高い分離精度の中空糸膜モジュール開発
・東京建物<8804>世界貿易センタービルディングなどと、東京・港区にタワマン完成
・旭化成<3407>ISCと宇宙輸送で協業、ロケット技術融合
・三井不動産<8801>ENEOS不動産と、横浜・鶴見の物流施設竣工、都心に1時間で配送
・大王製紙<3880>トルコ紙おむつ売却、中国一部工場も
☆前場のイベントスケジュール
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・特になし
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・特になし <ST>
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