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午後:債券サマリー 先物は続落、売り一巡後は下げ渋るも戻り限定的

配信日時:2024/04/01 15:38 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。一時145円40銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、買い意欲には乏しく戻りは限定的だった。  日銀が朝方発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)が影響したもよう。大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がプラス11と市場予想(プラス10)を上回ったほか、全規模・全産業の1年後の物価見通しは平均で前年比2.4%上昇と前回調査と同じで2%超を維持。雇用に関するDIで労働需給の逼迫が示されたこともあり、日銀の追加利上げの思惑が強まったようだ。堅調にスタートした日経平均株価が下げに転じたことが安全資産とされる債券の下支えとなったが、今週は2日に10年債入札、4日に30年債入札が予定されていることから積極的には動きにくいといった様子だった。  先物6月限の終値は、前週末比12銭安の145円55銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.015%上昇の0.740%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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