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NYの視点:米7月NY連銀製造業景気指数は弱いISMを示唆、パウエル議長は利下げを示唆も時期示さず

配信日時:2024/07/16 07:39 配信元:FISCO
*07:39JST NYの視点:米7月NY連銀製造業景気指数は弱いISMを示唆、パウエル議長は利下げを示唆も時期示さず 米7月NY連銀製造業景気指数は-6.6と、8カ月連続のマイナス成長となった。仕入れ価格は26.5と、24.5から上昇も販売価格は6.1と、7.1から低下した。7月NY連銀製造業景気指数の結果を受けて、全米の製造業景況を示すISM製造業景気指数の7月分も引き続き弱い結果となる可能性が示唆された。ISMは4月から3カ月連続で50割れと、景気縮小域にとどまっているが、7月も50割れを維持する可能性が強い。

■米7月NY連銀製造業景気指数:-6.6(6月―6.0)
仕入れ価格:26.5(24.5)
販売価格:6.1(7.1)
新規受注:-0.6(-1.0)
出荷:3.9(3.3)
在庫:-6.1(+1.0)
受注残:-11.2(+1.0)
雇用者数:-7.9(-8.7)
週平均就業時間:-0.1(-9.9)
●6か月先
景況指数:25.8(30.1)
仕入れ価格:39.8(37.8)
販売価格:27.6(22.4)
新規受注:20.8(30.0)
出荷:25.3(28.7)
在庫:0(-14.3)
受注残:-4.1(-4.1)
雇用者数:5.8(9.4)
週平均就業時間:-10.2(-8.2)

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は15日、ワシントンエコノミッククラブでのインタビューで、「第2四半期のデータを受け、インフレが2%目標達成の軌道にある確信をさらに増した」とし、労働市場に関しても、より均衡した、と2019年の正常値に近いと利下げを示唆した。短期的には早すぎる利下げ、遅すぎる利下げのリスクバランスを注視していく姿勢を表明した。同時に、議会証言と同様、「本日はいかなるシグナルも送らない」と時期には言及せず。また、「インフレを巡り、一段の進展が必要」と、まだ利下げの条件を完全には満たしていないことも明らかになりドル売りも限定的となった。


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