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<動意株・17日>(大引け)=マネフォ、放電精密、名村造など

配信日時:2025/03/17 15:32 配信元:MINKABU
 マネーフォワード<3994.T>=後場一段高。オリエントコーポレーション<8585.T>はきょう、マネフォのグループ会社であるマネーフォワードエックスと、共同開発した法人向け「AI与信審査モデル」を搭載したサービスの提供に関する業務提携、及び新たな法人向けソリューション開発に関する検討で合意したと発表。これが株価を刺激しているようだ。両社は24年7月から協業を開始し、オリコの審査モデル構築ノウハウと、マネーフォワードエックスのデータ分析技術を生かして、人工知能(AI)を活用してキャッシュフローから資金繰り状況の変化を予測する独自の「AI与信審査モデル」を構築。このほど両社は新たに業務提携を行い、マネーフォワードエックスが提供する融資に関わる手続きをオンラインで行うことができる「Mikatano 融資ポータル」に、「AI与信審査モデル」の搭載を決めたという。  放電精密加工研究所<6469.T>=マドを開けての大陽線。一時16%高の1540円まで駆け上がった。同社は昨年1月30日付で三菱重工業<7011.T>と資本・業務提携を行っており、現在、三菱重が同社の発行済株式数34%強を保有する筆頭株主となっている。金属放電加工の専業として技術力の高さに定評があり、特殊工程認証で業界随一の実力を持つ。防衛装備品を含む航空宇宙関連部品の受注が高水準で業績も25年2月期営業利益は前期比7割増を見込むなど好調。進捗率から一段の上振れも視野に入っている。  名村造船所<7014.T>=上げ足強め3日続伸。同社は14日、商船三井<9104.T>及び三菱造船(東京都港区)と開発を進めてきた大型アンモニア輸送船を対象に、日本海事協会からアンモニア燃料対応設計の基本承認を共同取得したと発表。これが材料視されているようだ。同船は、大型LPG・アンモニア輸送船(VLGC・VLAC)よりも更に大容量の貨物槽を持ち、かつ低エミッション輸送を実現するアンモニア燃料への対応が可能。日本国内の主要な発電所への入港制限を満たし、発電所やアンモニア供給基地と荷役時接続部の整合性などは既存VLGCとほぼ同等を確保している。  菱友システムズ<4685.T>=ストップ高。三菱重工業<7011.T>を筆頭株主とする情報システム開発会社で、防衛・航空宇宙関連向けに高度な解析シミュレーションサービスが会社側想定を上回る好調で推移している。三菱重を主要取引先としており、防衛予算拡大の中で今後活躍余地が高まりそうだ。25年3月期は営業3割増益予想で過去最高利益を大幅に更新する見通し。株式需給面では信用買い残が枯れた状態にあり上値が軽い。  オルツ<260A.T>=物色の矛先向かい大幅高。前週末14日の取引終了後、GPUデータセンターの運営やGPUクラウドサービスの提供を行うハイレゾ(東京都新宿区)と業務提携し、次世代データセンター事業「alt GPU Cloud」を開始すると発表しており、好材料視されている。生成AIプロダクトの開発事業者であるオルツの専門的視点と、GPU専用データセンターを運営するハイレゾの技術的知見を融合することで、国内及びグローバル企業をサポート可能な規模のGPUリソースを有するAI特化型データセンターの運用と構築を目指す。また、すでに収益化しているGPU計算リソース提供基盤であるオルツの「EMETH GPU POOL」とも連携させることで、ニーズが拡大している市場への事業機会を拡大するとしている。  アシロ<7378.T>=一時ストップ高。前週末14日取引終了後に24年11月~25年1月期連結決算を発表し、売上高は15億8100万円(前年同期比63.7%増)、営業損益は4億600万円の黒字(前年同期1億400万円の赤字)だった。黒字転換を評価した買いが膨らんでいる。主力のメディア事業でリーガルメディアの掲載枠数や掲載顧客数が増加し、掲載料収入が伸びた。弁護士や公認会計士の人材紹介サービスなどを提供するHR事業も好調だった。なお、通期の増収増益見通しに変更はない。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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