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インターメスティック:メガネブランド「Zoff」を展開、業績の底堅い成長続くも出店余地は大きい
配信日時:2024/12/02 15:09
配信元:FISCO
*15:09JST インターメスティック:メガネブランド「Zoff」を展開、業績の底堅い成長続くも出店余地は大きい
インターメスティック<262A>は、メガネブランド「Zoff」を展開している。2001年2月にロープライスメガネ事業としてZoff1号店を出店、知名度は高い。
同社は国内のメガネ小売でSPA方式(卸売業者を挟まないビジネスモデル)を初めて導入し、全世代向けのロープライスメガネ市場を開拓してきた。ここまでの知名度を有している同社は、三現主義の考え方を根底に「商品開発力」「接客力」「広告戦略」を強みとしており、メガヒット商品 Zoff SMARTは2024年8月末現在で累計870万本超えで、アパレルブランドやアニメとのコラボは累計100件を超えている。顧客ニーズをしっかり反映してメガネのデザイン・機能を企画・開発できるため、様々なコラボ商品を展開できており、他社との差別化にもなっている。国内店舗での合計顧客数は369万人(2023年12期)に達しており、各年の新規顧客の10%以上が毎年安定してリピートしている。
2024年12月期第3四半期累計の売上高は前年同期比11.8%増の33,620百万円、営業利益は同56.4%増の5,426百万円で着地した。価格改定や有料レンズ購買率の伸長もあり、顧客単価が10,441円(前期末比961円増)となったことに加え、サングラス販売も順調に推移して販売本数は308万本(前年同期比27万本増)となった。また、サングラス売上高は前年同期比30.5%増、EC売上高はコラボ商品販売を基に堅調に推移して2,207百万円に至った。第3四半期の出店は6店舗、退店は1店舗、純増5店舗となり10月末時点での総店舗数は305店舗。通期の売上高は前期比9.1%増の43,489百万円、営業利益は同20.3%増の4,206百万円を見込んでいる。営業利益は既に予想を超過しているが、第4四半期に通期賞与の計上や新CM放送を行う影響で広告宣伝費を計上する。
成長戦略としては、既存店舗の強化、積極的な出店、利益率の向上と3つを基礎としている。既存店売上に関しては、第3四半期累計期間(1-9月)の既存店増収率は12.2%と好調に推移していたが、10月の既存店売上高は前年同月比14.3%増と足元も好調を維持している。通常の眼鏡に加えて、サングラスに注力しており、同社のトレンドデザイン・品質・低価格・度付きなどの強みを活かしてサングラス市場においても新たな市場を切り拓いている。また、国内では関東を中心に都心部への出店が過半数となっており、地方への出店余地は大きい。同社は現在、海外事業をフランチャイズ形態で展開しているが、まずは国内の地方のSCや駅ビルにも出店を拡大し、国内店舗数の堅調な拡大を目指していくようだ。
国内アイウェア市場規模はCAGR(年平均成長率)0.5%(2013年~2022年)で堅調に推移するなか、平均価格2万円以下の市場規模はCAGR 4.1%(2013年~2022年)と全体を上回る成長となっており、同社の市場シェアも右肩上がりで推移してきている。2022年の国内アイウェア市場における同社シェアを販売本数ベースで算出すると、14.7%に至る。株主還元にも積極的で、連結配当性向30%~35%を目途に通期実績に応じて期末配当を実施する予定である。また、今後は株主優待の実施にも注目が集まりそうだ。総じて、業績の底堅い推移が続く中、直近IPOを果たしたプライム銘柄として今後の動向に注目しておきたい。
<NH>
同社は国内のメガネ小売でSPA方式(卸売業者を挟まないビジネスモデル)を初めて導入し、全世代向けのロープライスメガネ市場を開拓してきた。ここまでの知名度を有している同社は、三現主義の考え方を根底に「商品開発力」「接客力」「広告戦略」を強みとしており、メガヒット商品 Zoff SMARTは2024年8月末現在で累計870万本超えで、アパレルブランドやアニメとのコラボは累計100件を超えている。顧客ニーズをしっかり反映してメガネのデザイン・機能を企画・開発できるため、様々なコラボ商品を展開できており、他社との差別化にもなっている。国内店舗での合計顧客数は369万人(2023年12期)に達しており、各年の新規顧客の10%以上が毎年安定してリピートしている。
2024年12月期第3四半期累計の売上高は前年同期比11.8%増の33,620百万円、営業利益は同56.4%増の5,426百万円で着地した。価格改定や有料レンズ購買率の伸長もあり、顧客単価が10,441円(前期末比961円増)となったことに加え、サングラス販売も順調に推移して販売本数は308万本(前年同期比27万本増)となった。また、サングラス売上高は前年同期比30.5%増、EC売上高はコラボ商品販売を基に堅調に推移して2,207百万円に至った。第3四半期の出店は6店舗、退店は1店舗、純増5店舗となり10月末時点での総店舗数は305店舗。通期の売上高は前期比9.1%増の43,489百万円、営業利益は同20.3%増の4,206百万円を見込んでいる。営業利益は既に予想を超過しているが、第4四半期に通期賞与の計上や新CM放送を行う影響で広告宣伝費を計上する。
成長戦略としては、既存店舗の強化、積極的な出店、利益率の向上と3つを基礎としている。既存店売上に関しては、第3四半期累計期間(1-9月)の既存店増収率は12.2%と好調に推移していたが、10月の既存店売上高は前年同月比14.3%増と足元も好調を維持している。通常の眼鏡に加えて、サングラスに注力しており、同社のトレンドデザイン・品質・低価格・度付きなどの強みを活かしてサングラス市場においても新たな市場を切り拓いている。また、国内では関東を中心に都心部への出店が過半数となっており、地方への出店余地は大きい。同社は現在、海外事業をフランチャイズ形態で展開しているが、まずは国内の地方のSCや駅ビルにも出店を拡大し、国内店舗数の堅調な拡大を目指していくようだ。
国内アイウェア市場規模はCAGR(年平均成長率)0.5%(2013年~2022年)で堅調に推移するなか、平均価格2万円以下の市場規模はCAGR 4.1%(2013年~2022年)と全体を上回る成長となっており、同社の市場シェアも右肩上がりで推移してきている。2022年の国内アイウェア市場における同社シェアを販売本数ベースで算出すると、14.7%に至る。株主還元にも積極的で、連結配当性向30%~35%を目途に通期実績に応じて期末配当を実施する予定である。また、今後は株主優待の実施にも注目が集まりそうだ。総じて、業績の底堅い推移が続く中、直近IPOを果たしたプライム銘柄として今後の動向に注目しておきたい。
<NH>
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