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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.780%に上昇

配信日時:2024/04/08 16:00 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が一段と後退するなか、米長期金利が上昇基調を強めていることが影響した。  債券先物は寄り付き直後に145円16銭まで下押す場面があった。5日に発表された3月の米雇用統計が強い内容だったことを受け、同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及した。この日に日銀が実施した「残存期間1年超3年以下」「同5年超10年以下」「同25年超」を対象とした国債買いオペで、購入額が前回と同額で据え置かれたことは一定の安心感を与えたが、日銀の追加利上げの思惑が依然としてくすぶっていることから戻りは限定的。日経平均株価の反発が安全資産とされる債券の重荷となったほか、時間外取引で米長期金利が水準を切り上げたことで国内金利の上昇圧力がかかったこともあり、先物は午後に入ると再び軟化した。なお、あす9日は財務省が5年債入札を行う予定となっている。  先物6月限の終値は、前週末比16銭安の145円22銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.010%上昇の0.780%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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