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午後:債券サマリー 先物は小反発、米金利の先高観が上値を抑える

配信日時:2024/04/09 15:52 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物中心限月6月限は小反発。下値では押し目買いが散見された半面、米長期金利の先高観から上値は重く相場の方向感は定まらなかった。  午前の債券先物は、前日に下落した反動などから小幅ながらプラス圏で推移した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測の後退を背景に、前日8日に米長期金利が一時4.46%と昨年11月下旬以来の水準まで上昇したことが国内債の重荷となった。午後に入ると財務省が実施した5年債入札の結果が明らかとなり、市場では無難な結果と受け止める向きが多かったものの、相場を押し上げる材料には至らず。FRBの金融政策の方針を見極めるうえで、10日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)への注目度が高いことが動きの鈍さにつながっているもよう。積極的な売買が見送られるなか、午後には下げに転じる場面があった。なお、5年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(3月12日)と同じで、応札倍率は3.88倍と前回の3.99倍をやや下回った。  先物6月限の終値は、前日比3銭高の145円25銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%上昇の0.785%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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