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米外為市場サマリー:米CPI受け一時153円20銭台と約34年ぶり水準に

配信日時:2024/04/11 07:59 配信元:MINKABU
 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円16銭前後と前日に比べて1円40銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=164円54銭前後と同25銭程度のユーロ安・円高だった。  この日に米労働省が発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の上昇率が3.5%と2月の3.2%から伸びが加速し、市場予想(3.4%)を上回った。また、エネルギーと食品を除くコア指数の前年同月比の上昇率は前月と同じ3.8%で、市場予想(3.7%)よりも強い結果となった。これを受けて市場ではインフレの鎮静化に時間がかかるとの見方が広がるとともに、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期が後ずれするとの観測が台頭。米長期金利が一時4.56%と昨年11月中旬以来の高水準をつけたこともドル買いを促し、ドル円相場は一時153円24銭と1990年6月以来約34年ぶりのドル高・円安水準まで上伸した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0743ドル前後と前日に比べて0.0110ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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