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午後:債券サマリー 先物は反落、米金利の先高観から売り優勢

配信日時:2024/04/04 15:45 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。財務省が実施した30年債入札は無難な結果となったが、米長期金利の先高観から買いは広がらなかった。  3日の米長期債相場が4営業日ぶりに小反発(金利は低下)したことを手掛かりに、債券先物は小高く始まった。ただ、前日に発表された米雇用関連指標が強い内容だったほか、足もとで米原油先物相場が高騰していることで、米インフレ圧力が再び強まる可能性があることが意識されている様子。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が前日に「米連邦準備理事会(FRB)による利下げは年内1回のみにすべき」との見解を示したこともあり、米利下げが市場の想定よりも遅れるとの見方が買いを慎重にさせているようだった。日銀の早期利上げ観測がくすぶっているうえ、日経平均株価が反発したことで安全資産とされる債券には売りが出やすく、先物はこの日の安値で取引を終えた。なお、30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が13銭と前回(3月7日)の37銭から縮小し、応札倍率は3.47倍と前回の2.93倍を上回った。  先物6月限の終値は、前日比14銭安の145円33銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.010%上昇の0.775%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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