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NYの視点:パウエルFRB議長のジャクソンホール講演、9月利下げ示唆もペースや規模言及回避か
配信日時:2024/08/23 07:41
配信元:FISCO
*07:41JST NYの視点:パウエルFRB議長のジャクソンホール講演、9月利下げ示唆もペースや規模言及回避か
市場は9月FOMCでの利下げを確実視している。FRBは常に政策変更の際、市場にサプライズをあたえることを好まないため、パウエルFRB議長は23日に予定しているジャクソンホール会議での講演を利用し、9月利下げの指針を示す可能性が強い。FOMC後の議長会見や高官発言、7月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などから、FRBは目標達成において、インフレリスクが低下する一方で、雇用リスクが上昇していると、利下げが視野にあることをすでに示唆。さらに、今週に入り、今までインフレ対応に慎重でタカ派的な発言をしていたミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がハト派に転じたことをはじめ、数人の高官が9月FOMCでの利下げに言及しており、9月の利下げ開始の基盤をすでにつくった。米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁や米ボストン連銀のコリンズ総裁も22日のインタビューで、利下げの準備がある、と言及。
ただ、9月17日、18日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)までは、雇用統計、コアPCE価格指数、消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数、など重要指標発表を控えている。パウエル議長はできるだけ、政策に柔軟性をとることを好む。このため、ペースや規模に言及せず、選択値を残す可能性がある。現状で短期金融市場は9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%、11月に0.5%、12月に0.25%の利下げに踏み切ると見られている。
もし、議長が大幅利下げにも前向きな姿勢を示した場合は、ドル売りに拍車がかかる。
<CS>
ただ、9月17日、18日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)までは、雇用統計、コアPCE価格指数、消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数、など重要指標発表を控えている。パウエル議長はできるだけ、政策に柔軟性をとることを好む。このため、ペースや規模に言及せず、選択値を残す可能性がある。現状で短期金融市場は9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%、11月に0.5%、12月に0.25%の利下げに踏み切ると見られている。
もし、議長が大幅利下げにも前向きな姿勢を示した場合は、ドル売りに拍車がかかる。
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