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午前:債券サマリー 先物は小幅続落、日銀定例オペ減額なく一時プラス転換

配信日時:2024/04/03 11:17 配信元:MINKABU
 3日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅に続落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利が上昇)したことが、円債相場の重荷となった。一方、日銀が通告した定例の国債買い入れオペは、オファー額がいずれも前回と同額となった。円債相場が高値圏で推移し、外国為替市場において円安基調が続くなか、市場の一部で減額観測が広がっていた。日銀のオペ通告後に債券需給を巡る警戒感が後退し、先物はプラスに転じる場面があった。  米国市場では2月の米製造業新規受注の増加や、雇用動態調査(JOLTS)の求人件数の伸びなどを背景に、米国景気の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)による6月の利下げ観測が一段と後退した。これを受けて米長期金利は一時4.4%に上昇した。米債相場の下落(金利の上昇)を受け、円債市場で先物は軟調な滑り出しとなり、145円25銭まで下げる場面があった。  朝安後は持ち直した。日銀が通告したのは「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」、「同10年超25年以下」の4本。通告後に先物に買い戻しが入り、一時145円48円に上昇した。  先物6月限は前営業日比2銭安の145円44銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(374回債、長期金利)は前日比0.005%高い0.765%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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